Harley Davidson XL1200X FORTY-EIGHT 1,450,000円
全長2,255mm×全幅853mm×全高1,065mm、ホイールベース1,520mm、最低地上高103mm、加重時シート高660mm、車両重量260kg、Evolutionエンジン、ボア88.9mm×ストローク96.8mm、圧縮比10:1、1,202cm3、最大トルク88Nm/3,500rpm、5速リターン、燃料タンク容量7.9L、タイヤF MT90B16M/C72H、R 150/80B16M/C71H。
全長2,255mm×全幅853mm×全高1,065mm、ホイールベース1,520mm、最低地上高103mm、加重時シート高660mm、車両重量260kg、Evolutionエンジン、ボア88.9mm×ストローク96.8mm、圧縮比10:1、1,202cm3、最大トルク88Nm/3,500rpm、5速リターン、燃料タンク容量7.9L、タイヤF MT90B16M/C72H、R 150/80B16M/C71H。
「伝統的な生来の無骨なホットロッドカスタムを施した、新たなファクトリーカスタムスポーツスター」HDJのキャッチコピーにあるように、XL1200シリーズに加わったよりクラシカルなイメージが与えられたニューモデル。

低く身構えたワイルドなスタイル
実はライダーに優しい「ワル姿」

ハーレーを所有したことはない、というだけでなく、身近にもハーレー乗りがいなかったという、ハーレーとは無縁のバイクライフを送ってきたボクでも、こういう仕事をしているから乗ったことは当然ある。

その中でもスポーツスター系がいちばん触れたことが多いハーレーだ。何度乗っても思うのはハーレーの外から入ってこようとする人には、いちばん身近に感じとっつきやすいのが、このスポーツスター系だ。

2011年モデルの新作スポーツスターのひとつ、XL1200X Forty-Eightは、ピーナッツタンクが初めて登場した1948年を名の由来としている。ピーナッツタンクについて熱く語れる知識を持っていない者だけど、判ることはある。XL1200X Forty-Eightは文句なしにカッコイイ!

ロワードリアサスペンション採用の低く構えたスタイル。ソロシートの高さは660mmしかない。驚きのハンドル下マウントのミラーだから余計に低く身構えて見える。なるほど、ホットロッドカスタムというのがうなずけるチョップドトップ具合。インプレ文で「カッコイイ!」と書くのは職務を放棄しているようだけど、最初の見たときの印象がそうだからしかたはない。

ステップが前方に取り付けてあって(フォワードコントロールって言うのかな)、ハンドルもそれほど手前に引かれていないので、乗ると、人間は手足を前に放り出したような姿になる。常々、ハーレーは乗り物単体だけでなく、乗る人も「粋」に見せるバイクだと思っているが、これもなかなか。走りながら「どや顔」をしたくなってしまう。

国産ロードモデルに乗っている人などから見ると、前後に履いたハイプロファイルのファットな16インチタイヤを見て不安になるかもしれない。乗ってみると、見た目だけで実用性は低い──なんてことはなかった。変わったクセはなく、特別なテクニックを必要としない素直なもの。逆にファットタイヤのおかげで乗り心地がいい。このキャスター角でコーナーやUターン時など切れ込みがほとんどないのが面白い。前後のブレーキも充分に効く。

エンジンは滑らか。スロットルを開けると勢いがついて転がるように前に押し出す。ボクが初めてハーレーに乗った頃と比べると、進化に感慨深くなってしまう。

XL1200X Forty-Eightは、取っ付きにくいところはまったくなく、動きの全てがスムースで乗りやすい。穴開けブラケットを使った演出がにくいピーナッツタンクの容量は、7.9リットルで、航続距離は160km~170kmくらいと実用性もある。バー下設置のミラーもちゃんと後ろが見える。

低く身構えたワイルドな姿なんだけど、気を遣わずにライドできる。「実は優しいワル」な感じ。バイク初心者でも恐れる事なかれ。

車名の由来でもある“ピーナッツタンク”をのぞけばやはり目に付くのは、ノスタルジックな極太フロントタイヤ。ダンロップ製のMT90B16を履く。またハンドル下につり下げられたバックミラーが個性を主張している。
車名の由来でもある“ピーナッツタンク”をのぞけばやはり目に付くのは、ノスタルジックな極太フロントタイヤ。ダンロップ製のMT90B16を履く。またハンドル下につり下げられたバックミラーが個性を主張している。
車名の由来でもある“ピーナッツタンク”をのぞけばやはり目に付くのは、ノスタルジックな極太フロントタイヤ。ダンロップ製のMT90B16を履く。またハンドル下につり下げられたバックミラーが個性を主張している。
車名の由来でもある“ピーナッツタンク”をのぞけばやはり目に付くのは、ノスタルジックな極太フロントタイヤ。ダンロップ製のMT90B16を履く。またハンドル下につり下げられたバックミラーが個性を主張している。
車名の由来でもある“ピーナッツタンク”をのぞけばやはり目に付くのは、ノスタルジックな極太フロントタイヤ。ダンロップ製のMT90B16を履く。またハンドル下につり下げられたバックミラーが個性を主張している。
ホイールは16インチのブラックスチールレースホイール。このホイールを支えるのは新設計ロワードフロントフォークとワイドトリプルクランプ。チョップドフロントフェンダーは穴あけ加工されたフォークブレースマウントに取り付けられている。
ホイールは16インチのブラックスチールレースホイール。このホイールを支えるのは新設計ロワードフロントフォークとワイドトリプルクランプ。チョップドフロントフェンダーは穴あけ加工されたフォークブレースマウントに取り付けられている。
“アンダーバーマウント”と説明されたハンドル下につり下げられたミラーが新しい。メーターブラケットも新設計。新設計のフォークブラケット及び分割オフセット採用でレイク角30度、トレール119.4mmとなっている。
“アンダーバーマウント”と説明されたハンドル下につり下げられたミラーが新しい。メーターブラケットも新設計。新設計のフォークブラケット及び分割オフセット採用でレイク角30度、トレール119.4mmとなっている。
快適性を追求したダブルテクスチャードソロシートを採用。シート高は660mm。リアウインカーはストップランプ一体型に。
快適性を追求したダブルテクスチャードソロシートを採用。シート高は660mm。リアウインカーはストップランプ一体型に。
穴あけ加工されたマウントブラケットを持つピーナッツタンクは容量7.0リットルに拡大された。満タンで160~170kmの行動範囲に。
穴あけ加工されたマウントブラケットを持つピーナッツタンクは容量7.0リットルに拡大された。満タンで160~170kmの行動範囲に。

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