ホンダモーターサイクルジャパン


 9ヵ月に渡った全テスト期間で、総走行距離数は8,712km。ひと月に千キロ弱の走行と、以前ほど距離が稼げなかったのはやはり歳のせい。タイトル通り本当に“通勤快速”専用マシンになってしまった感ありでした。意識の中では、CRF250Lとあそに行って、ここへ行って、と様々な計画が浮かんでは消え、していたのですが、日々の仕事に追われた結果、せいぜい近場への足に活用できた程度。まあ、タイトルからすれば目的通りのテストになったとはいえるのですが。

 今更ながらこんなに活動範囲が狭くなってしまっていたんだ、と痛感させられたテスト結果でもありました。ここ数年ですかね、極端に“家と会社の往復”を繰り返しているだけになってしまったのは。以前なら、生活に追われているといっても、ちょっとした合間を見つけては友人の所に出かけたり、ふらっと埋蔵金スポットの散策にでたりと“通勤”以外にもバイク本来の機動力を活かしていたはず。

 まあ、言い訳はこのぐらいにして、CRF250Lと過ごした日々は実に快適でした。前回も触れましたが、年寄りにとって重たいバイクは負担以外の何者でもありません。いくら速くても、いくら格好良くても、200kgを超えってしまっては“生活”から離れた“趣味”の乗り物でしかない。軽量なオフ車は年寄りにとってはなによりも魅力です(ちなみにCRF250Lの車重は143kg)。もちろん、若けりゃそんなことはどうでも良かったりするのは確かです。かつては車重218kgのCB750Fourを近所の“チョイノリ”にも活用して毎日生活していたのですから。

 もうひとつ、CRF250Lの強力な武器となったのは、ライディングポジション。ほぼ垂直に上体を起こした姿勢での見通しの良さ。視界良好という部分ではオフスタイル車のアイポイントの高さは強い味方になってくれる。都市交通の中で、前方視界の良否は、速さと安全性に直結している。いくら速くてもスーパースポーツは残念ながら落第。スポーツモデルでもハンドル位置の低いスーパーネイキッドも同様。かつての“普通のバイク”といわれたモデルくらいからでしょうか、及第範囲は。原二スクーターがちょこまかと速いのは、身軽なだけじゃなく、姿勢の良さにも理由があると思います。

 唯一、私の通勤パターンでCRF250Lに「良」が付かず「可」の成績があるとしたら、それはやはり速度でしょう。首都高速通勤をさせてもらっているのですが、深夜の走行は結構目一杯です。やたらと個人タクシーなどがスピードを出しているんですね。それも最近の旦那仕様車の皆さんは言っちゃあなんですが、ほとんど自動取り締まり機を光らせるレベル(もちろん皆さん走り慣れているのでその区間だけはきっちり抑えてますが)。望むらくはCRF250Lの車体周りをちょっとグレードアップして余裕のエンジンを搭載するCRF400L(CRF450Lでしょうか)があれば最高ですね。パリ・ダカールで勝利して限定で出してください。

 オイルは喰わない(ほぼ新車状態でしたので当たり前?)、チェーンも伸びない(DIDの520が着いてました)、もちろん冷却水も減らない(これも整備万全なら当たり前)、ほとんど最近の国産乗用車並みに維持のための手間暇、費用がかからない。唯一イレギュラーだったのは乗り始めてすぐにフロントのウインカーとポジションを組み合わせたダブル球が球切れしたことくらいです。いや~技術の進歩というのは素晴らしい。始動しないだの、エンジンが吹けないだの、といったトラブルをなくしてメンテナンスフリー化できたのはF.I.化が大きく貢献しているのでしょう。

 CRF250L、お疲れさまでした。ずいぶんブン回してしまいましたが良く期待に応えてくれました。以下“通勤ダイアリー”ですが、あまりに長かったのでダイジェストでお送りします。それでも充分長いですが、お暇な方は読んでみてください。

毎日毎日、家と仕事場の往復。知らぬ間に活動範囲がどんどん狭くなって…。年は取りたくないものですね。行くぞ!埋蔵金探し!

