ヤマハレディースライダーミーティング

ヤマハレディースライダーミーティング

 『ヤマハレディースライダーサポートレッスン』は、「大好きなバイクをもっと上手に乗りこなしたい!」と願う女性ライダーを対象に、愛車を使ってクローズドコースでのレッスン&レクチャー、公道でのショートツーリングなどでライディングスキルアップを図るというもの。参加定員15名の少人数システムで、この日も免許取得まもないビギナーライダーから、大型バイク経験も長いベテランライダーまで15名が参加してスキルアップを目指した。ヤマハインストラクター達による、丁寧な指導と充実のサポート体制も好評だ。

 地元神奈川県を始め、東京、千葉など各地から自走で集まった参加者の皆さんは、バイク歴も所有マシンも、そして年齢層も様々だ。

 皆さんに参加の動機を伺ってみると「まだ初心者なので早くバイクに慣れたい」「最近ビッグバイクに乗り換えたので、格好よく乗りこなしたい」「このところ仕事や育児に忙しく、1年ほどバイクをお休みしていましたが、夏に行く予定のツーリングに向けてライディングの勘を取り戻そうと思って」「苦手なUターンや小回りを集中的に練習したい」などなど、それぞれが明確な目標を持っていて素晴らしい。

 さらには「ツーリングが大好きで仲間とも日頃一緒に走るのですが、ライディングの一番未熟な私がいつも周りのお荷物になって迷惑をかけているので、今日は特にコーナリングの腕を磨きたい」という“みんなと走りたい派”の人もいれば「走る時は不安なのでいつも主人が一緒ですが、もっと自信をつけて1人でも乗れるようになりたい」といった“自立志願派”の人もいて、皆さんのバイクに対する熱意と愛がひしひしと伝わってきた。

 まずは朝のブリーフィングで、インストラクターから全体スケジュールや注意事項の説明があり、続いてこの日のサプライズゲストが紹介された。

 そこで登場したのは、トリノオリンピック女子フィギュアスケート金メダリストにして、現在ヤマハ二輪車PR大使を務める荒川静香さん! 何ともビューティフルでスタイリッシュな荒川さんの登場に、会場は驚きの歓声と拍手に包まれた。

 そして全員の自己紹介タイムののち、ホテル内の特設レッスン会場へ移動して、いよいよライディングレッスン開始だ。

 準備体操とウォームアップの慣熟走行をおこなったあと、2組に分かれレッスンスタート。

 最初は時速60kmの直線走行から安全に停止する練習で、フロントとリアのブレーキの効き方と正しい使い方をおさらい。続いて走行中の前方に障害物が現れた状況を想定しての回避練習。さらにパイロンを置いたスラローム走行と大きなS字ターンとが組み合わされて、コースを一周してくると複数の課題を練習できる。それぞれのポイントにインストラクターがついて、個々のライダーへ「目線を先の方に」「ブレーキのタイミングをもう少し早く」などのアドバイスをくれる。広いコースに対して走行台数が少ないため待ち時間もほとんどなく、かなり中身の濃い練習ができる。

 レッスンの後半は、パイロンで細い蛇行路が作られ、慎重にマシンコントロールしながらの低速走行に挑戦だ。アクセルワークとクラッチワーク、バランスや目線など総合的にスキルが問われる課題に、皆集中して取り組んだ。


朝のブリーフィングで、サプライズゲストの荒川静香さんも同席して、受講者全員がちょっと緊張の自己紹介タイム。各自バイク歴や参加の動機などを披露したあとは、皆さんすぐに打ち解けて仲良しに。
朝のブリーフィングで、サプライズゲストの荒川静香さんも同席して、受講者全員がちょっと緊張の自己紹介タイム。各自バイク歴や参加の動機などを披露したあとは、皆さんすぐに打ち解けて仲良しに。

それぞれの練習課題について、インストラクターによる正しい見本や悪い例のデモ走行と詳しいレクチャーがある。女性ライダーが陥り易い症状や苦手を克服するためのポイントなど、とても解りやすい説明に皆さん真剣に聞き入っていた
それぞれの練習課題について、インストラクターによる正しい見本や悪い例のデモ走行と詳しいレクチャーがある。女性ライダーが陥り易い症状や苦手を克服するためのポイントなど、とても解りやすい説明に皆さん真剣に聞き入っていた。

インストラクターに向かっての直線走行から、直前でインストラクターが出す左右どちらかの指示に反応してラインを変える、咄嗟の障害物に対する回避練習
インストラクターに向かっての直線走行から、直前でインストラクターが出す左右どちらかの指示に反応してラインを変える、咄嗟の障害物に対する回避練習。

参加者のほとんどが苦手意識を持っている狭窄路での低速走行。インストラクターの鮮やかなお手本を食い入るように見つめ、頭の中にイメージを叩き込む
参加者のほとんどが苦手意識を持っている狭窄路での低速走行。インストラクターの鮮やかなお手本を食い入るように見つめ、頭の中にイメージを叩き込む。

レッスンの締めくくりは、狭いパイロンの間を低速でクランク状に通り抜ける上級技。全員かなり必死の雰囲気ながら転倒者もなく、繰り返すごとにスムーズにクリアしていた
レッスンの締めくくりは、狭いパイロンの間を低速でクランク状に通り抜ける上級技。全員かなり必死の雰囲気ながら転倒者もなく、繰り返すごとにスムーズにクリアしていた。

