MBHCC B-3

太田シゲオ
太田シゲオ
16歳でGT380を買ってから人生が楽しくなりました。現在中年ど真ん中。趣味はB級スポットツーリングと草レース参加です。何歳まで乗れるかな。

物の値段やらバイク維持費用の話

 読者の皆様、ご無沙汰しています。1年が始まったと思ったらもう3分の1に相当する4ヶ月が終わっちゃいましたね。
直近、感じた事としては、ソニーやシャープ、パナソニックなどの優良企業が巨額の赤字を計上しており、もの作りの仕事をしている身としては大変心配しています。

 電気屋に行けば40インチテレビが4万円台とか、ノートパソコン2万円台からとか、狂ったような叩き合いをやっている。
 これでは利益が出るわけが無いと思うし、作るのがバカバカしくなってしまう。

 それと関係するかはわかりませんが、先日ツーリングの途中で寄ったコンビニ弁当の中心価格が298円になっており、驚きました。シュークリーム6個入りパックも100円で売っていた。

 安い、安過ぎる。ここまで安くしなければ売れないのか。食品があまりに安いと、食っても大丈夫なのかと心配してしまう。

 バイクも、国内で作っていてはとても商売にならず、すでに中型車以下は海外生産が主流になっている。

 4輪だけは、かろうじて国内生産車を国内で売れば損しないギリギリのところにあるのではないか、と思う。輸出したら完全に赤字だろう。まさに円高とデフレ現象真っ盛りである。

 ここで気になるバイクが発売される。ホンダCRF250Lである。長い伝統を持つ空冷の名機XR250(MD30)がカタログから消え寂しかったので、復活を喜びたい。

 CRF250Lはまったくの新作で水冷、インジェクションなのに428000円と、空冷時代より5万円も安い。

 フレームやサスペンションも良さそうで、久々に欲しいと思った新車である(自分の場合、新車の購入は30年前に買ったVF400Fが最後。ちょっと久々過ぎるかな)。

 デフレを心配しつつ、消費側になると安さに惹かれてしまうのは残念。

 もちろん安さの秘密は、このバイクもタイで生産されているという事だ。現在、アジアのバイク市場は右肩上がりの好況が続いている。ほとんどは日本メーカー製だが、現地生産になっているので日本国内に雇用は無いのがつらい所だ。

 現在、手持ちの軽二輪はFTR250で、こいつは万能に使えて面白いのだが、やはり車高が低いのでデコボコ道には弱い。CRFなら快適だろう。しかしいざ購入前に考えるのは、2台もあると任意保険の費用がもったいないと言うこと。
 乗る人は一人なので、個別の稼働率は相当低いのに保険代は同じだからだ。

 自分のように一人で乗り物を数台持っている場合、個別の車両に一台づつ保険を掛けるのではなく、乗る人本人に保険を掛けるように出来ないものか。

 そうすれば保険代が足かせにならず、もっと車両販売が活性化されると思うのだが。

 自分が知らないだけで、あるのかな、そういう保険。

今月の1枚
<今月の1枚>

☆古い街並みが残る茨城県古河市。ここを通ったとき、古くて立派な蔵を移動させるための工事を行っていた。道路の拡幅だろう、文化を大切にしている街である。

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