編集部ブログ 勝島部屋から

編集部ブログ 勝島部屋から

※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。

2014年6月8日 

タイヤは新品に限る! mrbikeBGブログ

- Noah Sellen @ 6:30 PM

 

 

お久しぶり過ぎて申し訳ない。

 

実は携帯をスマホからガラケーに戻したんです。

 

これがね、ライフスタイルがガラッと変わっちゃった。以前はちょっとした時間の隙間に知らずにインターネットを見てたんですねぇ…。別に何を調べるってわけじゃないけれど、誰かのブログを見てたり、SNSを見てたり、そしてこのWEBミスターバイクを見てたり。

 

で、何かとWEBミスターバイクを見ていると、「そうだ、更新しないと」とか「こんなネタを書きたい!」と思ったもんだけど、見ないんだからそういった感情とも疎遠になっちゃうわけです。不思議なもんですね。でもね、ガラケーに戻してなんだか解放された気分でもあるんです。結構スッキリしてます、実は。

 

さて、今日は絶版当時物について。

 

ミスターバイクBGでは皆さんご存知の通り、絶版車を中心に扱っています。もともとは中古車雑誌だったんだから別に70年代とか80年代ばかりに力を入れることもなかったんだけど、そういう方面の記事をやってるうちに読者の皆さんもね、そういった方向に定着するわけで。んでバイクだけじゃなくて様々なパーツも当時のものを大切にしたりするわけです。 

 

先日は東京へアクセスする大動脈幹線道路で、ミスターバイクBGで良く取り上げる80年代前半のバイクが事故してるのを見てしまいました。これがなかなか複雑な気持ちにさせられてねぇ。

 

ライダーは50代ぐらいの人だったかな、何にぶつかったのか、交差点の真ん中で大の字になってノビてました。

 

で、彼がかぶってたのがけっこう古いヘルメット…。それが後頭部から側頭部にかけて大きく削れてるんだ。それだけぶつければそりゃ気も失うな、ってぐらいのダメージ。ヘルメットだけは当時モンはダメよ、と強く思いながら、その交差点の交通整理を手伝って、落ち着いたらその場を離れました。

 

後から、ヘルメットだけじゃなくて当時物じゃマズいパーツはかなり多いな、と思いました。例えばタイヤ。BGで人気のような絶版車を買ったら、まぁだいたいは古いタイヤがついてますね。これ、ダメよ。マジで。絶版車に限らず中古車を買うときはもう、基本的にタイヤは新品にした方がいい。以前にあるホンダドリーム店で、スタッフさんのこだわりで中古車は全て新品タイヤをつけて販売してるお店がありました。タイヤって高いからね、コスト的にかなり厳しいとは思うけれど、それが最大の安全だと信じて実行している店員さんに惚れましたね僕は。何はなくともタイヤです。

 

後はブレーキパッドとかもしかり。昔のバイクは止まらないのが普通とか、自分は効かないブレーキに慣れてるから大丈夫とか、そんなのは通用しません。だってさ、サーキットならともかく、他の交通がワンワン走ってる幹線道路では2014年の常識が存在するわけですよ。

今や車はABSなんて当たり前、中には追突しないように自動的にブレーキまでかけてくれちゃうのだってある。そんな中で30年前の性能のブレーキで走ってるのは、現在の動力性能、現在の制動力が当たり前だと思ってるドライバーが多数なわけだから、周りの思ってる常識とズレがあるわけです。ブレーキの効きがかなり甘いバイクが走ってるなんていう意識はないわけだ。だから割り込まれたり、対向車が右折してきたりもする。「このタイミングなら避けれるでしょ・止まれるでしょ」という感覚で。

 

いざ事故が起きたら相手が悪い場合も多いでしょうけど、大きな交差点でノビてたあの人を思い出すと、いざ事故が起きて死んじゃったらモトモコモもないと思ったわけです。

 

そんなわけで。

とりあえずタイヤは絶対フレッシュなものを履くことを強くお勧めします。BGで人気の絶版車の多くはバイアス時代だから値段もそんなに高くないし、別にそんなにハイグリップじゃなくてもいいじゃない。バイクで一番大切な部品ですよタイヤは。

そしてブレーキね。最近の良く効くパッドを使って、あとはマスターシリンダーを交換すると夢のように効くようになることも多いです。「旧いバイクはブレーキ効かなくて普通」なんて思わずに、安全のために徹底整備と必要に応じて近代パーツを投入するといいでしょう。

他にもオイルとかブレーキフルードとか冷却水とか、そういった液体物は当時物禁止!

 

そしてヘルメット。

安全すぎるってことはないから願わくば最高級品をかぶるに越したことはないけれど、とはいっても高級ヘルメットはかなり値が張ることもあって簡単にはいかないかもしれない。でも例えばMFJ公認をとってるとか、スネル規格通ってるとか、そういうワンランク上のものを選びたいですね。SGのステッカーが貼ってあるから大丈夫なんつってホームセンターの安物をかぶるのはちょっと怖いですよ…。命はプライスレスだからね。

 

写真は先日入手したCBR400RRにつけるタイヤを検討しに、レーシングマックス府中店に行った時のもの。本当はダンロップの新作α13を履きたかったのだけど、財布との相談で安くなってたα12を購入することに。性能的にはα13が出た今、一つ前のものだけど、新品という安心感は絶大。もともとついてたミシュランもまだまだ溝はあったけど、バイクを買ったらタイヤは迷わず新品交換だよ!

