旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日
その12 モノを大切に
知ってますよ、ヘルメットに寿命があることくらい。
いつも思うんです。大事に使ってきたヘルメット、キズだってそんなにないし、まだそんなに汗臭くもなってないし、3年たっててもピカピカですよ。
でも寿命だっていうんです。ピカピカなのに。とても頑丈そうに見えるのに。
中身の衝撃吸収材だとかスポンジだとか、とにかくヘルメットの安全にかかわる部分が3〜5年くらいでダメになっちゃって、見た目はキレイであっても寿命だから買い替えなきゃいけないんです。
スポンジ部分がヘタってきたからここだけ取り換えればいいか〜、ってわけにはいかないんです。
うーむ、実にもったいない。
この、日本が世界に誇る『もったいない精神』は、こういう場面で引っ掛かるもんですねー。
まだ使えるんじゃないか、ちょっとの工夫で長持ちさせることができるんじゃないか、という心。
とても美しいですが、こと安全に関していえばこれはとても危険な思想です。
もったいない精神は『モノ』ではなく『命』へ重点を置かねばなりません。
いざというときに大事な頭を守ってくれるヘルメット。
買い替えるのもお金かかるし、捨てるのもお金かかるし〜とかケチくさいことを考えるのは、命をケチっているのと同じこと!
バイクに乗る以上はヘルメット必須なんだから、常にきちんと良い状態のものを持っていたいものです。
ヘルメットはおまわりさんに怒られないための
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