2017年10月24日 

■テストライダー達

もうね、Vストローム好きは公私公認なので許していただきたいけれど、スズキ好きかって言ったら特別そうでもなくて、別にメーカーにこだわりはないんですよ。ただ、Vストロームミーティング関連でスズキの人たちと関わることがあって、なおかつこの前このWEBミスターバイクでも記事を展開した新型GSX-R1000の試乗会でも非常に良くしていただき面白い話を色々聞かせていただいたから、ちょっとスズキの話が多くなっているだけです。

 

ちなみにメーカー選択についてもポリシーはほぼなく、ま、一部年式によってはこのメーカーは避けてるとか、そういうのはあるけどあくまで性能由来の理由で、本当にこだわりありません。

 

ドヴィツィオーゾが今年のモトGPでチャンピオンとったら絶対ドゥカティを買ってやろうと思ってるし、アプリリアもかなり気になる存在。

 

やっぱりホンダに回帰したいなぁ、という気持ちは常にあってCBR954RRなんていつも探してます。

 

最近ZX-4を譲ってあげるよって話があって、懐かしのZX-4がまた手元にくるかも……。ね、ノンポリでしょう!?

 

写真ですが、彼はVストロームミーティングで再開したVストロームの開発ライダー佐藤さん。同い年で、しかも同じ相撲好き。当然腕は確かで、しかも相当ナイスガイ。なんでそんなステキな人の鼻の穴に指をブスッとしてるかといったら、彼がスズキのテストライダーのトップの人に「ノアさんヤバいですよ、ジャーナリストの中でも上位の腕と観察力です!」なんていう質の悪い冗談を言うから! 褒め殺しを通り過ぎて誤情報ですよそれは! 僕より素晴らしい観察眼と経験&腕をもった大先輩ジャーナリストが、3人ぐらいは……いやいや、もっともっとたくさんいますよ!!(笑)。

 

僕が愛してやまないVストローム650の開発に携わったのが、同い年であるこの好青年佐藤さんであることがうれしくて、仲良くさせてもらってます。

 

さて、ちょっと過去記事の訂正というか補足ですが。

テストライダーの方々と親しく話させてもらって色々知るわけですが、僕が書いたようなGSX-R1000の記事をね、なんとテストライダーの方がちゃんと読んでるんですよ。いやー、恐縮です。そしてこっちのジャーナリストとしての技量を測られているようで緊張しますね。

 

僕の書いたGSX-Rの記事は「良かったよ」と言っていただけて感謝感激。マーケティングの人から「商業的に良いよ」と評価されるのではなく、テストライダーが言う「乗り物を評価するという意味で良いよ」を頂けているわけだから嬉しいもんです。

でもその中で、トラコンについてはちょっと違うかな? とも言われたので補足です。

 

僕が書いたGSX-R1000の試乗記には

GSX-Rを極めているテストライダーによれば、トラコンなんて1でも5でも変わらない、基本的には作動させずに走るもの、だそうだ。」

という記載があったのだけど、ちょっとそうじゃない、と追加で教えてもらえました。

基本的には効かせないで走るのが良いのは合ってるけれど、乗り方によって設定を変えるのが良いでしょう、とのこと。ハードブレーキングで車速をグッと落として、クルッと向きを変えてガバッとアクセルを開けるようなライダーは、ある程度リアが流れて加速していくスタイルなわけだから介入度合いの少ない設定を選んだ方が効率的なことが多く、逆にコーナリングスピードを高く保って走るようなライダーなら、介入度合いが高くても実際には作動することは少ないでしょう、というのが正しい認識みたい。なるほどね。

 

僕がどっちのライダーかはちょっとわからないかなぁ。スタンダードタイヤでは介入度合いが高いと曲がっていかない感じがあったけれど、ハイグリップタイヤにしたらトラコン3でもTCランプが光らなかったんだからそんなにスライドしてるわけでもなさそう。

 

超ハイパワーであるこれらバイクだとハードブレーキングでしっかり車速を落として……というスタイルが主流だと思っていたけれど、これだけ軽量になってくるとかつての250ccのように高いコーナリング速度で駆け抜けることもできるようになってきちゃったから、「こういうバイクだからこういう乗り方」というのは一概には当てはまらなさそうですね。時代は変わるもんです。

 

ま、良かったらもう一度読んでみてくださいませ。

http://www.mr-bike.jp/?p=133289

とんでもなく素晴らしいバイクです。200万円の余裕があったら買ってるね。

 

 

ノア