MBニュース&トピック

 

2016年11月14日 

■国内外のトップ・ライダー&ドライバー集結!「Honda Racing THANKS DAY 2016」

 12月4日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)にて開催。モータースポーツファンに向けた感謝イベントで、今年で9回目となる。

 ホンダのライダー、ドライバーとの交流をより一層深めてもらうことを目的に、歴代マシンなどによるデモンストレーション走行、カートレースなど、他では見ることができないホンダならではのプログラムを数多く予定している。

 また、二輪レース「CBR250Rドリームカップ DUNLOP杯 ビギナーチャンピオンシップ 2016」 も開催。今回もレプソル・ホンダ・チームのMotoGPライダーのマルク・マルケス、ダニ・ペドロサが出場予定だ。

 イベント内容および参加ライダー・ドライバーの最新情報は「Honda Racing THANKS DAY 2016」ホームページにて。


●主な開催プログラム(予定)
全参加選手、チーム監督によるオープニングセレモニー
スポーツカーおよび歴代マシンなどによるデモンストレーション走行
ライダー・ドライバーによるトークショー
サーキット同乗体験
トライアルバイクショー
ライダー・ドライバーによるレーシングカート大会
ライダー・ドライバーサイン会
N-ONE OWNER’S CUP FINAL(市販車両N-ONEを使用したワンメイクレース)
HRC GROM CUP(市販車両GROMを使用したワンメイクレース)
CBR250R ドリームカップ DUNLOP杯 ビギナーチャンピオンシップ 2016(市販車両CBR250Rを使用したワンメイクレース)
NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ 2016(レース専用車両NSF100を使用したワンメイクレース)

●主なイベント参加者 (予定)
ライダー:
マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ(FIMロードレース世界選手権)
トニー・ボウ、藤波貴久、ハイメ・ブスト(FIMトライアル世界選手権)
ティム・ガイザー、イブジェニー・バブリシェフ(FIMモトクロス世界選手権)
高橋 巧、秋吉耕佑、山口辰也、渡辺一馬(MFJ全日本ロードレース選手権)
成田 亮、能塚智寛(MFJ全日本モトクロス選手権)
小川友幸(MFJ全日本トライアル選手権)
青山博一(HRCテストライダー)
伊藤真一(HRCアドバイザー)
小林直樹(トライアルデモンストレーター)

ドライバー:
フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトン(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)
佐藤琢磨(インディカー・シリーズ)
松浦孝亮、野尻智紀、武藤英紀、ストフェル・バンドーン、塚越広大、小暮卓史、中嶋大祐、ベルトラン・バゲット、山本尚貴、伊沢拓也(SUPER GT/SUPER FORMULA)
松下信治(GP2シリーズ)

チーム監督:
高橋国光、中嶋 悟、鈴木亜久里、金石勝智、道上 龍

Honda Racing THANKS DAY 2016
http://www.honda.co.jp/enjoyhonda/hrtd/2016/

2016年11月10日 

■家族で楽しめるホビーのおまつり「タミヤフェア2016」開催

 毎年秋恒例、“ホビーのテーマパーク”をコンセプトとした「タミヤフェア」が11月19日(土)・20日(日)の2日間、ツインメッセ静岡 北館・南館(静岡市駿河区曲金3-1-10)にて開催される。県内外から模型ファンや家族連れなど多くの来場者が訪れるイベントは今回で18回目。

 10,000㎡を超える会場内ではプラモデル、RC(ラジオコントロール)モデル、ミニ四駆、デコレーションなど、タミヤが製造・販売する全ジャンルのホビーが楽しめるコーナーを展開。年末年始にかけて発売する多数の新製品展示、最新モデルからオリジナルグッズまで、現在発売中のタミヤ製品が揃った販売コーナー、さらに電動RC カー世界一決定戦、ミニ四駆競技会などが実施される他、ミニ四駆や工作キットの組立教室、粘土を使用したお菓子作りホビー「スイーツデコレーション」の製作体験など、気軽に参加して遊べるイベントも多数あり!