 

…なんだかダラダラになっちゃったな。

とにかくこれからのシーズンを皆さんに楽しく・安全にバイクに乗ってほしいわけですよ! 内装が古くなってポロポロ剥がれてくるようなヘルメットは論外ですよ!

 

(ノア)

2014年4月28日 

GWのサーキットあそび

- Noah Sellen @ 10:47 AM

 

えーと、ちょっと宣伝です(笑)

BKライディングスクールっていう、ブリブリ膝をすらせますよーっていうスクールがあって、

僕はそれのスタッフとしてお手伝いしているのだけど、

そのスクールがとーってもユルイレースを開催してます。

8/14に富士ショートコースでやるのは大きなバイクも歓迎の、それなりにその気になれるレースで、去年は僕もZX-4で出ました。

けど来週、5/4には、ミスターバイクBGの企画でもよく利用させてもらってる「白糸スピードランド」というミニバイクコースでこのユルイレースをやります。

その名も「晴れるんじゃ~んCUP」

http://www.mu-ad.co.jp/hare-cup.html#hare_01

今までの開催で雨が降ったことはありません(笑)

白糸はあまり大きなコースじゃないからね、基本的に参加車両は250ccまでとしてます。(例外有・要問合 去年はDR-Z400とか出てたな、そういえば)

僕は去年の第1戦はXLR125Rで参戦して、XLR80Rと最終ラップまでバトルを繰り広げたのちぶっちぎられて2位に終わりました。第2戦はCD90を持ち込んで、ボコボコにやられました(笑)

悔しいは悔しいんだけど、そもそも遊び感が大きすぎて何位になっても良いんです。バーベキューとかしながら、ついでにレース、みたいな感じ。クラスが適当にたくさんあって、「これで出れますか?」って問い合わせてくれれば、だいたい何でも出れちゃいますし。

しかもそんなに台数が多くないから、2ヒート制にしてお腹いっぱい走れちゃったりして。

GWの中だるみ、なんか楽しーことを、肩の力を抜いてやりたいなーというアナタ、いかがですか?

僕は今年もXLR125Rで出ます!

申し込みはHPからどうぞー

http://www.mu-ad.co.jp/hare-cup.html#hare_01

(ノア)

2014年4月18日 

絶版車店の選び方

- Noah Sellen @ 9:56 AM

つい最近、立て続けに「あそこのショップはどうなの?」とか「○○が欲しいんだけどどこで買ったらいい?」なんて聞かれることが続きました。これがね、非常に難しいんだ。

結局のところ、「ではあなたは何を求めているの?」ってハナシになるんですよ。

 

だってさ、完全にメンテフリーで乗りたくて、一切のストレスなく絶版車を楽しみたいんだったら、購入後にゼンプクの信頼を置くメカニックに全部をバラバラにしてもらってさ、フレーム修正とか本格的に骨格から見直してもらって、さらに消耗部品全てを替えて、心から安心して乗って、さらに定期的にその人に整備してもらえばいいわけですよ。

 

だけどそこまでやる人は少ない。

だから結局は、「自分なりに満足いく整備をしてもらいたい」ということでしょう。そしてその「自分なりの整備」に見合った(と自分で思ってる)額を支払いたいわけだ。だけどその「自分なりに満足いく」というのが、買い手側で大きく変わってくる。

 

僕はけっこうウルサイ方だから、15年以上経ってるバイクならホイールベアリング、ステムベアリング、ピボットベアリングはとりあえず交換。さらにサスのリンク周りのグリスアップ、そしてステップやグリップなんかのゴム部品も交換。ブレーキ周りも全部新品のオイルシールやダストシールを使ってOHしたいタイプ。もちろんタイヤも新品に。幸い自分でこれをやるからお金はあんまりかからず、それも楽しみの一部としてとらえています。

 

よくある話は「旧いバイクを買ったらフォークのオイルすら変えてなかったんだ!」なんて言って憤ってる人。お店の判断としては「漏れてないし、ダンピング性能もまだ大丈夫な範疇でしょう」だったわけだろうけど、買い手側との意識にズレがあったわけだ。

 

だけどさ、最初から「僕、うるさいタイプでしかも結構飛ばすんです。フォークは現状、大丈夫そうでもオイルとオイルシールは交換しておいて下さい」と言えばいいことでしょ? それを言った上で、しかもお店としては「やっておきました」と言ってるのにやってなかった時点で、初めてお店に対して疑問をもつことになるわけです。

 

だけどね、間違いだってあるわけだから。フォークオイルが交換してなかった時点でお店に連絡して「フォークをお願いしてあったはずですが、やってないですよね?何かの間違いですか?」と確認するべきでしょう。特に営業や受付担当とメカニックが別の人なような大きなお店だったら希望の伝達がうまくいってない場合だってある。1回目は寛容になろうよ。

 

2回目になって初めて怒っていいだろうし、そのお店に自分なりの「悪いお店」レッテルを張っても良いでしょう。やると言ったことをやらずに、しかもやったテイでお金を取ってるんだったらそりゃ詐欺だ。その場合は怒っていいと思う。返品も良いでしょう。無駄にした時間について請求したっていいと思う。

