DAEG25の質問 Part1 DAEG概論編

Q1 「DAEGの意味は?」

古代から中世にかけて北ヨーロッパの一部の民族が実際に使用していた「ルーン文字」の中のひとつで、ラテン・アルファベットのDに相当するものです。

Q2 「ダエグという文字を使った意味は?」

読み方であるダエグは、元来Dの音を持つ文字を判別する想起語として付けられたと考えられ、DAYの語源と言われています。

近年では占術のルーツなどとしてダエグは、堅実な成長、着実な進化、そして区切り、終わりと始まり、新しい展開といった意味で使われており、ZRXが変化する今、成熟、飛躍という特徴を端的に表わす一文字として命名したものです。

Q3 「ZRX1200Rからのモデルチェンジで変えたことは?」

性能や機能、デザインを最新のユーザーのニーズ、要望に合わせてアップデートすることです。

  • 今回のグラフィックチェンジから、タンク後部とテールカウルなどにダエグの文字をデザインしたマークが入り、よきアクセントに。

Q4 「変えなかったこととは?」

変えてはならなかったのは「ZRX」であるということです。

Q5 「ZRX1200Rからのモデルチェンジの手法は?」

ダブルクレードルフレーム+並列4気筒エンジンという組み合わせは、日本のスタンダードとして馴染み深く親しまれています。

ZRX1100からZRX1200Rへと続いたZRXはそうした成り立ちを持ち、そうした要望に応えてきました。その中で、最もカワサキらしいバイク、安心できるスタイル、テイスト、必要にして十分なエンジン、車体性能が生む運動性で、支持を頂いてきました。財産となったZRXを今後も継続して国内マーケットに提供し、根強く浸透させていきたいと考えています。

そこで性能、機能、デザインを進化充実させ、正常進化の後継モデルとして開発を進めたのがZRX1200DAEGです。

Q6 「ダエグ開発のポイントは?」

日本専用モデルとして開発を進めたことです。日本のエンジニアが日本のお客様のために、注力して作り込まれた点が大きなポイントです。

  • 2008年3月に発売された前ZRX1200Rの最終モデル(上)と、2009年2月に登場した初代ZRX1200DAEG(下)。大きなポイントである「ZRX」らしさが引き継がれていることがよく分かる。

Q7 「ZRX1100IIのようなミニカウル無しバージョンの可能性は?」

先のことは解りません。現時点でのあくまでも私見ですが、ダエグはカウル内に電装系パーツが多いので、難しいのではないかと。(Q7と次のQ8は、取材現場でKMJ広報の方に電撃的に取材というか、立ち話したおまけです)

  • 初代ZRX1100のノンカウルモデル、ZRX1100IIは1998年に誕生。1200には設定されず。これは2000年の最終型。

Q8 「ZRX1200Sのような本格的なカウル付きモデルの可能性は?」

前作の例もありますから、可能性としてはないとは言えませんが……何とも言えません。(この質問も、取材現場でKMJ広報の方に衝動的に立ち話で聞いたおまけその2です)

  • 2001年に登場した本格的なカウル付きのZRX1200S。このカラーは2004年の最終モデル。

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