第44回東京モーターショー2015 YAMAHAブース

 今回の東京モーターショーで、一番のサプライズを演出したといえるのがヤマハだろう。なんと、YZF-R1を人間以上に上手に操るロボット“MOTOBOT”ver.1くんのアンベールで聴衆の度肝を抜いたと思ったら、それに続いてリーニング・マルチ・ホイールの大型モデル“MWT-9”というMT-09の849ccエンジンを搭載するLMWをワールドプレミアさせたのだ。まさに寝耳に水。ホンダさんの“NEOWING”の出現に、意地でもLMWの本家の存在をアピールしたといえる。さらには4輪ファンも大注目となったスポーツカー“SPORTS RIDE CONCEPT”まで登場とノリに乗ったヤマハの発表だった。



社長執行役員 八郷隆弘

代表取締役社長 柳 弘之挨拶=

 ヤマハ発動機は、これまでも、これからも、ヤマハと関わるすべて人々に、期待を超えた「感動」を提供する会社であり続けたいと考えています。ブランドスローガンの[Revs your Heart]は、「エンジンの回転を上げるように、人々の心を昂ぶらせたい」「心躍る豊かな瞬間、最高の感動を提供したい」という私たちの強い想いを込めた言葉です。

 第44回東京モーターショーブースでは、乗りものの未来を広げる電動アシスト自転車やEV、二輪車技術を磨き続けるコミューターやモーターサイクル、新たな価値を提案するリーニング・マルチ・ホイール(LMW)、市場を創り続けるレクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)、さらに四輪車のデザインコンセプトモデルなど、「ひろがるモビリティの世界」を創り続ける私たちヤマハのチャレンジと、その着実な進展をご覧いただきます。

 ヤマハらしい「ひろがるモビリティの世界」には、「人機官能」という独自の開発思想が組み込まれています。「人機官能」とは、「人」と「機械」を高い次元で一体化させることにより、「人」の悦び・興奮をつくり出す技術です。そのような官能性能を定量化しながらつくり込み、それを製品に織り合わせていく、ヤマハのモノ創りの太い骨格です。この開発スタイルは、あらゆる現場で貫かれています。今回ご覧いただく提案の一つひとつに、ヤマハならではのモノ創りを感じとっていただければ幸いです。

こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。

YAMAHA

YAMAHA

=主な出展モデル=

●MWT-9(参考出展車/試作車)

LMWの世界を広げる大型モデル登場
MT-09エンジン搭載の「コーナリング・マスター」。


MWT-9

 スポーツライディングの世界に新たなカテゴリーを提案する、LMW(リーニング・マルチ・ホイール)のコンセプトモデル。事前情報が無く、いきなりアンベールされ話題となった注目の一台。「コーナリング・マスター」をコンセプトに、ダイナミックでシームレスなボディに3気筒、850cm3エンジンを搭載。フロント2輪がもたらす圧倒的なコーナリング性能と、バンク角を最大化する“外出し”サスペンションレイアウトにより、さまざまに変化する路面や、タイトなコーナーが続くワインディングロードを自在に駆け巡る高いスポーツ性能を追求したという。


/MWT-9

/MWT-9

/MWT-9

/MWT-9

/MWT-9

/MWT-9
■原動機種類=水冷・4ストローク・DOHC ■気筒数配列=直列3気筒 ■総排気量=849cm3 ■燃料供給=フューエルインジェクション

●Resonator125 レゾネーター125(参考出展車/試作車)

若者にも“SR”的なシンプルバイクの楽しさを、カスタマイズの楽しさも伝えたい。


Resonator125

Resonator125

Resonator125

 これからモーターサイクルと出会う若者に、「バイクと共にあるライフスタイル」を提案するオーセンティックスポーツのコンセプトモデル。軽量・スリム・コンパクトな車体に、メーター周りに新規性のあるデバイスを配して、近未来の時代感とノスタルジックを融合。さらにギターに用いる木目素材をあしらったタンクやシートカウル、管楽器に用いるエングレービング技法で装飾したマフラーやタンクキャップなどを採用し、ヤマハブランドならではの感性と質感で、若者のインスピレーションを刺激するという。


Resonator125

Resonator125

Resonator125

Resonator125

Resonator125

Resonator125
■原動機種類=空冷・4 ストローク ■気筒数配列=単気筒 ■総排気量=125cm3 ■燃料供給=フューエルインジェクション

●PES2 ピーイーエス ツー(参考出展車/試作車)

電動バイクが進化を続けている。今回もロードスポーツとトレールタイプを展示。



PES2

 電動ならではの特性に加え、既存のモーターサイクルファンにも違和感のない操作感と、Passionを感じる新感覚の走りを実現するEV二輪のコンセプトモデル。Streetスポーツの“PES2”と、Dirt スポーツの“PED2”を展示。フレームを兼ねるモノコック構造の新パワーユニット(ヤマハ・スマートパワー・モジュール)を共有している。こちら“PES2”は、前輪にインホイールモーターを装着した2WDを採用し、「未体験の走りの境地を開拓する」というオンロードスポーツ。


PES2

PES2

PES2

PES2

PES2

PES2
■全長×全幅×全高=1,920mm×680mm×1,060mm ■原動機種類=DCブラシレスモーター ■蓄電池形式=リチウムイオンバッテリー(着脱式) ■車両重量=130㎏以下

●PED2ピーイーディー ツー(参考出展車/試作車)

