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2015年11月17日 

■ホンダが、EICMA2015(ミラノショー)出展モデルの概要を発表
「City Adventure Concept」を世界初公開

 Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、現地時間2015年11月16日に以下の発表を行った。
『Hondaは、イタリア・ミラノで開催されるEICMA2015(ミラノショー)に出展する二輪車を発表しました。未来を見据え、アドベンチャーモデルの今後のデザインの方向性を示すコンセプトモデル「City Adventure Concept」を世界初公開。さらに、モデルチェンジを図ったミドルクラス6車種と「CRF1000L Africa Twin」を含む、2016年モデルのフルラインアップも発表しました』。

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EICMA2015でワールドプレミアされた「City Adventure Concept」
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「City Adventure Concept」。“アドベンチャー・スクーター”時代の幕開けか。

「City Adventure Concept」は、全く新しいアドベンチャーモデルの提案、とされるもので、市街地でのライディングにもアドベンチャーのスピリットを取り入れたというスタイルが特徴的だ。スクーターのアドベンチャーモデルといったらいいだろうか。

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「CBR500R」
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「CB500F」 「CB500X」

 モデルチェンジされるミドルクラスモデルは、500ccのCB500F、CBR500R、CB500Xシリーズで、ネイキッドスタイルのCB500Fとスポーティーさを強調したCBR500R、クロスオーバースタイルのCB500Xは、スポーティーな走行性能に加え、ライダーを主眼に置いてさまざまな熟成が図られたという。より魅力的に、そして所有する喜びをさらに追求。LEDのヘッドライトとテールランプの採用、プリロードアジャスターを装備したフロントサスペンション、ブレーキレバー調整機構の装備、ヒンジタイプのキャップを採用し容量を拡大したフューエルタンク、ウェーブタイプキーなどを採用、装備の充実化が図られている。
 CB500Fでは、ネイキッドロードスポーツとしての精悍なイメージをさらに高め、躍動感にあふれたスタイリングを実現。ボディカラーには鮮やかさを強調した6種類を設定。
 CBR500Rでは、印象的なフロントフェイスから、跳ね上げたリア回りまで、エッジの効いたキャラクターラインにより、新たなCBRスタイルを演出。CB500F、CBR500Rともに、よりコンパクトになった新形状のマフラーを装備。内部構造などを変更し、低音の効いた歯切れの良いエキゾーストサウンドも実現している。
 CB500Xの変更点は、従来モデルに比べ上方に100mm高く調整が可能なウインドスクリーンの採用や、フューエルタンクの容量アップに加え、カラーリングやグラフィックも新たに設定されている。

 さらに750ccの“ニューミッドコンセプトシリーズ”、NC750S、NC750X、インテグラもモデルチェンジが図られている。NC750S、NC750X、インテグラともに、EURO4の排出ガス規制に対応。「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」では、「Sモード」で、3段階のレベルが選択できる最新プログラムを搭載。また、9色から選択可能なインストルメントパネルや、鼓動感にあふれたエキゾーストサウンドを実現した新形状のマフラーなど、多岐にわたって熟成が行われている。
 3車種ともスタイリングも一新。NC750Sではスペシャル・エディションカラーを2種類設定し、LEDのヘッドライトとテールランプを採用、ネイキッドなイメージにスポーティーなルックスもプラス。インテグラにもLEDのヘッドライトとテールランプを採用。そして、特殊なメタリックペイントを使ったスペシャル・エディションカラーを2種類設定している。NC750Xでは、LEDヘッドライトの採用などで、よりタフで大胆なルックスとなった。

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「NC750X」
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「NC750S Special Edition」 「INTEGRA Special Edition」

 2014年11月に開催されたEICMA2014に「True Adventure」を参考出展し話題を集めたHondaだが、今年はいよいよ市販モデルのCRF1000L Africa Twinをヨーロッパで公開した。LEDのヘッドライトとテールランプを採用したスタンダードモデルに加え、2タイプを設定。ABSモデルは、リア側のABSをOFFに設定可能とし、「Hondaセレクタブル トルク コントロール」とナックルガード、エンジンガードを搭載。デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)モデルは、Honda独自のDCTテクノロジーをさらに進化させ、3種類のシフトパターンを選択可能な「Sモード」や、クラッチ制御をレスポンス重視の特性に切り替えられる「Gスイッチ」も搭載。また、登降坂角を推定し、坂道でも適切なギアを選択する新たな機能なども搭載されている。