 

よくある間違いが、バイクを買って調子が悪いなり納車整備に納得がいっていない → なぜか買ったお店とは違うお店に持っていって見てもらう → 「やってなかったよ。アンタ、とんでもないお店でバイク買わされたな」と言われる → 購入したお店に不信感を持つ → 結局買ったお店には二度と行かず、「あそこはひどい店だ」とふれ回る。という流れ。

 

なんだそりゃ

 

中には本当にとんでもないお店もあるのかもしれないけれど、だいたいこういう話を聞くと「あぁ双方のコミュニケーション不足だな」と感じるのですよ。

 

なのでね、絶版車(に限らず中古車)を買うときはちゃんと何をやってくれて、何をやってくれないのか、そして何に対してお金がかかるのかを確認すること。

 

よくあるのは「うちは全部やってる」というやつね。信頼関係のあるお店で、お店側と自分のとの色んな事に対する意識がある程度共有できているならば、それで任せちゃっていいでしょう。だけど初めて行くようなお店だったら、「全部」とはいったい何を指しているのかちゃんと詳細を説明してもらうべき。じゃないとまず自分が仕上がりに納得できないことになる可能性があるし、お店としても「そこまでやってほしいなら最初から指示してほしい」という気持ちにもなるでしょう。人によって「全部」の尺度が違うからね。

 

ま、個人的には「全部やってる」というのはあまり信用してません。特に「全部って何ですか?」って聞いてもその内容を詳細に言わないお店は、その言葉の裏には「あなたに説明してもわからないでしょう?」という見下しが感じられたり、または「全部」という言葉で安心させておいて実はたいしたことはやってない、ということが多いと経験から感じているから。

 

大事なのはお店と自分との波長が合うか、でしょう。お店側がこちらのメカに対する知識の度合いを知っていて、かつライディングスキルも知っていて、どういう用途でそのバイクを使ってるかを知っていれば、それに見合った整備をしてくれるでしょう。そして当然、お客側としてもそのお店がどういうレベルで整備をしてくれるのかを把握する必要があります。ここがクリアになっていれば、安心して整備に出したり中古車を買ったりして、受け渡しの時には何も疑心暗鬼になる必要はなく、気持ちよくお金を払って気持ちよく乗れる。幸い僕はここ最近、僕の波長とよく合ったお店と出会うことができました。これは幸せなことですよ。

 

さらに、お店との最初の接触がまた難しい。

バイクに関わる人って、どうも実力以上のことを言いたがる人が多いんですよなぜか。だからお客さんも「うちのツーリングは基本的に200キロ巡航ですので」なんてフイてたりする。なわけねーだろ、とマトモな人ならわかるわけで、そうなるとそもそもお店から信用されない。これがお店側でもあるからタチが悪くて、バイクショップで「うちはレースやってたからそこら辺のお店と一緒にしてもらっちゃ困る」みたいなことを言ったりする。

これもマチマチでさ、もちろん本気のレースメカだった人もいたりするけれど、中には「ウチに出入りしているお客さんが草レースに出たことがある(ようなことを言ってた)」というレベルで「レースやってた」なんてフイちゃうお店もある。

だから最初に変な誇張とか自慢とか、ほら吹きといったものは置いておける関係がいいよね。じゃないと色んな事がこじれちゃう。

 

避けたいのは無用な悪口。

「あそこのお店はイイ話聞かない」

ほんとか??

そう言ってる奴がろくでもないだけじゃないのか??

 

「騙されたって話を聞いた」

ほんとか??

騙されたんじゃなくて、ちゃんとコミュニケーションが取れてないだけじゃないのか??

 

もう一つはね、「あそこのバイクに乗ったらひどいもんだった」ってやつ。これはね、確かにひどい状態のバイクもある。しかもそのバイクにどこぞの有名店のステッカーが貼ってあると、ついつい短絡的に「あそこのお店のバイクなのにこんな状態かよ」とがっかりして、そのお店に対してマイナスイメージをもったりする。だけどね、最後にそのお店で整備を受けたのはいつだったのかも考慮しないと。

 

以前に撮影用にある有名店のお客さんのバイクを借りたことがあって、これが残念な状態だったんだ。有名店のお客さんだから大丈夫だろうと思ってた節があったんだけど、いやそれはそれは。乗りっぱなしのかわいそうなバイクでした。お店のステッカーは貼ってあったけれど、そのお店で整備を受けてからずいぶんと年月が経ってたというわけ。それじゃあそのお店の整備のスタンスの判断はできないよね。

 

絶版車選びはお店選び、なんて言われます。あらゆるお店の取材をして、だいたいどこでも「結局はお店選びですよ。うちに任せれば大丈夫」と言うわけだ。それはどのお店でもある程度真実なんだと思いますよ。そのお店の波長に合ったお客さんが集まれば自然と「良いお店」と評判になるし、反対にお店の波長に合わないお客さんばかりきちゃうと「悪いお店」となるわけだ。ある程度の規模でやってて歴史のある絶版車屋さんなら、それぞれがそのお店のスタンスに賛同してくれるお客さんを抱えてて、それらお客さんから信頼も厚いはず。

 

