この夏の企画、「実走！　ホンダCTX700　デュアルクラッチトランスミッション」楽しんでいただけましたでしょうか？

　　
　ワタシにとって初めての「クルーザータイプ」のバイクだったのですが、本当に乗りやすくて、楽しい体験をさせていただきました。

　
　この取材そのものは5月の末に行ったのですが、パート2の千葉県勝浦編に書きましたように、当日は、名物の「朝市」を見ることができなかったのです。
　ずいぶん昔に一度見たことはあるのですが、読者の方もなんかムラムラした気分だったのではないでしょうか。
　そこで、リベンジしたいってわけで、8月の頭、またまた行ってくることにしたのです。

　
　早朝5時過ぎ、高円寺のアパートを出発。青梅街道からカンパチ（環状8号線）に入り南下。第三京浜に乗り、横浜新道を挟み、ヨコヨコ（横浜横須賀道路）を飛ばせば、三浦半島の久里浜にある東京湾フェリー乗り場はすぐです。
　今回はちょっと海で遊びたいし、往復このコースで走ることにします。

　
　千葉の金谷港までは約40分。清々しい潮風の香りが気分をよくしてくれます。
　金谷に着岸後約4キロほど走り、保田から「長狭（ながさ）街道」（県道34号線）に入ります。ほとんど信号もなく快適な田舎道。地元のブランド「長狭米」が植えられた田んぼの緑がキレイです。ただ、急カーブが連続する場所もあるので、スピードに気をつけながら走りましょう。

　
　1時間ほどで鴨川へ。なんとなんと、さっきまであれだけ晴れていたというのに、街中が霧で覆われてしまいました。視界も多少悪くなっています。でも、天然のミストみたいで涼しくていいかも？

　
　ここからは海を見ながら国道128号線を走り、10時過ぎ、やっと勝浦に到着です。
　2ヶ月ぶりの勝浦。前回と同じ駐車場へバイクを停め、朝市ストリートへ急ぎます。予定より少し遅くなっちゃったけど今回は大丈夫だろうと、やってきたら……ゲッ!!　なんと、もうとっとと片付けはじめてるぅー!?　なんとリベンジ失敗かあ〜!?
　朝市は朝6時半から10時までらしいんですよねぇ。しょうがない、まだやっているところもあるし、とりあえず写真のみ撮っておきます。
　夏休みということで、後から後から観光客がやってきて、みんなガッカリした顔をしています。夏休み期間中だけは昼過ぎまでやるとかサ、少しはそこんとこ考えてみるとかしたらいいんじゃないのかねぇ？　観光協会さん！

　
　ちなみに今勝浦は、地元グルメ「勝浦タンタン麵」が人気になっているそうで、あちこちにのぼりが立っています。前回来たときは海鮮丼にしたから食べられなかったけど、せっかくなのでいただいていくことにしましょう。
　でも実はワタシ、あまり辛いもの好きではないんです。地元福岡の辛子めんたいこもほとんど食べないしね。
　テキトーな店を選び、注文したのですが、あっさりめで、辛さもそんなに強くなく、けっこうおいしかったですよ。汗ダラダラかきながら辛いもの食べれば、夏の疲れもぶっ飛びそうです。

　
　帰りは同じ道を通り、また金谷の町に戻ってきました。ここには毎年来る岩場があるんです。地元の人が少しいるだけの場所なんでゆっくりできるし、好きな場所なんですよ。
　岩陰でチャッチャと水着に着替え、ちょっと泳いだり、ラジオ聞いたり、お菓子食べたり、昼寝したりしながら、3時間ほどのんびりと過ごしました。

　
　5時過ぎ、風が少しひんやりしてきました。荷物を片付け、金谷港に向かいます。
　フェリー乗り場のすぐ前にあるお店で、大好物のアジとイカの干物をお買い物。あと売店で、こちらも好物のいわしハンバーグを自分用のおみやげにします。

　　
　
18時25分発のフェリーで久里浜へ。甲板上では、集まってくるウミネコたちに、買っておいた食パンをごちそうします。少しちぎってほおり投げると、みごとにキャッチしてくれるのでけっこう楽しいです。

　
　その後は佐原ICからヨコヨコに乗り込み、9時頃無事、高円寺に帰りついたのでした。

　
　リベンジは成功したのか失敗したのかわかりませんが、とりあえず今日も一日楽しいツーリングができました。

　
　いつか読者の皆さんが勝浦に行かれるとしたら、朝7時から9時くらいに行かれるといいですよ。そして朝市体験したら、読者コーナーに写真とか感想、送ってね。

　
　千葉はおいしい物いっぱいあるし、海もキレイだし、東京からもすぐ行けるし、まさにライダー天国ですよねっ。