2019年5月17日

残念ながらロードライダー誌が休刊中の今、“てっぺーさん”の原稿がリアルに読めるのは「SOB」だけ

「SOB ♯007」

今から25年ほど前の某四輪雑誌での企画。活動の舞台を日本から海外へ移したパイオニア的存在だった生沢徹氏と、全日本ロードレース選手権の最高峰500ccクラスを弱冠18歳でいきなりチャンピオンを獲得してみせ、世界GPへ挑戦する直前だったノリックこと阿部典史氏による“新旧レーサー対談”的内容だった。当時すでに大御所として悠々自適な生活を送っていたと思われる生沢氏と、四輪免許を取得して早くもシボレー・アストロを乗りこなしながらまだあどけなさも残っていたノリックという異色の対面は、当時の二輪四輪業界に大きなインパクトを与えた。その対談のまとめ&撮影を行っていたのが両氏に太いパイプをもち、ミスター・バイクのOBにしてホーリング・チーム「金玉ロケット」率いる“てっぺーさん”こと中尾省吾氏だった。そんな氏が“編集短”を務めるフォト・マガジン「Son of Bike」、ダートトラックやパイクスピークのネタが詰まった第7弾が発売中。200円。読売巨人軍現役時代だった篠塚和典の帰宅を偶然居合わせた小学生のファンと一緒に待っていた企画が印象に残るロードライダー誌が残念ながら休刊中の今、てっぺーさんの原稿がリアルに読めるのはSOBだけ。

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