2019年1月25日

行った年来た年MotoGP Honda篇 

行った年来た年MotoGP Honda篇 ジャーナリスト 西村 章が聞いた 技術者たちの2018年回顧と2019年への抱負

2018年シーズンのHondaは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がMotoGPクラス3連覇となる5回目、通算では7回目の世界タイトルを獲得。チームタイトルとコンストラクターズタイトルも制し、2年連続の三冠を達成した。外から見る限りでは総じて順調に運んだ印象もあるが、じっさいのところは果たしてどうだったのだろうか。陣営全体の陣頭指揮を執るHRCレース運営室室長の桒田哲宏氏と、4月から開発室室長としてハードウェア面を統括する若林慎也氏に、2018年シーズンの推移と2019年の展望をたっぷりと伺ってきた。

●インタビュー・文:西村 章
●取材協力:ホンダ http://www.honda.co.jp/motor/

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Honda

―2018年はライダー、チーム、コンストラクターの三冠を達成しました。盤石の状態で進めることができたシーズンでしたか?

桒田「まったくそんなことはなくて、各社間の力が拮抗した一年でした。2017年はシーズン最終戦までチャンピオンを争ったので、そのときと比べると2018年は盤石だったように見えるのかもしれませんが、他社が力をつけてきた反面、我々は頭ひとつ抜け出そうとしてもなかなかそうはいかず、17年と同様に厳しいシーズンでしたね」

若林「シーズン中盤以降は、他社に対して勝っているところもあったのですが負けているところもあって、その部分で追いつこうと手を打ってきたもののなかなか差を縮められない、そんな状況でしたね」

―勝っている部分、負けていた部分とは?

若林「立ち上がり加速は、ドゥカティに対してちょっと厳しい状態でした」

桒田「加速部分は昔は我々が強かったのですが、今はお株を奪われているのでこのままじゃダメですよね、ということは、たしか2017年も同じような話をしたと思います。2018年のマシンはそこをきっちり手当てするために注力をして、車体とエンジンの双方である程度の差を埋めることはできました。しかし、それでもまだ足りていなくて、いまだに我々の改善点として残っている、というのが現状です」

―逆に、有利なところとはどの部分ですか?

若林「ブレーキングから旋回ですね」

桒田「かつてHondaのバイクはずっと曲がらないといわれていて、コーナリングスピードが速いと言われたことはなかったのですが、一昨年あたりからコーナリングスピードもそこそこ稼げるようになり、2018年も少し良くなりました。ブレーキングから進入が良くならなければコーナリングスピードは稼げないので、そういう意味ではブレーキングからコーナーに入って立ち上がる前までの部分は、我々が他社に対して少し詰められたところだったのかなと思います」

桒田哲宏氏

株式会社ホンダ・レーシング 取締役 レース運営室 室長 桒田哲宏氏。

―もともとHondaの長所だった加速が、他社に対して後塵を拝するようになったのはいつからですか?

桒田「2016年頃でしょうか。逆に言えば、我々はその部分が落ちているという認識があるわけではないんですよ。毎年少しずつ良くなっています。しかし、他社がそれを凌駕する勢いで良くなっているんでしょう。その意味で、ドゥカティの速さが目につくようになってきたのが16年頃だったと思います。彼らはもともとトップスピードは速かったのですが、その部分の差が広がったことがひとつ。さらに、彼らのコーナー出口での加速が16年頃から良くなっていることは我々も認識をしていて、17年はなんとか戦いきったのですが、そこは我々の開発要因になっていました。18年はある程度良くなったものの、まだ足りなかった、という認識ですね」

若林慎也氏

株式会社ホンダ・レーシング 取締役 開発室 室長 若林慎也氏。

―その逆転現象が発生したのは、ECUの共通化も要因なのでしょうか?

