2018年7月31日

ハーレーダビッドソンが2019年に電動モーターサイクルを市場導入、アジア向けに250~500ccの小排気量モデルを開発

2019年に市場導入されるハーレーダビッドソン初の電動モーターサイクル『LiveWire™』(プロトタイプ)

 ハーレーダビッドソンは日本時間7月30日深夜に中期経営計画 「More Roads to Harley-Davidson」を発表。今後2022年までに積極的な投資とコスト削減、魅力的な新製品導入と店舗体験やディーラー網のさらなる整備を進めることで、2017年比で世界売上高を10億ドル規模で伸長させることを目指すという。その内容は以下の通り(米国発表を基にした要約版プレスリリースより)。

 既存のハーレーダビッドソンオーナーとの強固な結びつきは維持し、日本を含むアジア市場を中心とする次世代ライダー育成を強化し、より手頃で小排気量(250ccから500cc)のモーターサイクルを、インドを皮切りとして戦略的にアジアで生産・販売します※。またかねてより計画中だったハーレーダビッドソン初の電動モーターサイクル『LiveWire™』を、2019年に正式に市場導入いたします※。『LiveWire™』は2022年までにモデル拡充を予定し、より軽く・小さく・手にしやすい製品群化することで、新たなライダーの創出に貢献してまいります。

2022年までに拡充予定の『LiveWire™』画像イメージ

 そして中排気量モデルには、新たなセグメントへの参入となるハーレーダビッドソン初のアドベンチャーツーリングモデル『Harley-Davidson Pan America™ 1250』と、新ストリートファイターモデル(975cc)が2020年に登場するのに加え、2021年には新たな1250ccカスタムモデルを市場導入する計画です。このようにハーレーダビッドソンでは、あらゆる価格帯・ エネルギー源・排気量・ライディングスタイルの多様化を推進し世界中のライダーをこれまで以上に魅了していきます。

2020年に登場予定のアドベンチャー・ツーリング・モーターサイクル『Harley-Davidson Pan America™ 1250』(プロトタイプ)

新ストリートファイターモデル(プロトタイプ)

2021年にデビュー見込みの1250ccカスタムモデル(プロトタイプ)

 また市場志向のアプローチをより推進するため、ハーレーダビッドソンの都市型アパレル専門店を世界規模で開店するほか、世界的なeコマース・プロバイダーとの協業も計画中です。米国HARLEY-DAVIDSON Inc.社長兼CEOのマット・ レバティッチは「発表した大胆なアクションにより、優れた製品開発と製造、世界におけるブランド力、そしてディーラー ネットワークという、ハーレーダビッドソンの幅広い性能と競争力を最大化することが期待できます。ロイヤルライダーの 皆様はもちろん、まだライディングの喜びを考えたこともない未来のライダーの皆様にも、これらの“革命”を通じ新たな 自由を提供できれば幸いです。」と述べました。

日本市場への導入の有無、詳細な導入時期、価格を含めた仕様の詳細は発表日時点で未定。