■ホンダ「お客様相談センター」TEL0120-086819 http://www.honda.co.jp/motor/

2015年11月17日 

■ヤマハが2016年5月末から欧州で発売する新ネイキッド「MT-10」をEICMAで発表

 ヤマハ発動機は、クロスプレーン型クランクシャフトを備えた998cm3、水冷直列4気筒エンジンを搭載する新製品「MT-10(エムティー・テン)」を2016年5月末から欧州で発売を開始、また、11月19日からイタリア・ミラノで開催されるEICMAにて展示すると発表した。

「MT-10」は、MTシリーズの最高峰モデルとして企画・開発され、“意のままに操れるストリート最強スポーツ性能”と“多用途で楽しめる機能”を集約させたモデルと説明されている。

 主な特徴としては、1)低中速のトルク特性を重視したセッティングを施し、クロスプレーン型クランクシャフトの特徴であるリニアなトルク感とコントロール性を備えたエンジン、2)「MT-07」と同じ1,400mmのショートホイールベースとするなど、軽快なハンドリングをもたらすシャーシ、3)積極的なスポーツライディングからツーリングまで幅広いシーンに適したライディングポジション、4)クルーズコントロールシステムなど多用途で楽しめることに配慮した各装備、5)“The King of MT”のデザインコンセプトによるフラッグシップモデルとしての存在感や引き締まったボディなどが特徴のスタイリング、など。

 これまでヤマハは「Torquey×Agile」をコンセプトとする“MTワールド”を、モーターサイクルの新しい世界観として提唱してきており、「MT-09」をはじめ「MT-09 TRACER」、「MT-07」、「MT-03」、「MT-25」など、ユーザーニーズにきめ細かく呼応した製品を展開し、高い支持を得てきた。今回発表した「MT-10」は、発売から1年間、EU圏内で3,500台の販売を計画している。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/

2015年11月17日 

■スズキがEICMAミラノショーで海外向けのニューモデルを発表

 スズキは、11月17日から22日までイタリア・ミラノで開催されている二輪車ショー「EICMA2015(ミラノショー)」で、海外向けのニューモデル「SV650/A」を発表、さらにコンセプトモデル「GSX-R1000」も出品した。

 
●SV650/A
開発コンセプトは“Back to its origin”

新型「SV650/A」。欧州、北米などで販売予定。

 新型「SV650/A」は、既存の645cm3、V型2気筒エンジンをベースに、新排出ガス規制「ユーロ4」(欧州仕様車)を満たしながら出力と燃費性能を高め、軽量でコンパクトな車体に搭載したロードスポーツモデル。車両の細部にわたる見直しを行い、既存エンジン搭載の「グラディウス」と比較して8kg(ABS仕様車)の軽量化を実現したスリムな車体は、Vツインエンジンの力強さを引き立てるとともに、高い操縦性に貢献しているという。エンジン内にはピストンのスカート部にスズメッキと樹脂コートを施すことで、メカニカルロスを低減し燃焼効率を高めている。また、発進時や低回転域においてエンジン回転数を僅かに上げることで、発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上する「ローRPMアシスト」機構を採用している。また、スタータースイッチを押し続けることなくワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」も採用し、日常用途での利便性を高めている。

 この「SV650」は、2016年1月よりスズキの豊川工場で生産を開始し、欧州、北米などで販売を開始する計画。

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「SV650A」。こちらはABSモデル。 「SV650A」。カラーはSV650、SV650Aともに4色。「Metallic Triton Blue」「Pearl Glacier White」「Pearl Mira Red」「Metallic Mat Black」。
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排気量:645cm3、ボア×ストローク:81.0×62.6mm、圧縮比:11.2の数値はSFV650と変わらないが、出力は56.0kW/8,500rpmにアップ。トルクも64Nmと数値的には変わらないが発生回転数が8,100rpmへとアップ。それでいて燃費はリッターあたり26.05kmと約2km向上。 スズキ独自の“Dual Spark Technology”の採用は変わらず。だが時代が変われば期待される役目も変わる、燃焼状態のより緻密なコントロール、最適化により好燃費のメリットが前面に出てくるようになった。 これまたおなじみの“SUZUKI Dual Throttle Valve”。サーボモーターによってコントロールされるセカンダリースロットルバルブの働きで最適なパワーデリバリーと燃焼を実現。
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新設計されたエアクリーナーボックス。燃費向上に一役。クラッチカバーも一新。 マルチファンクション・インストゥルメント・パネルを採用したメーター周り。フルLCDデザインだ。 車両重量はノーマルブレーキ仕様が195kg、ABS仕様が197kg。SFV650は各202kgと205kg。

