編集部ブログ 勝島部屋から

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2018年3月27日 

行ってきましたモーターサイクルショー

- Noah Sellen @ 7:06 AM

こんにちは。

ウチの梅がボーボーに伸び放題だったら、母に「桜切る馬鹿・梅切らぬ馬鹿」と言われてしまい、あ、そんなもんなんだ、とバッサバッサ切ってやったら、スネたみたいでなかなか咲かなかったんですよね。で、咲いたかと思ったらチョロチョロで、すぐ終わっちゃった。ごめんごめん、いくらなんでもアグレッシブすぎる剪定だったかなぁ(笑)来年はよろしくね!

 

そんな梅の香りでバイクのシーズンインが近づいてきたことを感じますね。冬の間はカウルがないからとにかく寒くてイヤんなってたCB650Fもこれだけ暖かくなると気持ちよく乗れちゃいます。やっぱりバイクは暖かい季節の乗り物だな!

 

そのCB650Fで、昨日、一昨日と2日間、お台場のビッグサイトでやってたモーターサイクルショーに行ってきました。ヒュパーンと高速道路を走って、お台場らへんをスイスイ走って、そんでもって周りにもたっくさんバイクが走ってるから楽しくなっちゃってね、いやー、良いですね、春の訪れとサイクルショー!

 

実は僕は絶版車乗りなら誰でも知ってるでしょう、PMCさんのブースでMCしてました。声をかけて下さったたくさんの読者さん、ありがとうございました。なんかね、ちゃんとしたMCが周りにたくさんいるのに、まさにこのブログを書いてる調子で、よく言えばフレンドリーに、悪く言えば超素人で、そんなMCを展開しました。

 

その合間にしっかりサイクルショーも満喫してきましたよ。何より印象的だったのはZ900RSの多さ! PMCのブースにも2台のカスタム車を展示してたんですが、その他会場を見て回ったところ少なくとも15台のカスタム車を見ることができました。すごいね、業界のこのバイクへの注目度は。国内はもちろんのこと海外でも大変人気だって言うから、完全に起きてますよ今、Z900RS旋風。業界だけでなく、ユーザーサイドでもこのバイクを買うだけじゃなくて楽しみつくそうというムーブメントになっていくと楽しそうですな!

 

でもね、真面目な僕の気を最もひいたのは、キムコのブースでした。電動バイクの展示だけじゃなくてそれを実現させるためのインフラの提案までしっかりやってて、とても未来を感じましたね。

そりゃ国内メーカーもやってるでしょうよ。だけどそれをこれだけの規模で前面に押し出して展示するあたり、日本メーカーはちょっと「やられ」ちゃってるんじゃないかなぁ。キムコさん、一歩先行ってますよ。あとはバッテリーなんかを各メーカーで共通化してさ、インフラ整備を行政と共に上手くやることですね。

 

これが厄介だよなぁ。行政とか噛んでくると色んな利害なんか絡んできたりして。流行りの忖度なんかがたくさんありそう。今のバイクは皆ガソリンという共通燃料で走ってるわけだけど、ガソリンスタンドはみんなそれぞれの会社なわけじゃない?という事はキムコも行政とかとりあえず置いといて、燃料を供給する会社を吸収合併してどんどん広げちゃったらいいんじゃないかなぁ?? 日本ではできないだろうけど、本国台湾でさ、バンバン広げて既成事実を作っちゃう。もう他の会社が「新たなシステムを作るコストを考えたらキムコのを使った方が得じゃん」と思えるほどに。で、バッテリーの製造とかそういう所ではちゃんと非競争領域を作って、キムコだけが左手うちわにならないような構図にすれば、一気に電動バイクが広がるきっかけになるんじゃないかな、なんてね、真面目なことを考えました。またキムコの人が「各バッテリーステーションの屋根にソーラーをつけたりして、なるべく自然エネルギーを使いたいです」と言っていたのも印象的。うん、応援しちゃう。

皆さんもサイクルショーの感想をどうぞお寄せくださいませ。

 

さ、シーズンインに向けて新しいバイクも買ったし(笑)、これから楽しみたいところです!

