いよいよ最終章となったパート3の展示はモトGP元年となった2002年型から始まり、今シーズンを戦った2011年モデルまでが一堂に並べられ、その変遷を間近に見比べられるのはとても興味深い。
各シーズンでの実戦を経て翌シーズンのマシンがどのように進化していったのか。興味深い発見もいろいろあるかもしれない。
バレンティーノ・ロッシによってモトGP初のタイトルをヤマハにもたらした2004年シーズンのマシンはカウルが外され、エンジン、フレームなどのメカニズムの細部までが見られるようになっている。
いよいよ最終章となったパート3の展示はモトGP元年となった2002年型から始まり、今シーズンを戦った2011年モデルまでが一堂に並べられ、その変遷を間近に見比べられるのはとても興味深い。
各シーズンでの実戦を経て翌シーズンのマシンがどのように進化していったのか。興味深い発見もいろいろあるかもしれない。
バレンティーノ・ロッシによってモトGP初のタイトルをヤマハにもたらした2004年シーズンのマシンはカウルが外され、エンジン、フレームなどのメカニズムの細部までが見られるようになっている。
さらに、特別展示として2000年に作られたYZR-M1の試作車両、OW-M1も展示されている。
カウルを外した状態での展示は2ストロークGPマシン、YZR500をベースに設計されたというフレーム形状や並列4気筒の4ストロークエンジンなど、細部のメカニズムも見ることができる。
カーボン地そのままで塗装されていないブラックのマシンは試作車両ならではの迫力を感じさせてくれる。
また、そのほかに注目されるのは1980年に製作された500㏄のV型4気筒試作エンジン「001A」。
そのエンジンのバルブ数は吸気4、排気3の7バルブを採用し、約2万回転、125馬力を発生したのだそうだ。
7バルブを装備したエンジン本体に加えて4バルブのヘッドから5バルブ、6バルブ、そして7バルブまでの各ヘッドも並べて展示されているのが面白い。
[次のページへ]