編集部ブログ 勝島部屋から

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※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。

2012年10月9日 

初期型ハンターカブ

- Noah Sellen @ 8:56 PM

ホンダ本社に広報車両の返却に行ったら、ドバイク好きの広報車担当さんが「ノアさん、広報室にハンターカブが展示されてますよ。見て行かないんですか? ……見て行かないんですか。え?見て行かないんですか??」と3重に被せてきたので引きずられるようにして広報室に行きました。
いや、別に興味がなかったわけじゃないんですが、ハンターカブなんていくらでも見たことあるよ、という意味での薄い興味だったのですね。
ところがついて見たら、本当に最初の最初、初期ハンターカブでテンションウナギノボリ。

リアスプロケはデッカイのと小さいのがあって、それに合わせてチェーンも2箇所に取り外しできるリンクがあって。
大型のリアキャリアや、スライドバルブが横を向いてるキャブとかに見入ってたら、どうやらリアブレーキを操作するワイヤーがあるらしいのを発見。こりゃなんだろうと協議の結果、パーキングブレーキ的なものかもしれないし、前後連動ブレーキかもしれない。じゃ右のハンドブレーキを握ってみればいいじゃないかということだけど、さすがに展示車両に触れないでしょう。
そしたらその担当者さんが、「じゃ僕が握りますから動くかどうか見といて下さい」なんていうんですよ。「よしわかった!握って!」「行くよ」「あー!動いた! やっぱ前後連動なんだ!」
と、チョー真面目な会議的なものが行われている広報室に、ただのバイク好きの2人がはしゃいじゃいました。

そもそもなんで前後連動なんだろう。

かなりのヌタ地で足をついたまま走るような状況でリアブレーキが踏めない時?
過積載で足をついたまま走ってる時?
下り坂で足をついたまま走ってる時?

うーん、謎だ。けど前後連動だということがわかっただけで嬉しかったす。

(ノア)

2012年10月5日 

ヒートランパート

- Noah Sellen @ 8:47 PM

昼間は暖かいけれど、朝晩はバイクに乗るのも涼しくなってきましたね。
現在ミスターバイクBGにて連載していますイギリスの記事ですが、実は取材の3日間とても寒かったのです。その時に愛用したのがカドヤの「ヒートランパート」パーカーです。

サーフィンとかで使うウェットスーツ?みたいな素材で、普通のパーカーなのに防風防水なんですね。さすがに僕のは何シーズンも使ってるから防水は薄れてきたけど、大変重宝しているウェアです。
バイクに乗るとフード部がバタバタして首が締まるので、フードのないモデルにするべきだったと思ったけどもう遅い。ということでこんなカスタムもしました。

フード開口部にマジックテープを縫い付けてフードに風が入らないようにしました。これでバイク走行中もOK。

さらには、同じ素材のヒートランパートシャツってのものあって、これは革ジャンの下とかに着れる薄手のやつ。裾が長いから前傾姿勢でも背中が出なくていい。

これからの季節、次はサッと羽織れるシャカシャカ素材の物が欲しいなぁ。リュックに収納する時はコンパクトになるけど、着てるときは確実に雨風を防ぐやつ。風さえ入ってこなければ秋の寒さぐらいは大丈夫ですもんね。

(ノア)

2012年9月19日 

水温どうでしょう

- Noah Sellen @ 3:40 PM

栃木県の日光サーキットは東北道宇都宮インターを降りてすぐだから、関東周辺のライダーには比較的アクセスがいい。BGではシリーズ「日光チャレンジロード」を応援して絶版車乗りのサーキット遊びを誌面展開してます。

写真は夏のラウンドで、2スト250ccによるスプリントレース「プライド2」の参加者。タンクの上にはあの北海道のTV番組のロゴを真似て「水温どうでしょう」のステッカー。暑い日だったからね、どうだったのでしょう(笑)

来週末の29日は「絶版車祭り」が、同じ日光サーキットであります。いわゆる「BG的」な空冷4気筒車もいれば、ふだん日光チャレンジロードに参加してる80~90年代のレプリカ系もいれば、広い意味で「絶版車」の大きなオマツリです。天気がよかったらツーリングがてら見学においでませ。  (ノア)

2012年9月14日 

アガラナイバイク

- Noah Sellen @ 9:48 PM

アガリバイクがAX-1だと熱弁した前回のポストにはなんと反響があって、同意してくれた読者の方がいらっしゃいました。このブログはコメント欄が無いから、何か言いたかったらわざわざメールをしなければならないというシステム。そんな面倒をしてまで同意されたら嬉しかったっすよ僕は!