 入場無料。開催時間は9時から17時(20日は16時)までとなっている。

タミヤフェア2016
http://www.tamiya.com/japan/cms/newstopics/4410-tfair2016.html



2016年11月10日 

■ヤマハ「PAS」2017年モデル登場、機能・性能・使いやすさの進化は止まらない!

電動アシスト自転車・PASの2017年ニューモデル「Kiss mini un」「PAS Babby un」とファミリーモデルさん、ヤマハ発動機 ビークル&ソリューション事業本部 SPV事業部マーケティング部 清水亘 部長。※以下、写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。

 ヤマハの電動アシスト自転車「PAS」が世界新商品として市販を開始してから23年となる。需要は今も伸び続け、2016年の総需要は前年に対し112%の見通しだとか。かなり世の中に浸透したイメージのある電動アシスト自転車だが、PASを購入した人の約8割は初の電動アシスト自転車だというから、まだまだ今後も増え続けていきそうな予感。

 PASシリーズは毎年改良を続けニューモデルをラインナップしているが、11月には2017年モデル5機種を発表、11月25日より順次販売が開始される。中でもトピックは、幼児2人同乗基準に適合した20型小型タイプのファミリーモデルとしてフルモデルチェンジされた「PAS Kiss mini un」「PAS Babby un」の2機種。ユーザーからの声を徹底的に反映させ、ゼロから企画・開発されているのがポイントだ。



「PAS Kiss mini un」:
幼児の乗せ降ろしがしやすくなった開閉式フロントチャイルドシート「コクーンルーム」を標準装備。ワイヤー内臓型の新デザイン・アルミフレームの採用で軽く、従来モデルより全長を短くしたことで扱いやすくなった。車体色は全7色。151,200円(税込)。2017年3月1日発売。
「PAS Babby un」:
Kiss mini un同様、アルミフレームなどの採用で軽量かつコンパクトで扱いやすく仕上がる。こちらのモデルはリアのチャイルドシートが標準装備に。車体色は全8色。144,720円(税込)。2017年1月27日発売。
2017年モデルの特徴、大きく見やすい「液晶5ファンクションメーター」。時刻表示、幼児のいたずらや押し間違いなどの誤作動を防ぐロック機能を新たに追加。「ナチュラ」などのスタンダードモデルにも採用される。 “繭(まゆ)”を意味する“cocoon”の名を冠したチャイルドシートはその名の如く幼児の足先まで包み込むシェル形状。ソフトな座り心地のサポートクッションをもち、成長に合わせヘッドレストも調整可能。 開閉式フロントチャイルドシート「コクーンルーム」には身体をしっかりホールドする5点式シートベルトを装備。バックルをひっかける場所を設けるなど、使いやすさも考慮されている。
小型砲弾型のホワイトLEDヘッドライト(2W)を装備。サイドから光が漏れる構造で、被視認性も向上させている。 従来モデルに対し「Kiss mini un」で49mm、 「Babby unで30mm」リアセンター(後輪車軸)までの距離を短縮。小柄な人でもスタンドがかけやすくなった。 「車体の重さ」に続き、ユーザー満足度のワースト2である「スタンドのかけやすさ」を改良。手を添えやすいガード付きサドルも採用された。

 第1の特徴は軽量化。メインユーザーと思われる幼児を乗せる機会が多い女性からは車体が重く、取り回しにくいという声が依然としてあるようで、従来モデル(2016年モデルの「Kiss mini XL」「Babby XL」)に対し2.7~2.8kg軽く仕上がった。これは20型小型タイプのファミリーモデルとして初めて採用されたアルミフレームが大きな効果を生んだようだ。また、リアセンター(後輪車軸)までの距離を短縮することでスタンドがかけやすくなっているのも特徴。

 バッテリーは12.3Ahを搭載。外寸は従来(8.7Ah)に対しほぼ同じ大きさながら、セル容量が40%アップしていることで充電回数も少なくなった。さらに、アシスト力は「6」とPASシリーズ最高レベルに。幼児を二人乗車させた状態での坂道の走りはよりパワフルとなった。

