編集部ブログ 勝島部屋から

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※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。

2015年9月6日 

夏のツーリングは350キロほどに……

- Noah Sellen @ 11:51 AM

夏休みが終わってみなさん仕事や学校に復帰の頃でしょう。

 

前回の更新時に「せっかく山陰までツーリングに行ったのに車(ダイハツ)かよ!」と多くの人にツッコマレました。そらそうだ。だけど行ったのが8月の上旬。下旬になって途端に涼しくなったけど、上旬は本気で暑かったじゃんか!そんなこともあって「正解。」と言って下さった方も多かったです。まあ、バイクは楽しく乗るのが一番、無理はしなくてもいいかな、なんて自分を一生懸命に正当化しています。

 

でもやっぱり出かけたくて、お盆明けにはVストロームで350キロほどのショート日帰りツーリングに。茨城を起点に、山を越え、ちょっと高速道路も使って横須賀の方へ。鎌倉で訪れたいお店があったのでそこに寄ってちょっとお買い物、その後は渋谷のヒカリエで見たい個展があったのでそれを見て(ヒカリエ、バイク用の駐車場あります! 1時間まで無料!)、その後はお墓参りに行ったらたまたま親戚に会って話し込み、そしてまたちょっと遠回りして帰宅。

 

ツーリングってのは郊外に行くことが多いのに、なぜか都会を徘徊するようなルートになっちゃったけど、でもけっこう文化的なツーリングができたし、住んでる茨城がそもそも郊外だからね!とても楽しめた上に、山陰ロングツーリングを車で行ってしまった後ろめたさをちょっと解消できました(笑)。

 

夏休みのイベントは色々したけれど、それは来週発売の最新ミスターバイクBGを見ていただくとして、でもちょっとネタばれというか、今夏完全にKOされた出来事を。

 

KTMなんですよ。

 

今出てる号でもKTM関連レースのレポートをしてますでしょ(p106)。あの時はRCカップというのに出させてもらい、最初は軽い気持ちで行ったのに、何だろう、あの一体感というか熱気というか、ちょっとヤラれちゃったんですよ。(その様子はこちら→http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=94146

これは楽しいぞ、と。

そしてカッコ良いぞ、と。

 

なんて言うのかなぁ、レースって色々でさ、もう転ぶ前提でボッコイバイク持って行って楽しむってのは個人的に大好きなんですが、一方で一張羅バイクを持って行って、基本的に転ぶほどは攻めないんだけどフレンドリーで楽しいレースをするってのもあると思うんですよ。KTMカップを含めた各カテゴリーにはもちろん超本気の人もいるけれど、全体的にリラックスしてる雰囲気があって、イイんです。

 

そんな感じでKTMが僕の心に忍び込んでる矢先、今度は筑波でKTMオレンジフェスティバルがあって、「取材ついでに走行会枠で走って良いよ」なんていうフレンドリーさ。ノコノコと行って、ノコノコと走らせてもらいました。690DUKEで。

 

いやあ、このバイク、本当にいいね! Rの方だと5秒とか出ちゃうんだっていうから実力も十分。そろそろこの魅力に抗えなくなってきて、本気で購入を……。なんて!しかもKTMの社員さん、みんなバイクに乗るんです。しかも上手。サーキットイベントも自ら楽しんで走ってるし、本当にバイクが好きなんだ。他メーカーの発表会で「バイクは何にお乗りですか?」と聞いた時に開発者が「いや、バイクは乗ってません」なんていう返事が返ってきたことが過去にあってガックシした経験があるけれど、KTMではそんなことはない。この夏は完全にKTMKOされています。

 

そんなわけでKTMづいてる僕ですが、一方でツーリング用に小排気量なんてどうかな、とも思ってます。

 

真夏の山陰ツーリング、もしかして250cc単気筒みたいな涼しいバイクだったら行ってたかな?なんて思っちゃうんですよ。前から欲しがってるトリッカーとか。最近また個人的に盛り上がってるのはFTR250。もう旧いからなぁ、とも思うけれど、シート高が低くて実用的なパワーがあって燃費が良くてセルついてて。定期的に興味が向くバイクですね。FTR250、立派な絶版車。一台あったら何でもできそうだなぁ。

