スタルクな墨田区で出身地寄りの法則を思う

スカイツリー
あのウンコ────いやフィリップ・スタルクがデザインした建物の向こうに墨田区役所はある。

さあ、次はどこにいこうかと考えた末、墨田区役所に決定!

ええ、東京の地理に詳しい人なら、ここで「んっ?」と思ったことでしょう。

何か忘れてないか。もっと良いルートがあるだろ。突っ込みたいでしょう。

この時ボクは何の疑問も持たず、頭の中は墨田区しかなかった。

朝ご飯も食べていなかったしね、集中力が落ちていたのかもしれない。

途中、墨田区の名物建築物が並んで見えていたので撮影。


なんだか立派なビルの中にあった。

下町のイメージはない。

FORZAから降りてウロウロしたが、こんなのしかなかった。

墨田区役所

カニさんの爪か。レッドスネークカモンなのか。

下には自転車がいっぱい止まっていた。

もっとピリっとしたものはないものか、ビルの反対側へ歩いていった。

お〜、今日も快便だぁ。

そんなことを言いながらも、実はフィリップ・スタルクのデザインは嫌いじゃない。

昔は彼がデザインしたモノを持っていたし。`92年のアルベールビル冬季オリンピックの衣装や聖火台は彼がやったはず。

TVで見ながら「スタルクっぽいなぁ」なんてつぶやいた記憶がある。

そしてバイク乗りとフィリップ・スタルクのデザインといえば───そうこれ

moto6.5

アプリリアのMOTO6.5(笑)。

どうしても車名の後に「(笑)」と付けたくなるバイク。

最近、激安だったらマジメに欲しくて、ちょっと前にミスター・バイクBG誌でやった「いま欲しい絶版車」アンケートにこれを入れていたくらい。

なのにBG編集部の安生さんは「そぉ〜んな、変なバイクだめでしょ」って言われたから外した。

けれど、どこが魅力的かというとやっぱりこのアグリーな姿と高得点のマニアックさ。

手に入れたら、足廻りをもっと現代的で高性能なものに入れ替えて、サーキット走行で遊びたい。

サーキットを走るMOTO6.5というシチュエーションを考えただけで楽しいでしょ。

水冷単気筒にムチを入れモタードのようにドリフトしながら(できないけど)走ったら怖いな。

話を旅日記に戻して、

反対側の階段を登るとそこは開けたスペースがあった。

隅田川沿いで、

下町のこじゃれたウォーターフロントな感じ。

歩きながらキョロキョロしていたら、見つけた。ドーン!

勝 安芳(海舟)先生である。

ウンコビルの方(南)を指さして立っていた。

やっぱりメンドくさがらずに歩いてみるもんだ。

思わず大物をハンティング出来たので納得のホクホク顔でFORZAに跨って次を目指した。


目的の地は、荒川区役所。

上京してからず〜っと23区の南側に住んでいるボクは荒川区を訪れた記憶が少ししかない。

まったく判らない。

いわゆる右も左も判らない地だ。荒川区民のみなさんご免なさい。

勝手に思いついた「地方出身者の法則」というのがあって、東京では、南から出てきた人は、皇居の南側に住むことが多く、北から出てきた人は皇居の北側に住むことが多いというもの。

ボクは九州から出てきた。

今まで住んだことがあるのは、世田谷区、中野区、川崎市多摩区。

狭い範囲だけど知人、友人をリサーチすると南から来た人の多くが確かに都心の南に住んでいる。

潜在意識の中に少しでも故郷の方を向いて住みたいというのがあるのかも。

もちろんイレギュラーもある。

けれど大きな確率的で法則に従っている。

読者のみなさんはいかが?


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