そんな中、走りに行くやつもいれば本当に何もしないで愚図ってるやつもいる。オレはどちらかと言えば後者だ。実際、風呂と買出し以外は動いていない。香川のホリ氏など「オレは1ミリたりともバイクを動かさねぇ!」と言い切ってたし。
本当の贅沢ってのはこういうのを言うのだろうな。ホームレスをクズ呼ばわりする人の多くは、そんな自分が持ち得ないものを持つ者に対して僻んでるだけなのではなかろうか、などという考えすら浮かんでくる。
そうは言ってもオレ自身、本気でそこまで堕ちる気はないんだがね。
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種崎でのオオカミ男は子供のオモチャです。知ってるかい、子供と遊ぶのってメチャメチャ体力、消耗するんだぜ。 |
しかしそれでもオレはしぶとく生きている。ずっと先まで見通せる未来などありはしない。だがやるべき事は分かっている。これからもそんな目の前にある一つ一つをこなしていくだけだ。所詮、年末年始など終わりでも始まりでもなく単なる途中経過なのだから。
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カウントダウン後、歓喜のハッピー・ニュー・イヤー!! 一つの区切りとして仲間と新年を迎える事ができた事を幸せに思う。 |
と、年の変わり目にそんな偉そうな誓いをたてた翌朝の元旦、一発目にやった事が雲に隠れて姿を見せない朝日をを睨みつけ、たこ焼きを食いながらビールとはなんともお粗末な話だがこれもオレにとっては大切な事なのだ。
どこが? と訊かれればおそらくちゃんと説明などできないだろうが・・・。だが、どんなくだらない事であっても始めた事を最後までやりきるというのは大切な事なのだよ。それがどんな結果になろうとも、だ。その結果が次なる行動への指針になる。
そんなオレのこの約一週間に渡る越冬キャンプをやりきった結果は・・・4キロの体重増。そしてボクサー時代を思い出すような一ヶ月の減量苦。
で、次に来るものは・・・。とりあえず体調は万全、準備も整っている。寒い冬はまだ続く。ならば、・・・もう一つ“越冬”しちゃいますかね。ははっ。
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数日間を共に過ごしそれぞれが帰路につく。ここからの一年、色んなところで再会し年の終わりにまたここで一緒に過ごせる事を切に願う。 |
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