 

ある大先輩とも話していたんですが、最近の、特に大型バイクはとにかく熱い! アツイって走りがってことがじゃなくて発熱量が。真夏に乗るとただの「熱い」じゃなくてもはや「熱苦しい」ほど。バイクの魅力を動力性能やカッコ良さという尺度ではなく、「涼しく乗れる指数」で計ったらどうか、という話になりました。

 

もちろん、半そで短パンで乗るのはご法度ではあるけれど、どっかのコースでも借りて、あえて薄手のズボンに半そでで様々なバイクを乗り比べる、なんて企画をやったら面白い、というか超実用的な情報提供になるんじゃないか、と。

 

いいねぇ、そういうの!かつてはそういうことをするのはミスターバイク誌の役目だったような気がしますが(?)、来年の春先ぐらいにそんな企画をやってみたいもんです。スクーターはブッチギリで涼しいからナシとして、優勝するのはバンバン200辺りだと思うなぁ!このGPに優勝すると、自動的にそのバイクは夏場にストレス少なくツーリングができるバイクの有力候補になるというわけですね。いい!やりましょその企画!大先輩、その案、パクらせていただきます!!

 

なんだか取り留めもなく長くなっちゃったよ。

ヘンに雨が続きますが、これからが最高のバイクシーズン。シルバーウィークも近づいていますので皆さん、バイクで楽しみましょう!!

 

(ノア)

 

2015年8月14日 

夏のツーリング

- Noah Sellen @ 5:31 PM

いやあ、暑いですね。夏休みを迎えて僕は久しぶりに長距離ツーリングの計画を立てていました。泊りのツーリングはやっぱり年に何度もできるわけではないですし、綿密に計画を立てて、ね。

 

行き先は山陰。

よーし、最強のツーリングバイク、Vストローム650を持っているわけだし、頑張っていくぞ、と。

 

初日は浜松まで。翌日は滋賀、京都。その次は鳥取。そして島根、広島、という計画。

全て思い通りの行程で走れたわけではないけれど、総走行距離2300キロ。満喫してまいりましたよ。

 

特に気持ちが良かったのは京都から鳥取の方へと抜けた細かな県道の峠道。そして蒜山高原の辺りでしょうか。定期的なソフトクリーム休憩をはさみながら、エアコンなしでも走れる環境を楽しんできました。

 

ん? エアコン??

 

……はい、ごめんなさい。

いやほんと!直前までVストロームで行く気満々だったんですよ!オイル交換もして準備万端!でもね、あまりに暑いんだもの……。しかも夕方にはゲリラ豪雨とか降るし。母親に「やめときなよノア君、危ないよ、無茶だよ」とたしなめられ、また出発前日に参戦していた日光チャレンジロード第3戦でも参加者に「いや、バイクシーズンは春と秋だよ、今じゃない」と教えられました。

 

そんなわけで直前に乗り物を変更。S印からD印に乗り換えました。D印といってもイタリアのオートバイではなく、ダイハツです(笑)。「なんだよ、暑さにヒヨッて車で行ったの??ライダーの風上にも置けん!」とお怒りの読者様、全く持ってごもっとも!だって本当に暑かったもん……。 D印のアイツはバイクほどの爽快感や一体感は当然なかったけれど、冷房も効いたしクーラーボックスも積んでいけたし、前日のレースから残っていた疲れが押し寄せてもちょっと仮眠ができたし、やっぱり降ったゲリラ豪雨でも大丈夫だし、チョー便利。←当たり前だし、それを言っちゃあオシマイよ!(寅さん風に)

 

いやはや、申し訳ない!

ちなみに京都の辺りで泊まったビジネスホテルでは、玄関前に所沢ナンバーのハンターカブが止まってて「あぁ、あなたを尊敬しますよ。僕はヒヨッて軽自動車です」と心の中でお辞儀をしました。でもね、この暑さだとハンターカブぐらいがいいかもしれないと思ったわけ。以前に8耐にカブ110で行ったことがあったけど、とても快適で楽しかったんだよね。夏はビッグバイクじゃなくて原付とかオフ車が涼しくて気軽でいいな!