 
 
              ※


●2013年5月27日(月)
パート2は梅雨入り前の貴重な晴れ間からスタートです。CRF250Lは快調そのもの。エンジンもどんどん回るようになってきている気がするし…。やっと本来の出力がでるようになったか。機会があったらシャシーダイナモにかけて測ってみたいもの(カタログ値の23PS以上出ていそうな気がしますが無理でしょうか)。

●2013年6月3日(月)
朝晩涼しく、日中もそれほど暑くならず。雨も降らず。一部下道経由で出社。キジマさんのリアキャリアが活躍してくれました。けっこう大きな荷物もOKなんですね(大きさよりも積載荷重の方に注意ですが:最大積載量5kg)。

●2013年6月5日(水)
本日も晴れ。梅雨はどこへ行ったのでしょう。今朝は通勤コースに赤色灯を回転させたペースカーが入ってしまいました。入口のETCゲートを抜けたところでちょうど前に。燃費は相当伸びるだろうな~、どれぐらい行くのかな~、などと考えながらペースを合わせて走っていたら、勇敢にも(無謀にも? 歴としたヘルを被った隊員の乗ってる交機のパトですよ)プラス20km程度で抜いていく車両が。それも2台続けて。で、さっそく金魚の糞をさせてもらいました。「みんなで渡れば怖くない」状態というのでしょうか、後ろからもぞろぞろと。

そういえば国家公安委員会の親分が「歩行者が出てくる危険性がない道路で、制限速度を20キロオーバーしたことで取り締まりの対象になるのは疑問。取り締まりのための取り締まりになっている傾向があり、警察の信頼という視点からもちょっと疑問符がつく」と発言したとか。物影に隠れたスピードの取り締まりなどでは、15km程度でもバイクならキッチリとキップ切るくせに…。こんな警官の胸先三寸によって勝手に取り締まりの基準が変えられてしまっている状態こそ何とかするべきだと思うが。それには、やはり服務中の警察官は行動の全てを常時録画化することでしょうな。法の執行官としてのレベルに達していないお粗末な警察官を排除するためにも。

●2013年6月17日(月)
久々の嬉しい晴間。蒸し暑いがそんなことは雨降りに比べたら天国。たまたま新子安から首都高に乗ったのですが、ここの入口はとても分かりにくいですね(上り方面の入口しか利用したことがないので、下り方面へ乗る場合の状況は分かりません)。初めて15号線の上りから新子安で首都高速に乗ろうとしたときは、入口がわからずスルーしてしまい結局下道で。2回目は相当に注意してトロトロ走り。15号線に出ている首都高速入口の看板はあっても、どこで曲がっていいか分からず、なんだか駅入り口に入ってしまったかな~という感じのところへ進入。また間違えたか、と思いつつ進んでいったら何とか首都高速の入口にたどり着いてしまった、って感じ。実際の15号線の曲がり角やループの途中と、もう2箇所くらいは入口への案内表示が必要なのではないでしょうか。別の機会に国道1号側からも利用しましたが、こちらの方は15号側からに比べたらシンプルなので、初めて利用する方でもなんとかたどり着けるでしょう。ですが、進入レーンがどうなっているか直前まで分からず、下手すると右往左往で通行帯違反で取り締まられてしまうかもしれない状態。一度でも利用している人なら問題は無いのでしょうけど、案内表示とは、分からない人のためのもの。首都高速の担当者さん何とかしてください。

●2013年7月1日(月)
いよいよ7月。今週も梅雨の中休みみたい。梅雨なのにあまり降らないのも心配。西では豪雨。季節もほどほどというものを忘れてしまってきているのか。温帯気候から亜熱帯気候へと変わってきている。首都高速平和島の下り入口が工事で閉鎖されるらしい。7月1日からの予告だったが、この日はまだ入れた。