 他、時計の追加や液晶画面の大型化で見やすく便利になった「新・液晶5ファンクションメーター」も2017年モデルのトピックだ。

問:ヤマハ発動機 お客様相談室
TEL:0120-090-819
http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/



「Kiss mini un」、「Babby un」共にアシストレベルはPASシリーズ最高の☆6つとなり、幼児を二人乗せた状態での坂道走行がより楽に。オートエコモードでの発進はマイルドなセッティングとなり、初心者でも安心して電動アシストのフィーリングに慣れることができる。写真は「Kiss mini un」にオプションのリアチャイルドシートを装着。 いわゆる“軽快車”と呼ばれるスタンダードモデル「ナチュラ」シリーズ3機種も2017年モデルに。「液晶5ファンクションメーター」が採用され、「ナチュラXL」「ナチュラXLデラックス」にはバッテリーケースの大きさはそのままに12.3Ah に約40%容量アップした新開発リチウムイオンバッテリーを搭載。アシストレベルは☆4つ。写真の「ナチュラXLデラックス」は120,960円(税込)。2016年11月25日発売。

2016年11月9日 

■トライアンフが、ボンネビルシリーズのニューモデル“STREET SCRAMBLER”を発表

 トライアンフは、11月8日からイタリア、ミラノで開催されているEICMAショーにてフルモデルチェンジした水冷ボンネビルシリーズのニューモデル『STREET SCRAMBLER』を発表した。

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「あらゆる進化を遂げ、路上を制覇する本物の登場」をキーワードに発表されたこのSTREET SCRAMBLERは、1)周囲を見渡せるライディングポジションを特徴とする新しいScrambler専用シャーシと長めのリアショック、ワイドなハンドルバー、19インチのフロントホイール、Metzeler Touranceデュアルパーパスタイヤ、高性能化したブレーキを採用。2)評価の高い Street Twin 900cc Bonneville高トルク型エンジンを搭載。3)ライド・バイ・ワイヤー、切り替え式ABS(Street Scrambler独自の機能)、切り替え式トラクションコントロール、トルクアシストクラッチなど精度、コントロール性、安全性を向上させるライディング志向の機能を搭載。4)美しいマット調ステンレススチール製の新型Scramblerツインエキゾースト。5)無骨なスタイルながら印象的なシルエットで、すっきりとスマートなライン、Street Twinのミニマルデザインのボディ。6)交換可能なピリオンシートとアルミ製リアラック、取り外し可能なピリオンペグ、アドベンチャースタイルの「Bear Trap(ベアトラップ)」フロントペグとバッシュプレートなどを含む新しい Scrambler独自の特徴。7)グラファイトのエンジンバッジやタフな印象を与えるアルミヘッドライトマウントなどの上質感あふれる仕上げ。8)エキサイティングな3つのカラーオプション、ユニークな艶消しアルミ製タンクロゴエンブレムなどを特徴としている。

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 ちなみにスペックや価格等は順次発表予定で、日本での発売時期は来年以降を予定しているという。

■トライアンフモーターサイクルズジャパン http://www.triumphmotorcycles.jp/

2016年11月8日 

■HondaがEICMA2016で2台のコンセプトマシン「CB1100TR CONCEPT」と
「AFRICA TWIN ENDURO SPORTS CONCEPT」を発表

 Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、現地時間2016年11月8日(火)、コンセプトモデル「CB1100TR CONCEPT」と「AFRICA TWIN ENDURO SPORTS CONCEPT」の2台を発表した。

■CB1100TR CONCEPT

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 CB1100をベースに、米国のフラットトラックレースの感動と興奮をイメージしたコンセプトモデル。開発テーマは、「King of Urban Flat Track Circuits」。通常のフラットトラックレーサーのオフロードスタイルとは対極的なイメージを演出し、ピュアなレーシングスピリットとヨーロッパで人気のあるストリートテイストを融合させている。

