MBニュース&トピック

 

2015年9月25日 

■GSX-Rの高い総合力を証明、スズキ耐久チームが14度目の世界チャンピオンを獲得

 ル・マン24時間や鈴鹿8時間の耐久レースで知られるFIM世界耐久選手権(EWC)シリーズ。スズキフランス(スズキのフランス子会社)が運営する、発足35年の名門・二輪耐久レースチーム「スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)」は、同シリーズで2年ぶりのシリーズチャンピオンを獲得した。

 現在のWEC シリーズは市販車の走行性能、耐久性など総合力が求められるレース。GSX-R1000で参戦するSERTは開幕戦での優勝を皮切りにシリーズランキングトップをキープ。ブルーとホワイトのスペシャルカラーマシンで挑んだ最終戦ではトラブルによって順位を落とすも、その後は着実に周回を重ね3位でゴール。シーズンを通じて高い総合力を発揮したことにより、14度目の栄冠に輝いている。

●スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)2015年シーズンの成績
第1戦  ル・マン24時間(フランス) 1位
第2戦  鈴鹿8時間(日本)4位
第3戦  オッシャースレーベン8時間(ドイツ)2位
第4戦  ボルドール24時間(フランス)3位

●シリーズポイント
1位 Suzuki Endurance Racing Team 154
2位 GMT 94 YAMAHA 132
3位 SRC Kawasaki 100

2015年9月25日 

■5年ぶりの復帰! ヤマハがWSBKへの参戦を正式に決定

 2009年にタイトルをもたらしたベン・スピースをはじめ、トロイ・コーサー、芳賀紀行、カル・クラッチロー、マルコ・メランドリらの活躍により、スーパーバイク世界選手権(WSBK)で数々の勝利を挙げてきたヤマハ・モーター・ヨーロッパ(YMENV。ヤマハ発動機の欧州現地法人)。今年3月に行なわれた「2015年ヤマハモータースポーツ活動計画」発表の場でも触れられていたが、 YMENVが2011年以来5年ぶりに2016年シーズンよりWSBKに復帰することが決定した。

  YMENVは英国を拠点に英国スーパーバイク選手権(BSB)、WSBK、MotoGPなどでの豊富なレース運営経験をもつ「Crescent Racing」とパートナーシップを結び、2009年以来のチャンピオンを目指す。マシンは新型YZF-R1。

 ライダーには2014年のWSBKチャンピオンであるシルバン・ギュントーリ、2013年に最年少でBSBチャンピオンを獲得しているアレックス・ローズを起用する。

 動画はコチラ

エリック・ドゥ・セーヌ(Yamaha Motor Europe Chief Operating Officer)のコメント
「待ち望んでいたスーパーバイク世界選手権へ、5年ぶりに参戦することが決まりとてもワクワクしています。新型R1 はすでにこの1年で、さまざまなレースを経験し、鈴鹿8 耐での優勝をはじめヨーロッパ各地で好成績を残し、そのポテンシャルを発揮してきました。しかし今回の復帰は、ヤマハのMotoGP 技術をベースに開発された新型R1 のポテンシャルを、世界最高のプロダクションレースであるスーパーバイク世界選手権で証明する必要があると考えたのです。そして、高いプロ意識と技術、勝利に対する情熱を共有できるCrescentRacing と出会うことができ、再び世界の舞台に戻る準備が整いました。後は来シーズン、勝利を目指すのみです」

2015年9月25日 

■今年の最高燃費はリッター2,614.544km!

2,614.544 km/リッターを記録したチームファイアボールが「最優秀賞 本田宗一郎杯」を獲得

 秋のツインリンクもてぎ・オーバルコースと言えば「1リットルのガソリンで何キロメートル走ることができるのか?」という燃費の限界に挑戦するイベント「本田宗一郎杯 Hondaエコ マイレッジ チャンレンジ」だ。その「第35回 全国大会」の決勝が9月20日に行なわれた。

毎年恒例、本田技研の社長が務める大会名誉会長が大会スタートの旗振りを行なう。今年は八郷社長だ。

 全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学、社会人のチームが毎年、多数参加するこのイベント、今年は373チームがエントリー。海外からはタイ、中国、ベトナムの3カ国からニューチャレンジクラスへの参加もあった。

 全クラスの中で最高燃費を記録したチームに贈られる「最優秀賞 本田宗一郎杯」は、2,614.544 km/リッターを記録した「チームファイアボール」が獲得している。


 各クラスの優勝チームと記録は以下の通り。



グループⅠ(中学校クラス、エントリー台数31台)
東京都市大付属中高自動車部中学B
919.969 km/リッター
グループII(高等学校クラス、エントリー台数141台)
千葉県立下総高等学校自動車部B
1,821.900 km/リッター


グループIII(大学、短大、高専、専門学校クラス、エントリー台数85台)
名城大学SPICA
1,914.294 km/リッター
グループIV(一般クラス、エントリー台数45台)
チームファイアボール
2,614.544 km/リッター