●2013年7月2日(火)
今日もいい天気。水源は大丈夫でしょうか。クルマの数は少なめなのにどうも流れていないな、という本日の首都高速。やはり先頭にペースカーがいました。国産旦那仕様車。黒。助手席側には例の補助ミラー。リアウインドウには無線のアンテナも生えてます。しかし60km/hの制限速度を守って範を示しているわけでもなく、かつ赤灯を点灯して取り締まってるわけでもない。実に中途半端な速度違反のスピードで追い越し車線をガンとして占領している。後ろのクルマは半ば諦め、半ばイライラしながら付いて走る。浅田から大師あたりまで延々引っ張られました。で、どうせ暇なので羽田の手前で横に並んで車内を確認したら、どうやら議員様のプライベートカー。確かに8ナンバーというわけではなく、一般の3ナンバー(昨今はほとんど3ナンバーですか)、そして車体も黒(グレーや白が定番ではあります)、「さ」ナンバーで何となく公用車ぽかった(年が分かってしまいますね。かつては官公庁用等ひらがな部分にも決まりがあったんです)のですっかり騙された。リアシートには偉そうな議員風のおっさんがふんぞり返っている。ドライバーも「何だこのやろー」とこちらに一瞥をくれる。しっかし何なんでしょうねこの特権階級意識は。どこかの国と変わりなし。こんな同レベルのことやってるから舐められるんですね、最近の日本は。虎の威を借る狐じゃなくて鼠の威を借りる狸、ってとこでしょうか。朝から哀れな日本人をみて不快な一日が始まりました。首都高速平和島の下り線入口閉鎖は、首都高速の出入り口無人化に備えて料金精算機を設置する工事で、7月1日から8月4日までとのこと。二輪車のETC装着率はほとんど一桁レベルなので料金所の機械化は影響が大きそう。精算する本人の手間はともかく、相手が人と機械では、倍の時間がかるようになるのは確実。すんませんねドライバーの皆さん。イライラして意地悪なんかしないように。

●2013年7月3日(水)
品川駅東口の新市街地のビルで某メーカーさんの説明会。で、品川といえば二輪ユーザーにとって鬼門のひとつ。二輪の駐車場がほとんど無い。インターシティの外れに30台程度の有料駐車場があるが、当然ながら空いていた試しがない。駐車違反なんぞで犯罪者となりたくないので、会社までCRF250L、会社からは京浜急行の各駅電車を使って品川へ向かった。これが現在の都市部での二輪生活者の日常です。普通の一般市民を、作為を持って犯罪者に仕立て上げようとしているのが現在の警察、為政者たちです。

●2013年7月11日(木)
今週はずっと夏日か。ただし本日は日射しがちょっと弱まった気が。帰宅時、このところ無縁だった夜間の工事渋滞に遭遇。羽田から大師にかけて渋滞3km。夜中に3kmもノロノロの渋滞に巻き込まれるのは、なかなか精神衛生上よろしくない。クルマのドライバーも殺気立っているから危ない。工事のために渋滞を発生させてしまわないようにできないもんですかね。車線規制が上手くないのは確かでしょう。というか、工事するなら昼夜全面通行止めで短期間に集中してやるべき。夜間利用者のみに不利益を被らせるのはおかしい。通行料を取っておきながら下道と所要時間が変わらないなんて、まっとうな商売ではあり得ない。ユーザー負担で何かと便利なETCを普及させてもらっているのだから、渋滞させてしまった区間はETCで返金措置が可能なはず。プログラムがうんぬんなど、言い訳に過ぎません。

●2013年7月12日(金)
晴れ。本日も暑い。環八の某アメリカン・ブランドの東京ショールームオープン内覧会にCRF250Lで。都内の渋滞路はやはり異常に暑いですね。熱中症じゃなくても頭がボーッとする感じ。あちこちで事故が多いわけだ。中原街道の環8~環7間も駐車場と化していました。

●2013年7月16日(火)
連休明け、早朝会社へ出勤。前日から風が涼しい。寒冷前線が降りてきているそうで天気は不安定らしいが。30度程度でも涼しく感じられるのは、これまでが異常に暑かったせい。早朝はジャケットを着ていてちょうどいいくらいだった。

※CB400Fの試乗が入ったので、CRF250Lの試乗はしばらく中断。

 
●2013年8月7日(水)
CRF250Lの“通勤快速”テスト再開。取材で、埼玉は川越のオフロードビレッジへCRF250Lで直行。暑い。不景気風が弱まった影響か、首都高速に渋滞が戻ってきている。一時期は日中でもこれが首都高、と思ってしまうほどガラガラの時期があったが、いまや酷かった頃の渋滞が復活しつつある。横浜から与野まで1時間半。オドメーターが1万kmを超えた。燃料バーが残り1本になったのでガソリンスタンドで給油。最近はガソリンスタンドの廃業が多くて、ちょっと油断するとガス欠にヒヤヒヤしなければならなくなってしまう。それにしても渋滞の首都高と初めて走る知らない下道を遵法速度で走ればリッター28kmは楽に伸びるんですね。