最初に戻るけど、僕に「どこで買ったらいい?」って聞く人。その人と僕の波長が合ってるとは限らないからね!僕が良いと思ってもその人にとってはそうでもないかもしれない。僕が薦めたお店で買ったらひどい目にあった、なんてなったら申し訳ないじゃんね。

 

絶版車や中古車を買おうとするアナタ、できるだけいろんなお店に行って、いろんなスタンスを知ることをお勧めします。そしてお店側がアナタを見誤らないように、へんなほら吹きは控えましょう。そうやって自分の中での判断基準を磨いたうえで、自分の波長に合ったお店に出会えることを祈ってます。

 

最後に付け加えるとさ、他のお店の悪口を言うようなお店はやめといた方が良いすよ。

マジで。

 

(ノア)

2014年3月18日 

新しい号がでてました、ミスターバイクBG

- Noah Sellen @ 9:48 AM

こんにちは。ごブタさ。ぶひ。
いつもごブサたとごブタさを間違える…

春んなるとなんだか忙しいじゃないですか!
バイク乗ったり昼寝したり!

ブログどころじゃなかったんですよねぇ
バイク乗ったり昼寝したり!

そんな中、原付二種大好きピンキー大統領に「XR400コンペ買ったんだ!」って言われて、何で知ってんですか? と返したら「BGに書いてたじゃん」と言われちゃった。

そこで初めて気づいたよ、新しいBG出てんじゃん!

そんなわけで、4月号はちょっと遅れてきたカスタム号です。よければ手に取ってくださいね。

さて、写真ですが。

先日バイク王さんにお招きいただき、流通センターの見学をさせていただきました。名古屋から北海道まで、バイク王が東日本で買取したバイクが全部集まるというこの場所、夢空間でしたね。あれもこれも欲しくなりました。超レアバイクなんかも見れて、いやほんと、最高でしたよ。勝手に「お!すげー!」ってバイクの海原で遭難しそうな僕を、バイク王の担当の方が優しく「そろそろ次に行きますよ~(笑)」なんてたしなめてくれました。レアバイクだけを抽出して、BG読者向け即売会やったら面白そう!

この写真はそこで撮った物。NC24型のVFR400Rの片持ちスイングアームは本来4穴なのだけど、センターロックに見せるためのカバーらしきものがついてました! どうやってついてるんだろうと思って外そうともしたのだけど、樹脂製で「パキッ」といきそうだったから断念。

いやーこんなの初めて見たよ。

プロアーム、なんて書いてあるし、純正オプションだったりして!?

「あぁ!懐かしい! 俺、つけてたよこれ」って読者さんがいましたら、BGの読者ページにでもご投稿くださいませ。(二気筒親方が喜びそうなネタですな)

BGとは別にちょっと宣伝:
今週末3月23日、富士スピードウェイのショートコースで、僕がお手伝いさせてもらってるBKライディングスクール主催の「BK走行会」が開催されます。走行枠は15分×5本の予定なのでおなか一杯走れますよ。エントリー期間は過ぎてるんだけど、ちょっと空きがあるそうで。僕も新しいタイヤ、パイロットロード4を履いたVストローム650でちょっと走ろうと思ってます(笑)。シーズン前の肩慣らし、バイクのシェイクダウン、レース前のセッティング等々、かなりユルめの走行会なのでどうぞお気軽に。
http://www.mu-ad.co.jp/soukoukai-fuji.html

(ノア)

2014年3月1日 

ガス欠注意

- Noah Sellen @ 11:18 PM

関東での雪は大変でした。

雪国の人からしてみれば「何を言ってるか」って感じかもしれないけれど、何せ慣れてないからね……。

 

そんな雪が首都圏で溶けてきて、東名高速も通行止めを解除した数日後、夜中にその東名を車で走ってたらなんと、ガス欠ですよ。全くもって恥ずかしい。

 

愛車マツダボンゴ君は燃料計がEを指すと、本当にエンプティなんです! Eを振り切っても結構余裕があって走り続ける車(やバイク)もありますが、僕のはダメ。E・すなわち・空。カラッケツです。

 

しかもね、いつも携行缶を積んでるからガス欠に対する恐怖心がそもそも足りない。ガス欠したら携行缶から入れればいいや、と思ってギリギリまで給油しないきらいがある。

 

でも今回は「もうちょいイケる」とチャレンジしての失敗ではなく、単純に見てなかったというミスです。

高速道路で止まるなんて危険極まりないから無駄なカケはしませんよ!

……そんな言い訳、関係ないか。ガス欠はガス欠だ。

 

完全に止まる前に路肩には寄せたのだけど、路側帯には大雪からの残雪が結構あって、左に寄り切れず車体の右側は第一走行車線にはみ出しこそはしていないもののギリギリのところ。右側は30センチも離れていないところを大型トラックがゴゥゴゥと通り過ぎる。

 

しかもよりによって給油口は右側なんだ……

 

せっかく携行缶をもってても給油できないじゃないか!轢かれちゃうよ!