ニューチャレンジクラス(エントリー台数11台)
※50cc以上150cc以下のHonda 4ストロークエンジンをベースとしたエンジンを搭載したオリジナル車両で参加できるクラス
中国同済大学志遠車隊
1,905.236 km/リッター
2人乗りクラス(エントリー台数11台)
栃木県立矢板高等学校 C
544.548 km/リッター


二輪車クラス(エントリー台数49台)
埼玉自動車大学校エコOB会
293.973 km/リッター
斬新なフォルム、美しいカラーリング、ユニークさといった総合的なデザインが印象的なチームに贈られる「デザイン賞」はタイから参加のVIRGIN が獲得。

2015年9月25日 

■ショップオープン情報「ドゥカティ大阪ウエスト」

 ドゥカティストアとして10月3日(土)オープン。

大阪府大阪市淀川区三津屋中3-7-23
TEL:06-6309-3711
営業時間:10時30分~19時
定休日:毎週水曜日、第1・3火曜日

2015年9月24日 

■KYMCO SOONER 50Fのリコール(平成27年9月24日届出)

 対象車両は型式SD10JA(通称名:SOONER 50F)の車台番号RFBSD10JAER460101~
RFBSD10JAER460430(輸入期間:平成25年12月23日~平成26年10月23日)の319台、計1型式、計1車種、計319台。

 不具合の部位(部品名)は「燃料供給装置 (キャブレター)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「キャブレターのスロットルバルブにおいて、当該バルブのリターンスプリングの形状が不適切なため、キャブレターボディから外れるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、スロットルバルブが戻らず、エンジン回転が下がらなくなるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「全車両、対策品のキャブレターに交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:キムコジャパン
TEL:03-6404-6102

2015年9月24日 

■FIMトライアル国別対抗世界選手権、日本代表チームが3位入賞

 先日お伝えした「2015 FIM トライアル・デ・ナシオン」が9月20日、スペインで開催された。1984年から始まったこのイベントは、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が年に1回開催する、サッカーでいえばワールドカップ、テニスで言えばデビスカップのようにナショナルチームで争う国別対抗世界選手権。日本代表チームは1987年に初参加以来、17回参加しており、最高位は2000年、2007年、2008年の2位。

 今回は藤波貴久、小川友幸、小川毅士、柴田 暁で挑んだ日本チームは、減点128とイギリスチームと並ぶ接戦を展開。クリーン(減点0のセクション)数で上回った日本が3位入賞を果たした。日本チームの参戦は2011年以来で、3位以内の表彰台獲得は2008年以来11度目となった。

 9年連続世界チャンピオンのトニ・ボウを擁するスペインチームは圧倒的成績で今年も1位(12年連続)と、最強の“トライアル王国”であることを証明している。

●2015 FIM Trial des Nations結果 
1位 スペイン 減点 20 クリーン 125
2位 フランス  減点109 クリーン  75
3位 日本    減点128 クリーン 76
4位 イギリス  減点128 クリーン 74
5位 イタリア  減点132 クリーン 68
6位 ノルウェイ 減点224 クリーン 37

2015年9月24日 

■「ツインリンクもてぎエンジェル」第18期生を募集!

現在活躍中の「ツインリンクもてぎエンジェル」の皆さん

 森の中のモビリティテーマパーク、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)のイメージガール「ツインリンクもてぎエンジェル」は、レースやイベントでのアシスタントのみならず、首都圏で開催されるイベント会場でのプロモーション、北関東3県(栃木、茨城、群馬)での地域活性化にも貢献しているのはご承知の通り。そんな彼女達の「第18期生」を募集中だ。概要は以下の通り。

募集人数:4名(予定)
応募資格:18歳以上の明るく健康的で活発な女性
応募締切:2015年12月1日(火)必着
応募方法:郵送にて、指定書類を送付
①ツインリンクもてぎ指定の応募用紙(ホームページよりダウンロード可能)
②Lサイズカラー写真2枚(全身/バストアップ。顔・スタイルが良く分かるもの)
③身分証明書のコピー(免許証・パスポート・住民票のいずれか)
※芸能事務所などに所属していても応募可能

応募宛先: 「ツインリンクもてぎエンジェルコンテスト事務局」係宛
〒321-0621 栃木県那須烏山市中央1-11-17 株式会社アドワークス内

 詳細は下記にて。

問:アドワークス
TEL:0287-83-8633
http://www.twinring.jp/angel/

2015年9月24日 

■ショップオープン情報「上野商会」「ホッグハウス」「M.C.ファクトリーフクシ」「クリアランス」「プレイン」

 インディアンモーターサイクルおよびヴィクトリーモーターサイクルズ両ブランドの正規販売店として 新潟、長野、群馬、埼玉、神奈川に9月26日(土)、5店舗同時グランドオープン。これにより、統一されたCI基準に基づいた販売店は全国11ヶ所となる。