アガリバイクのAX-1を登録して乗り始めちゃったら上がっちゃうわけで、それじゃ他のバイクに乗れなくなるじゃんかと思って実家にしまってきました。ということは結局もう一台バイクが欲しいってことになるんだ。なんだよ、あんなに熱弁したのに結局はキープバイクが一台増えただけじゃないか!「バカだねホントに。俺ぁ知らないよ」(寅屋の親父さん風に)

んじゃアガラナイバイクはいかがか。

先日、読者の方から「ノアさん、ZX4のフレームとかカウルとかありますから、あげますよ」というお申し出をいただいた。

ご連絡を下さったのは、えぇと確か25歳ぐらいの若き読者さんで、色んなバイクを手当りしだいに手に入れて、イジったり壊したりしながら楽しいバイクライフを謳歌している方。うーん、すごく共感しちゃうなぁ(笑)

で、僕のサーキット用ZX4は以前のTOTでの大転倒からすっかり直り、最近は富士のショートコースでメキメキとタイムを伸ばして僕の鼻も伸びちゃってる所。なので改めてフレームは要らなかったのだけど、他にも色々あるというし、サーキットはいつ転んじゃうかわからないからスペアパーツはあるにこしたことはない、ということで。

結局カウルやら電装系やら色々いただいてきました。すっかりお言葉に甘えちゃって。どうもありがとうございました。

家に帰ってクルマからそれらパーツを下ろした時に思いました。こんなにスペアがあるんなら、公道でもZX4に乗ればいいじゃないか、と。

もう一台ある程度ちゃんと形になってるのを見つけてきて、今あるスペアパーツでバリッと仕上げれば、公道でも楽しいZX4ライフが待ってるのでは?? あんなハゲシイ奴にこの先ずっとは乗れそうに無いから「アガラナイバイク」だとは思うけれど、でも今の僕にはたまらなく楽しそう。だってなんつっても速いし、軽いし、性能はレプリカなのにシートは快適だしタンデムだってOK。

そうかそうか、そうしちゃうか!?

(もう思い付きを書いてるだけなので放っておいていただいて結構です(笑) ノア)

2012年9月7日 

アガリバイク

- Noah Sellen @ 7:41 PM

あぁ失敗。こんなに若くしてアガリバイクを手に入れてしまった……

バイクに求めるモノは人それぞれだけど、僕は日常ユースも含めた利便性及びツーリング性能、タンデム性能を確保した上で、さらにいざという時は笑みがこぼれるスポーツ性や趣味性があること。さらに腰痛持ちだからアップハンね。

こうなるとなかなか難しいんだ。辿り着く所アフリカツインかなぁと思ってみたり。でも日常にはちょっと重いしなぁ。初期の650だったらいいかなぁ。いやいや、ブロスにずっと乗ってたんだから同じエンジンはなぁ。

400スーパーフォアに乗ってた時はいろんなことが高次元でまとまってて幸せだったなぁ。アレがイイか。いや、一度乗ったのはちょっとねぇ。

カワサキのパラツインが気になるねぇ。ヴェルシス650なんてけっこう自分の趣向に沿ってる気がする。

グラディウス650いいね。

SV650もいいね。

GSF1200は大好きだったから、あれの750もいいね。

ゼファー750って手も……

ドゥカティのモンスター???

アプリリアのペガソストラーダ?????

最新だとNC700Sなんかもいいよなぁ   

ぐるぐるぐるぐる

グルグルグルグル

……そう言えば250は車検がなくていいネぇ

ウフフ 上がれるカシラ(笑)      

(ノア)

2012年9月3日 

夏は……終わらない!

- Noah Sellen @ 7:37 PM

遊んだぜ! 今年の夏は遊んでやったぜ! 海(日本海)(しかも山陰)に入ったし、サザエもとったし、林道ツーリングも行ったし、これの前の投稿で紹介した走行会&レースにも出たし、長野へ2泊のツーリングにも行った。

満喫じゃねーすか! 夏・満喫。満喫し過ぎて後半は倒れるほどの忙しさ&なぜか食中毒になりました……

こんな感じのイイワケでいいですか? そもそも皆さんも遊んでなきゃ! ブログなんて読んでる場合じゃないですよ(笑)

今出ている号はGPZの特集。編集部から何冊かもらってきたのに、今月は取材先が多くて行く先々で手渡してるうちに自分のもなくなっちゃったよ…… すでに次号を作っちゃいましたからGPZはスタッフの中では「先月号」。

GPZは素晴らしいバイクだけど、絶版車の世界の中ではそーんなにメジャーってわけでもないので、反応はどうかなと思ったらけっこう良かった。なんつってったって以前にはホライゾンが表紙になったこともあるBGだからね、古いバイクは人気のアルナシに関わらず愛でましょうよ、という精神なんですけどね。

