デブ輪
梅雨ド真ん中の東北岩手県ですが、梅雨の晴れ間に走ると沢山の鉄馬とすれ違います。
おれら被災者、立ち止まりなんてしません!
みんな走り続けていますっ!
2011年7月7日更新しました。
『被災地のバイク屋さん』
普段生活していて鉄馬が水没する事態はまずないと思います。ですが3・11のクソ津波はなんでもかんでも飲み込みました。
水没したら廃車か!? いや! また走りたい! おいらも廃車になんてしたくありません。直して走れるものなら走りたいです。
そこで『バイク屋さん』の登場です。
写真は市内のバイク屋さんのチーフメカニック・ひろしサンです。
いつ腐食が進み部品が劣化して故障するかもしれないと考えながらも出来るだけの処置を数台繰り返したそうです。
また、ガソリン不足の影響か自転車が沢山売れたとも聞きました。
しかし発送元の大きい工場も被災していて追加の自転車が入荷しない事態もあったそうです。
こんなところにも震災の影響が……おいらは考えもしませんでした。
ひろしサン、大変お疲れ様でした! ひろしサンが助けた鉄馬は絶対に喜んでいると思いますよ!!
これからもおれらバイク乗りをサポートお願い致しますっ!
こちらも久慈市内のバイク屋さん店長、まさる君です。まさる君のショップでも二桁の水没鉄馬を修理したそうです。
まさる君は水没鉄馬を『泳いだバイク』と表しました。
修理してみて、4ストロークより、2ストロークの鉄馬のほうが水没には弱かったと語ってくれました。
素人考えでは2ストロークのほうが簡単な機構だから復活も簡単では!? と思っていたら『クランクまで海水が入り駄目』と教えてくれました。
どのパーツを分解しても、次から次に出てくる『砂』や『泥』には本当に参ったそうです。
また3・11の震災時分は、まだ『冬眠』していた鉄馬も多く『バッテリーのターミナルを外していた鉄馬は幸運にも電装系統へのダメージが少なかったよ』とも語っていました。
まさる君!! 君のお蔭でまた沢山の鉄馬が被災地を駆けているぜ!!
多分儲けなんてなく夜中まで作業の続く日々だったべね!! 頼りになるぜまさる君!!
これからも宜しくお願い致しますっ!!
凄く嬉しい事がありました。
おれらの町「久慈市」より何倍も被災した岩手県大槌町。
おいらは個人的に支援物資を大槌町に何度か送りました。
サイト上に「必要救援物資」がUPされると仲間と協力したりして支援物資を送りサポートしていました。
ミスター・バイクでもお馴染みの「アッキー加藤」さんも素晴らしい行動力で大槌町に支援物資をサポートして頂きました。
有難うアッキーさんっ!!!!!!!
同時にカナダ在住の「九州男児」親友の「ミツさん」からも「これを大槌に!!」とカナダから支援物資を送ってくださりましたっ!!
国を越えて海を越えてのミツさんのサポート。
嬉しかったなぁ〜熱いなぁ〜ミツさん!!
ミツさんは同じ「バイク乗り」です。
カワサキとスズキ・ホンダを所有して異国を駆けているナイスガイです。
ミツさんの優しい気持ちは必ず大槌町の皆さんに届いている!!
おれまで元気を貰いましたっ!!!!!!!
どうかカナダから東日本の東北の、岩手の踏ん張りを見ていて下さいね!!
おれらは絶対に何かを掴んで立ち上がりますからっ!!
サンキュー!ディアフレンドミツ!!!!!!!
自慢のカワサキZ1Rではカナダの二輪誌面にも掲載されたこともある筋金入りの「二輪狂」です!!
ミツさん!!いつか笑顔で握手しましょう!!
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