これは4輪ドライバーから見た、バックミラーに映る2輪の大きさの違いについてのレクチャー。ドライバーには、右後方のバイクよりも左後方のバイクの方が小さく遠くにいるように見える事を、参加者全員がドライバーシートに乗り込んで確認した
これは4輪ドライバーから見た、バックミラーに映る2輪の大きさの違いについてのレクチャー。ドライバーには、右後方のバイクよりも左後方のバイクの方が小さく遠くにいるように見える事を、参加者全員がドライバーシートに乗り込んで確認した。

 プリンスホテルでのランチと休憩のあと、午後はいよいよ全員で公道へ、インストラクターの先導を受けて隊列を組み、箱根の大観山までショートツーリングをおこなった。

 勾配のあるワインディングや市街地でのスピードコントロールなど、午前中のレッスンで学んだ様々な課題の総合実践編だ。プリンスホテルから1時間ほどで大観山パーキングに到着、眼下に芦ノ湖を見下ろす絶景ポイントで皆で記念写真を撮りあった。


午後は大磯から大観山へのショートツーリングに出発。箱根新道は気持ちの良いコーナーとストレートが連続してぐんぐん標高を上げていく。レッスンの成果を思う存分発揮、スムーズなライディングで駆け抜ける。小1時間ほどで箱根ツーリング人気の景勝地、大観山パーキングに到着、芦ノ湖をバックに記念ショット

午後は大磯から大観山へのショートツーリングに出発。箱根新道は気持ちの良いコーナーとストレートが連続してぐんぐん標高を上げていく。レッスンの成果を思う存分発揮、スムーズなライディングで駆け抜ける。小1時間ほどで箱根ツーリング人気の景勝地、大観山パーキングに到着、芦ノ湖をバックに記念ショット
午後は大磯から大観山へのショートツーリングに出発。箱根新道は気持ちの良いコーナーとストレートが連続してぐんぐん標高を上げていく。レッスンの成果を思う存分発揮、スムーズなライディングで駆け抜ける。小1時間ほどで箱根ツーリング人気の景勝地、大観山パーキングに到着、芦ノ湖をバックに記念ショット。

 ホテルへの帰路は西湘バイパス経由で高速走行も体験し、以上でこの日のプログラムは終了したが、一緒にレッスンに励み、ツーリングを楽しんですっかり仲良くなった参加者の皆さんは、ホテル内のカフェでケーキ&おしゃべりタイム、お互いに連絡先の交換などをおこなった。


ツーリングから戻り、プリンスホテル内のカフェで恒例のお茶会を楽しむ皆さん。レディスバイクトークも盛り上がり、「またメールして!」「今度一緒にツーリングに行こうね!」お互いの連絡先を交換し合って充実の一日は終了した
ツーリングから戻り、プリンスホテル内のカフェで恒例のお茶会を楽しむ皆さん。レディスバイクトークも盛り上がり、「またメールして!」「今度一緒にツーリングに行こうね!」お互いの連絡先を交換し合って充実の一日は終了した。

 「女性ライダーの友達が増えて、共通のライディングの悩みなども話すことができるのが嬉しい」「大型バイクに乗る女性と初めて話をして憧れた。私もいつか大型免許に挑戦したい」全員が確実にスキルアップを実感した一日だった。


「街で見かけた女性ライダーの姿に憧れて」大型免許を取得、昨年から大型クルーザーのヤマハ ストライカーに乗るトリノオリンピック フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さん。今年3月にヤマハ発動機 二輪車PR大使に就任、女性や若者に向けてバイクの魅力を伝えている。「バイクで走ると、クルマに乗っている時とは違った新鮮な魅力があります。例えば、どちらから風が吹いてくるかを感じて走るのもこれまでにはなかったことで、全身で自然を感じながら自然と戯れる、という感じでしょうか」

荒川静香さんの愛車はヤマハXVS1300CAストライカー。トップアスリートらしくライディングスキルの向上にも大変熱心で、この日はレッスンからツーリングまで参加し颯爽と乗りこなしていた。この夏も各地のアイスショー出演などで多忙を極める荒川さん、「今日のようなヤマハさんのイベントは、とても良い練習になると同時に皆さんと一緒に走って情報交換の場にもなり、楽しいですね。上手く乗れると自信になるし、もっと乗りこなしたいというチャレンジ精神が生まれます」
「街で見かけた女性ライダーの姿に憧れて」大型免許を取得、昨年から大型クルーザーのヤマハ ストライカーに乗るトリノオリンピック フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さん。今年3月にヤマハ発動機 二輪車PR大使に就任、女性や若者に向けてバイクの魅力を伝えている。「バイクで走ると、クルマに乗っている時とは違った新鮮な魅力があります。例えば、どちらから風が吹いてくるかを感じて走るのもこれまでにはなかったことで、全身で自然を感じながら自然と戯れる、という感じでしょうか」 荒川静香さんの愛車はヤマハXVS1300CAストライカー。トップアスリートらしくライディングスキルの向上にも大変熱心で、この日はレッスンからツーリングまで参加し颯爽と乗りこなしていた。この夏も各地のアイスショー出演などで多忙を極める荒川さん、「今日のようなヤマハさんのイベントは、とても良い練習になると同時に皆さんと一緒に走って情報交換の場にもなり、楽しいですね。上手く乗れると自信になるし、もっと乗りこなしたいというチャレンジ精神が生まれます」

●今後の開催情報についてはヤマハのイベントインフォメーションでチェックしよう。http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/event/information/