ところがこのGPZ、本の反応がよかっただけでなく、実際に欲しがる人がまわりにチラホラ。個人的には750がゼッタイお勧めなので(自分が欲しいだけ)強く推しているのだけど、そんななかで仲間の一人がとうとう買っちゃった。

一昨日納車だったって言うから今日さっそく見に行きました。そしたら極上でやんの! 素晴らしいコンディションで、しかも車両価格30万円台後半。レッドバロンですって。あぁ、まだこんなタマが残っているのネ……。うらやましくてうらやましくて……。エンジンも異音なしでフケも鋭い。各部ヤレも極小で、しかも元メカニックの彼はグリップとか、そういうライダーに接する部分は納車と同時に新品に交換してるからタマラナイ。

 

もう一人の友達は1100もいいかな、なんて言ってました。買ったのかなぁ。

友達がバイクを買うと自分も買いたくなっちゃう。新しいバイクで一緒に走りたいじゃないか。じゃGPZと一緒に走るなら……やっぱホライゾンかなぁ(笑) CBXナナハンはサンザやったからちょっと違うのが良いけど、あのエンジンは好きだし、かつ軽い気持ちで買える値段のモノとなるとネ、あ、CBXボルドールってのもあるな(笑) VFもいいし、うーん、3型カタナなんかも好きなんだ。あれじゃGPZはブッチギっちゃうかな??

そんな妄想が膨らむ残暑9月。そろそろナイトクルーズが気持ちいい季節になりそうなのに、夏は終わってくれないっすねぇ!

                                     (暑い! ノア)

 

 

2012年8月10日 

BG新しい号が出ます&お盆ツーリングのお勧めSPOT

- Noah Sellen @ 10:38 PM

BGは幸い(?)月初めに校了するので、お盆前はちょっと時間がありました。なので明日発売の次号で行ったロケ地、ビーナスラインがあまりに良くて個人的にまた行ってきました。うーん、最高です。

で、その途中にたまたま通りかかったのが写真のところ。山梨県指定文化財に指定されてる、津金学校(明治8年創建)です。クラシック建物が好きな僕にはこれがとっても良かった

色々懐かしいモノもあったり、同時に写真展もやってたりで。しかもその立地がいいね。田園地帯と山岳地帯の間というのか、ま、山に抱かれるように建っててさ。もしお盆のツーリングが決まってなかったらお勧めです。山梨県北杜市須玉町下津金という所にあります。近づいてくると「おいしい学校」っていう黄色い看板が出てますよ。

で、宣伝。

次号は明日11日発売です! 空冷GPZの特集です。個人的に大好きな車種です。欲しいです。ナナハンをね。

久しぶりに僕が表紙になりました!(笑)

その他ミーティング系、走行会系、レギュラー系などなどです。

あ、以前にここに書いたイギリス行った記事も書いてます。ご賞味下さい。

 

で、宣伝。

お盆明けてすぐ、走り足りないあなたに富士ショートコースの走行会&お遊びレースのお誘い。

走行会→http://www.mu-ad.co.jp/soukoukai-fuji.html

お遊びレース→http://www.mu-ad.co.jp/hare-cup.html

どっちも僕、行ってます。ZX-4とXLR125を走らせる予定です。走行会とレース、どっちもお気軽で、どっちも出るとエントリーフィーもオトク。休み余ってるけどする事ねーじゃんって人はぜひどうぞ。

それでは皆さん、良いお休みを~!

 

(ノア)

2012年8月1日 

こんな競技だったっけ??

- Noah Sellen @ 6:51 PM

8時間を走破後の見事なチョココーティング

 

暑いですねぇ……

ロンドンで行われているスポーツの祭典は、テレビでやってるのが夜中すぎて全然観てないのですが、昨日はたまたま柔道を観ることができました。

僕も昔(といっても小学生の頃にちょっとだけ)柔道をやっていたのですが、あのころとはずいぶん様子が違っててびっくりしました。刺し手争いばっかりで全然組まないし、組んだかと思ったら一見がむしゃらにも見える投げでポイントをとる、もしくは組めないとなるとタックルみたいのまで出てきて…… 「一本」は少ないですねぇ。