桒田「なくはないでしょうね。少なからず影響はあったと思います。あのタイミングで各メーカーが拮抗してきたというのは事実ですから。でも、それだけではなく、開発のアプローチという側面もあると思います。マシン作りでは加速を良くしようとするとどこかが悪くなる。減速を良くしようとすると他の部分が悪くなる。そういうバーターするもの(トレードオフ)があるので、これはあくまで想像ですが、エンジンパフォーマンスに自信のある彼らが、それをどう活かそうかと考えると、あのようなアプローチになるのではないでしょうか」

―2019年からはIMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)も共通化されます。何らかの影響はありそうですか?

桒田「IMUが共通化されてもマシン性能に大きな影響を及ぼすとは、我々は考えていません。あくまでもマシンの状態をセンシングする話で、精度が落ちても工夫してカバーできるので大きな影響はないと思います」

Honda

Honda

―やはり精度は落ちるものなのですか?

若林「落ちるというよりも、違いはあるでしょうね。とはいえ、姿勢を認識するだけ、といえばそれだけの話なので、そのデータをどう使うか、ということですね」

桒田「『こういう数字をアウトプットするんだ』ということがわかれば、ECUの設定を変えれば対応できるので、そう大きな問題ではないだろう……と願っています(笑)」

―2018年に話を戻すと、サマーブレイク以降しばらくは勝てないレースが続きましたが、コンスタントに表彰台を獲ってきました。そういう意味では、うまくシーズンをマネージできていましたか?

桒田「マルク自身は、毎年、シーズンのマネージメントや精神力が成長し進化しているので、それが戦い方にあらわれていましたね。勝ちに行けるときはもちろん狙うけれども、それが難しそうなときは確実に表彰台を狙いに行く、という姿勢が結果に結びつきました。とはいえ、ライダーも我々も拮抗している中で戦っているので、余裕は一切なかったですね」

―特に危機感が強くなった、というときはありましたか?

桒田「一年中です(笑)。 油断したらあっという間に凌駕されてしまうのがこの世界だから、ライバル陣営の本当の実力はランキングやポイント差よりももっと拮抗している、という認識はシーズンを通して変わりませんでしたよ」

Honda

Honda

Honda

Honda

―マルケス選手は、中盤戦以降にスイングアームをカーボン一本に絞りました。カーボン自体は新しい技術ではないとはいえ、なぜここでカーボンが出てきて、なぜ彼はそれを気に入っていたのですか?

若林「あのスイングアームはいいところが結構あるんです。重量だけではなくて、旋回性にも効果があっていい要素が多いので、マルクも『こっちを使いたい』と言ってくれたのだと思います」

桒田「自分たちはこれがいいと思って使っていたとしても、ずっとそればかり使い続けると、あるところでは良くてもあるところでは良くないということに気づかないかもしれない。そういうことのないように、最後まできちんと確認を続けました。サーキットによってカーボンとアルミの差が大きく出たり小さくなることがあるのは事実なので、ライダーが疑心暗鬼の状態で使うことのないように、どこで使っても大丈夫だと確信できるまでは行ったり来たりを繰り返していました。
あと、ものづくりという面では、安全性と品質が最も重要な要素です。自分たちもライダーもチームも、自信を持って『これで大丈夫』と確認を取れたのが中盤戦でした」

―カーボンとアルミの違いは、ライダーのフィーリングが自信に影響を与えるものなのですか。あるいは、データとして有意な差があるものなのですか?

桒田「そこ(データの差)がなければ、やっていないですよ。ライダーの感じるフィーリングだけではなくて、いろいろと解析していく中で我々も自信を持つことが必要じゃないですか。単純なものではありませんが、解析上でも良くなっていると出ているのでその方向で進めていきました」

―ペドロサ選手は、やや遅れて採用しましたね。

桒田「ダニはもともと慎重派なので、少し時間がかかりました。しかし、最終的には使ってくれていました」

―2018年シーズン中には、マルケス選手が「2014年のバイクがベストだ」とコメントしたことがありました。この発言を聞いて、どう感じますか?