 

(ノア)

2018年2月25日 

整備のタイミング

- Noah Sellen @ 3:16 PM

ミスターバイクBGの読者さんみたいに旧い空冷車なんかに乗ってると、オイル交換は3000キロ、プラグも5000キロとか、そういった認識の人も多いでしょう。

 

だけど最近の乗り物ってこういった消耗品の交換サイクルがとても長くなってるって知ってました? 四輪だとオイル交換1万キロなんて言うのはザラ、プラグ交換10万キロとかありますね。10万キロかよ! タイミングベルトと同じタイミングで見ればいいってことじゃん! すごい。

 

バイクだって伸びてます。オイル交換8000キロとかね。その間放置してていいわけではないですよ。どうしたって少しは燃やしてるから、その8000キロの間にオイルレベルはチェックしつつ、必要があれば足すとかね、そういうケアは必要ですが、モダンなモデルについては3000キロで交換なんてことはないんです。

 

さて、僕の愛用トランポ、三菱ミニキャブという軽トラですが。

先日撮影用のバイクを積んで高速道路をギュンギュン走ってました。遠出するって知ってたからオイルレベルをチェックして、少なかったから足して、冷却水もチェックして、万全だぜ! といつもよりアクセル踏みめで走ってました。オイルを足してやったおかげか、はたまた先日タイヤを新品にしたおかげか、すごく調子の良い軽トラ君。

 

悲劇は突然に。

中央道の登り坂で、けっこうエンジンに負荷かかってるなぁという状況で突然のパワーダウン。え、え、えぇ~っ! よろよろと左車線へと寄っていくと、いくら踏んでも80キロぐらいしか出ない。うわー、困る! でも何とか目的地まで到着。アイドリングはするけれど音と振動は完全に2気筒。あちゃー、一発死んだな、という印象。しかし嫌な音は出てないしオイルや冷却水が漏れてるわけじゃない。電気系トラブルだろうな、と思いながら、「止まんないでくれよ……」と祈る気持ちでそこから100キロ以上ある帰路につきました。

 

凄く時間がかかって何とか帰宅。440ccパラツインの軽トラはどうしょうもなく遅い! 翌日なじみの車やさんに持って行ったら「コイルがリークでもしたかな?」とみてくれた結果、がコレですよ。こんなに破壊されたプラグ見たことない!

 

 

やっぱり真ん中気筒(ミニキャブはパラ3気筒)は熱くなるらしく、プラグはもはやグチャグチャでした。電極が中に落ちなくて良かったよ……。

 

 

 

結果、プラグ交換で事なきを得ました。「セレンさんの過酷な使い方だったらイリジウムにした方が……」と言われたのでそうしました。そしたら今まで出てたノッキングもしなくなって絶好調。結局消耗品の交換だよね、機械をちゃんと維持するコツは。ちなみに他のプラグもかなり摩耗してます。

 

以前このノッキングが気になって三菱のディーラーで聞いてみたら、排ガス規制対応でかなり薄くなってる機種だからノッキングすることがある、なんて言われたことがあったけど、なじみの車屋さんでは「ノッキングが出たら電気関係を疑った方が良いかもしれませんね」なんてアドバイスいただきました。

 

僕の軽トラ、まだ6万キロなんだけどなぁ。プラグが完全に死ぬなんて。

農家の人が畑まで行くだけの使い方と、僕みたいに重積載での高速巡行が多いなんていう使い方では、やっぱり負荷もずいぶん違うでしょうからね……。

 

消耗品の交換はやりすぎるのもどうかと思うけれど、ちょっとでも怪しかったらチェックは怠らないようにすると良いですね。というか怠らないようにします。

 

(ノア)

2018年2月16日 

靴下!

