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写真上は、電動自転車PASの2014年モデルと記念撮影する事業開発本部SPV事業部長の森本 稔さんとモデルさん。その右写真は商品概要説明をしていただいたSPV事業部マーケティング部PAS商品企画担当主査の鹿嶋泰広さん。会場には2014年モデルがずらり。

 毎年恒例となったヤマハの電動アシスト自転車、PASのイヤーモデル試乗会。これまでは、国立競技場の特設会場で行われてきたのだが、ご存じの通り国立競技場は、東京オリンピックを目指していよいよ作り替えということで、今年は、場所をお台場の日本科学未来館の地下駐車場特設会場に移して開催されました。まさに売れに売れている電動アシスト自転車、毎年これ以上改良するところあるの? と思ってしまうほど完成度の高さに驚かされているのですが、2014年モデルでもきちんと進化がありました。

■レポート:高橋二朗 撮影:依田 麗
■問合せ:ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/

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テーマは「さらに便利に」。急速充電器は大容量バッテリーが抱えていたストレスを解消

 電動アシスト自転車の発売20周年を迎えた2013年、ヤマハ発動機は「PAS」シリーズ過去最高の販売台数と売上を記録したとか。子育てママを中心に相当の台数が普及しているイメージがあるが、PAS購入者の約8割は初めての電動アシスト自転車だという。近年では通学の学生ら若年層に”電チャリ”として注目されており、今後も電動アシスト自転車は身近な乗り物として増え続けていくようだ。

 そんな電動アシスト自転車のパイオニアであるヤマハPASシリーズの最新2014年モデルが出揃った。トリプルセンサー(トルクセンサー、スピードセンサーに、クランク回転センサーを追加)を搭載するなど、20周年の節目に”パワフルでなめらかな走り”へと大きな進化を果たした2013年モデルに対し、2014年は熟成の年と言える。

 開発テーマは「さらに便利に」。大きな特徴は①トリプルセンサーの全車採用②急速充電器を全車標準装備③オートライト機能の搭載、だ。

 中でも注目は急速充電器。通常の充電器に対し5.0Ahバッテリーで約1.5時間、8.7Ahバッテリーで約2.5時間、12.8Ahバッテリーでは約3.5時間の時間短縮に成功した。5.0Ahバッテリーが残量0の場合、30分で約50%の充電を可能としている。近年では8Ah以上の大容量バッテリーの構成比が高く、充電時間は長時間化する傾向にあったとか。そんな長時間化に対するストレスの声を2014年モデルは解消している。

 他、2014年モデルは「幼児2人乗車基準適合車」や「内装5段変速」、残りアシスト走行可能距離を表示する「3ファンクションメーター」の拡大採用などもポイントとなっている。

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<PAS Kiss mini>前後に幼児2人(ダミー人形)を乗せ、2速ギアで上り坂をゼロ発進する「PAS Kiss mini」。ママさんを中心に普及しているのがよ~くわかる。ちなみに、生身の子どもを乗せている方が、本能でバランスをとってくれるので運転はラクなんだとか。 <PAS Babby>2014年モデルの中で、私・タカハシが個人的に注目している「PAS Babby」。前後にチャイルドシートを付けると幼児2名乗車が可能に。フロントの「ゴツカワバスケット」は約14リットル(約17リットルの大型バスケットもオプションで用意)。

 
某スポーツカーの如く「最新が最良」。まずはお店で体験を!

 ヤマハPASの最新2014年モデル試乗会場。試乗会に参加するといつもそうなのだが、様々な用途に合わせたモデルが多種多様に揃っており、どれに乗ればいいのか迷ってしまう。

 そんな中、今回は写真上、男性モデルさんとともに爽やかなターコイズ・カラーの「PAS Babby」が目を惹いた。2014年モデルより幼児2人同乗が可能となり、子どもの成長に合わせて様々な使用シーンで楽しめそうな”ゴツカワイイ”PAS。20インチの小径タイヤなので重心が低く、ママからすれば子どもの乗せ降りはラクそうだし、何より安心感がある。カタログ写真にもあるように、パパが乗っても違和感はない。で、まずはコイツに乗ってみた。

 ちなみに私、普段自転車に乗ることはほとんどない。当然、電動アシスト自転車は年に2回ほど行われるPASの試乗会で体験するだけだ。毎回、PASの快適な走りに感心させられるのだが、確かに参加回数が増すごとに独特の乗車フィーリングが洗練されていくことを感じる一方、上り坂を音もなくいとも簡単にゼロ発進してくれるのは相変わらず感動モノである。ここまで進化すると、来年モデルは何を改良するのだろう? と余計な心配をしてしまうほど……。

 PASの進化、いや深化は、私の拙い文章でお伝えすることは難しい。「Don’t read. Feel!」である。よって、まずはヤマハPAS取扱店で自ら体験されることをオススメする。現在、店頭では「試乗で納得!」キャンペーンを実施中だ!

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<PAS GEAR cargo>駐車取締りが厳しくなってから宅配業者の重要な乗り物として見かけるようになった「PAS GEAR cargo」。自転車で30kg、リアカー(レバー操作で脱着可能)で120kgの計150kgまで積載可能。電動アシストの威力を遺憾なく発揮! <PAS GEAR-U>シリーズの中で最高の電動アシストレベルを有する「PAS GEAR-U」。”GEAR”のネーミングからもお判りの通り、配達業務などに特化したプロ仕様である。キャリアやスタンドなど、その堅牢な造りに思わず”男惚れ”。

 
=YAMAHA PAS 主な2014年モデル=

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PAS Babby。新たに幼児2人同乗基準に適合した20型モデル。2月28日発売予定。119,700円(税込、以下同様) PAS Kiss mini。スタイリッシュでかっこいい。スーパーエンジェルシート標準装備の20型モデル。136,000円。 PAS Kiss mini XL。スタイリッシュでかっこいい。大容量バッテリー搭載の20型長距離モデル。143,850円。
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PAS Kiss。スタイリッシュでかっこいい。スーパーエンジェルシート標準装備の26型モデル。136,500円。 PAS Raffini L。オンもオフもアクティブに。前後チャイルドシート取り付け可能の26型モデル。122,850円。 PAS CITY-L5。内装5段変速。通学・通勤を快適にする27型カジュアルモデル。114,450円。
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PAS CITI-S5。内装5段変速。通学・通勤を快適にする27型スタイリッシュモデル。109,200円。 PAS ナチュラL デラックス。機能も充実したデラックスデザインモデル。111,300円。 PAS ナチュラL。機能と価格のベストバランスモデル。109,200円。
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PAS ナチュラS。便利な機能が充実したお手頃価格モデル。93,450円 PAS Ami。大人かわいい。ファッショナブルデザインモデル。113,400円。


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