 開発コンセプトは“Back to its origin”。スズキならではのミドルクラスVツイン・スポーツにこだわったSV650の原点に戻って、再開発してみようというものだった。
 こだわりの90度V型2気筒DOHC、645ccエンジンも一から見直され、60点以上のパーツが新たに作りこまれた。車体周りのパーツとも合わせれば、実に140パーツがリデザインされたという。それらは機能の向上だけでなく、8kgの軽量化にも貢献している。
 このニューSV650で取り入れられた新機構のひとつが「ローRPMアシスト」(Low RPM Assist)だ。スタートや低回転時にエンジン回転数をわずかに上げてライダーのアクセルコントロールの負担を軽減してくれるシステム。また「スズキイージースタートシステム」(SUZUKI Easy Start)は、スターターボタンをワンタッチするだけで、エンジンの始動をバイクに任せられるという、四輪では一般的となりつつあるシステムで、ライダーの負担軽減を図っている。
 スタイルデザインコンセプトは“Clean, Slim ans Simple”。スリム化、軽量化と合わせてクリーンなボディスタイルが目標とされた。車体周りはよりスリム化され、軽量化と合わせて機敏な運動性にも寄与。シート高785mmはクラスでもっとも低いレベルとなっている。
 ちなみにグラディウスとの比較では、最高出力で3kWアップの56.0kW/8,500rpmを発生。それでいて燃費は3.48リットル/100kmとEuro4を達成している(グラディウスは1ランク下のEuro3)。

 
●GSX-R1000 Prototype
開発コンセプトは「No.1 Sportsbike」

コンセプトモデル「GSX-R1000 Prototype」。

 コンセプトモデル(参考出品車)の「GSX-R1000 Prototype」は、MotoGPで培われた技術を採用することで「GSX-R1000」をさらに進化させたモデル。「GSX-R」シリーズの特長である、エンジンと車体が調和した「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、高次元でバランスさせるべく開発が進められているという。新開発の1,000cc直列4気筒エンジンは、低中速域での出力を犠牲にすることなく高回転域での出力を高める為に、吸気VVTやスズキ二輪車初の電子スロットルなど、MotoGPレースで開発された技術を取り込んだ新機構「ブロードパワーシステム」を搭載している。また車体は、新開発のフレームとスイングアームにより、強度の最適化と軽量化が図られており、空気抵抗を大幅に低減する為にカウリングも一新された。さらに、走行条件に応じてモードを選択可能なトラクションコントロールを搭載、サーキットでの走行において有効な電子制御としてクイックシフトシステムとローンチコントロールも装備している。

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GSX-R1000の再開発を決意したスズキ。ボルト、ナット一点から見直しを行った。開発コンセプトは「No.1 Sportsbike」。 ニューGSX-R1000のボディワーク開発は当然ながらMotoGPマシンからのフィードバックを元にスタートしている。よりエアロダイナミックな形状に、よりコンパクトな車体に、を目標に開発された。 新しくなった“顔”。隼にも共通するイメージの形状を持ったヘッドライトはより小型、軽量化。もちろん、テールランプもLED化されている。

■スズキ http://www1.suzuki.co.jp/motor/

2015年11月17日 

■ホンダ、2016年の二輪モータースポーツ活動計画を発表

 イタリア・ミラノで開催されるEICMA2015(ミラノショー)に合わせ、ホンダは2016年の二輪世界選手権におけるレース参戦体制を発表。また、カムバックを果たして4年目となるダカールラリー2016での体制も明らかに。

 今シーズン、1959年の初参戦以来56年間で前人未踏の通算700勝を達成したロードレース世界選手権シリーズでは、最高峰MotoGPクラスでタイトル奪回を目指す他、Moto3クラスでは11選手がワークスマシンで3年連続チャンピオンを目指す。

 ダカールラリー2016ではワークスチーム「Team HRC」が5選手を擁し、2016年型ワークスマシン・CRF450 RALLYで1988年パリ・ダカールラリー優勝以来27年振りのタイトル獲得を目指す。

