2017年7月25日 

■219周へ! ヤマハ、鈴鹿8耐への意気込み

(写真左より)♯94「GMT94 Yamaha Official EWC Team」クリストフ・グィオ監督、デビット・チェカ (スペイン)、ニッコロ・カネパ(イタリア)、マイク・ディ・メリオ(フランス)、♯21「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」中須賀克行、アレックス・ローズ(イギリス)、マイケル・ファン・デル・マーク(オランダ)、吉川和多留 監督、♯7「YART Yamaha Official EWC Team」ブロック・パークス(オーストラリア)、マービン・フリッツ(ドイツ)、野佐根航汰、マンディ・カインツ監督、ヤマハ発動機 技術本部 MS開発部の辻 幸一 部長。

 今年は40周年の記念大会となる真夏の祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレース(決勝・7月30日)を間近に控えた7月25日、ヤマハは「YAMAHA 鈴鹿8耐 FAN MEETING 2017」を東京・六本木で開催。会場では「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」「YART Yamaha Official EWC Team」「GMT94 Yamaha Official EWC Team」3チームのライダー、監督らが登壇、レースへの意気込みを語り、ゲームや抽選会、写真撮影会など、これから始まる“熱い戦い”の前の束の間の時間を全国から招いたファンと共に楽しんだ(その模様はコチラ→https://youtu.be/XQlP3IZJD88)。

吉川監督、中須賀選手、辻 部長の語りからすると、“勝つ”ための準備をしてきたファクトリー・チームの仕上がりは良さそう。

 3チームの中で鈴鹿8耐・3連覇がかかっている YAMAHA FACTORY RACINGは、事前に行われたテストの結果も満足の様子。ホンダ、スズキ、カワサキの新型マシンを、3年目でトラブルも出尽くし、最もいい時期を迎えているYZF-R1で迎え撃つ。チームの、そしてヤマハのエース・ライダーである中須賀克行は、二輪シケイン使用以降の最多周回数である218周を記録した昨年を超えなければ勝てない、と語るほどの激しい戦いを予想しているようだ。

 鈴鹿8耐は世界耐久選手権シリーズ(EWC)の最終戦。GMT94 Yamahaと YART Yamahaはシリーズ・チャンピオンのかかった戦いでもある。「感動創造」を企業目的とするヤマハ、世界に大きな感動を届けることができるか? 挑戦は間もなく始まる。

ヤマハの3チームとファン代表による、「RIDE2」勝負がトーナメント形式で行われた。控え室で練習したとは言え、まっすぐ走ることさえ最初は難しいライディング・シミュレーターを難なくこなす様子はさすがプロ・ライダー。中でも野佐根選手は相当自信があったようだが、オートブレーキ・モードの感覚が掴めず本領を発揮出来なかった。結果はファンミーティングながら YAMAHA FACTORY RACINGが優勝。