MBHCC C-2

★アフリカ大陸(オンボロ)バスの旅(その8) 
『ナミブ砂漠とウェルウイッチャー』
【前号までのあらずじ】
とあるお客様のアフリカ縦断バイクツアーのサポートカーとして手配を頼まれたミニバスの回送を兼ね、ヨハネスブルグからケニアまで東アフリカ8ヶ国を巡る約1万5千キロにおよぶミニバスツアーを企画。一石二鳥を狙った道祖神の若き辣腕添乗員菊地(現社長)であったが……バイクツアーはドタキャンとなりツアーのみを敢行するハメに。しかもこのミニバスがとんでもないオンボロ、2日間休み無く修理と運転を続ける悪戦苦闘の末1500kmを走破しケープタウンから旅は始まる。すると今までの苦労がウソのように快調に走りはじめ南アフリカの見所を巡る旅が続く。

 満ち足りた1日を過ごしたフィッシュリバーキャニオンを後に、草原に延びるラフロードをソーサスフライへ向かう。
 ナミブ砂漠に続く道の入口にゲートが設けてあり、その周辺にはロッジやガスステーション、キオスクなどがあり、小さな基地になっている。
 ゲートを越えれば世界最高高度を誇るナミブ砂丘が一面に広がる。
ナミビアナミブ砂漠砂丘

見渡す限り一面砂丘。それ以上でもそれ以下でもない。

 途中オリックスやジャッカルなどの動物を見るチャンスにも恵まれた。
 しかし、基本的にはなにもない砂丘に延びる1本の道で、1時間ほど進むと潅木が生えた湿地帯が現われる。
 ここがソーサスフライだ。
 周りは全て砂丘に囲まれた不思議な場所だ。雨季になるとここに湖が出現する。
 世界一高度が高いと言われる砂丘のデユーン45に登った。
快適なキャンプ場

快適なキャンプサイト。アフリカの砂漠でキャンプしてみたくなったら弊社までご一報を。

 巨大な潅木の生える快適なキャンプ場で、陽の沈む頃、皆で近くの砂丘に登り夕日を眺めた。
 まさに至福の時間だ。
 愛車ビーナス号もこのところウソのように調子がいい。
 2日間快適な砂漠のキャンプを楽しんで、大西洋に面した街、スワコップムンドに向かう。
 途中ウェルウイッチャーの自生する地域を通過する。
 ウェルウイッチャーとは、世界でも南西アフリカにしか自生しない一科、一族一種の不思議な植物だ。
 探検家達は人食い植物と呼び、アフリカを紹介する当時の絵地図には盛んに描かれた。
葉長が5mにも成るものは人間の身長を越え迫力がある。
ウェルウイッチャー

昆布ではありません。ウェルウイッチャーです。

 街に近づくと霧が出てきた。大西洋の冷たく冷やされた空気と砂漠の熱い空気がぶつかり、このエリアは1年中霧が出る。
 この街を造ったドイツ人たちはこの気候を愛した。大変美しい街だ。
 こじんまりとした街で、何処へでも歩いて行けるが、自動車修理工場、銀行、ホテル、スーパーマーケットなど必要なモノは全て揃っている。
 街外れのキャンプサイトに荷物を降ろし、スーパーへ買い物に行く。
 南アフリカから豊富な食品や生活用品が大量に入っている巨大なスーパーで肉や米、各種調味料を買い込んだ。
 ここから北に大きな街はビクトリアフォールまで無い。
 焚き火を起こし豪華な夕食を楽しんだ。
 翌日は休息日。ワーゲンのディーラーに愛車ビーナス号を持ち込み、基本的な整備をやってもらった。
(つづく)

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