 参戦体制は以下の通り。

■FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)
●MotoGPクラス  マシン:RC213V
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)
カル・クラッチロー(LCR Honda)
ジャック・ミラー(MARC VDS Racing Team)
ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)

●Moto3クラス マシン:NSF250RW
アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)
ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)
ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)
ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)
アダム・ノロディン(Drive M7 SIC Racing Team)
ヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)
エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)
尾野弘樹(Honda Team Asia)
カイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)
リビオ・ロイ(RW Racing GP BV)

■FIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)  マシン:COTA4RT
トニー・ボウ(Repsol Honda Team)
藤波貴久(Repsol Honda Team)
ハイメ・ブスト(Repsol Honda Team)

■FIMモトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)
●MXGP(450ccクラス)  マシン:CRF450RW 、CRF450R
ゴーティエ・ポーリン(Team HRC)
イブジェニー・バブリシェフ(Team HRC)
ティム・ガイザー(Team Honda Gariboldi Racing)
山本 鯨(Team Assomotor Honda)

●MX2(250ccクラス) マシン:CRF250RW
ホルへ・ザラゴザ(Team Honda Gariboldi Racing)

■AMAスーパークロス世界選手権シリーズ
●450SX(450ccクラス)  マシン:CRF450R
コール・シーリー(Team Honda HRC)
トレイ・カナード(Team Honda HRC)

■FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)   マシン:CBR1000RR
ニッキー・ヘイデン(Honda World Superbike Team)
マイケル・ファン・デル・マーク(Honda World Superbike Team)

■FIM スーパースポーツ世界選手権シリーズ(WSS)   マシン:CBR600RR
カイル・スミス(PTR World Supersport Team)

■ダカールラリー2016  マシン:CRF450 RALLY
ホアン・バレダ(Team HRC)
パウロ・ゴンサルヴェス(Team HRC)
マイケル・メッジ(Team HRC)
パオロ・セッシ(Team HRC)
リッキー・ブラベック(Team HRC)

2015年11月16日 

■TRIUMPHのスピードトリプルシリーズがフルモデルチェンジ

 このたび、トライアンフ モーター サイクルズ(本社:英国ヒンクレー)は、フルモデルチェンジしたファクトリー・ストリートファイター、新型スピードトリプルシリーズを発表した。

 新型スピードトリプルシリーズは、「スピードトリプルS」 と「スピードトリプルR」で構成され、新たに開発された1050cc、3気筒エンジンを搭載。実に104箇所ものパーツが新設計され、全回転域でトルクアップを実現しているという。また、ライディングモードや切替式ABS、切替式トラクションコントロールなど、ライダーサポートを行うニューテクノロジーの数々も搭載。

 スタイル面では、新しくデザインされたツインヘッドライトや新設計のボディワークが採用され、新しいスピードトリプルのスタイリングを構成している。ちなみに、エンジンやラジエーター周りのパッケージをできる限りシェイプアップすることでその幅を20mmスリム化させることにも成功。

 装備面では、Sモデル、Rモデルともにブレンボ製モノブロックキャリパーを標準装備するのをはじめ、Rモデルにはベリーパン(アンダーカウル)、カーボン製のタンクインサートパネルやカーボン製フロントフェンダー、ビレットフィニッシュのオーリンズ製フロント&リアサスペンションを装備。スピードトリプルSには「ファントムブラック」と「ディアブロレッド」、スピードトリプルRには「クリスタルホワイト」と「マットグラファイト」が用意される。

Speed Triple S。「ディアブロレッド」 Speed Triple S。「ファントムブラック」

「新しいスピードトリプルSとスピードトリプルRは、初代ファクトリー製ストリートファイターのレガシー(遺産)を、パフォーマンス、敏捷性、パワー、ハンドリング、機能面においてすべてを新しい最高のレベルにまで引き上げています。 そして、新設計の1050cc 3気筒エンジンを搭載した全く新しいネイキッド・パフォーマンス・ロードスターとなりました」(トライアンフのリリースより)。

Speed Triple R。「クリスタルホワイト」 Speed Triple R。「マットグラファイト」

 アップグレードバージョンといえる「Speed Triple R」の「S」との違い、追加仕様部分は、(1)軽量ハイスペックボディパネル(カーボンファイバー製フロントフェンダー、カーボンファイバー製燃料タンクインサートパネル)、(2)ハイスペックなフルアジャスタブルサスペンション(オーリンズ製NIX30倒立式フロントフォーク、オーリンズ製TTX36リアショックユニット)、(3)ハイクオリティなディテールの仕上げ(ビレット加工のハンドルバークランプ、ライザー、スイングアームピボットカバー、リアホイールフィニッシャー)、(4)レッドペイントのサブフレーム、ホイールピンストライプ、ラジエターシュラウド、(5)レッドのシートステッチ。ちなみに詳細スペック、国内導入時期、価格等は決定しだい公開される予定。

