実はワタシには昔から一度はやってみたいと思っていることがあるんです。

それは「世田谷から東名高速に乗っかって、名神、山陽と乗り継ぎ、ただの一度も降りることなく、福岡の実家の近くにある、九州自動車道の八女インターまで走る」ということであります。

しかし、走行距離が約1200㎞もあるし、高速料金も18850円かかっちゃうし、そもそも高速道を長時間走るのがニガ手だし（集中力を持続させるのが大変）、いまだに実現することができてません。

でもいつかはやってみたいなぁ〜って思ってます。

春、4月、約1年半ぶりにその九州の実家に帰ってきました。

とはいっても今回は時間が取れなかったので、バイクでの帰省とはいきませんでしたが……。

いつもは飛行機か新幹線なんですが、お金も無いし、生まれて初めて高速バスで戻ることにしました（シュミレーションも兼ねてネ）。

金曜の夜、仕事が終わったあと、新宿から高速バスに乗り込みます。8000円、16000円、18000円と3種類の席があるのですが、ワタシはモチロン一番安いヤツです。

Pm9：00出発。東名をずっと走るのかと思ってたら、中央高速を走るんですね知りませんでした。

いゃ〜あ、しかし大変でした、途中で2回のトイレ休憩が入るんですが、あの狭い席で約14時間揺られるんです。

ほとんど寝れないし、寝ても隣のガキの寝相が悪く、腕が頭に当たってすぐ目が覚めるし、体がボロボロ、ギシギシいっちゃいましたよ。

朝11時、やっとこさ博多駅に到着。駅ビルが新しく生まれ変わっていてビックリしました。

そういえば九州新幹線が全線営業運転始めてたんですね、まるでワタシ浦島太郎みたいな気持ちです。

まずは博多の総鎮守、櫛田神社にお参りしたあと、名物の「ゴボ天うどん（ごぼうの天ぷらが載っている）」をいただきます。

コシのないやわらかい麺に、薄味だけどしっかりダシのきいているおツユ、うまいっ！　こ、これが食べたかったんですぅ〜（泣く）。

実家のある八女は大昔に「国鉄矢部線」が廃止されているし、過疎が進んで、バスも本数が少ないしで、足に困るので、博多駅からレンタカーを借りることにします。

2時間程で実家に到着。そこには見るたびに歳をとって老人になっている両親が……。親不孝の極みをやっているどうしようもないワタシでも暖かく迎えてくれて涙が出そうになっちゃいました。

ポンとお小遣いでも渡せるような立派な大人に早くなれよな、ワタシ!!

弟が乗っている「Kawasaki　ZRX1100」が実家に置いてありました。

最近忙しくてほとんど乗ることができないので、エンジン掛けといてくれと頼まれたので、近所をブラブラと走ってみます。

ワタシは「HONDA党」なので、実はホンダ以外のバイクにはほとんど乗ったことがないのです、だからこのバイク、正直ワタシには感じが全然違っていてクセがあって乗りにくかった（カワサキファンの皆さんごめんなさい）。

実家から15㎞ほど離れた筑後市の「船小屋」に行ってみます。

ワタシは知らなかったのですが、ここに「恋木（こいのき）神社」というのがあり、若いカップルがよく訪れる……という話を東京スポーツ新聞で読んだことがあるのです。

昔は田んぼの真ん中にあったような無人のJR船小屋駅が、新幹線が止まるような駅に変わっていて、驚きです。

その近くに鎌倉時代に創建されたという「水田天満宮」というのがあり、その裏手に恋木神社がありました。

パッと見は、鳥居にハート型の額が飾ってあったり、ピンクのおみくじに、境内いたるところピンクのハートだらけ……なんか安っぽい観光神社みたいで、なんだかなぁ〜って感じなんですが、実はここも創建当時からある霊験あらたかな末社らしいですね。建物だけ最近、今風に建て直したんですって。

ご祀神は「恋命」という方らしく、恋愛に御利益があるらしいです。

次から次にたくさんの女の子達やカップルがやってきて楽しそうに参拝していました。

ワタシゃどうせ１人が好きな変わりもんなので、どうでもいいけどさっ!!

その後父方のお墓参りをしたり、母方のお墓がある長崎に行ったり、姪っ子に会ったりして、2日間ではありましたがのんびりすることができました。