- Noah Sellen @ 11:19 PM

マン島のレジェンド、ジョン・マクギネスがホンダを離れて、さぁ2018は走るのか、走るとしたらどこか、と話題になってましたが、結局ウワサ通りノートンで走ることになりましたね。ちょっと旧いニュースですが。

 

マクギネスと言えばノースウェストでケガをして、もう歳だしこのまま引退かなぁ、なんて思ってましたが、そうならなくて良かったヨカッタ。ノートンで勝ったら素敵じゃないですか。

 

ノートンは去年も走ってて、確かアプリリアのV4エンジンを使っていたはず。今年は純ノートン製のV4エンジンを使うと言っていたけど、結局車体の詳細はどうなったんでしょうねぇ。ちゃんとフルオリジナルで作ったのかな? それともアプリリアを下敷きにしてるのでしょうか。詳細はまだわかりませんね。

 

興味深いのは、やっぱりマン島で結果を残したいと考えるノートンですね。モトGPやスーパーバイクではなくマン島TT。日本にはなかなか情報が伝わってきませんが、ヨーロッパではやっぱりTTは大きなイベント。アジアで最もTTに近いのはマカオグランプリで、これは本当に楽しいし何より日本から近いから、機会があったら是非行ってほしいです。物価も安いし、食事は美味しいし、ローカルはフレンドリーだし、超多文化・多人種だから「人類皆兄弟!」みたいな感覚がとても好きです。マン島は遠すぎて移動時間を考えるだけでちょっと滅入るけど、マカオなら毎年行きたい!

 

さて、それとは全然違う話。

 

バイクに乗ってて何がカッコ悪いってありますか。

カッコ悪い要素ってのはいくらでもあるんですよね。センスの悪いカスタムとか、安物のヘルメットとか、未熟な運転マナーとか……。挙げていったらキリがなくて、実はバイクにカッコ良く乗るのってけっこう難しいじゃないか、ってことに気付くのだけど、何よりカッコ悪いのは:

「靴下が見えてること!」です。

 

これはね、無頓着な人が多いですが、コレほんと、本当にカッコ悪い!!! 特にローカットの運動靴なんかを履いてて、しかも靴下が白だったりしたらもう、目も当てられません。マジで、ホントのホント、どんなにカッコ良いバイクでもどんなにカッコ良いウェアでも、白い靴下が見えちゃってるだけでどうしょうもなくカッコ悪いんですよ!

 

雑誌屋さんとしてとにかく靴下が見えないように、というのは最大限気をつけてることです。本当です。

 

それにはジーンズの裾の長さが大切なんですね。バイクに乗るためのジーンズは切っちゃダメですよ。決して裾上げしちゃダメです。立ってるときには長く感じても、バイクに乗ると絶っ対に短くなっちゃいます。加えて気を付けて欲しいのは、大切なのはウエストから裾までの長さではなく、股下の長さである事です。ウエストから裾まで長いのに、あれ? バイクにまたがったらやたら短い、という事あるでしょう? 特にバイク用のズボンでそういうことが起きるのですが、これは前傾姿勢をとる前提で股上を深くとってある設計であることがあるから。あくまで股下の長さを意識して、購入する際はしっかりと〇ン〇ンにジーンズの股下を押し当てて長さを決めましょう。

 というのは、バイクに乗る時は基本的にタンクにぴったりと股を当てるわけだから、ジーンズの股下がしっかり股間に当たってるわけですよ。だから股下の長さが大切なんですね。

 

僕は長身で細身という、服がなかなか見つからない面倒な体型なのですが、ジーンズは普段はウエスト32のレンクス33ぐらいがベスト。ですが、バイク用はレンクスがもっとないとダメですね。靴下が見えちゃう! そんな辱めは耐えられない(笑)。

 

撮影で使うために購入したのは、フェローズというブランドのジーンズ。長さは奇跡的に見つかったレンクス36! こんな長いの見たことない! いくらなんでも長すぎるだろう、と思いながら購入したものの、バイクに乗ってみるとピッタリ。素晴らしい。やりすぎぐらいがちょうどいいんです。

でもこのジーンズがさすがにボロクなってきたので、最近新調しました。上野のヒノヤが展開するバーガスプラス。ちゃんとしたものなのにけっこう優しい価格設定。フレンドリーな店員さんに「股下が大切なんですよ」と伝えると、大丈夫、バーガスプラスは数値以上に股下が長いですよ、と試着を勧めてくれました。履いてみたらその通り。レンクス34なのに十分長い。履き心地も良くて生地もちょうどよい重量感。購入しました。うん、良い買い物をしたぞ!

