編集部ブログ 勝島部屋から

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2019年1月15日 

2019年2月号

- Noah Sellen @ 9:18 AM

そうそう!ミスターバイクBGの新しい号が出てましたよ!忘れてた(笑)。というのもね、年末進行っていうパニックの中で、普段は月明け4日ぐらいまでに終わればいいものが年末月末28日までに終わらせなきゃいけなかったから、編集部&関係者一同ハラハラドキドキしながら超バタバタで年末に終わらせたんですね(一部こぼれたけど)。そうするとこの号を作ったのはずいぶん前のような気がしちゃって、あれ?今さら出たぞ?みたいな感覚なんですよ。

 

で、その最新号。新年号恒例の全国津々浦々カスタムの紹介と、本誌としてはレアな「アドベンチャー」にフォーカスした巻頭特集です。アドベンチャー、流行ってる……って思いそうなもんだけど、そんな安易なことじゃあないんです。今、メチャ寒いじゃん?寒い季節にも乗り続けやすいバイクって言えば、まぁスクーターか、やっぱりアドベンチャーってことになるんですよ、と、自分もVストロームの650に乗ってる僕が言うと説得力あるかな?? 季節を問わず、バイク乗ろーぜ!ってことですね。

 

つっても最新モデルばかり取り上げてもしょうがないからね、アフリカツインとか、そして寛大なオーナーのおかげでDR800も登場させることができました。ぜひ見てみてくださいな。

 

 

 

アドベンチャーと言えば、今、ダカールやってますよ。つっても今のダカールはアドベンチャーモデルとは関係ないか……

 

ダカールをおさらいすると、かつてのパリからダカールまで行く「パリダカ」ではとうになくなっていて、今は南米を舞台にやってるんです。名前もパリダカではなくて、ダカールラリーです。季節も反対になるから暑い夏じゃん、と思いきや、毎年とんでもない高地(ヘタすると氷点下)から灼熱の砂漠まである変化に富んだルートでスーパーハードなレースになってます。去年なんて最高高度確か4000m以上だったハズ。富士山より高いぜ!高山病になるライダーも多いし、バイクだって窒息しますよそりゃ。ウユニ塩湖をひたすら走るステージとかね、ラジエターに塩が詰まってオーバーヒートとかも続出。マジ、ヤバいレースです。マン島ファンの僕ですが、マン島がおままごとに思える、なんて言ったら失礼だけど、ほんと、「最もタフなレース」と呼ばれてるだけのことはあるダカールです。

 

バイクは450のシングル。かつてのアフリカツインとか、水平対向BMWとか、そういった大排気量はもう出て無いんです。各社作ってるモトクロッサーが450ccだし、それに合わせましょうよってことでレギュレーションが改められて、今はみんなモトクロッサーやエンデューロレーサーをベースにした450シングル“ラリー仕様”です。

 

こうなった時に最初に「え~!?」と異を唱えたのはKTM。それまで大排気量で好成績を残してきたのに、450cc化はホンダやヤマハを利するんじゃないか、という話しだったのに、ダカールが10年前に南米に移ってからKTM、一度も負けてません(笑)。KTMマジ強い!! ホンダがワークス参戦してるのになかなか勝てない……んだけど、今年は今のところ総合一位ですよ!とうとうKTM連覇に終止符が打たれるかもしれません。最後までわかんないけど。

 

2019のダカールは残すところあと3ステージ。今年は珍しく単一国ペルーのみでの開催で、リマでのゴールです。今総合1位はホンダのブラベック、2位はKTMのプライス、そして3位はヤマハのバンベバレン。さー、どうなるかなぁ!久しぶりに国産メーカーの総合優勝なるか!?!?

 

楽しみ楽しみ!!

 

(ノア)

 

追記:ごめん、ヤマハのバンベバレンは今総合2位だった! 情報が錯綜するんだワ…… ますますがんばれ!