2018年1月27日 

■冬のバイクは本当に厳しい

寒波ですってよ。

10月末ごろからやたら寒くて「今年は厳しいぞ~」なんて思っていたら、年明けてしばらく穏やかだったじゃない? 東京では梅が開花、なんてニュースがあって、あれ、今年の冬はもうオシマイかなぁ、なんて思っていたら……とんでもない。スゲー寒いですね。

 

大雪の日は軽トラにバイクを積んで取材に出ていて、雪が降ってきたときに、でもまぁ、たいしたことないだろう、なんてタカをくくって室内で作業していたら、いざ帰ろうと思った4:30ごろ、もう軽トラはお店から道に出ることもできませんでした。侮ってたなぁ。結局電車で帰って、翌々日にまた車&バイクを取りに行かなきゃいけないという二度手間。やれやれ。

 

降った翌日は家の周りは20センチぐらい積もった感じで、当然車も出せず家に閉じこもり。ちょっとぐらいは楽しまないと、とブロンコを引っ張り出しました。やっぱりオフ車は一家に一台! アブネーアブネー! なんて言いながら雪の中をぐるぐるして、息が上がって手先の感覚がなくなった頃にさっさと家に入って熱いコーヒーを飲みました。正しい雪の遊び方でしょう!

 

 

先月号の取材先で「電熱ウェア」を使えば冬のツーリングは全く苦じゃなくなる、という話しを聞きました。なるほどねー。確かにそうかもしれないけど、今回の寒波はそもそも外に出ようとか、バイクに乗りたいとか、そういう気持ちを根っこから枯らすほどです。

こんな中バイクに乗ろうというモチベーションを持ち続けるのは、けっこう難しいよね……。首都圏に住んでた時は日々の移動の手段としてどこに行くにも快適で渋滞しらずのVストロームに乗っていたけれど、田舎だとそもそも渋滞がないからどうしても軽トラででかけちゃう。二輪雑誌業界の若手代表で、最近までは「季節なんて関係ないっすよ、バイクは毎日乗ってます」なんて言ってたのに……お恥ずかしい。たいした防寒もせずにサッと乗れて荷物も詰めて目的地に行けちゃう軽トラはやっぱり便利。

なんだかね、こうなってくるとバイクに対する考えかたというか、僕が今まで持っていたポリシーみたいなものが揺らいできますよ。ポリシーを揺らがせるほどの寒波です。

 

そんな中、先日次号特集の撮影をしてきました。ちょっと明かすと、巻頭はナナハンかな。だけどナナハンと言っても、「その組み合わせ、考えたことないナァ!」というもので比較試乗は面白かったですよ。寒かったけど!

 

よし、春に向けてアイツの車検をとる準備をしよう。木々のつぼみが膨らんでくると「その気」になってきますね。それまでは日陰のアイスバーンに気を付けましょう!

 

(ノア)