 

なあんて思いながら部屋に上がり、後にコンビニに出かけたら今度は練馬ナンバーのBMWがハンターカブの隣に止まってるじゃないの!この暑さの中でこんな大きなバイクで練馬から!再び心の中でお辞儀をしましたね。

 

極めつけは島根のネットカフェに仙台ナンバーのホーネット250!いやあ、皆さん乗ってますね。自分が恥ずかしかったです……。

 

そんなわけでお盆休みの最終日16日は、今度こそVストロームでちょっとお出かけの予定。今日みたいにちょっと涼しいといいな!皆さんも熱中症など気を付けつつ、無理せず乗りましょうね!

 

写真は日立の方にちょっと日帰りツーリングに行った時に見かけた田んぼアート。茨城のゆるキャラ「みとちゃん」です。頭が納豆だぜ!? カッコイイ(笑)

 

 

(ノア)

2015年7月20日 

ガレージセールに行ってきた

- Noah Sellen @ 9:49 PM

みなさん、3連休は楽しめましたか?

 

こちらはなんだか久しぶりにゆっくりできたというか、ずっとやりたかったことをこなしたという印象でしっかり楽しめました。まだ昨日バラバラにしたCBRのフロントフォークを組み立ててないのが心残りか……()

 

そんな連休中に行ったイベントの一つ、ガレージセール。10年ぐらい前までは結構好きでしょっちゅう行っていたのだけど、いつしか行かなくなっていましたね。なんでだろう。

 

今回はガレージを整理して色んなものが出てきたから、軽トラに全部放り込んで参加しました。朝5時前に現地についたら、荷台のシートを外す前から「これいくら」攻撃にあい、ロープを緩める前に部品取り車カブと実働ジョグが売れちゃいました。

 

その後もポロポロと売れて荷台はかなり軽くなり大満足。7時過ぎにはもう帰りたかったから、隣の出展者に一山1000円で小物を売りつけ撤収。あー楽しかった!

 

さて、今回の参加は、実は10月4日開催のBGガレセの前哨戦とでも言いましょうか()。今月号の192ページにあるガレセの告知に、なんだかちょっとウズウズしたというか()

 

この機会にガレージを整理整頓して参加してみてはいかがですか?もしくは見に来るのも楽しいと思います。その際、あまりたくさんお金を持ってきて、しかもトランポで来るととんでもない買い物をしちゃうので注意!まぁそれも楽しみの一つですが、僕はだいたい予算を決めて臨んでますね。

 

ついでに締め切りが迫っているイベントの告知を。

 

8/2の日光チャレンジロード  締切迫ってます。僕はMID4という耐久レースにエントリーしました。久しぶりに編集部チームの参戦です。なぜかスゲー遅いCBR400RRで出ますので、良かったら遊んでください。場所は東北道宇都宮インター降りてすぐの日光サーキットです。最終的な締め切りは7/29ですが、7/24以降はレイトフィーがかかってしまいます。http://gstaff.jimdo.com/

 

 

8/12BK晴れるんじゃ~んCUP  締切迫ってます。これはBGとは関係ないのだけど、BKライディングスクールという僕が関わっているスクール主催の初心者向けお遊びレースです。各種クラスありますので、お盆休みに楽しいレースゴッコしてみようかなという人、どうぞ。僕はFZ-1フェーザーで参戦します。場所は筑波サーキットのコース1000です。こちらも7/23を過ぎるとレイトフィーがかかってしまいますのでお早めに! http://www.mu-ad.co.jp/hare-cup.html

 

ではでは、梅雨も明けてここから本番!楽しんでまいりましょう!

 

(ノア)

2015年7月13日 

ミスターバイクBG 8月号発売

- Noah Sellen @ 9:16 PM

 

あらら、ブログ更新、ずいぶん久しぶりになってしまっていました。どうもすみません。

 

今日、新しいミスターバイクBGが発売となりましたよ!