■AFRICA TWIN ENDURO SPORTS CONCEPT

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 アドベンチャーモデルのCRF1000L Africa Twinをベースに、ライダーに新たな可能性を提案するためにデザインしたコンセプトモデル。開発テーマを「Queen of the Off-Road」とし、他の多気筒マシンとは一線を画したコンセプトにしている。エンデューロ・スポーツモデルとして、さらにオフロード性能を進化させ、随所にモトクロス・エンデューロマシン「CRFシリーズ」の軽量パーツを装着。スタイリングは、軽快でスポーティーなイメージを演出している。

 この2台のコンセプトモデルは、ローマに拠点を置く、Honda R&D Europe S.R.Lにて製作された。

■「Honda Moto 2017」http://hondamotoglobal.com/
■Honda http://www.honda.co.jp/motor/

2016年11月8日 

■スズキがミラノショーで海外向け二輪車の新型モデル「V-Strom250」などを発表

 スズキ株式会社は、11月8日から13日※までイタリア・ミラノで開催されている二輪車ショー「EICMA2016(ミラノショー)」において、海外市場向けの2017年新型モデル4車種を発表した。

※プレスデー:11月8~9日、一般公開日:11月10~13日

 ラグジュアリースクーターの新型「BURGMAN(バーグマン)400」を全面改良。さらに、ストリートスポーツバイクの新型「GSX‐S125」、スタンダードスポーツバイクの新型「GSX250R」、アドベンチャーバイクの新型「V-Strom(ブイストローム)250」を投入する。

 新型「BURGMAN400」は2017年春より欧州、北米を中心に、新型「GSX‐S125」は2017年夏より欧州を中心に販売を開始する。また、新型「GSX250R」は2016年冬より、新型「V-Strom250」は2017年夏より、中国への投入を皮切りにグローバル展開する。2016年10月にドイツ・ケルンで開催された二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した5車種と合わせて、合計9車種の新型モデルを2017年に市場投入することで商品を充実させ、拡販を図るとしている。

■BURGMAN400

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『ラグジュアリースクーターを全面改良 BURGMAN400』
 新型「BURGMAN400」は、エレガントなスタイリングと快適性、充実した収納、動力性能を兼ね備えたラグジュアリースクーターの全面改良モデル。「バーグマン・クーペ」をコンセプトにデザインされたスタイリングは、定評のあるラグジュアリーなスタイリングと快適性を維持しながら、よりスリム、スポーティーで軽快な印象とした。「BURGMANシリーズ」共通の左右二灯ヘッドライトと、エレガントさと軽快な印象を与えるシャープでスリムなテールランプにはLEDを採用。車両全体で軽量化を図ることで操縦性を向上しながら、42Lの大容量シート下収納を確保している。また、399cm3、DOHCエンジンは、エアクリーナーボックスの容量を増やすことで低中速トルクの向上を図り、素早いスロットルレスポンスと、より力強い加速を実現しながら、新排出ガス規制「ユーロ4」を満たしている(欧州仕様車)。

■GSX-S125

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『ストリートスポーツバイクの新型モデル GSX‐S125』
 新型「GSX‐S125」は、2016年10月に「インターモト」で発表した「GSX-R125」と共通のエンジンとフレームを採用したストリートスポーツバイク「GSX‐Sシリーズ」の新型モデル。初心者や若年層にも幅広く楽しめるよう、軽量でコンパクトな車体に124cm3、水冷単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載している。シリーズ共通のイメージとなる低く構えたデザインを採用し、ワン・アクション式シャッター付ステアリングロックや、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」、ABSを標準装備。

■GSX250R

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『スタンダードスポーツバイクの新型モデル GSX250R』
 新型「GSX250R」は、街乗りにおける日常的な扱いやすさを持つスタイリッシュなスタンダードスポーツバイク。搭載される248cm3の2気筒エンジンは、フリクション低減や燃焼効率向上など、街乗りで多用する低中速の扱いやすさを重視した出力特性となっている。スズキのスポーツバイクの伝統を継承したスポーティーな外観や、セパレートタイプのハンドルバー、前後分離式シートなどを採用しながらも、快適なポジションを実現している。

