CBさんいらっしゃーい!CB festival in SUZUKA 第4回CB オーナーズミーティング
●レポート&写真:泉田陸男
●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン http://www.honda.co.jp/motor/


CB festival in SUZUKA
【益々盛況、CBのお祭り】

 三連休の最終日2015年11月23日の月曜日、ホンダのお膝元鈴鹿サーキットに併設されるホンダ交通安全運転教育センターを会場にして『第4回CBオーナーズミーティング』が開催された。当日は雨が予想されていて、参加を決めていたCBオーナー達はカッパの出番を心配していたが、お日様こそ顔を出さなかったが、泣き出す気配は無く無事開催となった。前回同様、南は九州から北は東北まで、全国からCBオーナー達がやって来た。当日は500台のCBと520名の参加者がイベントを楽しみ友好を深めていた。
 開場時間の10時30分を待ちきれずに一時間以上も前から次々とやってくる参加者が後を断たなかった。
 今回も主催者の「ホンダモーターサイクルジャパン」の努力で様々なアトラクションが用意され、CBのオーナー達は思い思いに楽しい一日を過ごしていた。会場には東京モーターショーにも展示されたカスタマイズド・コンセプトマシンの「CB400 SUPER BOL D’OR」や「CB1100」、モリワキエンジニアリングの手による「カスタムCB」が展示され、抽選会での豪華プレゼントを提供してくれる協賛各社の展示ブースなど参加者を飽きさせない運営がなされていた。また、今回は会場の一角に女性専用の「パウダー・ルーム」が設けられ、女性ライダーやタンデム参加の女性に優しい会場づくりがされていた。

会場に展示されたカスタマイズコンセプト「CB400 SUPER BOL D’OR」「CB1100」「モリワキCBカスタム」。


待ちわびていた参加者が開始時間と同時に受付に列を成していた
待ちわびていた参加者が開始時間と同時に受付に列を成していた。

【様々なイベントが盛り沢山】


加藤千明社長

 特設ステージでは午前11時にホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長による開会挨拶があり、毎回恒例の中野真矢氏と延時成実さん、今回初登場の国友愛佳さんの進行でミーティングが始まった。会場のあちらこちらで、気になるマシンを写真に収めたり、オーナーを捕まえてマシンの情報談議が交わされていた。プロのカメラマンによる記念撮影会では、自慢の愛車と写真に収まる笑顔のオーナーが溢れかえり、皆ハイテンションだった。

加藤千明社長による開会の挨拶、安全で楽しい一日を祈念して始まった。

 今回の目玉とも言えるモリワキエンジニアリング社長の森脇護氏のトークショーが始まると、参加者の殆どがステージ前に集り話に聞き入っていた。数々の伝説を作ってきた森脇社長のレースにかける情熱とその活動を支えてきたレーサーやマシンの話はCBファンならずとも興味津々だったが、趣味のハトの飼育話など他では聞けない珍談でも沸いていた。
 協賛会社の特設テントにはCBに装着できる様々なパフォーマンスパーツや便利グッズが展示され、担当者が参加者からの真剣な質問や相談に応えていた。
 また、協賛各社による選りすぐりの豪華賞品の当たる大抽選会も催され、賞品が当たった参加者達は思わぬプレゼントに歓喜の声を上げていた。
 


森脇護社長

トークショーやプレゼント大会
森脇護社長によるトークショーは参加者達の注目を一途に集めていた。聞き手は中野真矢さんと、レース実況アナのみし奈昌俊さん。 トークショーやプレゼント大会、表彰など盛り沢山な催しに参加者が歓声を上げていた。

協賛会社のテント

協賛会社のテント

協賛会社のテント
ダンロップタイヤやブリヂストン、カシオ等を始め11社もの協賛会社がテントを並べて商品情報の提供や参加者からの相談に応じていた。

参加者は準備されたパラソルの下で仲間達と情報交換をしていた

女性専用のパウダー・ルーム
参加者は準備されたパラソルの下で仲間達と情報交換をしていた。 今回設営された女性専用のパウダー・ルーム。

プレゼントの抽選会で、豪華な賞品に歓喜の声を上げる参加者

 更には主催者が準備してくれたマシンでの一本橋や、八の字押し歩きタイムトライアルなどのチャレンジイベントが開催され、その結果が発表される度に会場には歓声が上がっていた。計測されたタイムによって優勝者が決められて、各々に賞品が手渡された。
 様々な催しが用意されたミーティングも終盤になり参加者達の心を沸き立たせたのは、自分の愛車で鈴鹿サーキット国際レーシングコースを走れるパレードランだった。鈴鹿サーキットのフルコースを先導車に率いられて二周を走ったオーナー達の満足度は千パーセントだったに違い無い。楽しい想い出と次回参加を祈り走ったことだろう。