なんだかすっかり忘れてました……。

 

巻頭特集は「中免ラプソディ」。

巻頭特集の案は毎月色々なのが出て、たくさんある中からその時の情勢とか流行りとかからピックするわけですが、この「中免」というワードは数か月前に僕が発したものじゃないか!嬉しくなっちゃったね。

 

だってミスターバイクBG読者の多くはまだ「中免」があった頃の人たちのハズ。いや、中には「バイクの免許はみんな一緒だったよ。中免なんて区分はなかった」という先輩ライダーもいるかもしれないし、「中免?って何?普通二輪のこと?」というヤングライダーもいることでしょう。でもメイン読者は、まずは「中免」の時代を経て、今はそのまま普通二輪免許になってるか、もしくは大型二輪免許をとってるかもしれませんね。

 

自分で乗ってるのが650ccのツインだったり、1000ccの4気筒だったりするのにちょっと説得力ないですが、心の中では本当に「400ccぐらいがちょうどいいよね」と思っています。サーキットでZX-4を走らせていた頃は、本当にこれ以上はいらないという性能にゾッコンだったし、公道ならグラディウスとか、400ccのツインだと低回転もあって小気味よい。あまり危険な速度域にならずに高回転域を楽しめるし、軽量で乗り出すのも億劫じゃないからね、本当に、いや本当に()、最高の排気量帯だと思ってますよ!

 

特集では、今は憧れの大型バイクを手に入れたけれど、本当の青春は400だったよな!というテイストで展開していますが、うーん、残念ながら僕は今回あまり絡んでいません。せめてものリンクを持たせようと、ノンポリコラム(p84)にてGS400のすばらしさを語ってますので、良かったらどうぞ()

 

その他、BGはいつものごった煮です。

p35~の「CB ROAD」はメチャカッコいいCB93が登場。痺れる!!

 

p47~はお誘いいただいたザッパー系車両のミーティング記事があり、寛大な主催者とオーナー様のおかげで貴重なモデルの試乗も叶い、小特集が組めました。

 

p115~のマニアックバイクコレクションは「ジョルカブ」です。文句なしマニアック!

ちなみにカタログページに出てくるTDM850やホライゾンは個人的にかなりツボ。うーん、欲しい。

 

p244~ ツイントリップはヘルメットメンテナンス。夏になると是非やった方がいいですね!

 

あとは「絶動会」のレポートや、最新ミシュランタイヤのテスト、ニンジャH2のレポート……いやほんと、何でもあるなこの雑誌。

 

特別定価530円です。

コンビニ、書店へどうぞ!

 

(ノア)

 

2015年6月21日 

予想外に高い純正部品GP

- Noah Sellen @ 9:17 PM

先日たまたま手にとったヤマルーブのカタログを見ると、「ヤマルーブFX」ってオイルがあることに初めて気づきました。

このオイル、なんと車種限定オイルらしく、高回転4気筒のためにラインナップされているらしいです。対象機種はXJR400R、XJR400S、XJR400、FZR400RR、FZR400R、FZR400、FZR250R、FZX250ジール、FZ250と書いてあります。高回転型4気筒車向けというわけですが、どれもいまや現行ではないのにこのオイルがあることに驚きました。ていうか、前からありました?? でもじゃあ高回転域に良いはずだと思いがちですが、JASO規格がMBだからMA指定のバイクに入れるとクラッチ滑りとか怖いですね……。「指定」ってぐらいですから、けっこうピンポイントな性能が与えられているのでしょう。

 

オイルは基本的にメーカー純正のものを使う僕ですが、安売りしていたりするとたまに社外品にも目移りしてます。でも社外オイルって選ぶのがすごく難しくありません? どれも「ウチのはイイっすよ!」「フリクション少ないっす」「せん断に強いっす」「エンジン守りまっす」とか謳ってますけど、もうちょっとわかりやすければいいのにな、と。

 

例えば:

「このオイルは純正オイルとほぼ同等の性能ですけど、冬場の始動時も確実にエンジンを保護する特長を持ってます」とか、

「純正に比べると短いスパンで交換した方がいいですけど、入れて1000キロはめちゃくちゃに気持ちいいですよ」とか、

「性能面では普通ですが、旧車に入れてもクラッチやセルのワンウェイが滑りにくくて安心して使えますよ」とか、

「ミッションがスコスコ入るような添加剤入れてますよ」とか。

 

バイクに乗ってればやっぱり漠然と何か性能を向上させたいなぁと思っているわけだし、オイルを換える時に何か気にかかってることがちょっとでも解消するなら、そのブランドを選ぶと思うんですよ。

僕はVストローム650に乗ってますが、出力的な性能は特に求めてませんし、実用的なバイクですから高回転がギュンギュン回らなくてもいいのですが、ミッションのタッチはもう少し向上してもいいかなと思ってますので、そこを狙ったオイルがあったら迷わず入れてみたいです。

何かオススメあったら教えて下さい。

 

さて、写真は89年式ぐらいのセロー(父所有)なのですが、フォークブーツがカビカビ&部分的にヒビは入り始めていたので、新品にしようとなじみのバイク屋さんに値段も確認せずに気軽に注文したのです。届いてみたらなんと、片方で7000円近くするというじゃないか! 左右で1万4000円弱。父もびっくりしてましたが、あまりの高さにバイクショップも申し訳なくなって、畑からとってきた大根を付けてくれましたとさ(笑)。

 

いやぁ、フォークブーツで1万4000円とられたらさすがにちょっと、ビックリしますでしょう!? 絶版になって久しいバイクの部品は頼んでみると驚くほどの価格上昇がされている場合がありますが、こういった消耗部品でも気を付けなければいけませんね。きっと現行セローのフォークブーツだったらそんなにしないのでしょう。絶版車アルアルかと思いますが、注文の際には値段の確認を!(笑)

 

(ノア)

2015年6月8日 

6月号を振り返って

- Noah Sellen @ 8:53 PM

 

実はすでに7月号の編集も終わっているのですが、7月号が出ちゃう前に6月号の復習というか、ちょっとカスタムバイクで思ったことを書いてみたりして。

 

以前の投稿でカスタムについてちょっと追記しようか、と書いたから、それです。

 

今回の試乗で目からウロコ的な体験だったのはCBX1000の試乗かな!

今までもCBXは幾度となく乗ってきたし、ちょっとイジってあるようなのも経験がありますが、総じて思うことは「フレームが弱いのではないか??」ということでした。吊り下げ式であんなに大きなエンジンがぶら下がってるんだから、たぶん視覚的な思い込みもあるんでしょうね。でもグイグイ攻めるほどに、全体的にユラユラしているイメージはぬぐえず、CBXは高いレベルのスポーツ性を求めるバイクではないのではないかな、と思っていたわけです。

ところが今回乗ったやつ!全然ユラユラなんてしないんだ。びっくりしちゃいましたよ。かなり積極的に走らせても大丈夫で、CBXさん今までごめんなさい的な気持ちになりました。へー! CBXってこんな風にもなるんだ!という体験でした。

 

その後、今度は同じショップさんのCB900Fにも試乗できました。こちらはちょっとのフレーム補強と、あとは前後の17インチ化。これもまた、改造車にありがちなネガな部分がまるで感じられず本当に楽しく乗れた。なんでだろうと思うと、ビルダーさんは「ディメンションと、あとはフォークの剛性でしょう」と言うのだけど、じゃあ今まではバッチリなディメンションなカスタム車に乗れなかったってこと?? まさかね。他にも秘密があると思うなぁ。

 

「カスタム車にありがちなネガな部分」なんて簡単に書いたけど、それは人によってさまざまだから一概に言えないものの、僕としては以下のものが気にしている所。

 