桒田「バイクがいい、というのは語弊があるかもしれませんね。2014年のマルクは連勝を重ねていたので、彼はライバルたちとのマシン的なポテンシャルの差を感じていて、その部分に関する発言だったのだと思います。2014年と今のバイクでは、タイヤも制御も異なるので比べようがないんです。おそらく、他社との競争力差を比較したときに2014年がベストだった、ということを言っているのではないか、と個人的には思っています。少なくともマシンのポテンシャルは年々良くなっている、と我々は認識しています」

マルク・マルケス。

マルク・マルケス。

―2018年に三冠を獲得したことで、Hondaのマシンが一番優秀だという実感はありますか?

若林「結果としては三冠を獲得しましたが、いちばん最初に言ったように、勝っている部分と負けている部分があって、今は勝っているところを伸ばしながら負けているところを改善する過程にあります。そこで自分たちのマシンがいいと思ってしまうと、そこで成長は止まってしまいます。我々は常に、もっと上を目指し続けなければならないと考えています」

桒田「リザルトというものは、ライダーがありチームがありマシンがあり、この三者の総合結果としてあらわれるものです。だから、マシンだけを取り出して云々してもあまり意味がないと思うんです。たとえば、結果で負けているときに『Hondaのマシンがトータルパッケージとして一番だった』といわれても全然うれしくないですよ。全戦全勝してランキングでも1-2を占めることができれば、きっとそう評価してもらえるでしょうから、ベストマシンと言われるようにがんばり続けるだけですね」

―Honda全体で見てみると、チャンピオンを獲得したマルケス選手に次ぐHonda陣営2番手のクラッチロー選手は、終盤に負傷で戦線を離脱したとはいえ、他のライバル陣営に少し水をあけられた格好で、マルケス選手の孤軍奮闘という印象も残りました。

カル・クラッチロー

カル・クラッチロー。

桒田「ライダーは皆がんばってくれているので、そのがんばりに応えられるマシンを我々が用意できるかどうかが結果に影響します。カルは、最後にケガがなければもっといいリザルトだったことは間違いありません。ダニに関しては、彼が気持ちよく走れるマシンを我々が用意できなかったことがこの結果になってしまった、という思いが我々の側にあり、その意味で悔いの残る結果にはなりました」

―Repsol Honda Teamは2018年からアルベルト・プーチ氏がチームマネージャーに就任しました。この一年間、彼のチーム運営はどうでしたか?

桒田「彼はライダー出身なので、ライダーの心理状態を良く理解できます。また、チーム運営や選手育成など豊富な経験の持ち主なので、プロフェッショナルなチーム作りは彼の長所だと思っています。そこに関しては、いい結果を出せました」

アルベルト・プーチ。

アルベルト・プーチ(右から2人目)。

―日本ではあまり知られていなかったことですが、プーチ氏とペドロサ選手の確執は欧州メディアでよく話題になりました。チーム運営にふたりの関係は影響しましたか?

桒田「仮にそういうものがあったとするならば、我々はアルベルトをマネージャーとして雇っていません。チームマネージャーとして両ライダーに公平に接することができない状態であったのならば、彼にチーム運営をやってもらっていませんよ。私はふたりの間に確執があったとは思っていないし、それを感じたことも一度もありません」

ダニ・ペドロサ

ダニ・ペドロサ。

―ペドロサ選手はシーズン序盤に転倒して手術を行い、そのために出足が遅れてしまったことも一年間の成績には影響があったように思えます。

桒田「そうですね。その影響は、やはりゼロではなかったと思います。ただし、彼の体調が回復してからも本来の結果を残せなかったので、そこは我々の反省点です」

―なぜ彼はそんなに苦労をしてしまったのですか?