 

 

バイクウェアメーカーもここのところ、もうちょっと意識してくれないかなぁ。バイク用って謳ってるズボンだって、何だかツンツルテンでカッコ悪いの、けっこうあるもんね。中学3年生的な。

 

あぁあぁ、長くなってしまった。すみません。

ジーンズを新調する時は長さにぜひ注意しましょうってハナシでした。加えてくるぶしが隠れる靴を履くと間違いないと思いまーす!

 

(ノア)

2018年1月27日 

冬のバイクは本当に厳しい

- Noah Sellen @ 7:12 AM

寒波ですってよ。

10月末ごろからやたら寒くて「今年は厳しいぞ~」なんて思っていたら、年明けてしばらく穏やかだったじゃない? 東京では梅が開花、なんてニュースがあって、あれ、今年の冬はもうオシマイかなぁ、なんて思っていたら……とんでもない。スゲー寒いですね。

 

大雪の日は軽トラにバイクを積んで取材に出ていて、雪が降ってきたときに、でもまぁ、たいしたことないだろう、なんてタカをくくって室内で作業していたら、いざ帰ろうと思った4:30ごろ、もう軽トラはお店から道に出ることもできませんでした。侮ってたなぁ。結局電車で帰って、翌々日にまた車&バイクを取りに行かなきゃいけないという二度手間。やれやれ。

 

降った翌日は家の周りは20センチぐらい積もった感じで、当然車も出せず家に閉じこもり。ちょっとぐらいは楽しまないと、とブロンコを引っ張り出しました。やっぱりオフ車は一家に一台! アブネーアブネー! なんて言いながら雪の中をぐるぐるして、息が上がって手先の感覚がなくなった頃にさっさと家に入って熱いコーヒーを飲みました。正しい雪の遊び方でしょう!

 

 

先月号の取材先で「電熱ウェア」を使えば冬のツーリングは全く苦じゃなくなる、という話しを聞きました。なるほどねー。確かにそうかもしれないけど、今回の寒波はそもそも外に出ようとか、バイクに乗りたいとか、そういう気持ちを根っこから枯らすほどです。

こんな中バイクに乗ろうというモチベーションを持ち続けるのは、けっこう難しいよね……。首都圏に住んでた時は日々の移動の手段としてどこに行くにも快適で渋滞しらずのVストロームに乗っていたけれど、田舎だとそもそも渋滞がないからどうしても軽トラででかけちゃう。二輪雑誌業界の若手代表で、最近までは「季節なんて関係ないっすよ、バイクは毎日乗ってます」なんて言ってたのに……お恥ずかしい。たいした防寒もせずにサッと乗れて荷物も詰めて目的地に行けちゃう軽トラはやっぱり便利。

なんだかね、こうなってくるとバイクに対する考えかたというか、僕が今まで持っていたポリシーみたいなものが揺らいできますよ。ポリシーを揺らがせるほどの寒波です。

 

そんな中、先日次号特集の撮影をしてきました。ちょっと明かすと、巻頭はナナハンかな。だけどナナハンと言っても、「その組み合わせ、考えたことないナァ!」というもので比較試乗は面白かったですよ。寒かったけど!

 

よし、春に向けてアイツの車検をとる準備をしよう。木々のつぼみが膨らんでくると「その気」になってきますね。それまでは日陰のアイスバーンに気を付けましょう!

 

(ノア)

2018年1月13日 

そろそろ発売日

- Noah Sellen @ 9:59 AM

ダカール、面白いですねぇ! モトGPロスになってる冬の時期、これが楽しい! しかも2週間も楽しめるという、ね。そろそろホンダに勝ってほしいけど、ヤマハの活躍も応援しちゃう。今年はとうとうKTMの牙城が崩れるか!?

