さて、今回の展示でもう一つ見逃せないのがホンダの協力によって実現したライバル展示だ。
「切磋琢磨~挑戦者たちの再開~」と題された特別展示には、1960年代から2000年代までの各年代におけるヤマハとホンダのライバルマシン、計10台が肩を並べて展示されている。
4ストロークと2ストロークが争った'60年代。ケニー・ロバーツとフレディ・スペンサーが争った'80年代。ウエイン・レイニーとミック・ドゥーハンが競った'90年代。そして、2002年から始まったモトGPのYZR-M1とRC211V、そして’90年代の250㏄クラスのライバルマシン、YZR250とNSR250も。
それぞれのマシンが並んだ姿からは当時の熱いバトルもよみがえってくるというものだ。
メーカーの枠を超えたこうした展示もそれぞれのアプローチの違いなどが見比べられて楽しい。