2016年4月22日 

■若い男性向けスクーター「Cygnus Ray ZR」をインドのスクーター市場で発売

 ヤマハ発動機は、スタイリッシュなボディに排気量113cm3の“BLUE CORE”エンジンを搭載したスクーターの新製品「Cygnus Ray ZR」(シグナス レイ ジーアール)を2016年4月下旬からインド市場で発売すると発表した。

「Cygnus Ray ZR」は、10代から20代の男性を中心に人気の現行「Cygnus Ray Z」の次世代モデルとして、「Next Generation “REAL” Boys Scooter」をコンセプトに開発されたモデルだ。

 インドの二輪車市場は2015年、約1,600万台の需要があり、2018年は1,900万台規模へと伸長が見込まれているという。この中でスクーターの占有率は約4分の1。その多くはボディが比較的ゆったりしたファミリー向けモデルだが、「Cygnus Ray Z」はコンパクトかつスポーティな外観が人気を集め、累計販売台数は発売2年9ヵ月で約27万台の実績を誇る。(2016年2月現在)。

「Cygnus Ray ZR」は、現行モデルのコンセプトを受け継ぎながら、トレンドに敏感な若者のニーズに応えるスタイリングが特徴で、彫が深く力強いフロントマスク、レイヤー感漂う直線ライン、スピーディさと抑揚感あるテールまわりなどをバランスさせ、“REAL Boys Scooter”を具現化するデザインとしている。また余裕あるシート下トランクやクッション厚を増やしたタンデムシートなど、実用性と快適性も考慮している。標準モデルに加え、1)アルミ製ホイール、2)ディスクブレーキ、3)ダウンフェンダー、を装備する上級モデルの2仕様を設定している。

 ヤマハはこれまで、インドスクーター市場において、女性向け「Cygnus Ray」、若い男性向け「Cygnus
Ray Z」、ファミリー向け「Cygnus α」、プレミアムファッションスクーター「Fascino」を順次発売し、多様なユーザー層に呼応すべく、ラインナップを拡充してきている。今後も伸長の見込まれる同市場において、さらなる販売拡大を目指す、としている。

 発売は2016年4月下旬から、メーカー希望小売価格は、標準モデルが52,000インド・ルピー(日本円で約8万6千円)、上級モデルが54,500インド・ルピー(日本円で約9万円、いずれもデリー店頭小売価格)。販売計画は13万台(2仕様合計/発売から1年間、インド国内)を予定している。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/