MBHCC C-2
添乗員ヨッティのバイクツアー裏レポート その24「死ぬまでには行きたい場所ナンバーワン。天空のウユニ塩湖ツーリングの巻」



誰もが知っている世界的な観光地
一度は観てみたい誰もが知っている風景
そんな旅行もいいのですが
知っているようで実は知らない
そんな旅を演出するのも道祖神のツアーです
突然のトラブルも……たぶん大丈夫です!?

 ウユニ塩湖と言えば「鏡張りの絶景」というフレーズがまず思い浮かぶ。書店には「鏡張り」のシーンを表紙にした旅行雑誌が並ぶ。実は、雨季の水が張った状態のウユニ塩湖に好んで行くのは日本人ばかりだ。

 メディアやネットの影響というのはかくも人を偏らせるのか、としみじみ思う。あなたも行ってみればよくわかるであろう。雨季にウユニに行くと、そこは日本人だらけ。欧米人は少ない。実は写真でよく見る鏡張りの絶景は、かなり自然の条件が揃わないと見ることができない。水がちょうどよいくらいたまっているかどうかは運次第。風が吹いても駄目だ。
 でも、乾季のウユニ塩湖は嘘をつかない。ほぼ間違いなく、そこに行けば「360度真っ白な風景」の世界を体験できる。そう、ウユニ塩湖はこの白い世界こそが魅力なのだ。ここをバイクで走る。これがこのツアーの目的だ。

 それでもトラブルはやはり付き物。ウユニ塩湖に入ったとたん、一台のバイクが動かなくなった。塩を巻き込んでの電気系トラブルだった。これはまずい。お客様はここを走るために高い旅行代金を支払い、仕事を休んでツアーに参加してくれているのだ。
「ここ走れへんかったら何しに来たんや? 冗談やないで、マジで」
 普段は穏やかなお客様が、低い声の関西弁で静かに言った。声が震えている。激怒しているのがわかる。凍り付く添乗員。今年のダカール・ラリーでも塩でエンコするトラブルは続出していたが、乾季でも同じことが起こったのだ。だが、しかし。そんなことは言い訳にならない。でも、現地スタッフの行動は迅速だった。
「修理は時間がかかるので、ウユニの町に戻って代わりのバイクを持ってくる。お客様には必ずウユニ塩湖でバイクに乗ってもらえるようにする」と言い残し、町に戻った。そして2時間後に新しいバイクを車に積んでツアーに追いついた。こんなとき、現地ガイドやメカニックの存在は頼もしい。なんとか、お客様全員にウユニ塩湖のライディングを楽しんでいただくことができた。


1エキゾチックなラパスの市場
エキゾチックなラパスの市場。

2基本はこのような舗装路が延々と続く
基本はこのような舗装路が延々と続く。

3かつて活躍したSLの墓場
かつて活躍したSLの墓場。

 ウユニ塩湖が素晴らしいのは真っ白に輝く昼間だけではない。夕日が傾く頃、空はオレンジからピンクへと壮大なグラデーションを描く。真っ白な大地には六角形の結晶が影を作り、なんとも幻想的な風景を作り出す。これも雨季には見られない「絶景」だ。
 今回のツアーでは高山病で苦しむお客様もいらっしゃったのだが、ウユニ塩湖に着く頃には体調も回復し、全員でウユニの絶景を楽しむことができた。ただ残念なのは、観光ルートであるが故、道の舗装化が進み、「オフロードツアー」とは言えない状態になってしまったことだ。かつて何百キロもダートが続いたパタゴニア縦走街道「RUTA40」もほとんど舗装化されてしまったと聞く。オフ派としては残念だが、逆にこれからは「オンロードツアー」としてウユニ塩湖やパタゴニアのツアーが出来るかもしれない。それにしても。日本で未舗装林道を探すのが難しくなりましたが、世界の大陸を見渡してもオフロードツアーを作るのは難しい時代になったなぁ、としみじみ思ったウユニ塩湖ツアーでした。 


5大仏さんみたいなダカールラリーの塩のモニュメント
大仏さんみたいなダカールラリーの塩のモニュメント。

6これがウユニ塩湖だー!
これがウユニ塩湖だー!

8ここは地球か?
ここは地球か?

7ウユニのトワイライト・ロマンスタイム?
ウユニのトワイライト・ロマンスタイム。

9地球で一番美しい夕日
地球で一番美しい夕日。

10この標識は・・・

11リャマ・アルパカ横断注意
この標識は・・・。 リャマ・アルパカ横断注意。

12ガソリンスタンドにガソリンがない!苦労しました

13峠では雪も!実は標高4700m
ガソリンスタンドにガソリンがない!苦労しました。 峠では雪も!実は標高4700m。

14ようこそ死の道へ!けっこう普通の林道でした・・

15たまたま入った林道が絶景だった件
ようこそ死の道へ!けっこう普通の林道でした・・。 たまたま入った林道が絶景だった件。

16サムライな現地ガイド

17名物リャマのステーキ
サムライな現地ガイド。 名物リャマのステーキ。




***2016年度 パンフレットご請求下さい!***




2016年度新パンフレット
まだ間に合う! 夏のツアー、秋から年末にかけての「地球を走るバイクツアー」が盛りだくさん!定番のBMWヨーロッパにUSAツーリング、さらに新企画の極北アイスランドや熱帯パプアニューギニア、南アフリカやウユニ塩湖など、五大陸を走るツアーを豊富に取り揃えております。まずは道祖神パンフレットをご覧あれ。お気軽にご請求下さい!

電話:0120-184-922

E-mail: bike@dososhin.com



***今が旬のおすすめツアー***



今が旬のおすすめバイクツア
インド洋と大西洋が出会うアフリカ大陸最南端。南アフリカのケープタウンでバイクを受け取り、まるで南ヨーロッパのようにブドウ畑が広がるワインランドを駆け抜けます。のどかな田園地帯を南下し、目指すはアフリカ大陸最南端アグラス岬!旅の後半は断崖絶壁が続くケープ半島を縦断。ペンギンに会えるボルダーズ・ビーチを訪れ、いよいよ喜望峰へ。地球の最果てへ気軽ツーリング!

詳細はこちらから。
https://www.biketour.jp/tour/detail.php?id=169
お問い合わせは道祖神、バイクツアーデスクへお気軽にどうぞ。
E-mail: bike@dososhin.com
TEL:03-5444-8190


アフリカ、海外バイクツアーといえば
●東京本社
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-24-4 KUビル7階
TEL 03-6431-8322
0120-184-922 (フリーダイヤル)

●バイクツアー専用ダイヤル
TEL 03-6431-8198
特にアフリカと海外バイクツアーに滅法強い、愛と誠意の旅行代理店。一般はもちろん、テレビロケや政府関係など業務方面の信頼もあつい。
高い人気と実績を誇るバイクツアーは、アメリカ大陸横断、アメリカ西部周遊、ヨーロッパ5カ国周遊などの定番コースを始めとして、ロシア、オーストラリア、中央アジア、アルゼンチン、アフリカ、タイ、台湾などオン、オフ共に多彩に設定されてる。一生に一度は行きたい海外ツーリングだが、一度行くと二度三度とリピート率はかなり高くなる道祖神バイクツアー副作用にも要注意!?
詳細はバイクツアー専用ホームページhttp://www.biketour.jp/tour/で。

[第36回][第37回][第38回]
[ゆきゆきて道祖神バックナンバー目次へ]
[バックナンバー目次へ]