第1湯 北アルプスエリアの湯巡り
春のN隊の集会に参加するためのキャンプツーリング2日目。今日は集会当日だが、長野県松本市の松香寮キャンプ場に14時00分集合なので、それまではたっぷり北アルプスエリアの湯巡りすることにした。第1日目は新潟県の糸魚川から国道148号、国道147号線沿いにある北小谷温泉、小谷温泉、下里瀬温泉、若栗温泉、白馬八方温泉、奥裾花温泉、白糸温泉、木崎温泉湖と8湯に入湯でき、キャンプツーリングとしては上出来だった。
1日目の宿泊地である木崎湖キャンプ場を出発してまず向かったのは七倉温泉。国道148号線から県道326号線に入り、県道326号線の終点に七倉温泉はあった。七倉温泉は長野県と富山県の県境にある烏帽子岳などへの玄関口となっている七倉山荘内にある。入湯料500円。山荘らしいこじんまりとした湯船だが湯温は熱く、掛け湯を繰り返して身体を慣らしてから入った。露天風呂はないが、朝風呂にはピッタリの温泉だった。
熱めのお湯でしゃっきりした後は、七倉温泉からちょっと戻ったところにある葛温泉に向かった。何軒かある温泉宿に中で、日帰り入浴で入れそうな「高瀬館」というところを選んだ。日帰り入浴の開始時間である10:00になるまで駐車場で待っていたら、中から女将さんらしき方が出てきて「どうぞお待たせしました」と招き入れてくれた。日帰り客を差別しない心配りは嬉しい。入湯料金は700円。内風呂と露天風呂があり、露天風呂は混浴だった。入ったのはもちろん露天風呂だ。広々とした湯船を独占していちばん風呂を味わう。5月初旬の優しい日差しと、ちょっとぬるめの無色透明なお湯のおかげでまったりしてしまった。もっと入っていたかったが、次の温泉に向かうことにした。
- 毛野ブースカ
県道326号線から県道306号線を松本方面に進み、安曇野市に入ったところで県道327号線に入り、秘湯として有名な中房温泉に向かった。県道327号線は道幅は狭く、カーブのたびに緊張を強いられる。さすがに有名な温泉地であり、中房温泉は駐車場奥に宿、手前に新設された日帰り専用施設「湯原の湯」があり、「湯原の湯」のほうに入った。燕岳などへの登山口だけあってか、登山客でひしめきあっていた。入湯料金は700円。男女別の露天風呂のみで構成されている。山岳地帯のお湯らしく源泉は74〜95℃とかなり熱い。それを加水せずに空水冷式(笑)で自然に冷却して湯船に注いでいる。入ってみるとちょうどいい湯加減。登山やツーリングで疲れた身体を癒すには絶好だ。本当は宿にある湯船に入ってみたかったが、「湯原の湯」でも十分堪能できた。
中房温泉を出たのは11時45分。集合時間まであと2時間に迫っていた。昼食や移動時間も考えて、集合場所に向かう途中にある穂高温泉「穂高町温泉健康館」に向かった。入湯料は400円。露天風呂はないが、内風呂は広く、お湯はやや熱め。2日目で温泉に入るのはここが最後かもしれないと思ってじっくり入った。温泉から出たら時間は13時30分。集合時間には間に合いそうだ。
途中迷いながらも松香寮キャンプ場に到着。みんな先に到着しており、挨拶もそこそこにテントを張り、これからの予定を決めることにした。夕食の買出し前に温泉に行くとのことで、私は断ろうかと思ったが「行きましょうよ!」の一言で、先ほどの「穂高町温泉健康館」にみんなで向かうことに。同じ温泉に2回入ったが、みんなと入る温泉は楽しい。入浴後、買出しを済ませてからキャンプ場に戻り、宴会スタート。隊長は都合が悪く参加できなかったが、夜遅くまで話が弾んだ。
翌朝、集会恒例のインスタントラーメンの朝食を食べて、記念撮影をして解散。朝風呂に入ろうかと思ったが、ゴールデンウィーク渋滞を避けるためにどこにも寄らずに中央道から自宅に戻った。結局3日間で入った温泉は12湯、総入湯数は427湯になった。3日目に入らなかったものの、かなり充実したツーリングだった。
- ●ブースカ的評価(5段階評価)
- 七倉温泉★★★★★
- こんじまりとした湯船はマニア向け
- 葛温泉★★★★★
- 優しい女将さんと露天風呂が最高
- 中房温泉★★★★★
- 秘湯マニアならずとも訪れたい温泉
- 穂高温泉★★★★★
- ツーリング途中に訪れるのにベストな温泉
- [第1湯北アルプスエリア]
- [第2湯青森八甲田山(前編)]
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