マウンテントレールでも前後にモーターを持つ2WD仕様があってもいいのでは。


PED2

 ヤマハ・スマートパワー・モジュールを採用する電動バイク、もう一方の“PED2”は、EVのクリーン&サイレント性を生かして自然の中をトコトコ楽しむマウンテントレールギアとしている。ともに原付二種クラスに相当するとのこと。


PED2

PED2

PED2

PED2

PED2

PED2
■全長×全幅×全高=2,045mm×775mm×1,205mm ■原動機種類=DCブラシレスモーター ■蓄電池形式=リチウムイオンバッテリー(着脱式) ■車両重量=100㎏以下

●SPORTS RIDE CONCEPT(特別出展物/試作車)

F1に源流を持つゴードン・マーレー社と開発したヤマハのライトウェイト・スポーツカー。

SPORTSRIDECONCEPT

SPORTSRIDECONCEPT

 前回の東京モーターショーで展示された“MOTIV”を記憶されている方も多いと思うが、F1マシンの製作で異彩を発揮したゴードン・マーレーによる「iStream」コンセプトで開発されたユニークな4輪車だった。今回発表された“SPORTS RIDE CONCEPT”はそれに続く第二弾で、軽量、高剛性の車両構造を特徴とするiStreamコンセプトを採用して、ドライバーとマシンの関係をより二輪に近い世界観で表現したのだという。日本人が好む“ライトウェイトスポーツカー”に新風を吹き込むマシン。

■全長×全幅×全高=3,900mm×1,720mm×1,170mm ■車両重量=750kg ■乗車定員=2名

●YPJ-MTB CONCEPTワイピージェイ エムティービー コンセプト(参考出展車/試作車)

モーターアシストと高性能自転車のハイブリッド
フィールドを選ばない大人が楽しむ電動アシストマウンテンバイク。

YPJ-MTB CONCEPT

YPJ-MTB CONCEPT

 電動ユニットの存在感を際立たせる発進、加速、登坂性能と、電動ユニットの存在を感じさせないデザイン性を両立。フィールドで安心して楽しめるよう、400Whの大容量バッテリーの採用や多機能メーターを装備している。「“楽(ラク)”する道具から、“楽しく”スポーツする趣味材」へ。電動アシスト自転車の機能を再定義し、新たな価値とシーンを提案する「YPJ」のMTBタイプのコンセプトモデル。

■原動機種類=DCブラシレスモーター ■定格出力=250W ■バッテリー容量=400Wh ■蓄電池形式=リチウムイオンバッテリー

●MOTOBOT Ver.1(技術展示)

人型ロボットがバイクをライディング、すでに腕前はレーサー並みとか。


MOTOBOT

 モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律ライディングロボット。車両そのものには改造を加えることなく、200km/hを超えるサーキット走行の実現を目指して研究・開発が進められているという。すでにサーキット走行であればかなりの腕前とのこと。このように二輪車の複雑な挙動を高速でコントロールするには、さまざまな制御システムを的確に機能させることが必要で、そうしたチャレンジの過程で獲得し得る高度な要素技術は、先進安全技術やライダー支援システムなどの既存ビジネスへの応用や、新規ビジネスの開拓につなげられるのだという。人間がロボットに負けてしまう日は近い!


MOTOBOT

MOTOBOT

MOTOBOT

MOTOBOT

MOTOBOT

MOTOBOT

=市販予定モデル=

●NMAX125(ジャパンプレミア)

BLUE COREエンジンをMAXテイストボディに搭載
グローバルスクーター、NMAX125いよいよ国内に登場。


NMAX125

 欧州を中心に展開するスクーターブランド「MAXシリーズ」テイストのボディに、“BLUE CORE”思想に基づく新開発のエンジンを搭載したスポーティスクーター。製造を行うインドネシアをはじめ、ASEAN各国や先進国に展開するグローバルモデルがいよいよ日本で発売へ。ちなみに、BLUE COREとは、高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減、の3点を徹底的に追求した、次世代の高性能小型エンジン。2014年8月にベトナムで発売した女性向けスクーター「Nozza Grande」から搭載し、2008年モデル比で50%の燃費向上を達成。ヤマハは、このBLUE COREエンジンを、順次、新興国および先進国に導入する様々なモデルに搭載していく予定で、2020年には3タイプのエンジンで年間500万台の生産を目指すとしている。


NMAX125

NMAX125

NMAX125

NMAX125

NMAX125

NMAX125

=特別出展物=

●YXZ1000R(特別出展物/海外生産車)

水冷3気筒998cm3エンジンを搭載するRecreational Off-highway Vehicle。


YXZ1000R


YXZ1000R

 業務やレクリエーショナル、スポーツまで幅広い需要を持つROV(Recreational Off-highway Vehicle)は、北米を中心に市場が拡大しているカテゴリー。ヤマハROVの第4弾となるこの“YXZ1000R”は、新開発の水冷3気筒998cm3エンジンを搭載した2人乗りのピュアスポーツモデル。

■原動機種類=水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ ■気筒数配列=直列3気筒 ■総排気量=998cm3 ■燃料供給=フューエルインジェクション ■変速機形式=常時噛合式5段 ■車両重量=685kg

=市販車・レーサー=

MT-09 TRACER ABS

YZF-R1

MT-09 TRACER ABS

YZF-R1

●YZF-R3 ABS

●YZR-M1

YZF-R3

YZR-M1

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