■トライアンフコール TEL03-6809-5233 http://www.triumphmotorcycles.jp/

2015年11月16日 

■1/1 ミニ四駆実車化プロジェクト「エアロ アバンテ」が静岡初登場! ホビーのおまつり「タミヤフェア2015」11月21日(土)・22日(日)開催

 毎年秋恒例、タミヤ最大のホビーイベントは今年で17回目。ツインメッセ静岡 北館/南館(静岡市駿河区)を会場に、今回も来場者が参加して遊んで体験できる様々な催しを用意。時間は21日(土)が9時から17時まで、22日(日)は9時から16時まで、入場無料。

 秋から来年初めにかけて発売されるスケールモデル、RCモデル、ミニ四駆などのタミヤ新製品を発表、一挙に展示される他、電動RCカーのワールドチャンピオン決定戦、ミニ四駆ステーション チャンピオン決定戦などを開催。手ごろなスピードとかわいらしいボディが特徴の最新RCカー「1/14RCライトニングホーク」 の体験走行会 も行なわれる。

 家族みんなで楽しめるよう、女性の間で人気が高まっている「スイーツデコレーション」の製作体験コーナー(有料)や、小学生以下を対象に1/14サイズRCトレーラー 乗用体験 コーナー、ミニ四駆工作教室(有料)なども実施。Shizuokaプラモクラブ合同作品展、実物の車輌を身近に見ることができる自衛隊静岡地方協力本部コーナー もあり。さらに会場でしか買えない限定商品の販売や、掘り出し物の即売などのコーナーも展開される。

タミヤフェア2015
http://www.tamiya.com/japan/cms/newstopics/3882-tfair2015.html

2015年11月13日 

■「Pure & Crafted Festival」の日本語版スペシャルサイト開設

 8月28・29日、ドイツ・ベルリンで開催されたBMW Motorrad主催「Pure & Crafted Festival」は最高のギターミュージック、伝統的なハンドメイド製品、そしてカスタムバイクシーンの全てが楽しめるイベント。

 室内外二つの会場で行われたライブステージでは「The Hives」や「Kitty,Daisy & Lewis」などをはじめとする、過去にSUMMER SONICやFUJI ROCK FESTIVALの出演経験のある数多くのアーティストも参加。古い駅舎の中ではデニムやレザークラフトなどを扱うブランド&ショップ、オーガニックフードや酒造メーカー のブースが、カスタムバイクはBMW系を中心に、国産車や他の欧州車も並べられる。そんな音楽と伝統工芸とカスタムバイクのコラボレーションイベントは大成功を収めたという。

 その模様はWEB Mr.Bikeでも河野正士さんのレポートで紹介している、「Pure & Crafted Festival」の世界観やライブステージの様子を動画で楽しむことができる日本語版スペシャルサイトがオープン。

 「素晴らしい2日間のお祭り」。ベルリンの興奮、その世界観を改めて感じてほしい。

Pure & Crafted Festival(日本語版)
http://www.bmw-motorrad.jp/pure-and-crafted

2015年11月12日 

■その華麗にして豪快なる“技”の頂点決戦へ! 全日本FMX選手権「GO BIG CHAMPIONSHIP 2015」

 11月29日(日)、ウエストポイント・オフロードヴィレッジ(埼玉県川越市中老袋150-1)にて開催。
 
 モトクロスバイクでキッカー(ジャンプ台)からジャンプ、様々な技(トリック)やクリエイティビティなどを競うエクストリームスポーツ・FMX(フリースタイルモトクロス)の全日本選手権である「GO BIG CHAMPIONSHIP 2015」(GO BIG)。デモンストレーションとは異なり、個々のライダースキルを競うコンテスト形式の大会で、年間を通したシリーズ戦として日本各地で開催。今シーズンで7年目を迎えた。

  参加ライダーの技は“魅せる技”から“攻める技”へと変貌しつつあり、さらに迫力もアップ。先日行なわれた九州大会では7,000人もの観客を動員した人気急上昇中のイベントで、関東エリア初開催となる今回の大会は2015年の最終戦だけに、年間チャンピオン獲得に向けて各選手の更なる華麗にして豪快なる“技”の頂点が目の前で展開される!