 

さて、

編集稼業は常に何かしらの締め切りに追われているから、はっきり言って心休まることがない! 何か(仕事以外のこと)にじっくりと取り組む、なんてことがとても難しくて、常に頭の中では「明後日のお昼までにはあの原稿」「今日中にあのアポ取り」「月末までにはコレとコレ」なんてことが渦巻いていて、時として集中力を保つのが難しいこともあるんですが、まぁ、そんなこと言ったらどんな稼業も一緒か。

そんな中で正月休みは、やっぱりいいよねぇ! 久しぶりにのんびりできた気がします。今年は特に寒い気がしてバイクに乗る機会が減ってましたが、元旦には怖いもの見たさ的に「ちょっとだけ!」とブロンコで出かけました。うーん気持ちが良い! 冷たい風が胸に入ってきて、ほんと最高です、最初の10分ぐらいは。そこからは手が冷たくてもう無理(笑)

去年、あ、もう一昨年か、に「スローライフ・セローライフ」という連載をやっていて、「無理しない、持続可能なバイクライフ」を提言するために自分も購入したブロンコ。確かにこれは無理がない。購入して、最初は何だかんだと整備もしたけれど(ステムベアリングやホイールベアリングの交換、社外品の純正戻し、消耗品の交換など)、そこからほとんどお金も手間もかけることなく、乗ればいつでも笑顔を提供してくれます。

そんなブロンコでもタイヤはどうしても減るもんで、とうとう交換時期。こういうアバウトなバイクだと(スポーツバイクと違って)タイヤが減ってきてもなんとなく乗れちゃうのだけど、さすがにもう! ってレベル。

スポーツバイクだと性能でタイヤを選ぶことも多いでしょうけれど、ブロンコなら見た目も重視したいところ。そこで選んだのが250TRやSL230などに純正装着されていたトライアル風のキャラメルパターン。

 

どうこれ! カッコ良くない!?

 

まだつけてませんけれどね(笑)

 

今年もよろしくお願いします。

 

(ノア)

 

 

2017年12月25日 

さみーのなんの

- Noah Sellen @ 7:33 AM

北関東に引っ越してから、冬が本当に寒い! しかも今年はなんだか寒くなるのが早くない!? 12月中はまだまだ序章で、1月中旬~2月いっぱいぐらいが本気の冬というイメージだったけど、何だよ、11月末ぐらいからやたら寒いぞ……。仕事で都内へアクセスすることも多いのですが、車だと渋滞とか読めないからバイクで行くわけです。で、撮影は朝9時現地集合とかあるから、その現地がどこかにもよるけれど、6時台に家を出ることもしばしば。そんな先日、最近愛車にしているCB650Fに霜が降りてるじゃんか! 屋外放置じゃないですよ、カーポートの下ですよ? それでも霜!

 

 

 

両足首、両手首に加えてモモの付け根、腹、胸、腰にホッカイロを貼って、これ以上の冬ウェアはないよってぐらい着込んで出かけても、当然だけどやっぱり寒い!! これまでメインで寒かったのは手でした。でも雨用のけっこうブカブカのグローブをして、手の甲側にやっぱりホッカイロを貼れば、グリップヒーターとホッカイロという二つの発熱源に挟まれた手はけっこう大丈夫(最近その雨用のグローブが限界を迎え、代わりのものを探してるのだけど、あまり良いのがなくて困ってます。どれもピチピチすぎるし、スソって言うのかな? 袖に向かって伸びる部分が短いんだよ! 袖口から冷風が入ってくるじゃん! ……しかも高い)。

 優秀なグローブとグリヒで手の問題はほぼ解決だけど、これまであまり問題に感じなかった体の寒さはナンダ!? ……気づきましたよ、今まではVストロームがメインだったからね、大きな風防がついてるじゃないか! あれの効果は絶大だと、ネイキッドに乗るようになって実感しています。ネイキッドはコンパクトで気軽で見晴らしも良くて、高速道路はそれなりに辛いけど寒くなってくるまでは何も問題なかったものの、この季節は冷風が直に体に当たるのは、やっぱりきついねぇ! どんな優秀なウェアでも風防があるのとないのでは違いますよそりゃ。

 

 それでも時間を間に合わすために1時間も早く家を出て、狭い軽トラでガタガタ都内に向かうよりは、負けるものか! とバイクに乗るのであります! そして先日、東名の海老名に寄ったらこのクソ寒いのにバイクだらけ! あ、CBRのSPだ! ツーリングにはつらいバイクだと思うけれど、この季節はカウルがある分CB650Fよりはいいかも(笑)。

 

 

 

 

 さ、今年もあとわずか。今年は公道はもちろん、サーキットでも転んでないな俺!!  えらい! 皆さんも安全に新年をお迎えくださいませ。

 

(ノア)

2017年12月5日 

ちょっとネタばれですが

- Noah Sellen @ 6:06 AM

D1!

