2015年2月12日 

■台湾へ再参入、大型二輪市場でホンダらしい良質なサービスを提供

 ホンダは台湾市場において1961年から現地企業へ技術供与を行なうという形態(TC契約)で、125ccクラスの小型車を中心に現地生産・販売を行ってきた。2003年の契約解消に伴い、台湾での二輪事業は終了していたが、今春より台湾で二輪事業へ再参入、大型二輪車市場へ参入する。2月11日に正式発表した。

 台湾は2002年、WTO(世界貿易機関 )へ加入したことに伴い大型二輪車市場が開放。近年の所得向上、高速道路の法改正などによって、大型二輪車市場は拡大を遂げているという。昨年、250cc以上の大型二輪車市場は前年比24%増加の約1万7,000台に。

 そうした環境の変化を受け、ホンダは北部に2店、中部、南部それぞれ1店ずつ大型二輪車専売店を設立(4月以降順次オープン)。最新技術を投入した新車の販売とアクセサリーの提供を行い、ホンダらしい良質なメンテナンスやアフターサービス、さらには安全運転活動などのサポートも行い、あらゆる面からユーザーに満足してもらえるサービスを提供していくという。

【台灣本田股份有限公司 (Honda Taiwan Co., Ltd. )概要】
設立:2002年2月
代表者:社長 牧野 朗(まきの あきら)
所在地:台湾 台北市
資本金:36億新台湾ドル
出資比率:本田技研工業(株) 100%
事業内容:四輪車および四輪車部品の販売