 

発煙筒を焚いて何とか後続に知らせつつ給油しようと試みたけれど、たまたま緩やかな右コーナーで車道からはこっちが見えにくい位置。止まったボンゴのかなり後方に発煙筒を置いてタイミングをうかがっていたけれど、大型トラックの列が途切れないうちに発煙筒はわずか5分も持たなかったと思う。

 

途方にくれましたね。

自分の馬鹿さを呪いました。

本当に恥ずかしい。

あの日、あそこを走ってて、「なにやってんだよアイツ、あぶねーな」と思ったトラックの皆さん、全面的に僕が悪かったです。申し訳ありませんでした。

 

結局JAFにお願いしました。

混雑してて1時間ぐらいかかります、と言われたけれどしょうがない。

その間車の中で待ってようかとも思ったけれど、もし追突されたら命が危ない。車から出て後方で待つ。気温、たぶん2℃ぐらい。

 

JAFさん流石だよね! 40分ぐらいで22歳のハキハキした隊員が100mぐらい手前から発煙筒を置いてくれながら到着。本気で天使に見えた。大げさではなく、命を落としかねない状況から救ってくれたんだから。

 

わざわざ来てもらって「携行缶、あるんす」なんて言えない。10リッターで1600円のガソリンをありがたく入れていただいた。つーかこの状況を考えるととても安い!倍額でも払ったぜ。

 

 

僕はね、人一倍交通安全にはウルサイたちでして。雨の日に視界が悪いのにライトを点けずに走ってるような車を見ると軽く罵るほどなのだけど、今回は自らこんな危険な状況に自分とあの時あそこを走っていた人たちを置いてしまった。

ガス欠ひとつでいかに危険な状況を生み出す可能性があるかを肝に銘じ、いつもの罵りの100倍ほど自分を罵ったと共に、二度とボンゴでガス欠はしないと誓いました。

 

JAFさん、本当にありがとう。

みなさんもお気を付けください。

 

(ノア)

2014年2月15日 

ミスターバイクBG 3月号が発売されました

- Noah Sellen @ 3:32 PM

 

 

さて、前回なんで音について書いたかって、これが答えですね。

ミスターバイクBG3月号が昨日発売されて、その巻頭特集が音にフォーカスしたものだったわけです。

 

今やネットの世界が一般化したから音が出るサイトもいくらでもあるけれど、あえて音が出ない紙媒体でこのテーマを取り上げるとは、さすがBG!(なのか??

 

色々と想像しながら読んでいただければ幸いですが、p67の見開きとか、p1011の見開きなんかは、わざとバイクの後ろを空けてあるですよ。バイクの後ろに引っ張られている音を皆さんに想像してもらおう、というわけですね。

33ページにわたるボリュームを持たせた特集で、読む部分も多くありますのでごゆっくりご賞味くださいませ。

 

えー、個人的な活動を振り返ると、

IBARAGY RESTORATION PROJECTはボチボチ進んでます。多くの読者さんから「どうなのその後」と声をかけていただけるのですが、ま、本当に「ボチボチ」ですね。来月号ではエンジンがかかってるのをお見せできる、かな?

 

p54からは「軽トラにバイクを積んでくるミーティング」があります。最初は「なんだそりゃ()」と思ったけど、こりゃ大成功でしょう! 寒い冬はバイクで出かけたらかえって危ないこともあるし、軽トラに乗ってればかがみこまなくてもバイクがよく見れる。うーん、また欲しくなるな、軽トラ。

 

そのあとはミーティングものが続いて、

 

マニアックバイクコレクション!なんとカバルケイド!必見!

 

TGGでは音にフォーカスした特集にちなんで、とても音のいいトライアンフの3気筒を選んでみました。スッゲー速くてひっくり返るね!!  新しく着ているアルパインスターズのRIDEOUTジャケットもとても良いです。

 

p267からはマン島のレポート最終回をお送りしてます。

 

…などなど、今月も色んな事がぎっしりです。

雪の中バイクで出かけるなんてやめた方が良いよ。昨夜僕はひどい目にあいました。

こんな日は雑誌でも買ってコタツですよ!

 

ちなみに世の中の皆さんからは「雪かきで腰痛なんです」なんていう声を聞くのですが、僕はコタツでお餅を食べながらくしゃみしたらプチギックリ腰に……。歩けはするけど、靴下履けない。あーあ、もうしばらく(願わくは春まで)はコタツから出られないな!!

 

(ノア)

2014年2月11日 

寒いしバイク汚れるし… 早く溶けて下さい・雪

- Noah Sellen @ 12:22 PM

 

スパにいたアグスタ4気筒メガホンマフラー。本文とはあんまり関係ないです。

雪って困る!

降った時はハシャいでオフ車で出かけたりするけれど、翌日にはベチャベチャになっちゃってさ、さらに一晩たつと凍って硬くなって雪の楽しさはもうない。

じわじわ溶けるからいつまでもベチャベチャしてて、バイクがスッゲー汚れるし洗車も意味がない。あぁあ、早く気持ちよくバイクで出かけたい……。

 

に、加えて今日は寒い。やめたヤメタ!家にいよう!コーヒーを淹れよう!

