MBHCC A-7

 みなさまこんにちは。
 本当に、すご~くご無沙汰してしまい、申し訳ありませんでした。
 ふと気づけば、もう半年?? たびたび「早く更新!」を、と催促されていたにもかかわらず、反省しきりです。

 今年の2~3月にかけては、次の本の執筆のための取材で、三陸沿岸部に何度も足を運んでいました。
 現在、頑張って書いていますので、また完成したらこのコーナーでもお伝えしたいと思っています。

 さてさて、ここ最近、私がプライベートでどっぷりはまっていたことと言えば、なんといっても「古民家移築」です。

長屋門

 古いものが大好きな私たち夫婦は、ついに「長屋門」という古民家を、自宅の裏庭に移築したのです!

 昨年の春から基礎工事にかかり始め、9月頃から本格的に着工。つい最近、ようやく内装も完成し、だるまストーブも入りました。薪を燃やしながら、この上でスルメなんかあぶったら、サイコ~ですヨ~。

だるまストーブ

メグロ

 ロフトの部分には、通称「座敷牢」と呼ばれている屋根裏部屋も作り、そこに上がる階段は、骨とう品の「階段箪笥」。

 土間には、主人がレストアした「メグロ」を陳列しております! 
 このメグロ、もともとはタンクにも穴が開いているようなボロボロバイクだったんです。ここまできれいに復活するとは、びっくり!??

 先日はたくさんのお客様をお招きし、旬の筍を使って「たけのこ御膳」を手作りしましたよ~。

集う人たち たけのこ御膳

 ツーリングライダーの皆さん、千葉県の九十九里方面にお越しの際は、ぜひこの「長屋門」に遊びに来てくださいね!!

 柳原三佳のHPから事前にメールいただければ、幸いです~~。

<読者の方からのメッセージ>

 本ブログで、私が東京電力の会見で質問する姿を見てくださった読者の方から、下記のメールをいただきました。ちょうど、東日本大震災から1年目を迎えた日でした。
 実は、2012年3月11日、午後2時46分。私は岩手県釜石市の鵜住居地区で黙とうを奉げました。
 1年経っても、「復興」という言葉には程遠く、持ち主を失ったバイクや車椅子がそのままのかたちで放置されていました。

鵜住居地区

 カワサキさん、とっても素敵なメッセージ、ありがとうございます。 
 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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 柳原三佳様
 初めまして、こんばんは。ミスターバイクを愛読しておりました、横浜の二児の父です。
 実は活字で読みたい方なので、あまりミスターのページを見ていませんでしたが、柳原様の原発問題への取り組みを見て、思わずメールした次第です。
 特に問い合わせでもないので、ご迷惑でしたら申し訳ありません。
 普通に生活出来ることの幸せ、皆に平等に与えられるべきですよね!
 柳原様に、私がそう思うことを伝えたかったのです。
 今日、息子と一緒に黙祷し、テレビでの被災地を見て、「きれいになってきたね」と、彼は言いました。小4ですので、正直な気持ちだと思います。私は彼に話しました。津波でぐちゃぐちゃからはきれいになったけど、もともとは、皆が暮らしている家が沢山あったんだよ、と。
 きっと、震源が東京だったら、もっと“復興”してるんだろうな、なんて思ったり。申し訳ないけど、自分が家族を亡くしていたらどんなだろうとか考えたり・・・

 すみません、このような文章を柳原様に送ってもご迷惑と思いますが、伝えたかったのです。

 お忙しいのに失礼しました。暖かくなったとはいえ、まだまだインフルエンザなど流行しております。取材等、マイペースとはいかずにご苦労も多いと思いますが、私にはできないことをやっておられること、素晴らしいと思います。健康には気を付けて下さいね。

 いきなりの長文、大変失礼しました。

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■新刊のお知らせ
不動産絶望未来 次なる震災対策編
タカハシ商店さんにもご紹介いただいたのですが(ありがとうございます!!)、先月、東洋経済新報社より『不動産絶望未来 次なる震災対策編』という本を出版いたしました。
産経新聞の書評にも取り上げられましたので、ぜひ読んでみてくださいね!

 東京湾岸エリアの高層マンション住まいの週刊誌記者(山下氏)と千葉県の郊外一戸建て敷地内に古民家を移築したフリーライター(柳原氏)が、東日本大震災後の住宅、不動産事情がどうなるかで激論を交わす。

 全国に空き家が増え、どこにいても安全とはいえない時代。長期のローンを組んでまで住宅を買うのは、死ぬまで抜け出せない監獄に入るようなもの、と山下氏は指摘する。一方、柳原氏は地価が下がりきった郊外には、自然に恵まれた余裕ある生活がある、と訴える。
 大震災を機に、住宅市場を見つめる消費者の目は一層厳しくなったが、「買うか、賃貸か」で悩む人にはさまざまな示唆を与えてくれる書だ。(東洋経済新報社・1680円)


柳原三佳
柳原三佳
(やなぎはらみか)

1963年京都市生まれ。交通事故、司法問題等を中心に執筆。「週刊朝日」「ミスター・バイク」などに連載した告発ルポは自賠責制度改定の大きな契機に。また、2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じた。主な著書に『遺品~あなたを失った代わりに』(晶文社)、『これでいいのか自動車保険』(朝日新聞社)、『死因究明~葬られた真実』『巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語』(講談社)、『焼かれる前に語れ』(WAVE出版)、『交通事故被害者は二度泣かされる』(リベルタ出版)、『自動車保険の落とし穴』(朝日新聞出版)、『交通事故鑑定人』(角川書店)、「裁判官を信じるな」(宝島社)、『交通事故の被害者になったら』(インシデンツ)など多数。

●柳原三佳のホームページ
http://www.mika-y.com/

●柳原三佳のブログ
http://mikay.blog44.fc2.com/

●柳原三佳の著書紹介
(amazonにリンクしています)
●柳原三佳への問い合わせはこちらから


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