 主な出場(予定)選手は鈴木大助、釘村孝太、渡辺元樹、鈴木耕太、江原大空ら、日本FMX界を代表するライダー。最終戦は日本トップクラスのFMXライダーも多数出場する。

 ローソンチケットにて前売チケット(一般・当日4,000円のところ3,500円)も販売中。小学生以下の入場は無料だ。

問:GO BIG事務局(新創社内)
TEL:075-353-7565
http://www.gobigfmxtour.com/

2015年11月11日 

■ドゥカティ MULTISTRADA 1200 ABS他5車種のリコール(平成27年11月10日届出)

 対象車両は型式ZDMA200ABAB(通称名:MULTISTRADA1200 ABS)の車台番号ZDMA200ABAB004144~ZDMA200ABAB006257(輸入期間:平成22 年7 月28 日~平成22 年9 月9 日)の54 台、型式ZDMA200ABBB(通称名:MULTISTRADA1200 ABS)の車台番号ZDMA200ABBB017549~ZDMA200ABBB017747(輸入期間:平成23 年11 月10 日~平成24 年1 月10 日)の10 台、型式ZDMA200ABCB(通称名:MULTISTRADA1200 ABS)の車台番号ZDMA200ABCB018229~ZDMA200ABCB019032(輸入期間:平成24 年3 月30 日~平成24 年5 月10 日)の10 台、型式ZDMA200ACAB(通称名:MULTISTRADA1200S Touring)の車台番号ZDMA200ACAB000103~ZDMA200ACAB009535(輸入期間:平成22 年3 月1 日~平成23 年2 月2 日)の192 台、型式ZDMA200ACBB(通称名:MULTISTRADA1200S Touring)の車台番号ZDMA200ACBB010487~ZDMA200ACBB018091(輸入期間:平成23 年3 月18 日~平成24 年3 月5 日)の95 台、型式ZDMA200ACCB(通称名:MULTISTRADA1200S Touring)の車台番号ZDMA200ACCB019393~ZDMA200ACCB019643(輸入期間:平成24 年5 月24 日~平成22 年6 月21 日)の25 台、型式ZDMA200ADAB(通称名:MULTISTRADA1200S SPORT)の車台番号ZDMA200ADAB000101~ZDMA200ADAB008950(輸入期間:平成22 年2 月17 日~平成23 年3 月3 日)の166 台、型式ZDMA200ADBB(通称名:MULTISTRADA1200S SPORT)の車台番号ZDMA200ADBB010446~ZDMA200ADBB017974(輸入期間:平成23 年3 月18 日~平成24 年1 月28 日)の38 台、型式ZDMA200ADCB(通称名:MULTISTRADA1200S SPORT)の車台番号ZDMA200ADCB018192~ZDMA200ADCB019392(輸入期間:平成24 年3 月5 日~平成24 年6 月1 日)の18 台、型式ZDMA200AEBB(通称名:MULTISTRADA1200S PIKES PEAK)の車台番号ZDMA200AEBB015735~ZDMA200AEBB017597(輸入期間:平成23 年7 月19 日~平成24 年1 月10 日)の20 台、型式ZDMA200AECB(通称名:MULTISTRADA1200S PIKES PEAK)の車台番号ZDMA200AECB018338~ZDMA200AECB020243(輸入期間:平成24 年4 月13 日~平成24 年6 月25 日)の28 台、型式ZDMA302JACB(通称名:MULTISTRADA1200 ABS)の車台番号ZDMA302JACB001187~ZDMA302JACB001188(輸入期間:平成25 年2 月13 日~平成25 年2 月13 日)の2 台、型式ZDMA302JACB(通称名:MULTISTRADA1200S PIKES PEAK)の車台番号ZDMA302JACB000838~ZDMA302JACB001217(輸入期間:平成25 年2 月5 日~平成25 年3 月11 日)の40 台、型式ZDMA302JACB(通称名:MULTISTRADA1200S Touring)の車台番号ZDMA302JACB000689~ZDMA302JACB001374(輸入期間:平成24 年12 月14 日~平成25 年3 月11 日)の70 台、型式ZDMA302JADB(通称名:MULTISTRADA1200 ABS)の車台番号ZDMA302JADB003620~ZDMA302JADB005440(輸入期間:平成25 年4 月15 日~平成25 年7 月1 日)の20 台、型式ZDMA302JADB(通称名:MULTISTRADA1200S Granturismo)の車台番号ZDMA302JADB002838~ZDMA302JADB008793(輸入期間:平成25 年3 月11 日~平成26 年3 月14 日)の101 台、型式ZDMA302JADB(通称名:MULTISTRADA1200S PIKES PEAK)の車台番号ZDMA302JADB004565~ZDMA302JADB008096(輸入期間:平成25 年5 月24 日~平成25 年10 月31 日)の44 台、型式ZDMA302JADB(通称名:MULTISTRADA1200S Touring)の車台番号ZDMA302JADB004529~ZDMA302JADB007955(輸入期間:平成25 年5 月24 日~平成25 年10 月31 日)の91 台、型式ZDMA302JAEB(通称名:MULTISTRADA1200S Granturismo)の車台番号ZDMA302JAEB009199~ZDMA302JAEB010543(輸入期間:平成26 年3 月14 日~平成26 年6 月5 日)の15 台、型式ZDMA302JAEB(通称名:MULTISTRADA1200S PIKES PEAK)の車台番号ZDMA302JAEB009505~ZDMA302JAEB010329(輸入期間:平成26 年3 月28 日~平成26 年5 月28 日)の24 台、型式ZDMA302JAEB(通称名:MULTISTRADA1200S Touring)の車台番号ZDMA302JAEB009668~ZDMA302JAEB010220(輸入期間:平成26 年4 月4 日~平成26 年5 月1 日)の31 台、計14 型式、計5車種、計1094 台。