 

やかんがシュンシュン言ってお湯が沸いて、ドリップの前の蒸らし用にコーヒーにちょっとだけお湯を注いだ時の音が好き。ドリップが始まらない程度のわずかなお湯をコーヒー豆が吸って膨らんでくる。プチプチ、みたいな音がしてコーヒーの香りがたつ。窓の外を見れば屋根の雪が解けてポタポタと水滴が軒から落ちていく。

 

コーヒーのプチプチ音がピークを越える頃に、本格的にお湯を注いでドリップ開始。ハンテンとコタツ、おいしいコーヒーとチョコレート。幸せ()

 

このコーヒーのプチプチ音が好きなのだけど、じゃバイクで好きな音って何だろうなー、と考える機会が最近ありました。ま、排気音で言えば、みんな好みがあるでしょう。個人的にはちょっと濁ってるぐらいの音が好きだな。ヤマハのクロスプレーンのR1とか。普通の直4みたいに「コォーンッ」とフケるよりも「ギャーンッ」とか「バラバラッ」みたいなのが個性があって好みでは、ある。

 

あとはあらゆるマフラーの音ね。集合管なんてどれも同じじゃんか、あとは音の大きさだけでしょ?と思っていた学生時代、その中でもWR’sの音だけは特別に特徴があった覚えがある。友達がバンディット250に乗っててこのWR’sのマフラーをつけてたんだけど、明らかに他のマフラーとは違う音がして、まーカッコいいと思ったね!カーボン巻のタイプじゃなくて、アルミで横に黄色いステッカーが貼ってあったアレ。排気口の上のところにWR’sって書いてあるのもカッコよかった。

 

今はマフラーによってちょっとずつ音が違うのもなんとなくわかる気がするのだけど、ウソかもしれない。スチールマフラーの方がステンやチタンよりもどこかまろやかで官能的な音がする気がするけど、それも単純にスチール管をつけてるバイクが旧いバイクだから、不完全燃焼が多かったりしてそういう音になってるだけかもしれない。きっとマフラーだけの問題ではないのでしょう。だって最新のSSにスチールの集合管つけてもああいう音にはならないような気がするんだ。

 

一方でメガホンはやっぱり特徴があるな。かつてのホンダのレーサーについてた、気筒数分の独立したマフラーは特徴的な音(とすんごい音量)だったけれど、こんなメガホン管を例えばCBR250RRにつけると、やっぱりそういう音がするもんね。’97年に出たスーパーフォアベースの4本出し400㏄「CB400フォア」も、カタログのキャッチコピーに書いてあった通りに「4発の音がする」んだ。だからたぶん、マフラーは素材によって多少は音に変化はあるだろうけど、基本的にはマフラー形状によって変わるんでしょう。え?そんなの当たり前だって?さーせーん!

 

ちなみに僕はXSとかWの旧いツインも、VTR-SP1とかTL1000Rみたいな高性能ツインも、ツインの音はかなり好きです。とってつけたように書くけど。

 

BGではMテック中京さんとコラボして安価で高性能なZ1000&マーク2用のマフラーを完成させました。

 

こんな感じでさ、90年代車のマフラーも各社作ったらいいのにね。XJR1200~1300とかGSF1200~バンディット系、CB1000~1300SFとか、ZRX1100~1200及びこれらの400㏄バージョン、この年代のバイクってまだまだたくさん存在するしカスタムベースとしてとてもいい。なのにこのぐらいになるとマフラーってみんなチタンとかさ、やたら高価なものが主流になっちゃう。安価に着せ替え感覚で楽しめるテッチンマフラーが選択肢としてもっとあったらいいのに。

 

 

あぁコーヒーが美味い!! お昼は温かいそばにしようかな。ズルズルとすする音がまた体をヨケーに温めてくれる気がする!   (ノア)

2014年2月3日 

NC750とGSR250Sが気になる気温18°の午後

- Noah Sellen @ 2:29 PM

 

仮に自分のVストローム650のシートを外して座ってみた。なるほど驚異的な足つきだ! これならガレージからの出し入れも安心かもしれないね!

 うずくなぁ。立春が近づくと、新しいバイクが欲しくなる。

風に春の匂いが混じるともうたまらない。今持ってるバイクたちで何も不満はないのに、なんか違うのが欲しくなる。

どうしよう。

どうしよう。

 

ミスターバイクBG毎号100ページ目に「ノンポリバイク選び」というコラムを書かせてもらってて、毎月アレ欲しコレ欲しと書いてますが、いろんなカテゴリーでそれぞれ欲しいモデルがあるから定まらない。

 

①もちろん、大きいバイクも1台は欲しいわけですよ。アクセルを開けるとうわわぁ!っとなるようなやつ。候補はCBR600とか、ZX-9Rとかなんだけどね、なんとなく決心がつかない。乗るバイタリティ的にも価格的にも。

 

②違うカテゴリーだと250㏄クラスが欲しい。ずっと言ってるけどスーパーシェルパ、いいね。あとはなんだろ、XR250とかでもいいし旧いセローでもいい。

 

③モタードも欲しいんだよ。KTMとかハスクのすんげーやつとか、DRZ400SMでもいいですな。

 

だけどね、どのカテゴリーも得るものにまずは注目するでしょ?だけど反対に失うものも見ると気持ちが定まらなくなるんだ……

 

①だと滅法速くてだいたいのものには負ける気がしないけど、本気でスポーツしようと思ったら結構お高いタイヤ代を払って、筑波サーキットサイズのコースじゃないと本当の楽しさは見出しにくいでしょう。そうすると「速い」って快感を追い求めるために金銭的なコミットメントと、あとは本気出すためには筑波等にいく時間や労力も考えないといけない。それでもそこら辺の良いバランスはCBR600とかナインアールだと思うんだけどね。

