(ミスター・バイク 2010.6月号掲載)2004.4.12更新

まんが

それでは今月の事故です。

うららかに晴れ上がった、ある平日のお昼前。かわいい洋服や雑貨、美味しいスイーツなどのお店が多いと評判のスポット。

当然女性に人気が高く、おしゃれな街を抜ける道路を、CB400スーパーボルドールに乗った大学生が、のんびりと走っていました。

今週末に誕生日を迎える彼女の心に、グッと突き刺さるような素敵なプレゼントを探すため、授業をサボってこの街にやってきた次第です。

彼女の好きな店が何軒もあるので、デートでもさんざん付き合わされ、今では勝手知ったる来慣れた街になっています。

「何がいいかな〜、あのバッグ欲しがっていたけど高いしな〜。フェンダーレスキットより高いもんな〜。そんなお金出すんだったらコイツに付けたいよな〜」

などと学生らしく微妙にセコイことを考えつつ、まずは一通りお店を巡るつもりです。

平日のお昼前ということもあってか、道路も空いていいますし、街にもまだ人が集まっていません。

店員さんに相談しつつ、じっくりプレゼントを吟味できそうな感じです。何だか嬉しくなって、今日は絶対いいものが見つかるに違いないと、ワクワクしていました。

いつも置いているバイク駐車場に向かって、片側1車線の道路を、街並みを眺めつつ、あれやこれや考えつつ、あくまでのんびりとバイクを走らせていたのです。

のんびり走っていても、小さな街ですから、目的地まではあっという間。次の信号を過ぎたすぐの左側に、いつもの駐車場はあります。

その交差点は彼が走っている道に、左側から一方通行が突き当たる形になっているT字路。

彼の方には通常の信号、突き当たる一方通行側は赤の点滅信号。交差点の先には横断歩道があり、そこには歩行者用の信号があります。

住宅街などでよく見る、歩行者を安全に横断させることが主目的と思われる信号の配置です。

彼の方の信号は青。一方通行にクルマがいるのは見えていましたが、しっかりと一時停止していましたし、なんと言っても自分の側の信号は青です。

駐車場に入ることも考え、バイクを左側に寄せて交差点を通過しようとしました。