たいへんながらくお待たせいたしました!現在展示されているすべての二輪車です

 なんだかんだとご託を並べても、我々バイク馬鹿の一番のお楽しみは、やはりスズキ歴代バイクの展示。

 取材に伺った2010年末現在、展示されていたバイクの総数は83台。

 市販製品をメインにしたためレーサー系の展示が少なめだが、歴史を飾ったあのマシンやこのマシンも某所できちんと保管されているようなので機会があれば展示されるかも。

 83台の歴代名車が展示されているが、残念ながらまだ揃っていない名車もある。

 主なところでは4気筒250のパイオニアGS250FW、ハンス・ムートがデザインした東京タワーの愛称を持つGSX400X、ライトウエイトスポーツのNZ250S。

 コンディションの良いものを持っているアナタ、寄贈して永久保存してもらいませんか!?

 実物は歴史館でのお楽しみ、ということで展示車のチラ見でご紹介。(だからクリックしても大きくなりません)。


パワーフリーE2
パワーフリーE2(1952年) 自転車に36ccの補助エンジンを装着。ここからスズキバイクの歴史は始まる。
ダイヤモンドフリーDF
ダイヤモンドフリーDF(1953年) 第一回富士登山レース、札幌ー鹿児島縦断テストで話題を集めた。
コレダCO
コレダCO スズキ初の4ストモデル(1954年)。国産量産モデルで初めてスピードメーターを装着。
ダイヤモンドフリー
ダイヤモンドフリー(1956年) 全行程47000km、世界32ヶ国を2年かけて走破した実車。
ミニフリーMF-1
ミニフリーMF-1(1954年) パワーフリー号のモデルチェンジ版。出力が2倍、操縦安定性が向上し再び人気に。
コレダCOX
コレダCOX(1955年) 原付二種誕生により登場したスズキG2モデルの元祖。コックスの愛称で呼ばれた。
コレダ250TT
コレダ250TT(1956年) 巨大なヘッドライトやフィン形状のリアウインカーなど50年代アメ車のイメージ。
コレダTM
コレダTM(1958年) 250モデルのコレダST-6Aに大型のリアキャリアを装着したコレダシリーズのビジネスモデル。
コレダST-6A
コレダST-6A(1959年) 五角のタンクなどオリジナルデザインはジェットラインと呼ばれた。Sマークも初採用。
レダセルツインSB
コレダセルツインSB(1959年) 世界初のセル付き2ストツインモデル。デザインはオリジナルのジェットライン。
コレダ250TB
コレダ250TB(1961年) コレダTAベースのスポーティーバージョン。エンジンもチューンされ2psアップ。
コレダ250TA
コレダ250TA(1960年) 前後連動の油圧式ドラムブレーキを採用したなんとも先進的なビジネスバイク。
スズキモペッドSM-1
スズキモペッドSM-1(1958年) ミニフリーのエンジンをプレスバックボーンに搭載した50スポーツの草分け。
コレダ125SK
コレダ125SK(1962年) 2スト2気筒のツインキャブモデル。スクランブラーのベースとしても人気となった。
セルペットMA-1
セルペットMA-1(1960年) 世界で初めて4速ロータリーミッションにセルモーターを採用したモペッド。
セルペットMD
セルペットMD(1961年) セルペットMAをベースにプレスバックボーンフレームのスポーツモデルに変身。
セルペット80K10
セルペット80K10(1962年) 原付一種のセルペットMDの排気量を80にアップした原付二種バージョン。
セルペット50M30
セルペット50M30(1963年) 自動遠心クラッチを装備したモペッド。タンクはシート下に配置するバーディーの元祖。
U50
U50(1966年) 50クラスでスズキ初のロータリーディスクバルブエンジンを搭載したビジネスモデル。
スポーツ80K11
スポーツ80K11(1965年) セミアップマフラー、ダブルシート、アップハンなどを採用したミニスポーツ。
ウルフ90
