編集部ブログ 勝島部屋から

編集部ブログ 勝島部屋から

※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。

2012年8月10日 

BG新しい号が出ます&お盆ツーリングのお勧めSPOT

- Noah Sellen @ 10:38 PM

BGは幸い(?)月初めに校了するので、お盆前はちょっと時間がありました。なので明日発売の次号で行ったロケ地、ビーナスラインがあまりに良くて個人的にまた行ってきました。うーん、最高です。

で、その途中にたまたま通りかかったのが写真のところ。山梨県指定文化財に指定されてる、津金学校(明治8年創建)です。クラシック建物が好きな僕にはこれがとっても良かった

色々懐かしいモノもあったり、同時に写真展もやってたりで。しかもその立地がいいね。田園地帯と山岳地帯の間というのか、ま、山に抱かれるように建っててさ。もしお盆のツーリングが決まってなかったらお勧めです。山梨県北杜市須玉町下津金という所にあります。近づいてくると「おいしい学校」っていう黄色い看板が出てますよ。

で、宣伝。

次号は明日11日発売です! 空冷GPZの特集です。個人的に大好きな車種です。欲しいです。ナナハンをね。

久しぶりに僕が表紙になりました!(笑)

その他ミーティング系、走行会系、レギュラー系などなどです。

あ、以前にここに書いたイギリス行った記事も書いてます。ご賞味下さい。

 

で、宣伝。

お盆明けてすぐ、走り足りないあなたに富士ショートコースの走行会&お遊びレースのお誘い。

走行会→http://www.mu-ad.co.jp/soukoukai-fuji.html

お遊びレース→http://www.mu-ad.co.jp/hare-cup.html

どっちも僕、行ってます。ZX-4とXLR125を走らせる予定です。走行会とレース、どっちもお気軽で、どっちも出るとエントリーフィーもオトク。休み余ってるけどする事ねーじゃんって人はぜひどうぞ。

それでは皆さん、良いお休みを~!

 

(ノア)

2012年8月1日 

こんな競技だったっけ??

- Noah Sellen @ 6:51 PM

8時間を走破後の見事なチョココーティング

 

暑いですねぇ……

ロンドンで行われているスポーツの祭典は、テレビでやってるのが夜中すぎて全然観てないのですが、昨日はたまたま柔道を観ることができました。

僕も昔(といっても小学生の頃にちょっとだけ)柔道をやっていたのですが、あのころとはずいぶん様子が違っててびっくりしました。刺し手争いばっかりで全然組まないし、組んだかと思ったら一見がむしゃらにも見える投げでポイントをとる、もしくは組めないとなるとタックルみたいのまで出てきて…… 「一本」は少ないですねぇ。

しかも僕が習った柔道は何よりも礼儀が大事だったのだけど、昨日なんて選手がお互い納得いかなかったのか反則があったのかわからないけど、試合中に顔をつき合わせて一触即発の状態なんかありました。え~っ 僕が知ってる柔道じゃない…… 勝った選手が判定が出た瞬間両コブシを突き上げるのもねぇ。相撲みたいに勝っても負けても礼に終わる。それぞ日本の柔道だと思ったのだけど……  格闘技的な部分と同じぐらいスピリチュアルな部分も大切にする(と僕は思ってる)日本の「○○道」は、今さらながら国際的な「競技JUDO」になって欲しくなかった、なんて思っちゃいました。いや、世界の頂点を目指してる選手には素直に敬意を表しますけどね。あくまで僕のイメージ的なハナシ。

えぇっとね、そうじゃなくて。

前の号で濱矢大先輩と共にエンデューロレースに参加したのですが、これも僕が知ってるエンデューロじゃなかった。BGに関わり始めの頃には個人的にもXLR250Rでエンデューロレースをやってたのを覚えてる読者の方もいるかもしれませんが、あのころのエンデューロってもっとトリッキーだったと思うんですよ。いくつか出てたレースがあったのですが、いずれもあまりバイクのパフォーマンスは関係なくてね、どっちかっていうと軽量で、足がついて、エンストが怖くないセルがついてて、ってマシンが結果的に上位に行くようなレースだったんです。だからセローとかがけっこう強かった。トレッキングとトライアルを組み合わせたような競技だったと記憶してます。

でもこの前出たレースは全開区間もけっこうあってね、パワーが無きゃ話にならんだろうという場所も多々ありました。ま、知らずにXLR125Rで行った僕はちょっと不勉強でしたね。周りはみんなCRFだとかYZだとか、競技用のスンゴイマシンばっかりなんですもの。僕が知ってるエンデューロではなかったですねぇ。

最近、大学生のころにお世話になってたオフロードのお店の大将にこの話をしたら、「それは一部だよ。むかしノアがやってたようなゲロ系エンデューロもまだまだある。XLRでも十分楽しめるのはあるから、それは出るレースを選ぶんだな」と教えてもらいました。なるほどねー。てか「ゲロ系」ってなんだ(笑) そんな言葉も当時はなかったと思うが。

柔道もエンデューロも「こんな競技だったっけなぁ??」という気持ちだったのですが、でもね、考え直しました。今でこそツインリンクもてぎや富士スピードウェイを1000ccのスーパースポーツがギャンギャン走ってますが、R1、もしくはGSX-R1000が出るまではそういう軽量パワフルなサーキット用バイクがなかったじゃないか。だからサーキットって言うと250ccの2ストとか、400ccの4ストとか、いわゆるF3の末裔が中くらいサイズのサーキットを走るのが主流だったんじゃないかなぁ。だってもてぎなんて、ある程度パワーのあるバイクじゃないと本来の楽しみ方はしにくいと思うもんなぁ。

そういう時代の流れを経て、今やでっかいサーキットを1000ccで300キロに届くスピードで駆け巡るのが当たり前になりました。ソコにボクがさ、ZX-4もってって「えぇ?? 僕の知ってるサーキットじゃない!!」と騒いでもしょうがない。ZX-4にはちゃんと日光やTOTみたいな「ゲロ系」(??)舞台が残されてるんだから、ソッチを走ればいいんですもの。

オフロードも一緒だろうね。当時はCRFなんてなかったんじゃないかな? あったとしても今ほどは一般的じゃなかったもん。だけどそんなハイパフォーマンスなバイクが出てきたら、主催者もその性能が楽しめるようなコースレイアウトを考えなきゃいけないもんね。せっかくピカピカのCRF450を買ったのに、ひたすらトライアルセクションみたいのをやらされたら参加者だってつまんないもん。

バイクの進化とか、バイクの主流の移り変わりに応じてレースって変わるんだよなぁ、とJUDOを見て思いましたとさ。

そんなエンデューロにドップリハマッて、メッキメキ腕を上げているのが、さっきの濱矢さん。5年ぐらい前は僕と変わらないぐらいだったのに、ハマッてからは練習の虫。2年ぐらい前にモトクロスコースに誘われてノコノコ行ったら、「もう勘弁して下さいよ、センパイ!」ってぐらいぶち抜かれまくりまくりました。40歳を超えているというのにそのストイックさたるや凄まじい。本当に参りました。僕は練習が嫌いで、なんて言ってられません(笑)

で、写真はそんな濱矢さんがまたまた出たエンデューロでのもの。なんと8時間を一人で走りきるという、正気とは思えない修行エンデューロです。それこそ「ゲロ吐く系」ですね。で、その前のでも2位かなんかになってて、今回も4位だって言ったかな? いやほんと、スゴイです。バイクって歳をとってもどんどん上手くなるから面白いんだろうね!

長々とすんませーん (ノア)