しかも僕が習った柔道は何よりも礼儀が大事だったのだけど、昨日なんて選手がお互い納得いかなかったのか反則があったのかわからないけど、試合中に顔をつき合わせて一触即発の状態なんかありました。え~っ 僕が知ってる柔道じゃない…… 勝った選手が判定が出た瞬間両コブシを突き上げるのもねぇ。相撲みたいに勝っても負けても礼に終わる。それぞ日本の柔道だと思ったのだけど……  格闘技的な部分と同じぐらいスピリチュアルな部分も大切にする(と僕は思ってる)日本の「○○道」は、今さらながら国際的な「競技JUDO」になって欲しくなかった、なんて思っちゃいました。いや、世界の頂点を目指してる選手には素直に敬意を表しますけどね。あくまで僕のイメージ的なハナシ。

えぇっとね、そうじゃなくて。

前の号で濱矢大先輩と共にエンデューロレースに参加したのですが、これも僕が知ってるエンデューロじゃなかった。BGに関わり始めの頃には個人的にもXLR250Rでエンデューロレースをやってたのを覚えてる読者の方もいるかもしれませんが、あのころのエンデューロってもっとトリッキーだったと思うんですよ。いくつか出てたレースがあったのですが、いずれもあまりバイクのパフォーマンスは関係なくてね、どっちかっていうと軽量で、足がついて、エンストが怖くないセルがついてて、ってマシンが結果的に上位に行くようなレースだったんです。だからセローとかがけっこう強かった。トレッキングとトライアルを組み合わせたような競技だったと記憶してます。

でもこの前出たレースは全開区間もけっこうあってね、パワーが無きゃ話にならんだろうという場所も多々ありました。ま、知らずにXLR125Rで行った僕はちょっと不勉強でしたね。周りはみんなCRFだとかYZだとか、競技用のスンゴイマシンばっかりなんですもの。僕が知ってるエンデューロではなかったですねぇ。

最近、大学生のころにお世話になってたオフロードのお店の大将にこの話をしたら、「それは一部だよ。むかしノアがやってたようなゲロ系エンデューロもまだまだある。XLRでも十分楽しめるのはあるから、それは出るレースを選ぶんだな」と教えてもらいました。なるほどねー。てか「ゲロ系」ってなんだ(笑) そんな言葉も当時はなかったと思うが。

柔道もエンデューロも「こんな競技だったっけなぁ??」という気持ちだったのですが、でもね、考え直しました。今でこそツインリンクもてぎや富士スピードウェイを1000ccのスーパースポーツがギャンギャン走ってますが、R1、もしくはGSX-R1000が出るまではそういう軽量パワフルなサーキット用バイクがなかったじゃないか。だからサーキットって言うと250ccの2ストとか、400ccの4ストとか、いわゆるF3の末裔が中くらいサイズのサーキットを走るのが主流だったんじゃないかなぁ。だってもてぎなんて、ある程度パワーのあるバイクじゃないと本来の楽しみ方はしにくいと思うもんなぁ。

そういう時代の流れを経て、今やでっかいサーキットを1000ccで300キロに届くスピードで駆け巡るのが当たり前になりました。ソコにボクがさ、ZX-4もってって「えぇ?? 僕の知ってるサーキットじゃない!!」と騒いでもしょうがない。ZX-4にはちゃんと日光やTOTみたいな「ゲロ系」(??)舞台が残されてるんだから、ソッチを走ればいいんですもの。

オフロードも一緒だろうね。当時はCRFなんてなかったんじゃないかな? あったとしても今ほどは一般的じゃなかったもん。だけどそんなハイパフォーマンスなバイクが出てきたら、主催者もその性能が楽しめるようなコースレイアウトを考えなきゃいけないもんね。せっかくピカピカのCRF450を買ったのに、ひたすらトライアルセクションみたいのをやらされたら参加者だってつまんないもん。

バイクの進化とか、バイクの主流の移り変わりに応じてレースって変わるんだよなぁ、とJUDOを見て思いましたとさ。

そんなエンデューロにドップリハマッて、メッキメキ腕を上げているのが、さっきの濱矢さん。5年ぐらい前は僕と変わらないぐらいだったのに、ハマッてからは練習の虫。2年ぐらい前にモトクロスコースに誘われてノコノコ行ったら、「もう勘弁して下さいよ、センパイ!」ってぐらいぶち抜かれまくりまくりました。40歳を超えているというのにそのストイックさたるや凄まじい。本当に参りました。僕は練習が嫌いで、なんて言ってられません(笑)

で、写真はそんな濱矢さんがまたまた出たエンデューロでのもの。なんと8時間を一人で走りきるという、正気とは思えない修行エンデューロです。それこそ「ゲロ吐く系」ですね。で、その前のでも2位かなんかになってて、今回も4位だって言ったかな? いやほんと、スゴイです。バイクって歳をとってもどんどん上手くなるから面白いんだろうね!