①フレーム補強、これね、最近は少なくなりました。エンジンのチューニングもそうですが流行り廃りがありますね。一昔前は面研で圧縮を上げるのってとても一般的だったけれど、最近は壊れるからってやりたがらないところが増えました。フレーム補強も同様で、最近は補強はナシでレイダウンだけする、なんていう話も良く聞きます。

ガチガチに補強されているフレームは、乗ってもやっぱりわかるもんでして、なんだか鉄のしなやかさが阻害されちゃったりするんです。レースとか、そういった単一使用目的ならいいと思いますが、オールラウンドに使いたいバイクをガチガチに補強入れちゃうと、ある場面ではとても良くなっても、基本姿勢であるステム位置の高さやステムの長さなんかは変わらないわけだから、そのバイクのもつ本来のファジーさや、悪く言えば弱さ的な部分がかえって見えてきちゃうことだってあると感じています。だから、個人的にはフレーム補強は好みに合わせてちょっとだけ入れるぶんにはいいけれど、「補強○○箇所だぜ」と自慢するのはちょっとすでに旧世代的かなぁというイメージですね。

 

②フォークがね、今回は43φという太いのがついてて、かつ17インチ化に伴ってトレール量を調整するためオフセットが少なくなっているのだけど、これはイイんですよ。ハンドリング的には良いんですが、絶対的にハンドル切れ角が少なくなる!これも先ほどのこと一緒でサーキットとかね、そういった限定した使い方なら何の問題もないのだけど、公道ではUターンもあれば渋滞もあるしガレージからの出し入れだってあるじゃない。ハンドル切れ角が少ないのは、実はけっこう困るんですよ。ところが今回試乗したCBXCB-F共にハンドル切れ角バッチリ。超高ポイント!

 

③あと細かい所ね。サイドスタンドが出しにくいとか、アクセルが重いとか、ミッションの節度が悪いとか、どうもカスタムバイクってそういうところがあるように感じることが多いです。パワーとかそういった性能部分が向上できていればそれでいいじゃないかというのは、うん、公道を走るバイクである以上は間違ってるでしょう。使い勝手の部分で純正以下となるのはやっぱり危ないわけで、色んな素晴らしいパーツや技術がある現在のカスタムシーンにおいては必ず純正以上のクオリティを求めるべきだと思いますね、個人的には。

 

そんなわけで、久しぶりに乗ったカスタム車がどれも良くできた車両で、楽しい巻頭特集となりました。ちゃんとわかっているお店で、見栄を張らずに自分の本当に求めている方向へとカスタムをしてもらえれば、あなたのバイクはとっても気持ちの良い乗り物へと進化するでしょう。そんなワクワクを思い出した特集でした。

 

7月号の発売ももうすぐです。よろしくお願いしますね!  (ノア)

2015年5月27日 

税金、払いましたか?

- Noah Sellen @ 11:36 PM

 

こんにちは。バイクをだいぶ整理したノアです。毎年3月31日が近付くと「あれはもう乗ってないな」とか「あれはもう売ってもいいんじゃないか」なんて悩みませんか?

4月1日に登録されている車両は税金がかかるわけですから、不要な車両は年度末までにナンバー返納しておきたいわけです。今年の僕は徹底しましたよ~! 乗ってなくてバッテリーが上がってるのにナンバーがついてるやつとか、車検が切れちゃってるのにナンバーがついてるやつとか、全部整理整頓してまとめて年度末に返納してきました。

おかげで今年は税の紙が3枚しか届きません。ありがたや(笑) しかも例年は車やバイク、原付など分けて届いていたように記憶してましたが、今年は封筒一つにまとめてきましたね。うん、エコでよろしいじゃないですか。

こういうどうせ払わなきゃいけないお金は、ギリギリまで待たずにすぐ払うようにしています。だから届いた次の日にはもうスッキリ支払い済み!

バイクの税金が上がるのはとりあえず1年間先延ばしされたけれど、来年は予定通り上がるのだろうか……。いよいよ250ccの時代が到来するか? ミスターバイクBG誌でカズ中西さんがやってる「クオーターボンバーズ」は時代を先どっているのか??