桒田「一年かけてマシンを熟成していくなかで、最初につまずいて出遅れてしまったことがひとつ。また、いつも彼が感じていたマシン操縦の自信を得るうえで、我々のアプローチがうまくまとめきれなかったのかもしれません。最後の最後は徐々に良くなってきましたが、それでも望む結果にはならなかったので、非常に悔いが残りますね」

―ザクセンリンクでの引退発表を受けて、どう感じましたか? 

桒田「ダニは18年間もの長い間、HRCと仕事をしてくれました。我々は彼からもらったものがたくさんあります。MotoGPのバイク作りでも、いろんなライダーが関わってきたなかで、彼が一番関与してくれた期間が長いんです。マシンの戦闘力向上に、非常に大きな貢献を果たしてくれました。最後のシーズンにいい結果を残してあげられなかったのは残念ですが、ダニに対してはただただ、感謝の念だけですね」

若林「私は2005年まで5気筒(RC211V)を担当していて、2006年にダニがMotoGPにあがってきたときに朝霞に戻ることになったので、彼とは一緒に仕事していなかったんです。今回、やっとダニと仕事をすることになったとたんに引退なので、残念だし寂しいですね」

―彼がKTMのテストライダーになったのは、HRCとしてはやはり残念ですよね。

桒田「それはダニが決めたことだし、ダニの人生です。我々は彼の意志決定を常にリスペクトしているので、残念だと思わないし、むしろそう思ってはいけないとも思います。彼のこれからの人生がいいものであってほしい。それを実現するための選択なのであれば、我々は心からエールを贈ります」

―去る者がいれば来る者もいます。2019年からRepsol Honda Teamに加入するホルヘ・ロレンソ選手は、2018年末のバレンシアとヘレステストを終えて、どんな印象でしたか?

桒田「当たり前ですが、ホルヘはワールドチャンピオンです。非常にストイックで、プロ意識の高い選手だという印象を受けました。細かいところまで自分の理想を持っていて、自分が100パーセントの力を発揮するために遠慮や妥協は一切ありません。プロフェッショナル感溢れるライダーですね。チームが変われば、最初はやらなければならないことが増えるものですが、臆することなく目標に向かって突き進んでいます。それがチャンピオンを獲る必要条件のひとつなのかもしれませんね」

ホルヘ・ロレンソ

ホルヘ・ロレンソ。

―2回のテストを終えて、彼の順応性はどうでしたか?

桒田「順応性が悪かったなら、あのタイムでは走れていませんよ。順応性、ということについていえば、ライダー側のアプローチもありますが、我々側の順応性も重要です。我々としては、近年ではあまりお目にかかったことのないライディングスタイルで、そのようなライダーに対してどんなモノを供給していけばいいのかという点で、我々の順応性も試されています。ホルヘは、我々のマシンの良いところと悪いところを把握し、順応して走っていると思いますね」

若林「我々も、どんどん進化をしていかなければなりません。ライダーの要求に応える形で努力を続けるだけですね。安心して走りに集中できるようマシンの信頼感が増えるパーツを、できるだけ早く供給するようにがんばっています」

桒田「ホルヘが来た今も、来る前でも、我々はそこは変わらず同じ姿勢ですよ」

―ロレンソ選手は、Honda初年度にどこまで成績を残せると考えていますか?

桒田「我々は、彼にチャンピオン争いをしてもらうために来てもらったので、それが目標ですよ。さっきも言いましたが、1-2を獲るのが我々の目標です。その目標はホルヘがいなければ実現できないし、そのために彼と契約したわけですから。それができなかったのなら、我々の力が足りなかったと考えなければならないと思います」

―2019年はRepsol Honda TeamとLCR Hondaの2チーム4台体制です。クラッチロー選手は、Repsol Honda Teamの両選手と同じマシンからの走り出しになるのですか?