カッコ良くない?

 

Z系はどれもそれぞれカッコ良いのだけれど、この緑に金のラインのD1は独特の美しさがあるように思います。

巻頭特集の撮影で乗ったのですが、最初はちょっとカブってて「撮影できないか!?」なんて肝を冷やしたけど、プラグを焼いたら難なく始動、しかも調子が良い。ナナハンだからそんなにパワーもないし、気軽に乗れる感じが良いですよね。とても気持ちの良い撮影ができました。チョー寒かったけど。

 

取材させてくださった方が、僕と同じぐらいの身長でさらに僕プラス30kgという体格の持ち主。軽トラで現れた僕を歓迎してくれた彼はダイハツの、キャビンが大きい軽トラを持ってたんですよ!ジャンボってやつ。いいなーいいなー! と乗らせてもらいました。広いねぇ! これだな、荷台はちょっと短くなるけどバイク一台だったらナナメに積める。そしてこの快適性。たまらん。これなら運転に疲れ時もちょっと仮眠がとれる。

 

最近仮眠について見直されてるらしくて、大企業でも短時間のお昼寝を推奨している所が増えてきたらしいですよ。良いことです。僕も昼食後はなるべく昼寝してます。だいたい25分ぐらい。寝る前にコーヒーを飲むんですよ、起きた後じゃなくて。カフェインが効いてくるのに30分ぐらいかかるから、コーヒーを飲んでタイマーを25分かけてスコンと寝る。25分で起きれば深い眠りに落ちてないし、ちょうどカフェインが効いてくるから目覚めもバッチリ。すごくリフレッシュできるんです。

 

海外では「パワーナップ」なる言葉がずいぶん前から存在します。ナップとは仮眠のことだから、補強するための仮眠ってことですね。イギリスだと高速道路の電光掲示板とかに「パワーナップを取れ」と出てたりするんです。運転に疲れたら短い仮眠をとってリフレッシュしろ、という事ですね。これは本当に有効! 運転中眠くなったらいくら頑張っても無理だもの。寝ちゃったら意識がないんだから携帯イジリ運転や飲酒運転以上に危ないでしょう。しかも罰則がないんだからタチが悪い。眠くなってきたな、と思ったら止まって25分寝る。とても効果あります。軽トラだと狭くて難しいけど。

 

 

ところが日本ではこういったアプローチが少ないんだよなぁ。このポスターを見ても、休憩を促してはいるけれど仮眠についてはノータッチ。むしろ休憩中に体操して体を動かすように書いてあるもんね。基本、「眠気に負けないように頑張れ」というスタンス。他のポスターではガムを噛めとか、冷たいアイスクリームを食べろとか、とにかく眠気と戦うことを指示するポスターや標語が目につきます。

そうじゃないんだよなぁ、ちょっと寝るだけですごく復活するのに。眠気相手に頑張っちゃダメよ。一度勇退して、30分後に反撃。これです。

 

うん、そのためにもダイハツのハイゼットジャンボを買おう!

 

次号発売は14日ですよ!

素敵な4輪&2輪に加え、秋のテイストの報告もあるんじゃないかな?

 

よろしくお願いします。

 

(ノア)

2017年10月24日 

テストライダー達

- Noah Sellen @ 6:02 AM

もうね、Vストローム好きは公私公認なので許していただきたいけれど、スズキ好きかって言ったら特別そうでもなくて、別にメーカーにこだわりはないんですよ。ただ、Vストロームミーティング関連でスズキの人たちと関わることがあって、なおかつこの前このWEBミスターバイクでも記事を展開した新型GSX-R1000の試乗会でも非常に良くしていただき面白い話を色々聞かせていただいたから、ちょっとスズキの話が多くなっているだけです。

 

ちなみにメーカー選択についてもポリシーはほぼなく、ま、一部年式によってはこのメーカーは避けてるとか、そういうのはあるけどあくまで性能由来の理由で、本当にこだわりありません。

 

ドヴィツィオーゾが今年のモトGPでチャンピオンとったら絶対ドゥカティを買ってやろうと思ってるし、アプリリアもかなり気になる存在。

 

やっぱりホンダに回帰したいなぁ、という気持ちは常にあってCBR954RRなんていつも探してます。

 

最近ZX-4を譲ってあげるよって話があって、懐かしのZX-4がまた手元にくるかも……。ね、ノンポリでしょう!?