●2013年8月9日(金)
お盆休み直前の仕事納めなのか、安倍ちゃんのミックスジュースのおかげかクルマが多い。首都高速羽田線など、かつての’70年代、’80年代の渋滞天国の様相を呈している。クルマの中でエアコンで涼しいはずのドライバーもイライラしているのが分かるくらい。渋滞時のバイクがどんだけ過酷か、こればかりは体験している人間じゃないと分からないでしょうね。熱中症に強くなるわけだ。渋滞ではラジエターからの熱風も気になる。こんな暑さの中でもCRF250Lはエンストすることもなく、熱風こそ吹き出しますがすこぶる快調。凄いですね、最新のエンジンコントロール技術は。

●2013年8月12日(月)
連日猛暑日の関東地方。日中暑いのは仕方ないにしても、夜になっても29度だ、30度だ、ではたまらない。なるべく使わないようにしてきたエアコンが、今夏はさすがに連日連夜フル稼働。日本も亜熱帯になった以上こちらも生活習慣も変えざるを得ないのでしょうか。バイクに乗っててもあたるのは熱風。乾燥機の中にいるみたい。あ、体験したことはもちろんありません。例えですから、投稿好きの良い子の皆さんは試さないように。試していいのは炎天下のバイクライディング。

●2013年8月13日(火)
いやあ快適、快適。首都高横羽線で渋滞表示が出ていないのはどれぐらいぶりだろう。盆と正月の年2回だけですが、東京が故郷としての佇まいを取り戻してくれる。これぐらいの人口密度が尋常ですよね。東京は嫌いだ、なんだのとあれこれ貶すくせにきっちり戻って来るのですから、東京が故郷の人間だっているのに。あ、今は神奈川都民の身でした。

●2013年8月14日(水)
渋滞のない高速道路、あたりまえですが便利ですね。CRF250Lも快調。渋滞がなければバイクも炎暑に耐えられるというもの。それにしてもこんなに交通量が少ないのに十中八九車両が右側車線に張り付いて走っているのは異常な光景。まあ左側車線が追い越し車線だと思えば問題はないのですがね。いや左側追い越しは立派な違反です。昨今の“優しい運転しよう”だの、“エコ・ドライブ”だのの呼びかけ影響で、トロトロと走るのが正義であるかのように勘違いしているドライバーの多いこと。優しい運転だろうが、エコ・ドライブだろうがやはり基本はメリハリの利いた運転でしょう。追い越し車線で後続車をブロックする事のどこが、優しい運転なのでしょうか。自分の車だけのエコを考えるのはエゴ運転です。

●2013年8月16日(金)
まだ渋滞は戻ってきていなかった。三ツ沢入口の道路情報表示板は、渋滞がない時によく見られる「首都高速道路 歩行者立ち入り禁止!」の表示。その先の金港の道路情報板では「浜崎橋まで30分」。渋滞なしで行ける時間だ。これが先週だと連日「浅田~一ノ橋断続渋滞90分」とかで渋滞の定番路線に戻ってしまっていた状況だった。正月まで、喧噪のない故郷東京よさようなら。

●2013年8月20日(火)
残暑。渋滞も日々のごとく復活。都内に近づくにつれて熱風の温度がさらに上がるのが分かる。ファンも回りっぱなし。それにしてもCRF250Lは、F.I.のおかげか、こんな暑さの中での再始動もセル一発。頼りになるエンジンだ。そもそもオーバーヒートはもちろん、エンストすらしないこと自体凄いのだが。

●2013年8月22日(木)
そろそろ秋を感じる風が吹いても良さそうなものだが、相変わらずの熱帯夜と熱風の日中。寝苦しくて睡眠不足気味なのか日中眠い。熱中症は大丈夫そうだが夏バテでしょうか。それでも本日は一日中薄曇りでちょっと季節の変わり目が近づいた気配。甘いか。FTR250のフレームにCRF250Lのエンジンを乗せたモデルを、と誰かさんがWEBミスター・バイクで発言していたが、私なら車重2~3kgアップ程度に抑えたCRF450Lが欲しい。ははは。

●2013年8月26日(月)
いやぁ~快適。秋の気配? CRF250Lに乗っていると気持ちの良いこと。温度もそうだが、なにより湿度が低いので実に風が心地よい。まだこのまま秋になってしまうのではないみたいだけれど。

