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第51回「毎年言ってるけど、今年こそいっぱい旅するバイ!」の巻

イラスト

 
 昨年の私のバイクの総走行距離は「4,254.2km」でありました。毎年毎年同じことを言っているのですが、ホント、昔と比べたらバイクに乗る回数が減ってきているのです。約半分の距離しか走ってないんだもんなぁ。やっぱトシなんでしょうかねぇ〜?

 ちなみにワタシの相棒の「HONDA CB400SF」は、11年前に約4,500km走った状態の中古車を買ったのですが、現在は79,395kmまで来ています。

 あと少しでなんと80,000km! まだまだ全然イカれてないし(少しシャカシャカ音がしだしたけど)春までにはなんとか達成したいと思っております。

 
 ところで、昨年末には悲しいニュースが二つ飛び込んできて、ガックリきてしまいました。

 ひとつは、元俳優の「根津甚八」さんが亡くなったこと。そしてもうひとつは、北海道の留萌本線のうち、留萠と増毛の間が廃線になったことです。

 このコラムでも何回も書いているのですが、ワタシは高倉健さん主演の映画「駅、STATION」が大好きなのでありまして、実は二つとも関係があるのです。

 根津さんが演じたのは、赤いミニスカートをはいた女性ばかりを狙った、連続殺人犯の役で、最後は死刑判決が出て、年末に執行されてしまうのですが、砂川駅構内での逮捕のシーンはかなり印象に残っています。

 また増毛の町は、向かってくる凶悪犯人を何人も撃ち殺している刑事、という自分の仕事や人生に悩んでいる三上(健さん)が、スナックを営む桐子(倍賞千恵子さん)と出会い、つかの間の安らぎを得るところです。

 残念ながら二人は結ばれることはなく、一度は刑事を辞めようと退職願まで書くものの、それを駅のストーブで燃やし、また、札幌の街へと帰っていきます。

 ラストシーンに流れる、八代亜紀さんが歌う「舟唄」がたまらなく胸に響いてきて、ウルウルとなってしまうのです。

 もうすでに健さんをはじめ、大滝秀治さん、室田日出男さん、名古屋章さん、阿藤快さんなど、出演した多くの方が亡くなっており、本当にさみしいのですが、ワタシが持っているVHSのビデオテープの中ではいつまでも輝き続けています。

 バイク好いとっちゃん! のVol.37にも書いているように、三年前にその増毛の町をバイクで走ることができ、廃線前の駅舎を見ることができたのはせめてもの幸せでした。

 実はずいぶん大昔に、北海道周遊券を使って真冬の増毛に行ったことがあるのですが、雪が真っ白に降り積もった線路の中をオレンジ色のディーゼルカーが走る風景が心に焼き付いています。


昔の増毛の風景
もうセピア色になりつつある、昔の増毛の風景。厳しい冬の生活がそこにありました。

増毛
雄冬に向かう定期船が吹雪のために欠航して健さんは増毛に足止めをくってしまい、桐子と出会うのだ。

キハ
私が大好きな「キハ」。音、振動、ニオイ、色すべてが大好きです。

キハ
先日まで走っていたのはもっと新しい車輌だけどやっぱオレンジのディーゼルカーがいいよね。

増毛駅
昨年末にその歴史を閉じてしまった増毛駅。終着駅にはいろいろなドラマがあったのでしょうね。おつかれさまでした。そしてありがとう。

 これからはもっともっと地方の鉄道は立ち行かなくなり、廃線になるところも増えるのだと思います。気がついたらいつの間にか無くなっていた、なんてことがないように、今のうちに乗りにいかなくてはなりませんね。

 でもなぁ〜、バイクで地方を走るのもまたいいんだよなぁ〜。

 こうなったら、現地までバイクで行って、そして地方鉄道に乗り換えて旅をする。これっきゃないか!

 と、言うわけで、今年こそはいっぱい旅をしたいと思っているのです。


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