 

写真ですが、彼はVストロームミーティングで再開したVストロームの開発ライダー佐藤さん。同い年で、しかも同じ相撲好き。当然腕は確かで、しかも相当ナイスガイ。なんでそんなステキな人の鼻の穴に指をブスッとしてるかといったら、彼がスズキのテストライダーのトップの人に「ノアさんヤバいですよ、ジャーナリストの中でも上位の腕と観察力です!」なんていう質の悪い冗談を言うから! 褒め殺しを通り過ぎて誤情報ですよそれは! 僕より素晴らしい観察眼と経験&腕をもった大先輩ジャーナリストが、3人ぐらいは……いやいや、もっともっとたくさんいますよ!!(笑)。

 

僕が愛してやまないVストローム650の開発に携わったのが、同い年であるこの好青年佐藤さんであることがうれしくて、仲良くさせてもらってます。

 

さて、ちょっと過去記事の訂正というか補足ですが。

テストライダーの方々と親しく話させてもらって色々知るわけですが、僕が書いたようなGSX-R1000の記事をね、なんとテストライダーの方がちゃんと読んでるんですよ。いやー、恐縮です。そしてこっちのジャーナリストとしての技量を測られているようで緊張しますね。

 

僕の書いたGSX-Rの記事は「良かったよ」と言っていただけて感謝感激。マーケティングの人から「商業的に良いよ」と評価されるのではなく、テストライダーが言う「乗り物を評価するという意味で良いよ」を頂けているわけだから嬉しいもんです。

でもその中で、トラコンについてはちょっと違うかな? とも言われたので補足です。

 

僕が書いたGSX-R1000の試乗記には

GSX-Rを極めているテストライダーによれば、トラコンなんて1でも5でも変わらない、基本的には作動させずに走るもの、だそうだ。」

という記載があったのだけど、ちょっとそうじゃない、と追加で教えてもらえました。

基本的には効かせないで走るのが良いのは合ってるけれど、乗り方によって設定を変えるのが良いでしょう、とのこと。ハードブレーキングで車速をグッと落として、クルッと向きを変えてガバッとアクセルを開けるようなライダーは、ある程度リアが流れて加速していくスタイルなわけだから介入度合いの少ない設定を選んだ方が効率的なことが多く、逆にコーナリングスピードを高く保って走るようなライダーなら、介入度合いが高くても実際には作動することは少ないでしょう、というのが正しい認識みたい。なるほどね。

 

僕がどっちのライダーかはちょっとわからないかなぁ。スタンダードタイヤでは介入度合いが高いと曲がっていかない感じがあったけれど、ハイグリップタイヤにしたらトラコン3でもTCランプが光らなかったんだからそんなにスライドしてるわけでもなさそう。

 

超ハイパワーであるこれらバイクだとハードブレーキングでしっかり車速を落として……というスタイルが主流だと思っていたけれど、これだけ軽量になってくるとかつての250ccのように高いコーナリング速度で駆け抜けることもできるようになってきちゃったから、「こういうバイクだからこういう乗り方」というのは一概には当てはまらなさそうですね。時代は変わるもんです。

 

ま、良かったらもう一度読んでみてくださいませ。

http://www.mr-bike.jp/?p=133289

とんでもなく素晴らしいバイクです。200万円の余裕があったら買ってるね。

 

 

ノア

 

 

2017年10月13日 

最新号が出ましたね!

- Noah Sellen @ 4:37 AM

真冬の寒さと真夏みたいな日が交互にくるからすっかり風邪をひきました。ご無沙汰してます、BGブログです。

 

11月号が出ましたね!