■V-Strom250

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『アドベンチャーバイクの新型モデル V-Strom250』
 新型「V-Strom(ブイストローム)250」は、ツーリングでの快適性と日常的な扱いやすさを両立したスポーツアドベンチャーツアラー。「V-Stromシリーズ」の新型モデルとして、シリーズ共通のイメージとしたスタイリングを採用し、ヘッドライトにはアウトドアをイメージしたタフで力強いデザインを取り入れている。アップハンドルによる前傾の少ない快適な乗車姿勢や、ウィンドシールドによる高い防風効果など、長距離走行での疲労軽減に配慮している。

■SUZUKI http://www1.suzuki.co.jp/motor/

2016年11月8日 

■HondaがEICMA2016ミラノショーで
世界初公開の「CRF250 RALLY」や「X-ADV」などを発表

 Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、現地時間2016年11月7日(月)午後8時に以下を発表を行った。

『Hondaは、イタリア・ミラノで開催されるEICMA2016(ミラノショー、一般公開:11月10日~11月13日)に出展する二輪車を発表しました。アドベンチャースピリットにあふれるスタイリングの「X-ADV」と、ラリーレーサー「CRF450 RALLY」のフォルムをほうふつさせる「CRF250 RALLY」を世界初公開。さらに、モデルチェンジを図った「CBR1000RR Fireblade」、ミドルクラスの「CBR650F」「CB650F」、スクーターの「SH125i」「SH150i」「VISION」の2017年モデルも発表しました。』

■X-ADV

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 X-ADVは、より充実したライフスタイルを演出するとともに、楽しさを広げる製品として誕生。アドベンチャースピリットにあふれるスタイリングと装備に加え、都市での快適な走行と利便性を高次元で融合させ、新しいジャンルを目指したモーターサイクル。アップライトなライディングポジションと衝撃吸収性に優れた前・後サスペンションなどによって、未舗装路の走行にも考慮している。また、5段階に調節可能なウインドスクリーンやフルフェイスヘルメットが収納できるラゲッジボックスを装備するなど、都市部での快適な走行と高い利便性も備えている。
 エンジンは、力強いトルク特性の水冷4ストローク直列2気筒OHC、745ccを搭載。トランスミッションには、Hondaの独自技術である二輪車用DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を標準装備している。

■CRF250 RALLY

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 開発のキーワードは「ザ・ダカールレプリカ 週末の冒険者へ!」。ワークスマシンCRF450 RALLYのフォルムとカラーリングをほうふつさせるスタイリングを実現。快適な高速巡航を可能とする、ウインドプロテクションに優れたフロントスクリーンや、不整地走行を考慮したロングストロークの前・後サスペンションを採用。ヘッドライトは、ラリーマシンと同様のフレームマウントで、左右非対称の二眼LEDを採用し、個性的なフロントビューとしている。水冷4ストローク単気筒DOHC、250ccエンジンは、低回転域でのトルクと高回転域でのピーク出力の向上を図ることで、扱いやすさと力強さを高めている。なお、ブレーキシステムは、制動時の安心感を高めるためABSを採用するなど、アドベンチャーモデルにふさわしい充実した装備としている。

■CBR1000RR Fireblade

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 新型のCBR1000RR Firebladeは、1992年発売の初代モデルCBR900RRから続く「操る楽しみ」のコンセプトを継承しながら、さらに大幅な軽量化と出力向上を図り、軽快なハンドリングと操縦性を進化させている。またRC213V-Sのシステムをベースに開発した総合的な電子制御システムを新たに採用。ライダーをさまざまなライディングシーンでサポートしてくれる。
 10月のインターモトで発表したCBR1000RR Fireblade SP/SP2のベースモデルとなるスタンダードタイプのお披露目だ。

