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旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日

その52 バイクに乗る体力

ばいくらへん

バイクに乗るにはある程度体力が必要です。
最低限、重たい車体を取り回したり引き起こしたりできる体力はないと、そりゃまあ確かに危険です。
実際に走り出してしまえばそこまで体力は必要ないのに、この「バイクを取り回せる体力」というのはイメージ的になんだかすごくデカく感じてしまわれる要素だったりするのです・・・。

実際、バイクはスクーターであってもそれなりの重量はあります。
ドア開けて座ってペダルを足で押さえられるだけの体力があればOKのクルマと比較すると、なるほどかなり体力が必要な乗り物であるような気がします。
いったん走り出してしまえばシートに座って手首足首をくいっと回すだけであっても、走ってる間は風にさらされっぱなしという点も「疲れそうだな〜」というイメージがあります。
長距離を走れば疲れるでしょうが、ちょっとそこまでの距離であるならな〜んも問題ないレベルなんですけどね。
さらにはヘルメットをかぶったり脱いだりするのも手間というか面倒な行為ではありますが、これもまた慣れているならどうということはないレベルです。

さて、普段の足としてバイクに乗り慣れているならば、これらの要素は取るに足らない程度の行為なんですが、バイクに乗らない・知らない人からすればこれらの行為は「なんかすごい!」と思われてしまったりします。
つまり「なんか(重くて疲れてめんどくさい乗り物に乗ってるとか)すごい!」という意味です。

混雑している場所に行って帰ってくるだけならば、クルマだと渋滞に駐車場待ち、車庫入れなどなど面倒くさいことのオンパレードであるからして、バイクでちゃちゃっと用事が済ませられるならそのほうがいいはずなんです。
大体はそこに買い物の荷物であるとか当日の天気であるとかの要素も出てくるので「そうはいってもクルマのほうが便利だべよ〜」となってしまうんですけど、役所であるとか映画やイベントなんかの用事を済ませる系であるならばバイクで行くほうが圧倒的にスムーズです。
つまり、「運ぶのは自分自身だけ」というときですね。

ということで、先日ちょっぴり風邪っぽいな〜と思ったので混雑必須の病院に行ったわけですよ、バイクで。
病院の駐車場はあまり広くないうえに、風邪シーズン真っ盛りな時期ですからクルマで行ったら絶対に駐車場待ちで時間を取られるのはたやすく想像できます。
外の気温は寒いかもですが、しっかり防寒装備で行けばバイクであっても問題ありません。
体調も風邪のひきはじめで頭がフラフラするほどひどくはないし、そもそもそこまで重症ならクルマの運転もアカンわけで。
案の定、バイクで行って大正解〜!
病院の前は駐車待ちのクルマの列がずらりじゃないですか!そんな行列を横目にスイっとバイクで到着だもんね〜。やった!

「んじゃ、さっさと診察してもらって薬もらって帰るぞ〜」とか思っていたら、なんと診察の結果はまさかの大病院送り…!!精密検査が必要とのこと。
こ、これは早い段階で病院に来て正解だったわぁ、と冷や汗モノでしたが、お医者さんに紹介状を書いてもらって、そんなに離れていない大病院へと向かうことになってしまいました。
さらに大きな病院に行くとなれば、なおさらバイクで来て正解です。クルマだったら道も混むし駐車場は言わずもがな。
しかしワタクシは病人です。
看護師さんが当たり前のように「お車で来られました?タクシーお呼びしましょうか?」とやさしいお声がけをしてくれました。
「あ、バイクで来てるんでそのまま行っちゃいます〜」とヘラヘラ答える病人のワタクシ。
そんな会話を聞いていた内科の先生が


「え!バイクで行くの!?元気だね〜!」

いや、病人なんですけどね・・・。
バイクは体力と元気が必要な乗り物というイメージはかくも強いものなのですな。


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とはいえ作った本人があまりLINE使いこなせてなかったりするんですけども(;´Д`)


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