●上野商会

新潟県柏崎市安田2133-1
TEL:0257-24-8969
営業時間:10時~19時
定休日:毎週火曜日、第3水曜日

●ホッグハウス

長野県上田市中央北3-5-23
TEL:0268-27-1157
営業時間:10時~19時
定休日:毎週月曜日、第1曜日

●M.C.ファクトリーフクシ

群馬県太田市小舞木町376
TEL:0276-45-8003
営業時間:9時~19時
定休日:毎週火曜日、第3水曜日

●クリアランス

埼玉県草加市八幡町1323-3
TEL:048-946-5111
営業時間:10時~20時
定休日:毎週水曜日、第2火曜日

●プレイン

神奈川県横浜市都筑区長坂1-20
TEL:045-944-0933
営業時間:10時~19時
定休日:毎週水曜日、第2火曜日

2015年9月23日 

■中須賀が日本GPで駆るYZR-M1、イエロー&“スピードブロック”グラフィックを採用したヤマハ創立60周年記念カラーを公開

 10月11日、ツインリンクもてぎで決勝が行なわれる「2015 FIM MotoGP世界選手権シリーズ 第15戦 MOTUL日本グランプリ」。ワイルドカード参戦する中須賀克行がライデイングする「YZR-M1」のヤマハ創立60周年記念カラーが公開された。

ボルドール24時間でのYZF-R1

 イエロー&“スピードブロック”グラフィックが施されたカラーは「ケニー・ロバーツが1978年〜1980年に世界選手権3連覇を達成した時のYZR500を筆頭に、1970年代から80年代にかけてヤマハが世界選手権など欧米トップカテゴリーに活躍の場を広げていった時代を駆け抜けたマシンに採用」されていたもの。MotoAmericaの最終戦や、先日行なわれた世界耐久選手権・ボルドール24時間に参戦する「YZF-R1」などにもこのカラーが採用されているが、MotoGPでは2005年の第8戦USGP(ラグナセカ)以来となる。


 中須賀克行曰く「ヤマハブルーのM1もカッコいいですが、記念カラーのM1も負けていません。それにイエローは自身のラッキーカラーでもあり、自然と気合いが入ります。60年の歴史を背負うというと大げさかもしれませんが、日本グランプリでは、その歴史の一員として恥じない走りをしたい」 とのこと。

ヤマハ日本GPスペシャルサイト
http://race.yamaha-motor.co.jp/sp/2015japangp/

2015年9月23日 

■ヤマハ、MotoAmerica開催初年度に3クラス制覇!

最終戦、スーパーバイククラスでヤマハ創立60周年を記念したイエロー&ブラックの「YZF-R1」 を駆るジョシュ・ヘイズ(♯1)とキャメロン・ボビエ(♯6)。昨年までのAMA Pro Road Racingスーパーバイククラスで4度チャンピオンとなっているヘイズがRace1とRace2を制し今季10勝目を獲得。ポイントランキングでは4ポイント差でボビエがシリーズ・チャンピオンを獲得した。

 2015 MotoAmerica AMA/FIM North American Motorcycle Road Racing Championshipの最終戦(第9戦)が9月11日~13日、ニュージャージー・モータースポーツパークで開催された。

 最高峰のスーパーバイククラスでは「MonsterEnergy/Graves/Yamaha」から新型YZF-R1で参戦したキャメロン・ボビエが、チームメイトのジョシュ・ヘイズとの一騎打ちを4ポイント差で制し、初代チャンピオンを獲得。新型YZF-R1とヤマハ・ライダーは全18 レースすべてで優勝を獲得したほか、昨年までのAMA ProRoad Racing を含め、最高峰クラスにおいて6シーズン連続チャンピオンを獲得。改めてR1の速さを証明するシーズンとなった。

 併催となるスーパーストック1000クラスでは「RoadRace Factory/Yamaha」のジェイク・ガニエが同じくYZF-R1でチャンピオンを獲得。スーパースポーツクラスで「Yamalube/Y.E.S./Graves/Yamaha」からYZF-R6で参戦するJD・ビーチがすでにチャンピオンを獲得していることから、ヤマハはMotoAmerica開催初年度に3クラスを制する結果を残した。


キャメロン・ボビエ(スーパーバイク:チャンピオン)のコメント
「このレースでは、クラッシュのリクスを避けるため、僕は全力を出し切った。そのため、かなり慎重なライディングになった。Race1でいくつかのミスをしてしまってから、最大限の注意を払おうと決めたんだ。こうして僕は、この新型YZF-R1を駆り、自身2度目のスーパーバイククラス参戦で、タイトル獲得という夢を叶えた。そして、素晴らしいチームメイトであり、偉大なチャンピオンであるジョシュの存在が、僕にとても良い影響を与えてくれたことに感謝しなければならない」


ジョシュ・ヘイズ(スーパーバイク:ランキング2位)のコメント
「今日は両レースで勝つことができて光栄。今回は今までで最も厳しいレースのひとつで、すべてを出し切った。キャメロンには心から祝福を贈りたい。今シーズンの9戦18レースで、僕の不運が彼よりも若干多かったみたいだ。キャメロンは1年を通して素晴らしかった。彼の成果を誇りに思うよ。もし僕以外のライダーがチャンピオンになるならチームメイトがいいと思っていたのでうれしいよ」




ジェイク・ガニエ(スーパーストック1000:チャンピオン)のコメント
「新型YZF-R1で参戦し、とてもよいシーズンを送ることができた。この1年を通してすばらしいマシンを準備してくれたチームのハードワークにとても感謝している」