ウルフ90(1969年) ツインエンジンを独得のスタイルのトリフォームフレームに搭載。独得なスタイルで人気。
スポーツAS50
スポーツAS50(1968年) Vボーンフレームにロータリーディスクバルブエンジンを搭載したミニスポーツ。
スクランブラーTC250
スクランブラーTC250(1967年) T250ベースのスクランブラー。アメリカ向けを国内でも販売。
RM62
RM62(1962年) マン島TTレース50ccクラスでE・デグナーが優勝。スズキが国際大会で初優勝した実車。
T20
T20(1965年) 二輪車初のCCI、市販車初の6速ミッションを搭載し世界最速の250を目指して開発。
B100
B100(1965年) アルミシリンダーを採用して耐久性が向上。名前はB100だが排気量は118ccあって余裕。
T500
T500(1968年) 当時量産車としては世界最大の2サイクルツインエンジンを搭載したフラッグシップ。
GT750
GT750(1971年) スズキ初のナナハンは、世界初の水冷2ストローク3気筒エンジンを搭載。
RE5
RE5(1974年) 水冷シングルのヴァンケルロータリーエンジンの野心作。デザインはジウジアロー。
GS400
GS400(1976年) スズキ初となる4スト400モデルはDOHC2気筒エンジンを採用でベストセラーに。
ハスラー90
ハスラー90(1970年) スズキ初の本格的な90オフロードモデル。レースを前提にキットパーツも豊富。
ハスラー50
ハスラー50(1972年) オフロードモデルハスラーシリーズの末弟は1972年登場。大きなリアキャリアは標準装備。
ハスラー400
ハスラー400(1976年) モトクロッサーTM400をディチューンした公道版。ジャジャ馬的ハイパワーが人気。
RL250
RL250(1975年) ハスラー250ベースのエンジンを軽量なボディに装備したスズキ唯一のトライアラー。
ミニクロ50
ミニクロ50(1975年) デュアルパーパスミニスポーツで人気のあったミニクロ75の50バージョン。
マメタン50
マメタン50(1977年) 国産初のチョッパースタイルで誕生。エンジンはゼロハンスポーツRG50のディチューン版。
バンバン125
バンバン125(1974年) ハスラー125のエンジンを独得なボディに搭載したレジャーバイク。
GT380
GT380(1972年) ラムエアシステムという独自の冷却システムの3気筒エンジンを搭載した通称サンパチ。
RM250
RM250(1976年) レーサーRH250の市販バージョン。`76年に初登場しスズキモトクロッサーの代名詞。
エポ
エポ(1979年) レジャーモデルながらRG50ベースの5速ミッションエンジンを搭載。オプションも豊富。
ユーディーミニ
ユーディーミニ(1980年) キャッチフレーズは「そよ風、キラキラ」の軽量コンパクトなオートマチックモデル。
ラブ
ラブ(1982年) ブレイク前のマイケルジャクソンがイメージキャラクターを務めたスクーター。
GN125E
GN125E(1983年) 4サイクル単気筒エンジンのアメリカン。中国、ベトナムで末永く生産された。
RG250Γ
RG250Γ(1983年) 市販車世界初の角アルミフレームで登場しブームを起こしたレーサーレプリカ。
RG400Γ
RG400Γ(1985年) ワークスレーサーと同レイアウトのスクエア4エンジンを搭載したレーサーレプリカ。
GSX1100S
GSX1100S(1981年) おなじみのカタナ。展示車は2000年のファイナルエディション、シリアルNo.1100。
カバルケイドGV1400LXE
カバルケイドGV1400LXE(1986年) V4エンジンのグラウンドツアラー。当時国内最大排気量。
VS750イントルーダーエクストラリミテッド
VS750イントルーダーエクストラリミテッド(1986年) メッキを多数施し特別塗装とした豪華仕様の限定モデル

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