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★新シリーズ・添乗員ヨッティのバイクツアー裏レポート「賀曽利隆氏と走る ナイロビ→ケープタウン35日間 その4」Vol.17


■前回までのあらすじ
「自分のバイクで走るアフリカ縦断35日間ツアー」ツアーも中盤を過ぎ、世界三大瀑布の1つ、ビクトリアの滝を見学し、ボツワナへ入国。順調に日程が進んでいるように見えるが、実はマラウィ、ザンビアとずっと雨が毎日降り続き、カラハリ砂漠の国ボツワナに入ってもなお、雨は降り続くのであった。さて・・・
その4・雨のち晴のち……まさかの!

 2014年の元旦は、世界遺産のビクトリアの滝で迎えた。しかし、無常にも朝から大雨である。朝ご飯を食べるのも一苦労。雨の中テントを撤収し、バイクに跨るまでにすでに全員ずぶ濡れ。溜息がでるような新年のスタートとなった。

 ジンバブエからボツワナに入国。カラハリ砂漠の国だというのに、空はまっ黒な雲が広がっている。はぁ~・・・。それでも我々は進むしかない。

 ハイウェイを下っていると、道端に象がいた。しばらく走ると、またまた象の親子らしき姿が。最初は珍しいので、わざわざ止まって写真を写していたが、どこまで走ってもずっと象がいる。まるで北海道で見る牛のようなレベル。ここは別名「象街道」とも呼ばれる道だったのだ。

 ハイウェイらしく、道路脇にはベンチと屋根を備えたパーキングがある。しかし、そこには「ここは野生動物エリア。何かあっても自己責任だよ」という立札が。おー、コワイ・・・。そう、象は実は危険な動物なのだ。こんな所ではキャンプはしたくない。先を急ぐ。

 しかし、雨はまだまだ続く。すべての洗濯物、着替えは濡れたまま乾く暇がない。寝袋もテントも水で濡れてずっしりと重い。一番悲惨なのは濡れたままのオフロードブーツで、足の皮は白くふやけてしまった。

 寒い。アフリカがこんなに寒いところだったとは、参加者は夢にも思わなかっただろう。

 ようやく天国は訪れた。ナミビアに入ると、青空が目の前に広がってきた。完全な晴天は、いったい何日ぶりだろう?数えてみたら、雨が降った日は連続18日間。青空がこんなにまぶしいとは。そして、こんなに美しいとは。

 そして、ナミビアのハイライト、ナミブ砂漠へ。実はこのツアーの募集ポスターも、パンフレットで使っている一番大きな写真も、賀曽利さんがナミブの砂丘の前でポーズを決めているシーンだ。ここに行かなきゃこのツアーは嘘である。

 が、しかーし。がび~ん。最近、ナミブ砂漠はバイクでの進入が禁止されたというではないか! ベースキャンプから砂丘の麓までは、舗装道路が敷かれてある。その道路さえも駄目だというのだ。ベースキャンプにはしっかりゲートができていた。

 何てこったい!これは旅程保証として、かなりヤバイのではないか? が、お客様も理解ある方たちで助かった。

「世界遺産になったことだし、乗り入れ規制が厳しくなるのは当然だよね~」


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ゾウ
道路脇に象が出現。

道路横のパーキング
道路横のパーキングにて。「ここは野生動物がいるので何かあっても自己責任ですよ」という立札。

連日の雨
連日の雨で道路は水浸しに・・・。

いつになったら晴れるの?
いつになったら晴れるの?

やっと晴れました
ナミビアでやっと晴れました。南回帰線を示す看板の前で決めポーズ。

ツアーの募集ポスター
今回のツアーの募集ポスター。写っているのはバイクで行くことができなかったナミブの砂丘。

 サポートカーの荷台に無理やり全員乗り込み、無事に砂丘でのご来光を見学することができた。あー、よかった。ゴールのケープタウンはあと少しだ。

(つづく)


ナミブ砂漠
世界遺産となったナミブ砂漠の砂丘にてご来光を拝む。

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