2012年12月17日 

■ヤマハがインドネシア市場向けスポーツモデル「V-IXION(ヴィクシオン)」の新型を発売

 ヤマハ発動機は、150ccの水冷4ストローク・F.I.エンジンを搭載するインドネシア市場向けスポーツモデル「V-IXION」を、“洗練された本格スポーツ”をコンセプトにモデルチェンジし、2012年12月中旬より現地で発売する。このモデルは、2012年春より同市場に導入した「Mio J」、「SOUL GT」、「JUPITER Z1」と同じく、ヤマハの中期成長戦略「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」の取り組みの1つと位置づけている。

 2011年のインドネシア二輪車市場は約800万台(ヤマハ調べ)で、若い男性の間ではスポーツモデルへの憧れが強く、2007年にヤマハ製アセアンモデル初のF.I.搭載車として導入した「V-IXION」は、先進技術とスポーティな走りを強調したスタイリングが若者の高い支持を受け、インドネシアで累計約100万台以上が販売された人気モデルだという。

 今回の新型「V-IXION」は、20代後半の若者のスポーティ嗜好に応えるため、さらなる“洗練された本格スポーツモデル”をコンセプトに、スタイリング、最先端フィーチャー、パフォーマンスに重点をおいて開発したモデルとなっている。

 主な特色は、(1)幅広偏平の新開発タイヤを採用。リアアームや前後サスペンションセッティングもあわせて変更し、スポーティなスタイリングと優れたハンドリングを両立、(2) F.I.システムの変更などによる走行性及び燃費性能の向上、(3)新形状のヘッドライトやコンパクトなリアビューによるスピード感あるスポーティなデザイン、(4)先進的デザインのアナログ&デジタルメーターの採用など。

 なお、製造・販売は、ヤマハのグループ会社YIMM (PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が担当。販売計画台数は、インドネシア国内で年25万台を予定。メーカー希望小売価格は22,400,000ルピア(ジャカルタ乗り出し価格、12月17日現在、日本円にして約19万4千円)。