 不具合の部位(部品名)は「スロットルケーブルハウジング」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「スロットルケーブルハウジングにおいて、スロットルケーブルガイドの構造が不適切なため、スロットルケーブルハウジング内でスロットルケーブルがたわむものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ケーブルが屈曲し、スロットル操作が重くなるほか、最悪の場合、当該ケーブルが切れ、スロットル操作ができなくなり、走行不能となるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「全車両、スロットルケーブルハウジングを対策品に交換する。また、スロットルケーブルを確認し、変形や破損が認められるものは、スロットルケーブルを新品に交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ドゥカティジャパン お客様相談窓口
TEL:0120-030-292

2015年11月11日 

■ヤマハ・シグナスX、シグナスX SR、アクシストリートの改善対策(平成27年11月10日届出)

 対象車両は型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125)の車台番号SE44J-100101~SE44J-290846(製作期間:平成19年8月17日~平成25年1月22日)の23,207台(①)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125SR)の車台番号SE44J-130101~SE44J-290946(製作期間:平成19年10月18日~平成25年1月23日)の18,032台(①)、型式EBJ-SE53J(通称名:アクシストリート XC125E)の車台番号SE53J-100101~SE53J-147482(製作期間:平成21年7月14日~平成25年1月28日)の29,040台(①②)、車台番号SE53J-147483~SE53J-163784(製作期間:平成25年2月5日~平成27年8月31日)の8,404台(②)、計2型式、計3車種、計78,683台(①70,279台、②37,444台)。

 不具合の部位(部品名)は「①動力伝達装置(セカンダリシーブ) ②原動機(シリンダヘッドガスケット)」。

 不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①動力伝達装置において、セカンダリシーブ(固定側)のシーブとボスの溶接が不適切なため、溶接部の強度が不足しているものがある。そのため、走行条件によって溶接部に亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、溶接部がはがれ動力が伝達できず、走行不能となるおそれがある ②原動機において、シリンダヘッドガスケットの製造が不適切なため、シリンダとシリンダヘッドとの合面のシール面圧が不足しているものがある。そのため、シリンダとシリンダヘッドの隙間から燃焼室内にエンジンオイルが流入し、流入したオイルより生成されたカーボンが堆積され、堆積したカーボンが吸気・排気バルブのシール面に噛み込んで燃焼室内の気密性が損なわれ、最悪の場合、始動不良やエンストに至るおそれがある」というもの。

 改善対策の内容は「①全車両、セカンダリシーブを良品と交換する ②全車両、シリンダヘッドガスケットを良品と交換するとともに、シリンダヘッドの燃焼室内のカーボンを除去する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ヤマハ発動機 お客様相談室
TEL:0120-090-819