●2013年8月27日(火)
本日も湿度が低くてバイクで走るのが気持ち良い。反対車線の横羽線下りで事故。浅田を頭にずっと繋がってた。事故には注意しましょう。帰宅時モリワキカラーのCBR250Rクンがやたらと意識してきたけど、CRF250Lの方がダッシュが断然速い。ちなみに同じ水冷4ストシングのDOHC4バルブエンジンでも、CBR250RのMC41E型が、最高出力20kW[27PS]/8,500rpmなのに対して、CRF250LのMD38E型は、最高出力17kW[23PS]/8,500rpm。逆に最大トルクでは、CBR250Rが23N・m[2.3kgf・m]/7,000rpmなのに対して、CRL250Lは22N・m[2.2kgf・m]/7,000rpm。6速ミッションのギア比はまったく一緒。唯一、2次減速比のみCBR250Rの2.714に対してCRF250Lが2.857となっている。この違いがダッシュ力の違いなのですね。

●2013年8月29日(木)
蒸し暑さが戻ってきた。その上、横羽線上り三ツ沢入口から大師あたりまでほぼ全線ノロノロ渋滞。お盆休みの頃のあのガラガラ快適首都高が恋しい。

●2013年8月30日(金)
おかえりなさい猛暑。都内で最高気温36℃の予報。ただ猛暑というほどには暑く感じなかったのですが。風が強いのでその分体感温度が低かったのか。ま、いずれにせよまだまだ夏が頑張ってるってこと。週末にかけて前線と台風通過の影響で一気に夏から秋へと季節が変わりそうな気配。どうなることやら。

●2013年9月3日(火)
残暑。西日本や東北、いや日本中が豪雨に見舞われているというのに、関東だけがぽっかり晴れマーク。どうしちゃったんでしょ。バイク乗りとしては降らないのはとてもありがたいのですが、なんだか不気味です。そういえば気象庁が今年の夏は異常気象だったと発表しました。

●2013年9月4日(水)
関東でも夜中に結構激しい雨。朝方にはやんだが、不安定な天気に。やみ間にCRF250Lで出勤。気温自体はそれほど高くなくても湿度が高いので不快指数が高い。ただし雲がきれい。湿度が高いのに空気には透明感があってやはり秋が近いのでしょうか。積乱雲にまでは発達しているワケじゃなく、その二三歩手前の白い雲塊がかなりの勢いで北に流れていく。きれいだが、いよいよ台風が近づいてきた、って感じでもある。

●2013年9月6日(金)
曇りで温度自体は30度を超さないが湿気が凄い。屋外撮影で大汗。パンチングでもレザー・ジャケットは大変。昼過ぎからはなんだか涼しくなってきたが。でもこのまま秋になるワケじゃない。

●2013年9月13日(金)
さらに暑くなってきた。気温は30度程度だが蒸し暑い。こういうときはバイクでもあまり快適じゃない。CRF250Lはエンジンが暖まるまでの音が大きくなった。昔のグラスウール入りマフラーのグラスウールが抜けてきた時の感じ。どこか不具合的な音じゃないと思うが、一応念のため記録。オイル交換もしているし、最近はアクセルも一呼吸控えめに開けてるが…。

●2013年9月17日(火)
台風一過の良い天気。朝方は20度近くまで下がっていよいよ秋がスタートか。日中は晴れて30度近くまで上がるが、湿度が少ないので快適。バイクの季節がやってきた。

●2013年9月20日(金)
快晴、バイク日和。これだけ陽気がいいとちょっと遠くまで走りに出かけたくなりますね。交通安全週間対応スタイルで乗ると燃費は27kmくらい。9月21日から30日まで“秋の全国交通安全運動”期間なので注意しましょう、ですね。特に30日は「交通死亡事故0を目指す日」なのだそうです。

●2013年9月24日(火)
連休を挟んで、天気が悪くなってきた。南から関東めがけて北上中の台風の影響だ。CRF250Lでしっかり雨に降られる。土砂降りの雨の中を走るのは久しぶり。暖かいので、それはそれでちょっと気持ち良かったり(その後仕事することを考えなければ、ですが)。オフ車は見晴らしがいいので雨の中でも乗りやすい。ちょっとぐらいなら滑るのもコントロールしやすい。雨水がもろに身体にぶつかってくるのだけは仕方ない。

●2013年9月26日(木)
昼ぐらいまでは台風の影響が残るという予報だったが、家を出るときには曇りで、このまま回復しそうだと、勝手な予想を立ててCRF250Lで出勤。それが大外れ。首都高速に乗った途端本降りの雨。結局それから会社まで雨にしっかり降られました。

