Hi-Compression Column

ゆきゆきて道祖神


★アフリカ大陸
(オンボロ)バスの旅(その7) 

『フィッシュリバーキャニオンの大きさに驚き、夕陽に感動し、カレーに満足』


(2011年4月22日更新)


【前号までのあらずじ】
とあるお客様のアフリカ縦断バイクツアーのサポートカーとして手配を頼まれたミニバスの回送を兼ね、ヨハネスブルグからケニアまで東アフリカ8ヶ国を巡る約1万5千キロにおよぶミニバスツアーを企画。一石二鳥を狙った道祖神の若き辣腕添乗員菊地(現社長)であったが……バイクツアーはドタキャンとなりツアーのみを敢行するハメに。しかもこのミニバスがとんでもないオンボロ、2日間休み無く修理と運転を続ける悪戦苦闘の末1500kmを走破しケープタウンから旅は始まる。すると今までの苦労がウソのように快調に走りはじめ南アフリカの見所を巡る旅が続く。

温泉リゾートのアイアオを出発し、岩山と草原が繰り返し続く中をひた走りフィッシュリバーキャニオンへ。

舗装路ではなく砂利道だがよく整備されている100キロほどの道だ。

結局道中は1台の車にもすれ違わず、一人の人間にも会うことはなかった。

ナミビアはそれほど人口が少ない。

ダマラランド砂漠

一本道

こんな感じの1本道が100kmほど続きます。しかも対向車はほとんどなし。写真のミニバンは今回の旅のものではありません。こんないい車ではありませんでした……


公園ゲートで入園料を支払う。石造りの立派な管理小屋があり、トイレ、シャワー、キッチンと小さなキヨスクも有る。

ゲートを過ぎると芝生の広がる気持ちいいキャンプサイトが広がる。

ここは何処にでも自由にテントを張ることが出来るので、一旦荷物を降ろしてからそれぞれ思い思いの場所にテントを設営する。

寝床を作ってから車で10分ほどの展望台に向かう。

展望台からの眺望は……広い! 広すぎて対岸までの距離がまったくつかめない。

遥か下に川が流れているのは見えるが、どのくらい距離が有るのか……さすがは世界第2の大渓谷だ。

フィッシュリバーキャニオン

世界で2番目のフィッシュリバーキャニオン。「2番じゃダメなんですか?」と聞かれても「いいんじゃないっすか」と答えたくなるスケール感です。


右上へ

人っこ一人いない展望台でサンドイッチの簡単な昼食を済ませ、下の川までの渓谷トレックに出発する。

いい意味でも悪い意味でもまるで管理はされていないので、柵も無ければロープも何もない。

足を滑らせたら、数百メートル下までまっさかさまなんて場所がいくつも有る。

ここら辺の考え方が、なんでもかんでも管理して「ダメ、危険」の日本とは全く違う。

1時間半ほど掛けて下の川に到着。

暑い! 

川幅も思ったより広く、流れもキツイ。

それでもこの川がこれだけの大渓谷を造ったのかと思うとただ驚く。

皆で水浴びし、持参のりんごを食べて、再び展望台へのキツイ登りだ。

往路の2倍ほど掛けて車を止めた展望台へ戻ると丁度夕日が広がる時間だった。

空の半分ほどを真っ赤に染めた夕焼けが広がっている。

皆無言で立ちすくむ。

アフリカの夕焼けは本当に素晴らしい。

ダマラランドマーク山

ダマラランドマーブル山が夕陽に染まる。死ぬまでに一度くらいは見てみたい、いや見ておきたいのがアフリカの夕陽。ご用命は弊社まで。


キャンプ場に戻り夕飯の支度。

各キャンプサイトにはバーベキューグリルが用意されており、キオスクでは薪も販売されている。

今夜はケープタウンで購入してきた米と日本から持参のカレーを使って、正当カレーライスを作る。

カラダを酷使した後のカレーが美味しくない訳がない。ましてここはナミビアだ。皆で山盛りのカレーを食べ、ビールを飲んだ。

夕飯

キャンプの定番といえばカレーとバーベキュー。この写真はカレーじゃありませんが、イメージということで。


なんと平和で満ち足りた一日だったことか。 

明日はナミビア第二の街、スワコップムンドへ向けて出発だ。

(つづく)

アフリカ、海外バイクツアーといえば
道祖神
特にアフリカと海外バイクバイクツアーに滅法強い、愛と誠意の旅行代理店。一般はもちろん、テレビロケや政府関係など業務関係方面の信頼もあつい。
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詳細はバイクツアー専用ホームページhttp://www.biketour.jp/tour/で。

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