 

②はね、林道(というかハマヤ先生が連れてってくれる獣道)でちゃんと遭難しない程度の性能を持ったオフ車。こういったのは街乗りも楽でさ、燃費も良いし転んでも壊れないし、250だったらバイパスなんかも乗れるし一種最強のバイクだと思うんだけど、一方でロードのみを走るにはタイヤがゴツゴツうるさかったり、タンク容量が足りなかったり、ケツが痛かったり、高速辛かったり。でも辛さをひっくるめてこのカテゴリーでいい位置に落ち着いてるのがシェルパや、現行セローだったりすると思う。

 

③だと、腰痛にならないアップライトポジションで本格的なスポーツができて、かつミニバイクコースとかでも走らせてくれるからそのスポーツが身近。ウイリーの練習なんていうのもやりやすいし、一般道だけで言えばたぶん最速でしょう。だけどやっぱりケツが痛かったりタンクが小さかったり高速が辛かったり。

 

 こんなわけで、何かが欲しい立春ですが、プラス面とマイナス面を擦り合わせるとなかなか定まらないんだ。もちろん、完全なる万能選手はいないわけですが、なんとなくいい位置にいる車種を狙いたいという気持ちはあるわけです。

 

 大変尊敬している業界の先輩はアラウンド40なのだけど、

「バイクに実用性は求めなくなったよ。昔は燃費が良くなきゃヤダとか、2人乗りが楽にできなきゃデートできないじゃんとか思ってたけど、今はバイクに乗れる時間は少なくて、その時間は趣味として満喫したい。だからハイオク仕様でも良いし燃費悪くても良いし、ポジションきつくても良い。バイクに乗れる短い時間を最高に楽しいものにしてくれるような、エキサイティングさが重要になったね」

ですって。

そーかー。なるほどねぇ。

 

僕はまだアラウンド30だからか、それとも日々の移動手段としてバイクを使ってるからか、まだその境地には達してないなぁ。だから幸せにスーパーオールラウンダーであるVストローム650に乗ってるわけだけど。

 

最近、友達の友達(いわゆる他人)が、編集部のと同じFZ-1フェーザーからNC700に乗り換えた。ビュンビュン走るのが好きでフェーザーを買ったんだけど、その性能に満足しながらも実際には都内への通勤で使うことが多くて、往復70キロにもなる幹線道路通勤にはちょっと向いてなかったみたい。どうしてもアクセルを開けちゃうからすぐに免許は崖っぷち。しかも燃費が今一つ。

 そこでNCに乗り換えた。やっぱりね、ビュンビュン走りたい人だから最初は抵抗があったみたいだけど、いざ乗ってみたら幹線道路を行ったり来たりするにはとっても具合が良いうえに燃費も驚異的。結果として一瞬のエキサイティングさは減ったかもしれないけど、日々バイクと付き合うには楽しさがむしろ向上したわけだ。使い方に合ったバイク選びって大切だね!

 よくあるのがせっかく大きなバイクを買ったのに乗らないパターン。大きすぎて乗るのが億劫になっちゃってるやつね。大きいのは本当に大きいもんなぁ。ガレージから出すだけで一苦労でしょう。冬は寒くて乗れないのに、夏はエンジンからの熱が熱くて乗れない、なんつって、いつ乗るのよってハナシ。距離が伸びなくてしまいには奥さんに「処分しちゃいなさいよ」なんてチクリと言われちゃって。

 ガレージから出すのが億劫といえば、この前面白いバイク選び基準を聞かせてもらった。シートを外した状態での足つき性が重要だって言うのよ。なんでもガレージに入れる時にバイクにまたがったまま入れるんだけど、その時は足をベタベタについていたいからシートを外すそう。たしかにシートを外せばだいぶ足つきが向上するけど、メーカーとしてはシートを外した時の足つき性までは考えてはいないと思う。でもその人にとっては重要なことだったんだよね。いやー、バイクの選択基準って人ぞれぞれで面白い。

 

さて、こんなことを言いながら気になるバイク2選。

 

ホンダのNC750! 

たまたま試乗会に別の予定が重なっちゃって行けなかったのだけど、編集部の皆さんによると排気量の上昇分以上にパワフルになったそう。いいなぁ、700の時点でかなり良かったのに、さらにいいんだ。いいなぁ!ある編集部員は「NCのシフトフィールは秀逸。のんびりしたキャラクターなのにミッションがスポーツモデルみたいにカチカチ入っていくのはいい」と言っていた。ますますいいなぁ!!

