旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日
その6 バイク好きのカレシ
ま、女の子の認識なんかこんなもんです。
世の中の大多数の女の子は、デートにバイクで出かけたり、タンデムでツーリングしたりしたところで、バイクなど所詮『タイヤが二個付いてる乗り物』です。
バイクの車種?有名レーサーの名前?排気量?なにそれわかんなーい☆
かろうじてスクーターとそうでないモノという違いはわかる感じでしょうか。
(ごく稀にいるバイク好きの女の子っつーのは、本当にレア中のレアなんですね)
そんなバイクおんちのカノジョが、大好きなカレシのために何かバイクに関するものをプレゼントしようかな☆なんて考えようもんなら、それはもう異世界に冒険に行くが如し。
バイク用品なんだから問題ないし〜☆と、ヘンな模様のオシャレ風グローブや使えそうもないオシャレ風半ヘルをサプライズでプレゼントしてくれます。
バイクのことを知らない彼女が一生懸命選んだビミョーに使えないバイクグッズ。うれしくて涙が出ますね。
しかしここで、「もっとちゃんとしたものを選べるようにバイクのウンチクを語ってやろう」などとは思うのは危険です。むしろおこがましいです。
ここで大事なのは「バイクは危ないから乗らないで!」といわれるよりも何万倍もシアワセであると気づくことなのですから。
[その5][その6][その7][バックナンバー目次へ]