桒田「エンジンは同じですが、マシン全体としては、各ライダーにベストなモノを提供していくつもりです。カルがどんな仕様を選ぶか未定の部分もあるので、マルクやホルヘと同じになるかもしれないし違うかもしれない。そこはまだわかりませんね」

―パーツ供給の順番としては、Repsol Honda Teamの2台よりも少し遅れる格好でクラッチロー選手に入っていくことになるのですか?

桒田「当然ながらプライオリティはあるのですが、同じファクトリーマシンを投入するので、供給できるようになれば必要に応じて順次供給していきます」

中上貴晶

中上貴晶。

―中上選手は、最初から最後まで2018年仕様ですね。

桒田「そうですね。今のレギュレーション上、シーズン途中にエンジンを変えることはできませんからね」

―Repsol Honda Teamは1-2が目標ということでしたが、LCR Hondaの両選手についてはどうでしょうか。

桒田「カルはランキング6位以内に入ってほしいと思っています。ファクトリーチームは上位4メーカーで8台ですが、カルはこの中に食い込んでもらいたいし、それをできる実力の持ち主です。タカは、今年が勝負の年です。毎レース、トップテン圏内に入ってほしいし、可能ならば表彰台に近いところで走ってほしいですね。ファクトリーだけで6メーカー12台いるので厳しい目標ですが、2018年は後半に良くなってQ2にも進出しているので、トップテン入りは夢ではないと思います」

―Moto3についても少し聞かせてください。2017年はHondaの圧勝でしたが、2018年はKTMとの接戦になりました。これはKTMが良くなってきたからなのか、それとも、あくまでもライダー同士のコンペティションの結果なのでしょうか?

若林「マシン面では、17年に対して18年は進歩をしています。結果的にKTMに対してかなり厳しい状況になりましたが、これについてもMotoGPと同じで、我々の強みと弱みを把握し、弱点を改善していく方向で進めていきます」

―それはつまり、若林さんが考えていた以上にKTMの伸び幅が大きかった、ということですか?

若林「結果的には、そういうことですね」

桒田「17年の我々ができすぎだったのかもしれませんね。Moto3はマシンのパフォーマンスも影響しますが、ライダーのパフォーマンス面も大きいカテゴリーです。猛者揃いで毎戦ものすごいバトルになりますが、コンストラクターズとしての視点で見ると、KTMが追いつけ追い越せでやって来て、若林が言ったように彼らの伸び幅が我々の想定よりも大きかった、という面は否めません」

―HondaのMoto3マシンについて、改善すべき点はどんなところですか?

若林「エンジンの動力性能と空力面を向上させたいです。旋回性は、MotoGP同様に今は強みなので、そこを伸ばしながら弱いところを補強していくという方向です。トータル性能を上げるために、いろんな部分に手を入れていきます

―SBKについては、HRCはどこまで関与していくのですか?

桒田「既報のとおり、我々はマシンを供給し、モリワキさんがチームを運営することになります」

―ファクトリーマシン、と言っても差し支えないのでしょうか。

桒田「HRCは去年までSBKに関わっていなかったのですが、レギュレーションはともかく車輌面では全日本や8耐と同じなので、重要な位置づけのカテゴリーです。したがって、技術面では我々もサポートをする格好でSBKに関与していきます。イメージとしては、MotoGPのサテライトチームに近い関わり方と考えていただければいいと思います。ライダーは清成とレオンなので、表彰台は狙えます。私も何度か、レース現場に足を運ぶ予定です」

―鈴鹿8耐に、MotoGPから誰かが参戦する可能性はありますか?

桒田「そこはまだなんともいえないですね。ライダーの層の厚さは8耐の重要な要素なので、いろんなライダーに声をかけて最強のラインナップを揃えたいと思っています。MotoGPに限らずMoto2や他のカテゴリーにも才能のある選手はたくさんいるので、ベストの選択をしたいですね」

―2018年は1チーム体制でしたが、2019年は2チームに増やす可能性はありますか?

桒田「2チームは難しいでしょうね。1チームに集中することになると思います」

Honda

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