ストラーダ渡辺のBBF4

 皆サマこんにちは! まだまだ暑いね! この暑さは9月まで続くとの事。
 それでも僕はバスフィッシングには行く。なんと言っても暑い時期はバスフィッシングが一番楽しい季節だから。
 こう暑いとバイクに乗っても暑い。正確には熱いかも。
 しかしバイクに乗った事が無い人からみると、どうやらバイクは風を切る乗り物なので涼しいらしい・・・(汗)

 さて今回もバスフィッシングに行って来ましたよ。前回のBBFはビッグバスが釣れたので、大物を釣らねばというプレッシャーを背負いながら。

 今回のテーマは「モバイル」。今となっては誰でも使っている言葉だ。
 意味を調べてみたら可動性とか移動性。今僕が使っているダイワのパックロッドB.B.B(トリプルビー)はまさにそれ。
 ロッドもモバイルならば小型バイクを軽トラックに積んだ時点でモバイルと言えるだろう。
 実は以前から一度やってみたかった事がある。それは自分の軽トラックに現地移動用のホンダベンリイ110を積んでのバスフィッシングだ。
 現地に着いたら軽トラックをパーキング、積んで来たホンダベンリィ110でポイントを釣り巡るというスタイルだが、それが今回やっと実現した。


ストラーダ渡辺のBBF3
ストラーダ渡辺のBBF3
今回大活躍のホンダベンリィ110 これぞモバイルロッドの醍醐味!

 向かった釣り場は水郷の地として名高い千葉県香取市佐原、広い田園地帯に縦横無尽にある水路群が今回の舞台。
 僕の住んでいる東京府中市から千葉県香取市佐原までベンリィ110で走って行く事は可能だ。
 しかし高速道路での移動が出来ないのと、限られた時間を有効に使う為に今回はこういったスタイルで楽しんでみた。

 バスフィッシングというのはひたすら移動を繰り返すスタイルの釣り。
 ひとつのポイントに執着せず、5分から10分探ってすぐに次のポイントへ移動する。
 例えば1箇所10分だとすると1時間に6箇所、休憩等を含め一日に実際釣りに要する時間が6時間だとしたら、単純計算しても36回の乗降をする事になる。
 これだけの回数を乗降すると普通のスタイルのオートバイではかなり疲れる。
 今回の相棒であるホンダベンリィ110はビジネススクーターという事もありスーパーカブの流れを汲んだバックボーンスタイル。
 乗降がとても楽でさらに標準装備のサイドスタンドは地面が土なのでこんな時は実にありがたい。

 水郷にはクルマで何度も釣りに来ているが、クルマを駐車出来ない場所に限って良いポイントが多く通過する度に歯痒い思いをしていたのだ。
 でも今回はベンリィ110、駐車スペースの心配も無く思う存分釣りを堪能出来る!
 これで釣れなきゃウデの問題だなー、うーむ。

 しかし結果はすぐに出た! あっと言う間にビッグバスが釣れてしまったのだ!
 もちろんタネもシカケもあります!

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ゆったりと流れる水路。見ているだけでも癒されるが、奥に見える水門の中へルアーを投げ入れるテクニックが必要。 ヒット! 最高の瞬間!

 今回はO.S.Pの川村光大郎氏から直々に教えて頂いたシカケで釣らせて頂いた。
 川村光大郎氏はルアーの開発者。開発者直々にそのルアーの特徴を生かしたシカケや釣り方を直接教えて頂ける自分は本当に恵まれていると思う。
川村さんありがとう!

 バイクに関してもホンダの開発者の方からも直接お話を伺える機会もあるが、その度に頂く感動とまさに一緒のものだ。

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左からO.S.P代表の並木氏、私、川村氏。 O.S.Pの川村光大郎さん直々に教えて頂いたドライブスティック6インチバックスライドセッティングでいいサイズのバスゲット!

 一頻り釣りを終えて走ると釣り以外の部分にも目が行く。ベンリィ110だと何故か気持ちに余裕が出来るのだ。

 今回は時間があったので佐原の街並みを見物と洒落込んだ。
 小江戸の街並みは風情があっていい。初めて来たのに懐かしい感じがするのは何故だろう。
 ここは色々なロケに良く使われるらしいがそれもまた納得である。

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佐原の名物である樋橋前で観光客と会話を楽しむ。 さーて一休み!

 ベンリィ110に一日乗ってみて思ったのはとにかく乗りやすい。
 バイクの重心が低いので、車体の押し引きなどの取り回しの良さが際立って良い。
 我々バイクショップの人間にとってバイクの押し引きは日常業務なのでその辺にはとても敏感。
 バイクに乗る以上は取り回しは絶対に必要な事なので、それが楽に行えるのであれば必然的にお客様にオススメする機会も多くなる。
 僕の経験上、取り回しの良いバイクは走行シーンにおいてもかなり評価が高いのでなおさらだ。
 僕のお店に来る夕方のお買い物主婦達、つまり50ccスクーターのリアバスケットにネギとかダイコン積んで走っている奥様達。
 その奥様達にこのベンリィ110を跨ったり押し引きしをしてもらったらこれなら大丈夫とのご意見。同じサイズで50ccモデルもある訳だから当然と言えば当然かもしれない。
 運転についてもご意見を聞いた所、今乗っている原付と同じなら全然大丈夫で、むしろ取り回しの方が大事なのよ。と貴重なご意見を頂いた。
 今の110ccクラスのスクーターはこんな簡単で乗りやすいのに普通二輪の小型限定免許が必要なのか? と思える位だ。
 今二輪業界で訴求している原付免許制度の変革、これは絶対に実現して欲しいと切に願ってやまない。

 さあ、次はどこへ行こうか!?

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投げては歩き、歩いては投げるの繰り返し。 オカッパリは足元が大事、ガエルネのNO,145というライディングブーツ。とにかくグリップがいいので堤防の上り下りやたんぼのあぜ道でも安心だ。 今回もこのダイワのタックル達が大活躍してくれました。

●取材協力
本田技研工業株式会社 http://www.honda.co.jp/ 
O.S.P http://www.o-s-p.net/jp/index.shtml 
ジャペックス http://www.japex.net/
トーヨー産業http://www.tysltd.com/
SHOEI http://jp.shoei.com/
グローブライド株式会社http://daiwa.globeride.co.jp/

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