250といえば先日ホンダのオフロードミーティングに、恒例のミスターバイクチームで参戦してきまして(レポートは近日中にアップ予定!)、その時にCRF250Lもしくはそのモタード版のCRF250M、いいなぁなんて思いました。ライトは明るいしツインカムのエンジンは数値以上に力強いし、オフロードだって一部上級者や競技志向の人はその限界能力に懐疑的だけど、僕程度の腕前なら十分楽しめる能力を持ってるからね。

税金をきっかけに250ccを現在勝手に見直しています(笑) うーん、トリッカーもいいなぁ!

(ノア)

 

2015年5月17日 

ミスターバイクBG 6月号発売中

- Noah Sellen @ 7:44 PM

ミスターバイクBG読者の皆さんはすでに入手済みかもしれませんが、ミスターバイクWEBの方々にもちょっと宣伝を。

最新号、出ましたよ~!

 

今月は「最新カスタムマシンを走らせる」というサブタイトルで、「MOD’15」という巻頭特集を展開してます。

これは、以前に僕が「カスタムラボ」っていう連載をしていたのだけど、それの拡大版と僕は勝手に解釈して、久しぶりに巻頭の音頭をとらせていただきました。ていうか、ま、ゴールデンウイーク進行で皆さんキリキリ舞いだったから暇してた僕がお手伝いしたってぐらいのもんですけどね()

 

カスタムバイクって紹介することは多々あっても、実際に試乗してってことはあまりないから、絶版車も基本的に見せるだけではなく「必ず走らせる」というスタンスでやっているBGの伝統に基づき、走らせたってわけです。

 

僕は今回、巻頭の5台を担当させてもらい、それぞれのシチュエーションで楽しく走らせられました。詳しくは是非誌面にて読んでいただきたいですが、語りつくせない部分もあったからこっちでもあとでちょっと追加で書くかもしれません。

 

あとね、今回は写真もデザインもけっこうこだわったというか、シンプルでカッコいいのを演出したつもりです。こういうのをきっかけに「あ、バイクって、絶版車って、カスタムってカッコイイ!」と思ってもらえたら嬉しいっすね!

 

その他、3回目となるオーストラリアレポートや、ナンディさんのZ2プロジェクト、人気のマニアックバイクコレクションはなんとスズキのホッパー!! あと新車のページでは憧れの大先輩ジャーナリスト、松井勉さんのH2(最新のスーパーチャージャーのヤツ)試乗記や、輸入車の合同試乗会(残念ながら雨)のレポートなど、相変わらずごった煮の楽しさが詰まっていると思いますよ。

 

どうぞ書店へ足をお運びくださいませ。

 

(ノア)

 

2015年5月7日 

来週にはカスタム特集の6月号が発売です

- Noah Sellen @ 9:28 PM

みなさん、お久しぶりです。

このミスターバイクWEBのページを見ると、ミスターバイクBGのブログの所には「ほぼ毎日更新」なんて書いてるんだけど、実際は毎「週」更新されればいい方だなぁなんて思ってました。そしたら年度をまたいでいろいろ生活に変化があったりして、え?こんなに?ってぐらい更新してなかったですね。

 

それでもこのブログは実質上僕の独り言だから別に焦ってはいなかったのだけど、先日行われた日光チャレンジロードの第1戦で「ノアさん、ブログいつも楽しみにしてますよ!」なんて声をかけられちゃった。

 

「ノアさん」

ここがポイントですよ。

バイクに乗ってる人の平均年齢はけっこう高くて、さらにその中でもBG読者は40代後半~50代の人が中心。だから今までは読者さんに声をかけられても「ノア君」もしくは「ノア」と呼び捨て。初対面で呼び捨てはどうかと思うけど()、ま、いずれにせよみんな年上ってこと。

 

ところが今回声をかけてくれた人は貴重な僕より年下。そんな読者さんに声をかけられてうれしいと共に、僕のこんな独り言を楽しみにしてくれてるってんだからちゃんとやらないとな、って思ったわけです。

 