●2013年9月27日(金)
やっと晴れた。しかも秋の空気と気温。いや~CRF250Lで快適快適。連日しっかり雨に降り込まれて走ったので、CRF250Lをお掃除。久々でしたね。バイクの汚れを考えるとライダーも当然同じくらいに汚れてるってことですね。このまま秋晴れが続いてくれればいいのですが。

●2013年10月2日(水)
今日も雨。関東の東の海上を北上している台風の影響。天気が読めない。

●2013年10月3日(木)
やっと晴れました。本日は朝早くから取材だったので、昨日は一刻も早く帰宅して早く寝なくては、といつもの首都高へ。22時頃でした。1号線下り、平和島入口に向かうと「平和島~空港西渋滞3キロ」の表示。こんな時にタイミング悪いなあ、と湾岸へ迂回。湾岸の入口で「大黒5km渋滞」みたいな表示をちらっと見たが、よくある大黒ふ頭サービスエリアか生麦ジャンクションへの渋滞だろうと、表示に注意せず乗ってしまった。で、何のことはない東扇島から大黒ふ頭まで工事渋滞。それも3車線を1車線にしてしまう工事規制で酷い大渋滞。優に30分は余計にかかって、こんなことなら横羽線の10分程度の小渋滞を我慢するべきだった(下道を使ってもその方が早かったはず)と後悔先に立たず。結局睡眠時間を削ることにあいなりました。たかが工事で3車線の湾岸道路を安易に1車線規制にしないで欲しい。事故渋滞ならまだ仕方ないと思えるが、もう少し深夜にもかかわらずわざわざ高速道路を利用している利用者のことも考えて欲しい。夜間なら大丈夫、は、夜間でも利用しようとするユーザーに対する差別でしかない。「夜間は交通量が少ないから」は身勝手な理由です。下道でさえ空いているというのに、わざわざ料金払ってまで貴重な時間を作ろうと利用しているユーザーを犠牲にするな、です。それにしても日本の車線規制は下手すぎる。何も考えていない。上り坂の途中から車線規制を始めたり、規制をてんでばらばらに行ったりして、その都度少しでも前に割り込もうとする一部の車両で渋滞を酷くしたり、もうちょっと頭を使った車線規制を。

●2013年10月7日(月)
台風の影響かスッキリしない天気が続いていたが、やっと晴れ間。といっても気温も湿度も高いので“秋晴れ”って感じじゃなく梅雨の合間の晴れ、みたいな。10月の天気じゃないですね。気象変動で亜熱帯的な気候に変わりつつあるのでしょうか、“春夏秋冬”から“夏夏冬冬”の日本に。台風も週末ごとにやってきたり、いろいろと心配です。CRF250Lで遠出をしようかと思っているのですが、週末ごとに天気が悪くて出端をくじかれてます。雨の中を出かけるほど若くないので、すんません。

●2013年10月8日(火)
夏のような蒸し暑さ。気温も30度近くに上がったのでは。台風の影響だ。南から湿った空気がどんどん入り込んでいるのでやたら蒸し暑い。本来ならこの日射しでもカラッとした秋晴れになっているはずだが。取材のため第三京浜経由で都内に入ったので、環七を南下して出社。CBR250Rのバイク便さんに碑文谷から大森あたりまで先導してもらう。走り慣れた道以外は取り締まりさんに注意しないとね。CBR250Rと排気音が似ている気もしてしまうが、やはり別物(当たり前)。特に最近CRF250Lはなんだかパサパサ音が大きくなってきており、CBR250Rの静かさが際立つ。回しすぎですかね。

●2013年10月10日(木)
首都高速横羽線上り、「子安-生麦2km渋滞」の表示。2kmならまいいか、と道路情報表示板を信じたのが間違い。子安から生麦までもちろん渋滞していたばかりか…。それから延々羽田までほぼ全線渋滞。CRF250Lだからまだ少しはマシだったが、クルマのドライバーはどれほどイライラしていたか、想像に難くない。渋滞は仕方ないにしてもまったく信用ならない道路情報表示板は詐欺みたいなもの。きちんと渋滞情報を出してくれていれば、三沢入口から入って金港ジャンクションまでの間に、湾岸線に迂回する、いや、そもそも高速を使わない、といった選択も考えられたというもの。正確な情報じゃなければ表示している意味がない。