■CBR650F/CB650F

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両モデルともに、エンジンの吸気系と排気系を変更することで、最高出力で3kWの向上を図っている。また、フロントサスペンションには、ショーワ製のデュアルベンディングバルブのフロントフォークを採用し、より軽快で力強いスポーティーな走行フィーリングを実現している。
 CBR650Fのスタイリングは、スーパースポーツモデルCBR1000RR Firebladeのイメージを取り入れた、アグレッシブなデザインとしている。また、CB650Fのスタイリングは、さらに凝縮感を高めた力強いデザインを採用している。

■SH125i/SH150i

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 両モデルともに、モデルチェンジを図ることで、EURO4に適合する高い環境性能を実現するとともに、出力性能をさらに高めまている。また、外観デザインを一新し、ヘッドライトとテールランプにはLEDを採用。なお、メインキーには、Hondaスマートキーシステムを採用するなど、使い勝手の向上にも配慮している。

■VISION

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 モデルチェンジを図った新型VISIONのエンジンには、低フリクション技術を採用した空冷4ストローク単気筒OHC、108ccを搭載。環境性能と力強く扱いやすい出力特性を両立している。また、外観デザインを一新するとともに、さらにゆったりとしたライディングポジションが可能な車体構成としている。

 ちなみに、EICMA2016に出品した、X-ADV、CRF250 RALLY、CBR1000RR Fireblade、CBR650F、CB650Fは、日本での販売を計画している。

 EICMA2016のホンダブース、「Honda Moto 2017」では、新たにX-ADVやCRF1000L Africa Twinなどのイメージ映像を公開。これらの映像で、魅力あるバイク像や憧れる風景などを織り交ぜて表現することにより、バイクがもたらす“楽しさ”や“喜び”を感じてもらうとしている。

■「Honda Moto 2017」http://hondamotoglobal.com/
■Honda http://www.honda.co.jp/motor/

2016年11月8日 

■TMAXの2017年モデル(欧州仕様)は YCC-T採用等で走りのクオリティをさらに進化

 ヤマハは、530ccのスポーツコミューター「TMAX」をモデルチェンジし、2017年モデルとして2017年3月頃から欧州に導入すると発表した。

「TMAX」は、2001年の導入以来、従来にはなかったモーターサイクル感覚のコミューターとして欧州を中心に高い評価を得ており、欧州市場の大型スクーターカテゴリーでトップの人気を維持している。

 新型TMAXは、“Master of Scooter”をコンセプトに開発され、ヤマハのスクーター初の電子制御スロットル「YCC-T」※1や新設計の軽量フレームなどを採用、スタイリングも進化させ、走行性・所有感・快適性の向上を図っている。

 主な特徴は、1)YCC-TおよびTCS(トラクション・コントロール・システム)など電子制御技術の採用、2)豊かなトルク特性に貢献する新作のスポーティなアップマフラー、3)スポーティな走行に貢献する細部の軽量化と新フレーム(車両重量では現行比9kgの軽量化※2)、4)快適な乗り味をもたらすリンク式リアサスペンション、など。スタンダード仕様に加え、スポーティさを強調した「SX」、クルーズコントロールシステムや電動調整式スクリーン採用などで優れた快適性を備える「DX」と、2仕様を新たに設定。いずれもABSを標準装備としている。

 スタイリングはTMAXのDNAを受け継ぎ、スポーティさとエレガンスが調和された新プロポ―ションとしている。精悍なフロントマスクに加え、TMAXのアイコンである“ブーメラン”モチーフはリアカバーと融合させテールへ向かって跳ね上がる軽快な印象を持たせている。

※1:YCC-T:ヤマハ・チップ・コントロール・スロットル=アクセル操作を検知したECUが最適なスロットルバルブ開度を瞬時に演算、サーボモーターでスロットルバルブを作動し吸入空気量を制御するシステム
※2:ABS装着モデル比

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2017 Year Model「TMAX」。
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2017 Year Model「TMAX DX」。 2017 Year Model「TMAX SX」。

 発売は、2017年3月頃。小売価格は未定(発売前に発表)。販売計画は発売から1年間/EU圏内で1万5千台。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/

2016年11月8日 

■中須賀が前人未踏の記録更新! 最高峰クラス5連覇&7度目のチャンピオンに

JSB1000クラスチャンピオン:中須賀克行+ヤマハYZF-R1(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