 

スズキのGSR250S

250戦線にスズキが放った安いのにとてもいいGSR250にハーフカウルがつきました。GSR250はね、数値的にそんなにエキサイティングではないのと、マフラーが2本だったり安定志向スタイリングから「?」を唱える人もいるみたいだけど、あれは名車ですよ。実用域のトルクが豊富で車体もとても安定していて非常に乗りやすい。あれにハーフカウル&アップハンだから絶対いい。高速道路も苦じゃなくなるね。スタイリングも個人的にはカウルなしのGSRよりカッコいいと思う。しかもカタログで見るより実物の方がカッコいいです。

 

 あぁ!また長くなってしまった。特に結論のない最後まで読んでくださりありがとうございました。いろいろ悩んで、春に向けて買うバイクは実はけっこう定まってます!お楽しみに()   

 

 (ノア)

 

2014年1月25日 

ミスターバイクBG 2月号を振り返る

- Noah Sellen @ 4:05 PM

 

今月号についてちょっと振り返りましょうかね。
付録のポスター、これはね、誌面に組み込まれてしまうとちょっと埋もれちゃうような素敵な写真を大きくして、読者の皆さんに壁に貼ってもらったりして楽しんでもらおうという意図なんです。

過去にも何度かこういったポスターはあったと思いますけどね、たまに読者さんの自宅にお邪魔した時にトイレに貼ってあったりして、懐かしいやら嬉しいやら、なんてことがあります。

今回は表にドイツで鈴木カメラマンが撮ったZの2台。そして裏面は「ノア君、マン島のいい写真があったらどう?」と言っていただけて、4枚を選びました。今年のマン島に向けてカメラを新調したとはいえ、プロカメラマンの裏に僕の写真が載るのはちょっと恥ずかしいんだけど、まぁ、せっかくだから!

その写真の説明をしましょうか。

 

 

縦の写真でゼッケン27のバイクにまたがる人と、ヒゲのおじさんは、マンクスGPの「パスト・マスターズ・パレード」の参加者。これはかつてマン島のレースイベントで勝ったことのある人が参加するパレードで、ライダーを知ってる人にとってはたまらないんですねぇ。残念ながら僕はそこまで各イベントやライダーに詳しくはないのだけど、これはなかなか素敵な写真だな、と採用しました。ライダーは2000年のクラシック・シニアクラスで優勝したグレン・イングリッシュ選手(のはず)。バイクはマンクスノートンですね。

 

もう一枚の縦の写真、あ、たまたま同じゼッケン27だ。ブルーゼッケンの方ね。これは350㏄のクラシックTTの参加者。マシンはノートンらしいのだけど、色々説明できるほど詳しくないのが残念。でもこの何てことない写真を採用したのは、マン島らしさがあったから。これはスタートラインに並んでるところで、これからまさに240キロもの距離になるレースをスタートしようというおじいさん。その額の汗をぬぐってあげるおばあさん。背景にはべつに柵があるわけでもなく、歩道からなんとなしにその光景を見ている人たち。手には紅茶。
いざポスターになってみたらちょっと地味な写真ではあったけど、この雰囲気が結構マン島なんですよ、ゆるくてね。

 

 

横の写真で手前にMVアグスタ、後ろにホンダの写真は、アゴスチーニ本人と、マイク・ヘイルウッドのコスプレをしている現在のマン島のヒーロー、ジョン・マクギネス。かつてこの二人(アゴとマイクね)は歴史的なバトルを展開したのだけど、それを模してのパレードラン。この写真が撮れただけでマン島に行った価値があったな!

 

もう一枚の横は、バラフブリッジという有名なジャンプスポットにて。速いライダーは結構ジャンプしていくのだけど、危ないからね、あんまりジャンプしない人も多い。この人はちょっと浮いてるだけだけど、煙の出かたとか、マン印のヘルメットとか、背景の緩衝材や緑が良くて採用。ま、このスポットで撮った写真は失敗が多かったから、数少ない成功作ってこともあるんだけど(笑)

こんなわけで、マン島からの写真をあなたのトイレ(じゃなくてもいいけど)に貼ってくれたら嬉しいな。こういう海外取材に行くたびに3000枚以上は写真を撮るけど、世に出るのはほんのわずか。重ねて言いますが、ポスターになって大変うれしい!!

 

(ノア)

 

 

 

 

2014年1月15日 

ミスターバイクBG最新2月号が出てます

- Noah Sellen @ 6:13 PM

 

連休で浮かれてたら(世の中がね、僕じゃないよ)、新しい号が出てました。表紙はまさかのゴールドウィング! この4気筒のゴールドウィングが表紙になる雑誌なんて、BG以外では考えられないなぁ(笑)

でもページを開くと、僕がマン島で取材してきたイベントと、カメラマンの増井さんがボンネビルで取材してきたスピードトライアルと、デイトナを走る日本のZという海外で頑張る日本の絶版車特集から始まります。
「世界各地で日本車が愛されてるんだなぁ!」と誇りに思っていただければ幸いです。

目次を挟んだ第2特集は、表紙に出てきたゴールドウィングとその仲間たちです。中古車雑誌という観点では、中古車を買おうにも市場にないぜ!ってバイクを紹介するのはどうかな、ってところだけど、BGって中古車雑誌よりはもうちょっと趣味的なものだからね、他では決して見ることができないであろうこんなバイクもご賞味くださいな。

近々に編集部に行く予定がなかったため今月号は僕も買いました。セブンイレブンで買ったのですが、ポスターがついてるせいで3方向をセロテープみたいのでとめられてた。これの剥がし難いことったら!! 無理に剥がさずに素直にカッターなどで切った方が良いと思います。

ちなみにポスターのB面はマン島での写真を4点採用してもらえました。A面もいいしB面もいいなぁ! と思ったあなた、こりゃ2冊買うしかないっすね(笑)

今月号もよろしくおねがいしまーす! (ノア)