Hi-Compression Column

HERO`S Meeting Report

HERO‘S 大神 龍
HERO`S Meeting Report
年齢不詳
職業フリーライター
見た目と異なり性格は温厚で性質はその名の通りオオカミ気質。群れるのは嫌いだが集うのが大好きなバイク乗り。
時折、かかってこい!と人を挑発するも本当にかかってこられたら非常に困るといった矛盾した一面を持つ。おまけに自分の評価は自分がするものではないなどとえらそうな事を言いながら他人からの評価にまったく興味を示さないひねくれ者。
愛車はエイプ100、エイプ250、エイプ900。


京都笠置、花見宴  届け!我等の想い”
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昼には雨も上がりお馴染みの面々が次々にと桜が咲き乱れる笠置キャンプ場にやってきた。
昼には雨も上がりお馴染みの面々が次々にと桜が咲き乱れる笠置キャンプ場にやってきた。
昼には雨も上がりお馴染みの面々が次々にと桜が咲き乱れる笠置キャンプ場にやってきた。
昼には雨も上がりお馴染みの面々が次々にと桜が咲き乱れる笠置キャンプ場にやってきた。
がんじーは到着時間予告で電車での現地入り。彼も昨年12月に結婚したばかり。相方のユキちゃんと大荷物を抱えてやってきた
がんじーは到着時間予告で電車での現地入り。彼も昨年12月に結婚したばかり。相方のユキちゃんと大荷物を抱えてやってきた。

雨はすっかり上がり夕方近くにはコウタンと星野氏もやってきた。

夕方から夜にかけても次々と・・・その中に福島原発付近に住んでいて今回の震災で避難を余儀なくされた大山夫妻の姿が。

これはちょっとしたサプライズだった。

訊くと今は京都に避難してきて、すでに仕事も見つけて新しい生活を始めているんだとか。

仲間との再会に大山夫妻は屈託のない笑顔を見せる。

その笑顔の裏にはオレ達には計り知れないほどの苦渋が隠れているだろうにそんな事はおくびにも出さない。

そう、マイナスの思考では何も得る事はできない。

色んな所から物資が届けられかつてないほどの規模で義援金も集められている。

だが、人の好意には限界があり他人にすがって生きていける時間なんてのは長くない。

人間は最終的には自分の足で立つしかないのだという事をバイク乗りは本能的に知っている。

ならば・・・ここに時化た空気は必要ない。

夕暮れ時、オレ達は今も東の地で放射能の恐怖に晒されながら頑張っている仲間達と復興へ向けて新たな第一歩を踏み出した大山夫妻への激励を込めて、そして不運にも津波に呑まれ亡くなった高橋伸一氏を偲んで乾杯した。


中四国から東海、関東まで広いエリアから仲間が集結。生活環境、胸の内は人それぞれ。だが想いは一つ
中四国から東海、関東まで広いエリアから仲間が集結。生活環境、胸の内は人それぞれ。だが想いは一つ。
今回、震災の被害をモロに喰らった大山夫妻。その前向きな姿勢と行動力にはただただ感心するばかり。強ぇ
今回、震災の被害をモロに喰らった大山夫妻。その前向きな姿勢と行動力にはただただ感心するばかり。強ぇ

そこからのオレ達の宴はいつもと変わらない。

皆、良い感じで酔いが回ってきたところでコウタンが取り出した寄せ書きノートに一人一人がそれぞれの想いを書き連ねた。

募金箱には酔った勢いでそれぞれが競うようにお金を放り込んでいく。

雨はすっかり上がり月明かりに照らされた満開の桜が映える。

オレ達の宴も満開状態だ。

色んな意味を込め、そして複雑な想いを胸に。良い事もあれば悪い事だって起きる。それが人の世なのだと、そしてこうして集う事のできた今に乾杯
色んな意味を込め、そして複雑な想いを胸に。良い事もあれば悪い事だって起きる。それが人の世なのだと、そしてこうして集う事のできた今に乾杯。

酔い潰れてテントに放り込まれた者もいれば朝まで語り明かした者もいる。

こうしてオレ達のディープな一夜は過ぎていった。

これから先、良いも悪いも含めて色んな事が目まぐるしく変化していくだろう。

そしてそれを一人一人が逃げる事無く受け止めていかなければならない事になっていくだろう。

コウタンと星野氏のラリーも始まったばかりだ。

そしてこのオレもそれを繋ぐ一人になる。

明確にはカタチを成さない、だが確実にそこにある。そんなバイク乗りのアツい想いを届ける為に。


全体的にみればあまりにも微弱で頼りない。だがその想いは何よりも強い。その想いを胸にオレ達は走る。まだまだ始まったばかり
全体的にみればあまりにも微弱で頼りない。だがその想いは何よりも強い。その想いを胸にオレ達は走る。まだまだ始まったばかり。

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