長々とすんませーん (ノア)

 

2012年7月24日 

変なコスプレイヤー

- Noah Sellen @ 11:39 PM

箱根のほうにチョロッと出かけたら、変なコスプレイヤーがいたので報告します。

なんでもドリーム3E(150cc)をレストアして、それで「天下の険」である箱根越えをできるのかチャレンジするそうです。聞くと弱冠33歳未年。若いのに奇妙なバイク趣味をしてらっしゃる。

ドリームは至って好調な感じで2キック目ぐらいで目覚め、期待していた白煙もたいして見せず、元気に走り去っていきました。ま、すぐに追い越したけど。

半ヘルにホンダの白いツナギにブーツという、誰のコスプレかわからないけど雰囲気のあるイデタチなのに、そのブーツがドクターマーチンだったから、「そんな舶来物で良いんですか!?」とツッコムとあわててタグを隠していました。

いやはや、世の中には不思議な人がいるもんです。

(ノア)

2012年7月21日 

ウマの合うバイク屋さん

- Noah Sellen @ 10:11 AM

数年前に東京都に隣接する神奈川県から、全然隣接しない神奈川県に引っ越したノアです。

引っ越した当時はCBX750Fというバイクに乗っていて、(以前からのBG読者の方ならご存知かと思いますが)TOTなんかにも出てました。で、そのCBX750Fのリアホイールを純正の3インチ幅から、ラジアルタイヤが履けるVFR750Fの3.5インチ幅に交換して使っていたのですが、許容リム幅とはいえ3.5インチ幅に150幅タイヤを履くのは(性能ウンヌンはおいといて)個人的になんとなくシックリこなくてね、で、CBR750エアロの4インチ幅のホイールを付けたかったわけ。

その時に駆け込んだのがたまたま見つけたバイクショップ「ハヤシカスタム」。

ふーん、聞いたことないなぁ、なんて思いながらも、初めて入ったそのお店の大将(林さんなわけだけど)はとても感じよくて、「うーん、5万円ぐらいかな」なんてサバサバと値段も示してくれて、「ここなら頼みたい」と思わせてくれました。そこに並んでたSRやらSRXのカスタムを見てなんとなくその仕上がりが僕が好きな感じだったというのもお願いした理由でしょうね。

その日のうちにバイクとホイールを持ち込み、しかも「実際にやってみたらけっこうすんなりついたから」とか何とかいって5万円よりもいくらか安かったように記憶してます。いいバイク屋さんに出会えたと思うなぁ!  

バイク屋さんって難しいですよね。その整備の腕だとか知識も大切だけど、自分の中でも常識だとかこだわりだとかと波長が近いことがとても大切だと思います。なかなかそんなお店に出会えずにいたのだけど、ハヤシカスタムは僕の適当さにも笑ってくれ、かつ僕ができないところについてはサポートしてくれます。

こうなると簡単な整備はお願いするのが申し訳なくなってね。先日このブログでも書いたステムベアリングの交換なんて、本当はハヤシさんにお願いしたかったんだけど、「え~、そんなの自分でやんなよ~」って言われそうで頼めなかった(笑) もちろんやってくれるとは思うけどさ。

そんな項目の一つが写真の倒立フォークのOH。正立はけっこうやるけど、倒立はやったことがなかったもんで「お願いしたいんですけど」というと、「じゃ教えてあげるから自分でやんな」とのこと。作業スペースの片隅を時間貸しして、わからないところは教えてくれるサービスもしてるんですって。

こりゃありがたい、と思いながらも、これまた僕の適当さに「ちゃんとしなよー!」って怒られたくないからヒヤヒヤ。けど向こうはこっちが素人だってわかってるわけで、ポイントポイントを教えてくれつつも怒られずに最後までできました。ホッ。

なんの予備知識もないままに林さんとのお付き合いが始まったのだけど、後から編集部で言ったら「ハヤシカスタムって言ったら超大御所だぞ!!」と怒られてしまいました。以前は大田区にあったらしく、カスタム文化を牽引したようなお店だったんだって。だからこその余裕だったらり確かな技術だったりするんだろうな。たまたまそんなお店とお付き合いできてよかったっす。

それぞれのお店にはそれぞれの色があるからね。他の店を悪く言ったりしちゃあ、いけないと思う。それはたまたま自分の常識と波長が合わなかったと思って、お付き合いをやめるという選択をするまでのこと。

みなさんも波長の合った、気持ちのいいお付き合いができるお店と出会えますように!

ちなみに今年はハヤシカスタムと一緒に富士の「ミニろく」に出てます。次の第2戦は富士の本コース。テック21カラーのTZR50です。

(ノア)