Hi-Compression Column



エイプ稼動月間 我が家のリトルモンスター出陣!!生月島弾丸ツアー、タイガーサークルパーティー、そしてショットガン
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翌日は2号線を淡々と走り、帰ったのだが結局、この3連休は、ただひたすら走っただけ・・・と。旅というよりは今さらながらのエイプの耐久テストみたいな感じだったな。

だがAki姉をはじめとする久しぶりに会った仲間との呑みは、深い話もできて楽しかったし、島の景色も素晴らしかった。元気な姿で仲間と再会することはオレの旅においては重要な要素だ。

しかし、二度と会う事ができなくなってしまった仲間もいる。翌週末はそんな仲間の追悼集会だった。

四国香川県、とらまる公園キャンプ場。自分が大好きだったこの場所で自分が大好きだった仲間だけを呼んで集会を開いていたバイク乗りがいた。

梶尾幸範。

新潟日帰りは当たり前、同日開催の千葉と広島の集会をハシゴなんて事を平然とやってのける超ツワモノなバイク乗り。そんな彼が今年の7月に不慮の事故によってこの世を去った。


常々、「自分はバイクで走るのが好きですから」と語っていた彼が主催として毎年楽しみにしていたタイガーサークルパーティー。今年は同チームの星野氏が主催を代行し、カジヲ氏の追悼集会という形での開催だった。

降りしきる雨の中を東北から九州にかけての全国の仲間が彼のためにこの地に集まってきた。生前の彼の行動を知る者にとって天気が悪いとか遠いってのは行かない理由にはまったくならないようだ。雨は降ったりやんだりを繰り返していたが深夜にかけてのこの宴は追悼でありながらしみったれた雰囲気は終始なかった。

それはまるで収集がつかないほどバイク乗りが集まったこの場所のどこかに彼がいるような錯覚さえ起こさせた。今となってはオレ達がカジヲ氏のためにできることといえば彼のことを忘れないでいるという事、そして走り続ける事くらいのものだ。そして、いつものようにどこかで集まった時はほんの少しでいい、彼の事を語ろう。

この日、とらまる公園には亡き友を偲んでそれこそ全国各地からバイク乗りが集結した。
早くして逝った仲間のために、そしてこれから先もお互い元気な姿での再会を願って乾杯!
早くして逝った仲間のために、そしてこれから先もお互い元気な姿での再会を願って乾杯!。
永遠などあり得ない。しかし少しでも長くこんな時間が続いてくれたならと願わずにはいられない。できるなら彼にもこの場所に居て欲しかった。


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