 11月6日、鈴鹿サーキットで開催された2016年MFJ全日本ロードレース選手権の最終戦(第9戦)となる「第48回MFJ GP鈴鹿」。最高峰クラスのJSB1000ではボーナスポイントが与えられる2レース制で行われる。予選は全車出走のQ1でレース2のグリッドが、Q1上位10台が進出するQ2でレース1の上位10台のグリッドが決定する特別ルール。Q1では中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM )に0.023秒という僅差で津田拓也(ヨシムラスズキ)がレース2のポールポジションを奪取、中須賀の連続ポールポジション獲得を止めた。Q2では中須賀、レオン・ハスラム(TeamGREEN)、高橋巧(ハルク・プロ )の3人が2分05秒台の争いを展開。これを中須賀が制した。 

 決勝のレース1は8周という超スプリント。好スタートを切ったPPの中須賀と、ハスラム、渡辺一樹(TeamGREEN)のカワサキ勢による3台のテール・トゥ・ノーズで周回が続く。5周目の1コーナーでトップに立ったハスラムだが、7周目のシケインで再び中須賀がトップを奪い、追いすがるハスラムを抑えゴール。中須賀は昨年達成した全日本ロードレース史上初となる4連覇を更新、5年連続7度目のチャンピオンを獲得した。

 20周で争われたレース2はオープニングラップの最終コーナーで多重クラッシュ、赤旗中断の波乱に。再レースでは中須賀、ハスラム、高橋巧、野左根航汰(YAMALUBE RACING TEAM )による神経戦が展開されるも、終盤に中須賀が一気にスパート。今シーズン7回目となる優勝を独走で飾り、 チャンピオンにふさわしい有終の美を飾った。


中須賀克行のコメント
「今大会は、レオンと清成龍一選手(Team KAGAYAMA)が参加したことで、僕を含めて全日本ライダーの意識が高まったと思う。レース1は、予想通り緊張から体が硬かったけど、レオンに抜かれてスイッチが入りました。レオンと僕の速いところと遅いところを見極めながら、いいレースになったし、久々に気持ちのいいトップバトルを楽しむことができました。レース2は、スタートで出遅れたけれど、レースを戦いながら思い通りにラップタイムを上げていき、作戦通りに勝つことができました。チャンピオンらしい戦いだったと思うし、今年最後のレースで勝てたことは良かったと思います。これで5年連続7回目のJSB1000チャンピオンなったけれど、これまでで一番緊張したのは3連覇のとき。過去、一度失敗しているし、もし失敗するとまた3連覇までに2年かかると思ったら緊張が高まったという記憶があります。4連覇の昨年は、誰も成し遂げていない記録だったので、チャレンジャー精神で戦うことができたし、今年は、昨年の延長で挑むことができた。YZF-R1は新型化されて2年目のシーズンですが、常にスタッフが最高の状態に仕上げてくれているし、当然、毎レース進化しています。来シーズンは、ライバルから新型マシンが出てきますが、さらに熟成を進め高いパフォーマンスと信頼性を磨けば十分に戦えると思っています。1年間、応援していただいたファン、スポンサー、スタッフには本当に感謝しているし、こうした応援にチャンピオン獲得という最高の形で恩返しできて僕自身、本当にうれしく思います」

吉川和多留監督のコメント
「決勝朝のフリー走行でマシンは仕上がったし、チームとしては自信を持って中須賀選手を送り出すことができました。そして中須賀選手は、しっかりとレースを組み立てて戦ってくれて、レース1、レース2ともに勝つことができ、同時にJSB1000で5連覇7回目のチャンピオンを獲得することができました。今シーズンを振り返ると、マシンに大きなトラブルはなく、中須賀選手もすばらしいパフォーマンスを発揮してくれました。岡山国際でのレース2は優勝こそ逃しましたが、あのコンディションを考えると、チャンピオン獲得においてとても意味のある3位になったと感じています。5連覇という偉業が達成できたのは、1年間、応援、そしてサポートしていただいたファンやスポンサー、関係者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。これからもファクトリーチームの名に恥ない戦い、モータースポーツの発展に貢献できるレースをチーム一丸で目指していきますので、来シーズンもまた、多くの応援をお願いします」