で、その人たちに言われたのが

「ノアさんがよく誌面で書いてるジェイドとかバリオスの話がいい」っていうんですよ。

空冷名車が多く登場する中で「僕の頃はそれら車種はもうなくて、ホーネットとかだったよ」って書く僕の記事に親近感を持ってくれるんだって。

 

それはそれで素直に嬉しいですよ!そりゃそうだよね、読者さんは4050代だけじゃないんだから、僕と同じような世代に育って、僕と同じようなバイクが周りにあった人もいるわけだ。僕としてはホークとかGSじゃなくて、青春のバイクはバンディットだったりするんだもん。

 

だけど同時にちょっと複雑な気持ちにもなりました。

「僕の頃は……」って話って、その言葉の裏には「今の人にはわかんないだろうけど、」というニュアンスが隠れてるように思っちゃうんです。

BGの誌面を飾ることの多い名車たちをリアルタイムで知らない僕としては、諸先輩方に「俺らの頃は」話をたくさん聞かせてもらっているわけだけど、それがいっくら面白い話でも実体験としてその時代を生きてないんだから根底にあるその感覚を分かち合えることは永遠に無いわけだ。

話している側としては「今の人にはわかんないだろうけど、」なんていう気持ちは全くないかもしれないけど、でも聞いてる側はそういう話が楽しそうなら楽しそうなほど、どこか疎外感というか、それを話し手と共有できていないもどかしさのようなものを感じると思うんだな。ていうか僕は感じてました。

 

なので、ジェイドやバンディット、スーパーフォアの話を「僕の頃はね」なんて言いながらしている僕に、親近感を抱いてくれているのはとても嬉しい一方で、「キミたちにはわからないと思うけど」という匂いをほんの少しでも醸し出していちゃってたらごめんなさい、なぁんて思ったわけです。

 

あーまわりくどい! はい、この話はおしまい!

 

 

 

そんな懐かし話ついでに発掘した写真は、10年前ぐらいに林道ツーリングに行った時のもの。当時は出たばかりのトリッカーを所有していて、これが林道でメチャ良くてね。タンクが小さくて給油ばかりしてたけど、今また欲しいバイクです。現行はタンクが大きくなったし。うん、欲しい。

 

もう一枚は学生時代に仲間と一緒に浜名湖までツーリングした時のもの。僕がスパーダで、友達はバンディットとスティードとAX-1だったなぁ。

 

現行トリッカーが欲しいってハナシで思い出した。

絶版車を愛するBGですし、旧いバイクを愛でるのはとても素敵なことだけど、新しいのもいいのがいっぱい。

ちょっと「ナツイ」(懐かしい)路線の雑誌に書いてるライターの人って本当なのかポーズなのかわからないけど「僕は80年代で止まってるから」なんて書いてる人がわりと多くて、これはどうかなって思っちゃってます。だってさ、個人で趣味でってんならいいけどさ、書く側が堂々と「止まってます」ってアンタ……そらただの勉強不足ですがな。現行車って、ちゃんと知っとくと色んなイイのがありますわけでして、絶版車を通じでバイクを愛でる豊かな心を持っているBG読者の皆さんにこそ、現行車の魅力も同時に知っててほしいナァ!

 

ってことで、改めて、トリッカー、イイっすよ() 

 

よし、今回も見事な支離滅裂独り言ブログができたぞ!

次号は久しぶりにカスタムを大きく取り上げた巻頭特集を組みました。かつての「カスタムラボ」連載のように、ちゃんと試乗もしてます。14日はコンビニへ!

 

よろしくお願いしま~す!

 

(ノア)

 

2015年4月15日 

発売中の「ミスター・バイクBG」5月号モニターアンケートで訂正です。

- komiyama @ 12:32 PM

いつも「ミスター・バイクBG」誌をご愛読ありがとうございます。
 
「ミスター・バイクBG」の5月号にて、モニターアンケートを実施しておりますが、ハガキの回答欄の中に『クイズの答え』という項目があります。
これはこちらのミスで入れてしまいました。クイズはございませんので、この項目は無視してください。
 
ご迷惑をおかけして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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