2号連続でカワサキの大型車です。「何だよ、BGはZばっかり」という人と、「最近Zやってくれないよね」って言う人がいるから、Z関連の巻頭特集は実際の頻度と求められている頻度のバランスがよくわからないのですが、ま、今月号はJ/R/GPZにフォーカスってことでZファンもそうでない人も楽しめる、といいな。

 

誌面にも書いてますけど、やっぱJは良いナァ!

大柄だけど速いし静かだし何だか大人の雰囲気。特に丸Jは「いかにもカワサキZ」という感じがしなくて、無国籍な印象が好き。

乗り物としてはもちろんGPZ系もとても良いから、ま、じっくり読んでいただければ幸いです。

 

この号にも報告されているVストロームミーティング、今年も参加してきました。参加ってのもヘンか、MCですね。スズキの意思とは関係なく勝手にしゃべりまくるMCに「来年こそは呼ばれないだろう」なんて心配しながらも、何だか今年も良かったらしく、また来年できるとイイネ、なんて声をかけていただいて幸せでした。

今年は自分のVストローム650ではなく、新しく出たVストローム250で浜松まで行きましたが、いやーこれが良い! 長身の僕が乗るとちょっと小さく見えるのがアレだけど、その見た目とは裏腹に別段窮屈でもなくとっても快適に浜松まで行けました。Vスト650こそが究極のバイク、全ての答え! という気持ちは今も揺らがないけど、250もかなり近い存在。スズキはVストロームブランドを大切にしたいと前から言ってきたけど、250の作り込みを見るとその言葉に偽りはなさそう。ホントよくできてます。帰りには雨に降られたけどね。

 

 

そういえば最近は最新のCB650Fに乗ってます。これもなかなか良い! 第1回目のレポートがここWEBミスターバイクに上がってますのでよかったら読んでください。

http://www.mr-bike.jp/?p=135265

 

 

ではでは、季節的にはツーリングシーズンのハズ……

体調に気を付けて、楽しんでいきましょー!

 

(ノア)

 

 

 

2017年8月30日 

2017年モデル

- Noah Sellen @ 4:35 AM

エフといえば、やっぱりCB-Fでしょ?

「え~! 何買ったんですかぁ? ナナハン? 900?」

と聞かれるのがちょっと痛快です(笑)

 

手に入れた、というのはちょっと違うな。WEBミスターバイクの方でちょっと長期に試乗してみないかって話を頂いて、「コイツぁきっと素晴らしいバイクだ」と常々思っていて目をつけていた僕としてはこの機会に飛びついたというわけです。

 

はい、答えは650。

 

650?

 

CBに650なんてあった?

 

いわゆるヨンフォアの大きいので650はありましたね。カスタムとか、ラグジュアリーカスタムってのもありました。

 

CBXってのもありました。CBX650。後のCBX750FのベースになったDOHCのね。

 

だけど「CB-F」の650というのは? というのが正しいミスターバイクBG読者の反応でしょう。

 

なんと、現行車です!!

 

CB650Fでございます!

 

CBR600RRっぽいエンジンを50cc大きくして鉄フレームに積んだ、オールラウンドネイキッド。コンセプトとしては「F」で間違いないですね。ライバルはMT-07とかSV650とかニンジャ650とかのツイン勢。ホンダと言えばインラインフォアでしょう! ってことで敢えてこの650クラスに4気筒で挑んでいて、最初のはちょっと不人気だったけどこの新型になってスッゲー良くなったんですって。

海外でも「名車ホーネット600の再来!」と騒がれています。

 

つってもホーネット600が名車って感覚が日本市場にはないだろうからそこが難しいけど……

 

とにかく。借りてきてすでに1000キロ以上走りました。ちゃんとした感想の第1回目は近いうちにWEBミスターバイクに掲載しまーす!

 

夏休みのツーリングは伊豆に住む友達に第一子が生まれたというからお祝いに。お、CBと同じ2017年モデルですね!

 

ちなみにド・お盆だったのですが、伊豆スカでは地元警察がちゃんとネズミ取りしてました。しかも隠れることなく。あれは抑止力になるね。伊豆スカはもらい事故が怖くてあまり走りたくないという気持ちがあったから、そういう活動は良いことだと思いました。

 

                                                                                                 ノア