 MFJ GPはシーズンを締めくくるべく全クラスのレースを開催。J-GP2クラスは関口太郎(MISTRESA with HARC-PRO.) がポール・トゥ・フィニッシュを決めるも、全7戦中4勝を挙げた浦本修充(Team KAGAYAMA)がチャンピオンを獲得。ST600クラスは榎戸育寛 (MOTO BUM HONDA )が、J-GP3クラスはベテラン徳留真紀 (CLUB PLUSONE)がチャンピオンを獲得している。

J-GP2クラスチャンピオン:浦本修充+GSX-proto71 (Team KAGAYAMA) ST600クラスチャンピオン:榎戸育寛+CBR600RR(MOTO BUM HONDA) J-GP3クラスチャンピオン:徳留真紀+NSF250(CLUB PLUSONE)

 

●2016全日本ロードレース選手権シリーズランキング(JP250はMFJカップシリーズ)
JSB1000クラス
1位 中須賀克行(ヤマハ)196 ポイント
2位 津田拓也(スズキ)149 ポイント
3位 高橋 巧(ホンダ)143 ポイント

J-GP2クラス
1位 浦本修充(スズキ)142.7 ポイント
2位 関口太郎(HARC-Pro)134ポイント
3位 水野 涼(HARC-Pro)99.7 ポイント

ST600クラス
1位 榎戸育寛(ホンダ)83ポイント
2位 チャロンポン・ポラマイ(ヤマハ)82ポイント
3位 名越哲平(ホンダ)79ポイント

J-GP3クラス
1位 徳留真紀(ホンダ)115 ポイント
2位 栗原佳祐(ホンダ)111 ポイント
3位 安村武志(HPRCS)98 ポイント

JP250(国際ライセンス)
1位 田中 歩(カワサキ)63 ポイント
2位 佐野優人(ホンダ)56ポイント
3位 南本宗一郎(ヤマハ)54 ポイント

JP250(国内ライセンス)
1位 笠井悠太(ホンダ)84 ポイント
2位 田中敬秀(ホンダ)57ポイント
3位 前田龍哉(ヤマハ)50 ポイント

2016年11月8日 

■ホンダ、2017年の二輪モータースポーツ活動計画を発表

 イタリア・ミラノで開催されるEICMA2016(ミラノショー)に合わせ現地時間の11月7日、ホンダは2017年の二輪モータースポーツ活動における世界選手権およびダカールラリー2017の参戦体制を発表した。参戦体制は以下の通り。

■FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)
●MotoGPクラス  マシン:RC213V
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)
カル・クラッチロー(LCR Honda)
ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)
ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)

■FIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)  マシン:COTA4RT
トニー・ボウ(Repsol Honda Team)
藤波貴久(Repsol Honda Team)
ハイメ・ブスト(Repsol Honda Team)

■FIMモトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)
●MXGP(450ccクラス)  マシン:CRF450RW
ティム・ガイザー(Team HRC)
イブジェニー・バブリシェフ(Team HRC)

■AMAスーパークロス世界選手権シリーズ
●450SX(450ccクラス)  マシン:CRF450R
ケン・ロクスン(Team Honda HRC)
コール・シーリー(Team Honda HRC)

■FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)   マシン:CBR1000RR
ニッキー・ヘイデン(Honda World Superbike Team)
ステファン・ブラドル(Honda World Superbike Team)

■ダカールラリー2017  マシン:CRF450 RALLY
ホアン・バレダ(Monster Energy Honda Team)
パウロ・ゴンサルヴェス(Monster Energy Honda Team)
ケビン・ベナバイズ(Monster Energy Honda Team)
マイケル・メッジ(Monster Energy Honda Team)
リッキー・ブラベック(Monster Energy Honda Team)