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旅にも出ない、ロマンも語らない、
ただそこにバイクがあるだけの毎日

その39 自分はいいけどお前はダメだ

ばいくらへん

「バイクの免許を取るのだ」と言い出したとき、ほとんどの親が反対したでありましょう。
危ないだろ、事故にあったらどうするの、何かあったら大怪我するぞ、などなどマイナス面をとにかく強調して免許を取らせまいとします。
「バイク楽しそうだな、乗ってみたいな」という気持ちなど、道を踏み外す前の悪魔のささやきでしかないのです。
しかし、そんな反対を押し切ってバイクの免許を取ってしまえば、やっぱりバイクは楽しいし気分もいいし最高なわけですよ。
そりゃ確かに危険はつきものですけど、自らムチャや不注意なことをしなければ、トンデモない事故に巻き込まれない限りは、そこまでデンジャラスな乗り物というものでもないと知るわけです。

さて、そんなバイク乗りが大人になり、子供を持ち、その子供が「おとーちゃんと同じようにバイクの免許取りたい!」と言い出すお年頃になったとき、あのときの台詞が自分の口から出てきたりするわけであります。
「危ないからやめなさい」
バイクの楽しさを知っているし、危険なことも知っています。両方知っているからこそ、自分が今まで無事でいられたのは運がよかったからかもしれない、と思うわけです。
ヒヤリとする瞬間や、峠で転んだりの軽い事故なら何度か経験しているがゆえ「あれがもし・・・」という想像もたやすいのです。
でもバイクに乗って楽しい時間のほうが多いのも事実。
息子・娘連れで親子ツーリングなんて夢のようなイベントなのに、楽しいことを差し置いても危険なことが頭を大いに支配するわけです。

自分が「バイクに乗るな」と親に言われたとき、バイクの楽しさなんか知らんくせに、と思ったにもかかわらず、バイクの楽しさを知っているがゆえに「バイクに乗るな」といいたくなってしまう矛盾。
子供からしたら「とーちゃんはバイク乗って楽しそうなのにズルい!」と、思うのは当然であるのですが、いやー、親の心子知らずってーやつですね。

危ないからヤメろ、といわれて引き下がってしまわれるとそれはそれで「お前のバイクに対する情熱はその程度だったのか!?」と、嘆きたくなるもんですが、自分が楽しそうにバイク乗ってる姿を見て「自分も乗りたい」と思ってくれたならスバラシイことじゃないですか。
バイクの楽しさも、安全運転を心がけることも、


親が堂々と示してやりましょうぞ!

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LINEスタンプ『ねこのとらじろう』 http://line.me/S/sticker/1001391

とはいえ作った本人があまりLINE使いこなせてなかったりするんですけども。
(;´Д`)


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