プレゼントの抽選会で、豪華な賞品に歓喜の声を上げる参加者。

一本橋チャレンジ

CBキーホルダーとステッカー
一本橋チャレンジでは記録が発表される度に歓声があがっていた。 参加者だけがもらえるCBキーホルダーとステッカー。

パレードラン
ミーティング最大の目玉イベントは鈴鹿国際レーシングコースを自らの愛車で二周できるパレードラン。普段は体験することのできない貴重な経験に参加者は大満足。

[会場で見つけたクールなCBオーナー]

吉村佳美さん

■吉村佳美(ヨシムラ ヨシミ)さん 

■23歳 会社員 ■三重県伊勢市から参加 ■愛車 CB1000R(2012年式 走行距離不明) ■免許歴 5年

以前は250ccに乗っていたのだけれど仲間とのツーリングでついて行けず、奮起して大型免許を取得して現在の愛車を購入したという。仲間と一緒にツーリングに行くことが多いが、同じマシンに遭遇しないところが良いという。重さや取り回しも気にならず、気に入っているとのこと。


津村直輝さん

■津村直輝(ツムラ ナオキ)さん 

■26歳 会社員 ■三重県桑名市から参加 ■愛車CB1300SB(2006年式 走行距離48,000km)■免許歴 7年

普段は月に一回から二回程度のツーリングを楽しみ、休みが合えば仲間とのツーリングに行くという。一目惚れをして購入したというCBにはヨシムラのエキパイとアクラポビッチのマフラーに加えてオーリンズのリアショックを奢っている。赤いフレームがとても気に入っているという。


石原敬太郎さん

■石原敬太郎(イシハラ ケイタロウ)さん

■47歳 ドライバー ■愛知県豊明市から参加 ■愛車CB750K(A)(1981年式 走行距離27,000km)

CB750Kは小学生の頃からのあこがれのマシンで、手に入れてから10年乗り続けているという。メンテナンスは自分で行なうが、外装関係は専門家に頼んだという。中でもマフラーは特注で製作してもらったため、だいぶお金が掛かったという。これからも永く乗り続けたいとのことだ。


大造鈴香さん

■大造鈴香(オオゾウ スズカ)さん

■19歳 学生 ■広島県広島市から参加 ■愛車CB400SB(2013年式 走行距離不明) ■免許歴 1年

二輪免許を取得してから一年に満たないが、広島からガッツ参加。今回の参加も普段のツーリングも仲間の付添いを得て楽しんでいるという。愛車のCBをバイク屋で見たとき、装着されていたチタンマフラーが気に入って購入したという。デコレーションのステッカーが自慢だそうだ。


山崎琢洋さん

■山崎琢洋(ヤマザキ タクミ)さん

■20歳 大学生 ■広島県廿日市市から参加 ■愛車CB1000SF(1994年式 走行距離 1,800km) ■免許歴 1年

免許歴一年ながら、沢山の大型バイク試乗会に足を運んだ中からCBに決めたそうだ。大きくて迫力のあるスタイルが好きで、取り回しは重いが走り出せば軽快な車体が気に入っているとのこと。ツーリングの他に通学にも使用していて、これからも手を加えながら乗り続けたいとのこと。


小幡良雄さん

■小幡良雄(オバタ ヨシオ)さん 

■64歳 ■滋賀県湖南市から参加 ■愛車CB500T(1976年式 走行距離18,000km) ■免許歴 48年

1970年代のホンダのバイクが好きだという。本日の愛車も‘76年に新車で購入したワンオーナー車だ。他にもCL72やCB450K0等を所有している。ツインの振動が好きで長距離のツーリングにも出かけるそうだ。メンテナンスは全て自分でこなすという根っからのバイクフリークだ。

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