デブ輪
悪夢のようなファッキン震災から49日も過ぎまして、被災地にも被災者にも平等に今年も春が歩んできました。
亡くなられた全ての方々に対しまして御悔やみ申し上げます。
残されたみんな! 踏ん張るべしよ!! クソ震災から這い上がるべしよ!!
2011年5月6日更新しました。
『鉄馬乗り達の3・11』
おいらには内陸部で消防署職員として勤務している兄貴分がいます。
お名前は『テリーさん』でテリーさんも同じ人種『バイク乗り』です。
テリーさんは今回の震災の直後に災害支援部隊として岩手県内陸部から、岩手県沿岸部に延べ2週間隊長として勤務したそうです。
避難所ではプライバシーが全くなく、皆が我慢しながら生活をしている。だから倒れる人間も多数いたと聞きました。
すし詰めの避難所。歩いて他人に迷惑をかけまいと水分補給をしない結果『脱水症状』で倒れてしまうそうです。
また、現場の壮絶な光景・臭い・空気はとても筆舌に尽くしがたい。言葉を失ったと語ってくれました。
テリーさんは救急隊長として延べ2週間勤務された中で、避難所の皆さんの強さ・優しさ・頑張りを強く強く感じたとも語ってくれました。
地獄のような被災地で今も暮らしている方々、その暮らしを陰に日向にサポートしてきたテリーさんに対しまして無条件に尊敬の念を抱きます。
テリー! あんた素晴らしい職業だね!! 頭が上がらないよ!! あんたに救われた被災地の皆さんは絶対に立ち上がりまた町を蘇らせると思う!!
そうしたらまた二人で綺麗な三陸海岸を流そうぜ♪ あんたはおいらの自慢の兄貴分だぜっ!
内陸部の被災者
おいらの先輩で、思いもよらず被災している方がいました。
その方は『ノイズヘッドさん』という方で、自宅は風評被害のド真ん中・福島県福島市ですが、仕事の出張先『青森県弘前市』で3・11に遭遇しました。
福島市の自宅・家族・カワイイ子供二人が心配、でもガソリンスタンドでは燃料を販売してもらえない。挙げ句は会社側から『現場が終わるまでは帰宅を我慢してくれ』との通知が。
おいらはノイズヘッドさんも『被災者』だと強く感じました。
福島市も三日間停電したそうです。二人の子供が心配で仕事を終えて電話すると『ロウソクがあるから平気だよ! パパお仕事頑張ってね!!』と言われて涙が止まらなかったそうです。
帰りたくても帰り道の燃料はない。高速道路は通行止め。会社側から一時帰宅の許可も出ずに弘前市で涙を飲んで、現場を無事に仕上げ先日帰宅出来たノイズヘッドさん。
今は家族みんなで仲良く日々を過ごしているかなぁ〜?
津波や地震で被災されてしまった、それ以外にも『被災者』って数えきれない程いるのだべな〜と改めて思ったノイズヘッドさんのケース。
それでも、思いもよらず被災者になったノイズヘッドさんは明るく強いバイク乗りでした。
ノイズヘッドさん!! あんた『職人気質』バリバリでしたよ!! 弘前市であんたに逢って元気パワーをもらったもん!! また路上にて逢いましょう!! いつまでもそのカッコいい職人気質と生きざまでいて下さいね!!
きっと今は福島市にて自慢のカワサキに跨がり縦横無尽に走ってるんだべなぁ〜事故んないでね(爆)!! もう四十路なんだから、悪さはしちゃ駄目だべさ(爆)!!
春の足音
また岩手県にも春の野郎がやっと歩いてきました。
春先の楽しみは山菜ですが、その一つに『ばっけ』ふきのとうがあります。
3・11の惨劇を知ってか知らずか今年も芽を出した『ばっけ』を喰らいました!
おれらは豪雪を耐え、極寒を毎年毎年越冬する魂を持っています。
だから今回の震災もぜってー越えれる!! また立ち上がり前に進める!! こう信じています。
リッターバイクの加速みたいに日々被災地は、被災者は前に前に進んでいます。
負けないべしよ被災地!!
復興させんべしよ被災者!!
おれはカワイイハニーと二人、手を繋いでハッタリかまして生きています。
明日なんて未来は見えないんだけど、はっきり見えているのは『前進あるのみ』・『ネバーギブアップ』これだべ!!
おれら東北の鉄馬乗りを舐めんなよ!! ハンパない心意気で復旧復興させてみせるぜ!!
全国から色々な形にてサポートして下さっている皆様に対して心から感謝しています。ありがとうございます。
皆さんの善意の温かさをビシバシ感じています。被災者・被災地は皆さんのパワーを借りて必ずや前に進みます!!
被災地被災者・人生と鉄馬は、バックギアなんてね〜もんで!! 前進あるのみ!! これからも前さ進むべしよ!!
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