●2013年10月18日(金)
連休があり、連休明けからは出張取材が木曜日まで。本日やっとCRF250Lに乗れました。セル一発。あ、今のバイクなら当たり前ですか。昔は一週間も乗らないとなかなか目覚めが悪くて、「かかるかな~」などと思いながらスターターボタンを押したものですが。技術の進歩、F.I.は凄い技術です。しかも今や原付もF.I.の時代。バッテリーの寿命さえ気をつけていれば冬場になっても「エンジンがかからなくてね~」は遠い昔の話。

●2013年10月22日(火)
雨は降っていないが、どんよりと雲のかかったハッキリしない天気。このままほとんど秋晴れにもならず、冬になってしまうのでしょうか。それにしても毎週のごとく襲来する台風には困ったもの。水源地に雨は必要としても毎週はちょっと多すぎでしょ。

●2013年10月28日(月)
爽やかな秋空が戻ってきた。CRF250Lも快調。バイクで気分がいい。遠出をしたくなるが、天気が良くなると仕事が忙しくなる!? 近くの山に紅葉見物に行きたいですが。

●2013年10月31日(木)
やっとこさすがすがしい秋晴れに。次期長期テストマシンのCB400Fが来た。CRF250Lお疲れさま。CB400Fこれからよろしく!です。

新品の状態で計測していないので何とも言えないがタイヤの減りは少ない方と感じた。ロードオンリーで使うと避けられないブロックの片減りも、思ったほど酷くならなかった(回転方向の先と後ろで2mm差程度の偏磨耗くらい)。 リアはきれいに減ってくれた。スリップサインまでまだ結構あるが、ブロックの根本に細かい亀裂が入ってきているので交換時期だろう。CRF250Lの純正タイヤはIRCさんのTRAIL GP21(前輪)/GP22(後輪)というブランド。
ブレーキパッドはフロントがそろそろ。前ブレーキを酷使するので1万kmサイクル程度か。リアはほとんど新品当時の厚みが残ってる。ブレーキディスクは前輪でも減りが少なかったのは意外。XLディグリーの時はディスクも消耗品だった。 リアブレーキをきちんと使わないと上手くならない、と良く言われてましたが、長年の間に付いた癖は直りませんね。チェーンはDIDの520が付いてました。伸びが少ないチェーンで助かります。


※テスト期間後半:5月25日~11月1日、走行距離:4,956.8km、平均燃費:リッターあたり26.30km
※全テスト期間:総走行距離:8,712.9km、総平均燃費:リッターあたり25.93km

◎主な追加装備品

○グリップヒーター
Honda スポーツ・グリップヒーター
■価格:22,050円
◇雨天時や寒冷時の走行を快適にする従来のグリップヒーターの特長に加え、グリップ、スイッチの操作性およびスタイリングを大幅に向上させた新型グリップヒーターです。
◇スロットルパイプと内部のヒーターの一体化により、グリップ部分を車両標準装着グリップ同等にまで小径化し、統一感のあるスタイリングを実現。
◇スイッチのON/OFFや3段階の温度調整を左グリップに内蔵したグリップ一体型コントロールボタン&インジケーターのみで行うシンプルな構造とすることで、より操作性を高めながら、一体感のあるスタイリングを実現。
◇ブレーキ、クラッチ操作を行い、走行時特に冷えやすい指先部を重点的に暖める最適ヒーター配置とすることで、従来品同等の消費電流でありながらより暖かい体感フィーリングを実現。
・取扱店:Honda二輪車正規取扱店
・別途必要費用:取付費用
・別途必要取付パーツ:スポーツ・グリップヒーター取付アタッチメント(08T70-KZZ-920)10,185円。
・装着価格:32,235円
○ETC
Honda 二輪ETC車載器キット:アンテナ一体タイプ
■価格:29,400円
■取付アタッチメント同梱。(車載器本体、アンテナ、表示器、ハーネス)
◇ETC本体・アンテナ・表示器を一体としたETC車載器キット。
◇耐水設計で、雨に濡れても大丈夫。
◇専用の取付アタッチメントを使用しているので、安心・確実な取り付けが可能。
・取扱店:Honda二輪車ETC車載器セットアップ店。
・別途必要費用:取付費用とセットアップ費用が必要。
・その他:決済用のETCカードが必要。Honda二輪車ETC車載器セットアップ店のみでの取り扱い。
○リアキャリア
KIJIMA CRF250L用リアキャリア(スチール)
■価格:13,650円
◇荷台サイズ:縦250mm×横270mm
◇最大積載量:5kg
問い合わせ ホンダモーターサイクルジャパンお客様窓口 TEL03-5993-8667


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